DevOpsを導入するときに気をつけるべき5つのこと

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「DevOps」というソフトウェア開発手法が、近年注目を集めています。DevOpsはアジャイル開発のためのインフラで、分野横断的なチームを形成しシステムを最適化することを指します。

難しく聞こえるかもしれませんが、要するに「開発チーム(Development)と運用チーム(Operations)が互いに協力し合い、開発スピードを早めること」です。より効率的に、より素早く新しい機能/サービスをリリースするために用いられます。

一見よさそうなDevOpsですが、多くの問題もあります。この記事ではDevOpsを導入するときに気をつけるべき5つのことをご紹介します。

1. レガシー・アプリケーションを廃止する

DevOpsには「レガシー・アプリケーション」に関する問題があります。

レガシー・アプリケーションとは、DevOps登場以前に開発されたアプリのこと。開発チーム側、運用チーム側どちらかに寄っているアプリも多く、DevOpsで利用するのは簡単ではありません。

じつはこの問題を、根本から解決する方法はありません。DevOpsにおいて、どうにかレガシー・アプリケーションを使おうとするチームもありますが、段階的に廃止するのがおすすめです。

2. 動作テストを忘れずに行う

DevOpsはより素早く多くのプロダクトを開発することが目的ですが、それゆえに動作テストは忘れられてしまいがちです。

しかしサイバー犯罪が増え続ける昨今において、穴を未然に塞いでおくことは大切です。

DevOps用に作成されたテストツールも存在するので、導入を検討してみましょう。

3. チームメンバーにDevOpsに関する研修を受けてもらう

DevOpsはトレンドの開発手法ではありますが、チームメンバー全員がDevOpsに精通していることは少ないでしょう。

ある調査によると、DevOpsを取り入れた企業の従業員うち、60%が「DevOpsに関する適切な研修を受けていない」と述べています。これではDevOpsの実施に支障をきたしかねません。

チームに適切な研修を施し、DevOpsを実施するための最適な体制をつくりましょう。

4. チームの目的にマッチするツールを導入する

DevOpsを実施するときに多くの企業は、必要以上のツールを一度に取り入れてしまいがちです。

DevOpsを取り入れる企業にありがちなのが「シャイニー・オブジェクト症候群」と呼ばれる状況。理由もなく「最新の人気ツールだから」という理由でツールを取り入れてしまうことです。

もちろんツールは大切なリソースですが、チームの目的にあわせて適切な数を導入すべきでしょう。

5. まずは経営陣がDevOpsをサポートする

DevOpsを取り入れるには、企業そのものの文化的な変化が必要です。チーム内だけでなく、企業の上層部までDevOpsの文化を共有し、サポート体制を築いていく必要があるでしょう。

DevOpsの社内普及は、まずは経営陣がサポートしましょう。トップダウンで文化が広まったのちに、チームごとに最適化された運用が行われていきます。

まとめ

DevOpsはそもそも曖昧な概念であり「正解」はありません。DevOpsはすべての課題を解決する万人向けのソリューションではありませんし、利益をいきなりアップさせることもできません。

DevOpsは、ビジネスのマインドセットを変えるためのものです。開発チームと運用チームがともに働き、ともに鼓舞し合い、コミュニケーションを円滑化し、より多くのプロダクトを開発しましょう。

そうすれば、あなたのDevOpsチームは「成功した」といえるかもしれません。

 

執筆:Ashley Cheng
翻訳:Sugita Mariko
編集:内田一良(じきるう)

 

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