【MBTI診断】16タイプ別・フリーランスに向いてる仕事/働き方
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デザイナーは手に職の職業です。会社である程度経験を積むと、「独立したほうが効率的に稼げるのでは?」という考えが芽生えてきます。
あるいは、「未経験からでも、スキルを磨けばフリーランスデザイナーとして活動できるかも」と考える人もいるでしょう。
独立することに憧れるデザイナーは多いです。たしかに、自由な時間に働き案件を自分で選んで働けるのは魅力的ですが、現実は甘くなく、独立しても失敗するケースが多くあります。独立後、仕事を順調に進めるには事前の心構えや準備が重要です。
ここでは、フリーランスデザイナーとして独立する前に、知っておくべき失敗と成功のポイントや、準備するべき点についてご紹介します。
目次
「フリーランスのデザイナーとして独立したい!」
でもちょっと待ってください。世の中には、同じように決意して「失敗」した先例がたくさんあります。そのなかには、多くの人がつい間違えてしまう共通点があるのです。
ここでは、代表的な失敗パターンを3つをご紹介します。
もっともよくある失敗例が、「営業ができない」というケースです。
営業をしなければ、仕事はありません。フリーランスであれば、当たり前のように知っている常識です。しかし、長年会社勤めをしていた人や、学生から就職せずすぐにフリーランスになった人は、「営業ができない」現実を知りません。
営業ができない要因は、2種類あります。
1つめは、営業におけるコミュニケーションスキルの問題です。「人付き合いが苦手」「営業のアポ取りに慣れていない」という理由から積極的に営業活動ができないフリーランスは、最終的に手元の案件がなくなり、窮地に陥ることになります。
2つめは、営業活動自体には問題がないタイプの人にも起こりがちな落とし穴です。営業して案件を受注するものの、納品に手一杯となってしまい、新規案件のための営業ができないというものです。
フリーランスの場合、どの案件にも必ず「終わり」があります。納品まで完了して次の仕事に着手できる段階になったとき、手元に案件がなければ稼げません。コンスタントに仕事をしなければ、すぐに手元資金や生活費がショートしてしまうのが、駆け出しのフリーランスの現実です。
「基本的な営業活動をする」「継続して営業活動をする」「営業と納品の時間バランスを確保したうえで、生活に十分な稼ぎを得る」ということを心掛ける必要があり、そのためには営業時に、案件単価までこだわることが大切です。
次によくある失敗例として、「低単価な案件しか請け負えない」というケースがあります。
フリーランスのデザイナーとして独立した場合、実績が少ない人ほど苦戦を強いられます。営業し、案件に手を挙げても、提案が通るのは下流工程の単純作業ばかりということも珍しくありません。
こうした案件は、未経験者でも受け入れられやすい分、単価が安く、十分な稼ぎにはつながりません。
はじめのうちは、「低単価でも数をこなせば……」と考えるかもしれませんが、金額が安いからといって、短時間で完了できる案件とは限りません。毎晩深夜まで作業をしても、収入はわずかという可能性も十分にあります。
本気で独立を考えるなら、低単価の仕事はあくまで最初の実績作りのためと考えるのがよいでしょう。独立の準備として実績を作り、独立後は必要な収入が得られる単価の案件を獲得できるよう、スキルや営業力を磨いていく必要があります。
もうひとつの失敗例が、「キャリアの停滞」に陥ってしまうことです。
フリーランスデザイナーとして独立するには、以下のポイントが重要です。
独立して最初の頃は、仕事があるだけで満足感を得られます。しかし、その状態が長く続けば続くほど、時代から取り残されることにつながりかねません。
なぜなら、デザイナーの世界は次々と新しい人材、ツール、センスが入ってきます。仕事をしながらも、新しい情報に触れ、貪欲に知識を吸収し、自分をアップデートし続けることがフリーランスの重要な生存戦略です。
「営業から納品までの案件対応も絶えず行いつつ、自己研鑽の時間も確保する」など先行きを見据えて活動しなければ、フリーランスデザイナーとして早々につまづいてしまうでしょう。
では、独立して失敗しないためには、どうしたらよいでしょう。それは、次にご紹介する「成功するためのポイント」を押さえて行動することです。ここでは、独立して成功するためにするべきことを4つに分けてご紹介します。
スキルを磨くことは、フリーランスのデザイナーにとって大変重要なことです。時代の流れとともに、求められるデザインのセンスは変わり、日々新しいツールが誕生しています。
一方で、フリーランスデザイナーとして競合に打ち勝ち、長く活動していくためには、デザインと掛け合わせられる「スキル」があると重宝されます。
たとえば、Webの領域でデザイナーとして活動する場合でも、紙媒体のデザイン知識や印刷入稿の知識が役立つ場合があります。HTML/CSSのコーディング知識を掛け合わせて、他のデザイナーができない仕事を引き受けられるかもしれません。
クライアントは、痒い所に手が届くデザイナーを求めているものです。Aだけでなく、Aプラスαができることで、発注側の信頼を勝ち取ることができます。
フリーランスデザイナーの成功に欠かせないのが、ポートフォリオの作成です。
ポートフォリオとは、これまでの実績をまとめた作品集のようなものですが、ただ単にまとめるだけではなく、用途や意図にあうよう編集することがポイントです。
【用途にあわせて用意するポートフォリオ】
紙のポートフォリオは、直接対面して営業をするときに役立ちます。これまでの実績がわかるようにカラーで印刷し、持ち歩けるように一冊のファイルにまとめておきます。そうすれば、自分がどのような仕事ができるのかいつでも現物を見せながらアピールできます。
Web上のポートフォリオは、誰もが見られる場所に公開します。自分のWebサイト、または仕事のマッチングサイトのプロフィールに登録しましょう。
ポートフォリオをまとめるときは、実績をジャンルごとに分けることがおすすめです。「ファッション/スポーツ/映画」といった分野別や、「DM/ポスター/名刺/ロゴ」のようにサービス別に分ける方法もあります。
もし、あなたがこの先やりたい仕事のジャンルが決まっていれば、そのジャンルの実績がアピールできるポートフォリオを作りましょう。クライアントが依頼のときに検討しやすくなります。
次に意識しておきたいのは、他のデザイナーとのつながりです。
フリーランスデザイナーは、ひとりでも仕事はできます。しかしながら、業界の動向を知り、他社の動きを察知するのに、横のつながりがときとして必要です。最新のトレンドやスキルの情報が、仲間内で自然と話題にあがることもあります。
リアルに交流できるイベントは、デザインに関連したセミナー(勉強会)がおすすめです。興味のある知識を吸収できるだけでなく、交流会で新たなつながりも生まれます。
また、FacebookやTwitterなど、SNSを通じて知り合う方法もあります。フリーランスデザイナーとして積極的に情報発信を続けることは、セルフブランディングの一種です。まずはあなたが「どんな仕事をしているのか」「何に興味をもっているのか」「仕事募集中なのか」「何ができるのか」などを発信してみるとよいでしょう。
情報発信や仲間との交流が、ある日「あの人に仕事をお願いしてみよう」につながります。
仕事をコンスタントにこなすフリーランスのデザイナーが意識しているのは、案件獲得の窓口をひとつにこだわらないということです。
自分のWebサイトだけではなく、複数の案件マッチングサイトを利用します。案件がうまくいっていた場合でも、担当者の移動や先方の都合で急に終了になることがあります。そんなとき、窓口の数が多いほど手元に入ってくる依頼の数は安定します。
とくに独立したばかりの時期は、多くのマッチングサイトに登録してみましょう。プロフィールを設定し、ポートフォリオを充実させるなかで、サイトごとの特徴がわかってきます。
イラスト系の仕事が多いサイト、高単価の案件が多いサイト、小さくても効率よくできるプロジェクトが多いサイトなど、あなたに合った案件獲得窓口を見つけていきましょう。
『Workship』は、新しい案件を探すフリーランスのためのスキルシェアプラットフォームです。
デジタル業界の案件に特化しており、案件の幅も広いため多様な仕事を見つけられます。スキルアップを目指しながら、実績を積みたいフリーランスデザイナーに最適です。
【Workshipで見つかる仕事の例】
登録は無料です。プラットフォーム内にプロフィールを設定し、気になる企業や案件を探します。案件のスケジュールや納期といった細かい点も、プラットフォーム内で発注者側とやり取りができ、納品や支払い完了までもスムーズです。
使い続けるほど「Workshipスコア」という形で実績が貯まります。クラスアップした登録者は、発注者側の検索で上位に表示される仕組みです。
Workshipはスキルアップ、実績の蓄積、そして新規案件獲得のための営業窓口と、3点を兼ね備えています。独立の最初のステップで、一歩先に出るために登録してみましょう。
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独立の失敗例と成功するためにするべきことを押さえたうえで、「それでも独立をしたい」と思ったら、まず何から始めればよいのでしょうか。
デザイナーとして独立するにあたり、まず必要なのは情報収集です。「フリーランスになるには、いつから独立の準備を進めるべきか」「ポートフォリオはどうやって作るのか」「サービス単価はいくらにするべきか」などの情報を収集して、準備を始めましょう。
ここでは、フリーランスデザイナーになるために必要な基本4ステップをご紹介します。
独立する計画を立てるとき、気になるのは「いつ」独立するかです。現在もデザイナーとして活躍中なのか、それとも未経験なのかなど各人の状況によって、独立に最適なタイミングは異なります。
ただし、共通して大切なのは、独立したその日からクライアントが必要であることです。
仕事を発注してくれるクライアントがいなければ、フリーランスの生活は成り立ちません。独立してから「仕事がない!」なんてことが起きないよう、自分の人脈を広げておくことが大切です。
デザイナーとして会社勤めをしている場合は、その仕事の人脈が独立後に生きることはあります。しかし、優良顧客を奪うことになれば在籍していた会社と独立後に揉めるケースもあるので注意が必要です。
このように独立後にトラブルが起こらないよう、現在デザイナーの人も、未経験の人も、独立をする前からフリーランスのデザイナーとして実績を積むことをおすすめします。
フリーランスのための仕事のマッチングサイトでは、以下のような案件が公開されています。
【副業しながら実績を積むのに向いている案件】
土日や平日の夕方など空いている時間を利用して、ひとつでも多くの実績を積みましょう。その積み重ねが大きいほど、独立後の案件獲得もスムーズになるでしょう。
独立前に行う準備として、必ずポートフォリオサイトを作成しましょう。ポートフォリオサイトは、大事な営業窓口です。
たとえ実績が少なくてもポートフォリオサイトがあることで、見知らぬ人があなたのスキルを見て案件の発注を検討することができます。
独立前に積み上げた実績は、すべてポートフォリオにまとめます。そのとき、自分が得意だと思うスキルをアピールします。デザイン性で見せるのか、ジャンル特化で実績を表示するのか、見せ方を十分に検討しましょう。
ポートフォリオサイトがひとつあれば、インターネット上での営業活動を行うときにも有効活用できます。
独立したフリーランスに大切なのは、「労働時間を時給換算する」ことです。つまり、あなたの1時間が時給いくらに値するのか、正確に把握する必要があります。
フリーランスに給与はありません。仕事をした分が、収入となります。では、身体の動く限り働けばよいかというと、そうではありません。何も計算せず仕事だけしていては、いつの間にか「時給800円で働いていた」などということにもなりかねません。
あなたが、月にどれくらいのお金が必要で、どれくらいの案件を納品できるか。
上記のように考えることで、現実的な時給を算出できます。また、自分自身の時給を把握することで、業務ごとの見積もり(単価)を設定するときにも役立ちます。
【時給の考え方の例】
もしあなたが上記の条件で月に40万円を稼ぎたい場合、設定するべき最低時給は2500円ということになります。
たとえば、A4サイズ1枚のチラシ作成に6時間の工数がかかる場合、最低でも金額は15000円に設定する必要があります。これは時給換算の単純計算であり、実際は経費を上乗せする場合もあります。
理想の条件から時給を導き出すことで、業務ごとの適性単価を設定できます。
フリーランスとして独立するときに忘れてはいけないのが、会計処理です。年度末には、収入と経費をまとめて確定申告を行います。そのために、毎月の収支を記録する必要があり、それに付随して納品後の請求書発行や支払い管理も重要な業務です。
独立後は、なるべく案件の獲得と納品に力をいれたいものです。経理関係のことは、独立の準備として事前に整えておきましょう。
会計ソフトには、トライアルとして数ヶ月間無料で利用できるものもあります。会計処理のサイクルに慣れるため、独立時点から登録しておくとよいでしょう。
【フリーランスデザイナーにおすすめの会計ソフト】
独立後のことで気になるのは、収入の話ではないでしょうか。デザイナーの場合、案件によっては独立すれば収入は右肩上がりです。
一方で、税金負担により、フリーランスの手取りが会社員時代より減るケースもあります。
ここでは、デザイナー全体の平均年収をご紹介するとともに、フリーランスになった場合の手取り金額をシミュレーションしてみましょう。
厚生労働省が毎年発表している「賃金構造基本統計調査」によれば、デザイナー全体の平均年収は439万7000円です。これは、基本的には会社員として働くデザイナー全体を指します。また、職種は広義のデザイナーが含まれており、ファッションデザイナーやインテリアデザイナーも対象です。
一方、フリーランスのデザイナーの平均年収は個人によってばらつきがあります。「Web デザイナー白書2014-15」によれば、フリーランス「Webデザイナー」の平均年収は385万3000円です。
フリーランスの案件単価は、スキルや実績によって左右されます。また、一口に「デザイナー」といっても、何のデザイナー職かによって案件単価も異なります。
たとえば、UI/UXデザイナーの業務委託であれば月額60万円でも、グラフィックデザイナーの単発案件ならプロジェクトで20万円と、金額は一律ではありません。同じデザイン職でも、イラストレーターの場合は1枚の絵が2万円というように、案件単価が大きく下がります。
あなたと同じデザイナー職では、いくらの案件が多いのか独立前に調べておきましょう。
では、会社員時代と同程度の金額で独立した場合、フリーランスデザイナーの手取り金額はいくらになるでしょうか。フリーランスの年収が480万円と想定して、おおよその手取り金額を計算してみましょう。
一般的にフリーランスの収入から差し引かれる税金の種類は以下のとおりです。
一般的に、フリーランスの場合、厚生年金は国民年金の加入となり、会社員時代よりも支払い額が減ります。対して、会社が負担していた分がなくなるため、健康保険の金額は上がります。
所得税の計算は、年収から経費等の支出を差し引いた金額をもとに計算されます。
仮に、生活費の50%(月額8万円)を事務所費用とし、それを含む経費を50万円とした場合、年収480万円のフリーランスの手取りは約300万円です。
項目 | 金額 |
---|---|
年収 | 4,800,000円 |
経費 | 500,000円 |
健康保険 | 476,400円 |
厚生年金(国民年金) | 196,920円 |
雇用保険 | ー |
所得税 | 364,000円 |
住民税 | 192,000円 |
個人事業税 | 70,000円 |
手取り合計 | 3,000,680円 |
▲参考:スモビバ!
会社員の手取りを同じ年収で計算すると、約350万円と算出されます。会社員時代と同じだけの稼ぎで、フリーランスが順当にやっていけるとは限りません。事前にこうした手取りシミュレーションを行い、現実的な視点から準備を進めましょう。
「フリーランスデザイナーとしての独立準備もばっちり、いざ独立!」と言いたいところですが、他にも気を付けなければいけないポイントがあります。それは、思い描いているフリーランスの生活と現実の生活が違う場合があることです。「自由」で「好きなことができる」ほど、フリーランスの働き方は甘くありません。最後にご紹介する3つのポイントも独立の参考にしてください。
決まった出勤時間がなく、満員電車に乗る必要のないフリーランスは、一見気ままなライフスタイルのようでも、自己管理をより慎重にしなければいけません。
始業時間を決めることはもちろん、休憩時間、終業時間を設定することも自己管理のひとつです。昼すぎに起きて、夜遅くまで仕事をするスタイルが合っている人もいますが、徹夜が続くなど生活リズムの乱れには注意が必要です。
納期までに制作物を納品するのは当たり前のことです。手持ちの案件ごとにスケジュールをしっかりと管理しましょう。
フリーランスの生活は、遅刻を怒る上司はいません。その代わり、仕事のミスもすべて自分に返ってきます。成果を出すためにまず大切なのは、会社員の時代以上に慎重な自己管理です。
フリーランスになったから、ひたすら好きなデザインの仕事をしていればよいというわけにはいきません。制作物をつくることと同じくらい、「雑務」にかかる時間も多いです。
ざっと挙げても、案件対応以外にこれだけの作業が発生します。年度末になれば確定申告があり、より「雑務に追われている感」が強まります。
フリーランスは、「秘書」「営業」「総務」「経理」「社長」をすべてひとりでこなすようなものです。苦手だと感じる作業は、アウトソーシングを検討したり、自動化の会計ソフトに頼るなど、雑務を組み込んだうえで仕事の進め方を確立しましょう。
フリーランスの仕事は、信用の積み重ねです。会社勤めのときのように、苦手なクライアントに頭を下げたり、相性が合わない上司や同僚と付き合わなくて済む分、すべての責任を自分で負うことになります。
気の合わないクライアントからの仕事を断れば、別の案件を探さなければなりません。
ひとりで仕事ができる分、情報の吸収もスキルのアップデートも、積極的に動く必要があります。
あなた自身の評価は、積み重ねた実績が表します。誠意を込めて取り組んだ結果、信用が積み重なり、次の仕事につながっていくのです。実績や評価が収入や独立の成功にも直結するフリーランスは、常にその姿勢を忘れずに仕事に取り組むべきでしょう。
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