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デザイナーにとって名刺は、自己紹介の役割としてだけではなく、個性やスキルをアピールできる大切なツールです。デザイナーらしくデザイン性の高い名刺を作ってアピールしたい!と考える人もいるのではないでしょうか。
名刺は、氏名や連絡先など記載すべき情報があり、デザインとのバランスが取れていなければ、受け取る相手に伝えたい情報が届きません。この記事では、デザイナーが名刺を通じてビジネスチャンスを広げるために、やってはいけないことと改善ポイントについて解説します。
目次
名刺は単なる自己紹介のカードとしてだけではなく、信頼関係の構築やブランディングに役立つアイテムです。ここでは、デザイナーが名刺をもつことで得られるメリットを紹介します。
名刺には氏名や肩書き、住所などビジネスに関する情報を掲載するため、初対面の相手にどのような仕事をしているのかを明確に伝えることが可能です。とくにフリーランスのデザイナーの場合、会社の看板がないため、名刺の有無が信用度に大きく影響することがあります。
デザイナーの名刺は、自分のデザインスキルや個性を表現するアイテムです。配色やフォントの選び方、レイアウトなどを工夫することで、ポートフォリオとして活用できます。遊び心のあるデザインなら、アイスブレイクのネタとしても使うことが可能です。
名刺交換を通じて人脈が広がり、仕事を紹介してもらえる可能性が高まります。とくにセミナーや勉強会では、ふだんの仕事ではつながりのない人とも出会えるチャンスです。
ここからは、デザイナーの名刺デザインにおすすめしたいデザインのアイデアを紹介します。
ミニマルデザインは、余白を活用したシンプルなデザインを指します。とくに単色デザインは印刷コストを抑えつつ、スタイリッシュに仕上げることが可能です。シンプルな表現で個性を演出したい人におすすめです。
イラストレーター向けのデザインとして、オリジナルの手書きフォントやイラストを入れたデザインもおすすめです。自分で描いたイラストは唯一無二のもので、他のデザイナーとの差別化ができ、親しみやすい雰囲気を与えることができます。あたたかみのあるデザインを求めているクライアントにアピールすることが可能です。
用紙や加工を工夫することで、より印象に残るデザインに仕上げることが可能です。たとえば以下のような加工方法があります。
用紙には、厚みや手触りなどさまざまな種類があるのでデザインにあわせて選んでみてもよいでしょう。
名刺にQRコードを記載し、ポートフォリオやSNSへと誘導する方法も増えています。URLを手入力する手間を省けるため、名刺交換後もスムーズに見てもらいたい情報を見てもらえるメリットがあります。
ここでは名刺のデザインを考えるときに、避けてほしいことや改善ポイントを紹介します。
おしゃれなフォントを使いたくなりますが、可読性が低くなり、相手に正しく届かなくなる可能性があります。一般的には「明朝体」「ゴシック体」が読みやすいです。背景色とのコントラストも意識しましょう。
デザイナーの名刺には、ポートフォリオサイトや各SNSのアカウント情報を掲載したくなります。しかし、あまりにも詰め込むと見づらくなるため注意が必要です。こうした情報は、QRコードにまとめて、必要な情報のみ記載するのがおすすめです。
ユニークなサイズや形状の名刺はインパクトはありますが、受け取る相手に配慮することも大切です。ビジネス用途なら、一般的な名刺サイズの「55mm×91mm」を選びましょう。個性を出すなら、素材や加工で工夫するのがおすすめです。
クリエイティブすぎる名刺は、誰の名刺かわかりにくく、情報が伝わりにくいため注意が必要です。とくに企業に渡す名刺には、デザイン性よりも情報のわかりやすさを重視してデザインすることが大切です。
名刺には氏名や住所などの情報を記載します。しかし、フリーランスデザイナーだと自宅住所や電話番号などの掲載に抵抗がある人もいるでしょう。ここでは、デザイナー向けに名刺に記載すべき情報と注意点について解説します。
名刺に記載する氏名はペンネームでも問題はありません。とくに女性フリーランスの場合、本名の記載は防犯対策として、ペンネームを記載するほうが安心です。
企業間の取引では、源泉徴収などの関係であとから本名を提示する機会があります。ペンネームと本名を併記したデザインなど、営業用と個人用の名刺を用意してもいいかもしれません。
デザイナーの場合、WebデザインとUI/UXデザインなど複数の依頼に対応している人も少なくありません。複数の肩書きは依頼するときに迷ってしまうため、得意分野や大きく受注したい分野に絞り込みましょう。
肩書きに縛られたくないときは「Webクリエイター」と総括するイメージをもつ肩書を使うのもおすすめです。
必ず連絡が取れる仕事用のメールアドレスや仕事用の電話番号を記載します。格安SIMで仕事用の番号を取得するのもおすすめです。
ただし、電話連絡がほとんどないなら、ChatworkやSlackなどビジネスチャットツールのアカウントを掲載する方法もあります。
個人のフリーランスデザイナーの場合、住所は記載しなくてもいいでしょう。信用度を高めるために住所を記載するなら、バーチャルオフィスの住所がおすすめです。プライバシーを守りつつ、クライアントに安心感を与えることができます。
デザイナーの名刺には実績として、ポートフォリオサイトのURLを掲載しましょう。QRコードを活用するとスマホで読み取ってもらいやすくなります。QRコードはカラーだと読み取りに支障をきたすことがあるため、モノクロがおすすめです。URL短縮ツールを使うと、QRコードを小さくできます。
デザイナーが名刺をつくるときに役立つ参考サイトとツールを紹介します。
▲出典:Canva
『Canva』はおしゃれな名刺デザインのテンプレートが豊富です。テンプレートをデザインしているのは『Canva』に承認された「Canvaクリエイター」。トレンドデザインを採用したおしゃれな名刺デザインをチェックできます。デザイナーとして『Canva』への掲載を目指してみましょう。
▲出典:Pinterest
『Pinterest』は、画像や動画などアイデアを発見・整理するツールです。「名刺デザイン」で検索をすると、国内外のおしゃれな名刺デザインをチェックできます。たくさんの作品からインスピレーションを受けて、自分の名刺デザインに活かしてみてください。
▲出典:Behance
『Behance』とは、アドビが運営するクリエイター向けのSNSです。世界中のクリエイターが自身の作品を公開しています。「Business card」で検索すると海外の名刺デザインをチェックすることが可能です。日本の名刺デザインとは違う個性的な要素を取り入れたい人におすすめです。
デザイナーならではのオリジナル名刺をつくるためのポイントを紹介します。
名刺に載せる情報は、情報の可読性を高めるため、文字の配置や視線の流れを意識したレイアウトを組むことが大切です。
どんな仕事をしているのか、一目で伝わることを考えて掲載する情報を配置します。レイアウトを工夫することでデザイナーとしてのスキルを示すことも可能です。
企業向けの名刺デザインなら、ビジネス用でよく使われる「明朝体」や「ゴシック体」、カジュアルなシーンで使用する名刺は、手書き風のフォントなど目的やターゲットに合わせて選びましょう。背景色とのコントラストをつけて、色数は3色以下に抑えるとバランスがとれて統一感もでます。
伝えたい情報に優先順位をつけ、目立たせたい情報はフォントサイズを大きく、補足情報はは小さくすると視認性が高まります。
名刺のデザインを制作したら、印刷会社へ印刷を依頼します。
名刺の入稿データには規定があります。
解像度が高ければ鮮明になるわけではありません。カラーモードもRGBのまま印刷すると全体的にくすんだ色になってしまいます。文字化け防止にフォントはアウトラインを取っておくことも忘れないでください。また、印刷後に裁断があります。デザインがカットされないように塗り足し部分も入れておきましょう。
名刺に使われる紙は、さまざまな種類があります。光沢のない手触り感のある「マット系」や、ツヤのある「コート系」で同じ印刷でも雰囲気が変わるので、色の表現にこだわる人は印刷会社に確認しましょう。
用紙の選択によっては希望の加工ができなかったり、コストがかかったりすることがあります。
フリーランスデザイナーの場合、少ない枚数の印刷に対応した「オンデマンド印刷」がおすすめです。『ラクスル』や『プリントパック』などオンライン印刷サービスでも受け付けています。コストを抑えつつ手軽に印刷を依頼できます。
名刺を受け取った相手は、デザインからデザイナーの印象やスキルを判断します。ここではデザイナーが名刺を活用して案件獲得につなげるための方法を解説します。
目的別に名刺をデザインしておくと、それぞれのシーンで使い分けやすくなります。たとえばデザイナー同士の交流用には、クリエイティブなデザインの名刺が効果的です。対して企業担当者が集まるイベントでは、シンプルなデザインの名刺を用意しておくことで信頼性を高めることができます。
名刺に掲載するポートフォリオサイトやSNSから、収集できるデータを分析して営業活動につなげることができます。たとえば、イベントで多くの人と名刺を交換したあとに、ポートフォリオサイトへのアクセス数をチェックします。アクセス数によって別の営業活動につなげるわけです。SNSのフォロワーも増えているか確認しましょう。
自分でデザインした名刺も立派な実績です。コンセプトを決めて工夫したデザインはポートフォリオにも掲載して、そのスキルをアピールしてください。
ビジネス用とイベント用に2パターンのデザインを制作したのなら、用途別の制作プロセスを解説します。ただのデザインではなく、案件獲得につなげるためにデザインすることが大切です。
デザイナーにとって名刺は、自己紹介ツールとしてだけではなく、ポートフォリオとしての役割もあります。案件獲得につなげるためには、デザインの基本を抑えて制作することが大切です。
名刺を活用した対面の営業活動も大切ですが、仕事をしながらだと営業活動もむずかしいことがあるでしょう。フリーランスデザイナー専門のエージェントサービス『クロスデザイナー』なら、スキルレベルにあった案件を紹介してもらえます。自分の代わりに営業活動をしてくれるため、働きながら案件を獲得することが可能です。
案件獲得の経路は複数持つことが大切です。フリーランス・副業人材向けの案件検索プラットフォーム『Workship』にもデザイナー向けの案件がたくさん掲載されています。
▲出典:Workship
『Workship』は、フリーランス・副業向けマッチングサービスです。
公開案件の80%以上がリモートOKと働く場所を選ばず、エンジニア、デザイナー、マーケター、ディレクター、編集者、ライター、セールス、人事広報など、さまざまな職種の案件が紹介されています。
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(執筆:吉永ゆくら、編集:猫宮しろ)