エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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「収支報告書などの資料を作りたいけれど、Excel(エクセル)で見やすい資料を作れる自信がない!」という方へ。
この記事では、エクセルで資料を作成するときの基本設定と実際の作り方を、わかりやすく解説します。さらに後半は、よりレベルの高い資料にするためのチェック項目をご紹介。エクセルは使えるけど、関数などの知識が不足していて資料作成が不安な方はぜひご一読ください!
資料を作成する前に、まずは行間の設定をします。デフォルトの13.5(18ピクセル)では、行間が狭すぎて見やすい資料にならないので、16(22ピクセル)以上に設定を変更しましょう。行間がデフォルトの13.5(18ピクセル)でも、PCでは見づらさを感じないかもしれませんが、印刷すると見づらくなります。
また、行間にあわせてフォントサイズも見やすいサイズに調整しましょう。フォントサイズはデフォルトが「11」で、それ以上であれば見やすいと思いますが、資料全体のレイアウトや文章量に左右されます。作成する資料の種類や、資料を使用する場面に合わせて、設定しましょう。
非表示機能とは、ひとつの行や列を削除するのではなく、非表示にするというエクセルの機能です。資料作成時には、非表示機能を使わないことをおすすめします。
非表示機能を使うと、隠れているだけなのでコピー&ペースト時にコピーした値が消えてしまったり、列の番号を間違えてカウントしてしまったりして、良いことナシです。非表示機能は使わずに、列や行そのものを削除したり、別のシートに情報を貼り付けておいたりすると便利です。
資料が完成に近づいてきたら、グリット線をあえて消して全体の見え方を調整しましょう。画面上のグリット線は印刷したら表示されませんから、出来上がりを意識して作成するには画面上から線を消してしまうのが一番です。
エクセル「表示」タブの「目盛線」という項目のチェックをはずすことで、グリット線を画面上から消すことができます。
セルに色をつけたり、文字の大きさやフォントを変更したり、罫線をつけたりする「セルの書式設定」を「Ctrl+1」で開けます。通常は右クリックで開くのですが、このショートカットキーを知っているだけで、エクセルがより便利になりますね。
「Ctrl+F」で、膨大なデータのなかから特定の文字列を探す検索機能を立ち上げることができます。
エクセルのシートを2枚にしたい、複数のシートを管理したいときにおすすめなのが「Shift+F11」のショートカット。シートの追加が簡単になります。
エクセルでの作業で使えるショートカットキー。ひとつ上のセルをコピーしたり、ひとつ左のセルをコピーします。いちいちカーソルを動かす必要がないので、作業がさらに効率的になりますね。
「Shift+F2」で、セルにコメントを挿入できます。右クリックメニューから「コメントの挿入」を選ぶ手間が省けて、スピードのはやい資料作成につながりますね。
収支報告書の例でも使っていますが、合計を出したいときは SUM関数を使いましょう。「=」のあとに「SUM」と入力し、カッコ内にセルを入力します。(例:=SUM(A4:A20) A4からA20までの合計を計算する)
SUMIF関数とは、指定された範囲の数値合計を出す関数です。
「=」のあとに「SUMIF」と入力し、カッコ内には (指定したい範囲の最初のセル:最後のセル,検索条件のセル,合計範囲内の最初のセル:最後のセル) を入力します。
例えば、B2から B25 までの中で、A16 の項目を検索し、C2 から C25までの中で該当する数値の合計を、B12 に入力したいときは、(例: =SUMIF(B2:B25,A16,C2:C25) B2からB25までの中からA16の項目を検索、C2〜C25までの中で、該当する数値合計)
COUNTIF関数は、指定された範囲の検索に該当するセルを数える関数です。
「=」のあとに「COUNTIF」と入力し、そのあと (最初のセル:最後のセル,検索条件のセル)を入れます。
(例:=COUNTIF(A4:A20,A10) A4からA20までで、A10の項目を検索して該当するセルの数の合計を入力する)
「いつ誰が、何のために作ったのか」という情報は、どの資料にもつけるべき情報です。これらを明確にしてタイトルやファイル名に記入することで、あとで資料を探すのが格段に楽になります。
逆にこれを書かないと、資料自体の信ぴょう性がなくなってしまうこともあります。資料の必須条件として、資料作成時を明確にタイトルに記述しておくことはとても大事です。
資料を印刷する場合、はじめて見た人が紙の資料を目の前にして、ストレスなく読めるかはとても重要なポイントです。文字の大きさ、行間の広さ、情報の詰め込み具合、見出し項目のわかりやすさなど、多くの要素が関係してきます。
なかでも、写真や表などの「色」について注意が必要です。カラフルな色をつけたとき、カラーコピーは問題ないですが、モノクロの場合は色そのものでなく「色の濃さ」が仕上がりに大きく関係してきます。濃い色を文字の背景色にすると、文字がつぶれて読めなくなるので注意しましょう。
作成した資料で一番言いたいことは何でしょうか?また、それぞれの項目は、言いたいことを説明するために本当に意味がありますか?
場合によっては伝えたいことを強調したりして、資料にインパクトを加えましょう。一方で必要ない項目は削ることで、より資料のシャープさが増します。最後に確認することで、よりレベルの高い資料に近づきます。
いかがでしたか?
作成資料は収支報告書のほかにもたくさんあるので、エクセルを使いながら様々な資料作成をマスターしていってください。少しでも、資料作成の参考になれば幸いです。