外注貧乏になってない?「会計思考力」で考える正しいビジネスモデルの作り方
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フリーランスになったのと同時にシェアハウス暮らし(6年目)を始めた筆者が断言します。
「仕事が欲しいフリーランスこそ、シェアハウスに住みましょう!」
何よりも仕事が欲しいフリーランス駆け出し期はもちろん、仕事も収入も安定してくる中堅期や、営業なしでも仕事の依頼をもらえるベテラン期まで。フリーランスのどんなフェーズにおいても、シェアハウス暮らしにはメリットがあります。
なぜ、仕事が欲しいフリーランスにとって、シェアハウス暮らしはメリットが多いのか? ちょっとしたデメリットも含め、シェアハウス暮らし6年目(現役)の筆者が細やかなところまで解説します。
フリーランス歴6年目。年数としては中堅どころだが、マインドもお金に関する知識もまだまだ半人前フリーランス。X:@yuu_uu_
目次
フリーランスにこそシェアハウス暮らしがおすすめな理由を、それぞれ「駆け出し期」「中堅期」「ベテラン期」とキャリア別に解説します。
フリーランスとして独り立ちしたての駆け出し期は、とにかく仕事もお金もありません。
前もって貯金をしていたり、仕事に困らないよう人脈を築いていたりする場合は別として、私のように後先を考えずいきなりフリーランスになってしまうと、何を置いても家賃や光熱費などの固定費、生活費を抑えたい! という欲求が先立ちます。
シェアハウスなら、家賃+光熱費+通信費+共益費が込みになっているケースがほとんど。場所によっては家具・家電もついているため、引っ越しに必要な初期費用が最小限に抑えられます。
「ゆくゆくは海外を周りながら仕事をしたい!」「自分で会社やお店をつくって、大きく展開したい!」という夢を抱いている方も、一定期間シェアハウスで暮らしていれば、節約しながら資金を貯められますよ。
仕事・金銭面で苦しみやすい駆け出し期、同じような境遇にいる仲間と胸中をシェアできると、とたんに「生きよう」と思えます。シェアハウスだけに。ふざけているようですが、これは真面目で本当の話です。
とくに社会人経験を経てフリーランスになった場合、これまで当たり前のように用意されていた「職場環境」+「ともに働く仲間」の二点セットがないだけで、孤独感に苛まれます。
たとえば仕事の合間にコーヒーを飲みながら、ちょっとした雑談をする。そんな、たった数分のブレイクタイムさえない環境は、仕事に集中しやすいメリットもある反面、脳みそに遊びがなくなるような感覚が生まれてしまうのです。
しかしシェアハウスに住んでいれば、共有リビングやワークスペースにふらっと立ち寄るだけで、誰かしら仕事をしたり休憩したりしています。フリーランスとして、場所と時間を選ばない働き方をしつつ、人と話したくなったらすぐに会いに行ける。これって、人によってはとても理想的な環境なんじゃないでしょうか。
▲ひたすらボードゲームをしている時期もありました
独立してある程度の時間が経てば、コンスタントに仕事の依頼が入るようになり、フリーランス仲間とも交流できるようになるでしょう。
しかし、フリーランスの元に舞い込んでくる案件には、定期的なものもあれば不定期なものもあります。大手企業の案件が毎月安定して入ってくる、そんな理想的な環境を構築できれば怖いものなしですが、思った通りに進まないのがフリーランスの怖いところです。
今月の収入は5万円、来月は30万円、その次月はまた0円……なんていう収入の波も、さもありなん。そんな不安定な中堅期でも、シェアハウス暮らしで繋がったフリーランス仲間を介せば、仕事を斡旋してもらえる率がグン! と上がります。
そもそもシェアハウスとフリーランスは相性が良いんです。
フリーランスには、会社員のように特定の会社に所属して、週5の40時間働くといった、いわば「働く型」がありません。朝からバリバリ働いている人もいれば、夕方から本格始動な人もいる。かつ職種もデザイナー、エンジニア、動画制作者、編集者、ライターとクリエイティブなものが多く、もくもくとマイワールドに入り込みがちなのがフリーランスです。
そんなフリーランスであっても、他者と生活環境をシェアしながら暮らせば、イヤでも「交流」が生まれます。人を介して仕事に繋がることもあれば、次の項目で解説しているように「企画」「ネタ」を拾える可能性も高くなります。
同じフリーランス仲間と話していると、仕事に行き詰まったとき、なかなか集中できないとき、仕事に関連する企画などのネタが考えつかないときなど、いわゆる「苦境」からどうやって脱するか? といった話題になります。
だいたい飛び出すお決まりのハックは、こんなところでしょうか。
これらと同じ効果があるのが「人に会う」「雑談をする」だと私は考えます。
でも、世間一般ではこういった認識はないみたいです。なぜなら、一人でもくもく仕事をこなす系のフリーランス同士が、たま〜にイベントや交流会などで顔を合わせても「雑談すれば良いアイデアが浮かびますよね!」みたいな一言は出ないから。それはきっと、人と会って雑談をするのは、めちゃくちゃハードルが高い行為だからだと思います。
よく見てください。上記に挙げた「苦境から脱するハックたち」を。散歩も仮眠も、カフェやコワーキングスペースに行くのも、全部一人ですぐにできることです。
人と会って話すためには、まず人に連絡し→会う約束を取り付け→時間と場所を決めて→そこに行く、という最低でも4つのステップが発生します。めんどう! サクッと会ってチャッと話すだけで気分は晴れるし、ネタの一つも浮かぶかもしれないのに、実現までのステップが多すぎて気が遠くなります。
ところが、日頃からシェアハウスに住んでいれば、ドアを開けるだけでほかの住人に会えるのです。仕事をしている人もいれば、ちょうど休憩中の人もいるでしょう。
雑談できるくらい仲良くなればしめたものです。「こういう仕事してるんだけど、どう思う?」みたいな投げかけから、自分の脳内だけでは捻り出せなかったアイデアに行き着くかもしれません。良いシェアハウスを選べば、ただ生活しているだけで企画のネタを拾える環境が構築できます。
▲リビングに行けば、たいてい人がいます
シェアハウスにもよりますが、広めの共有リビングやワークスペースが併設されている場所なら、わざわざカフェやコワーキングスペースに行かなくとも、好きなときに作業場所を確保できます。
「ちょっとカフェ(コワーキング)でも行くか」が、シェアハウスなら徒歩数秒で叶えられるのです。
「フリーランス」「リモートワーク」「ノマドワーカー」のようなオシャレなワードが一大旋風を巻き起こした時期、オシャレカフェ代表・スターバックスに、オシャレPC代表・Macbookを携えて仕事をする人たちが急増しました。
その現象そのものに言及するつもりはありません。ただ、個人的に思うんです。カフェやコワーキングで仕事をするのって、そんなに効率が良いですか?
まず「確実に電源確保できるか?」問題があります。スタバでさえ油断できません。カウンター席のごく一部にしか電源がないパターンは珍しくないからです。確実に電源席のあるチェーン店のカフェもたくさんありますが、人類みな考えることは一緒です。時間を問わず、人気席には人が群がります。
そもそも「PCでの仕事お断り」「席の使用は一人2時間まで」「リモート会議はご遠慮願います」といった縛りがあることも。小一時間サクッと集中するだけなら事足りるかもしれませんが、大きい案件にじっくり取り組みたいときに、後の人のことを気にしながら仕事をするのは落ち着かないでしょう。
さらには、「カフェやコワーキングの冷房(暖房)が肌に合わない」問題もあります。
これは個人差があると思いますが、少なくとも私にとって、都内のカフェまたはコワーキングは寒過ぎて寒過ぎて……。。店内にも関わらず、ダウン&ストールを巻きつけ、奥歯をガタガタ言わせながら仕事をしています。夏・冬は関係ありません。むしろ夏のほうが冷房が強くて、とても人が滞在できる環境ではない。
長々と述べましたが、言いたいことをギュッとまとめると「シェアハウスなら好きなときに作業場所を確保できるし、費用もかからないからお得だよ!」です。
フリーランスになって、ある程度のキャリアを積んできたら、長期にわたる案件に携わる機会も増えるでしょう。半年〜一年ほどかかる案件が複数、しかも同時進行するパターンも珍しくないはず。
たとえばライターや編集者で、旅や海外にまつわるコンテンツに携わっている場合、定期的に国内外に出向くことになります。
そのあいだ、ちょっとストレスになるのが、郵便物の受け取りや管理。とくに一人暮らしであれば、在宅していない期間は荷物が届かないよう調整したり、そもそも宅配を頼まないようにしたりと、対処が必要です。
しかしシェアハウスなら面倒は皆無。同居人の数にもよりますが、誰かしら在宅していれば「代わりに受け取っておいて!」と頼めます。いまは個人の宅配ボックスが完備されているシェアハウスも多いので、プライベートなものが届いても安心です。
個人の宅配ボックスがついているマンションやアパートは必然的に割高になります。でもシェアハウスなら、家賃+光熱費込みでただでさえお得なのに、そのうえ宅配ボックス付きの物件もある。何かと郵便のやり取りが多いフリーランスにおすすめです。
フリーランスになって、ある程度のキャリアや経験を積み、仕事が安定してくると、未経験なこと・興味のあることに挑戦したくなるのがフリーランスの性です。新しく夢や目標ができる方もいるでしょう。
シェアハウスに暮らしていれば、新しい夢や目標に集中できます。自分の暮らしを、いえ、人生を豊かにしやすい環境が、シェアハウスには備わっているからです。
人が夢や目標を見つけるために、そして、それらを叶えるために必要な集中力を保つために、必要なことは何でしょうか?
それは「きっかけ」と「持続的な刺激」です。
仮に、言語を操る人類がこの世に一人しか存在しないとします。たった一人の現存する人類は、夢や目標を自給自足して生きていけるでしょうか?
言葉を交わせる相手はいません。周囲を歩くのは動物だけかもしれない。そんな状況で、心を安定させ生きていくのは困難でしょう。いや、生きていくことだけに必死にならざるを得ないはず。夢や目標を持つ「きっかけ」さえ掴めないはずです。
わざわざシェアハウスを選んで暮らそうとするのは、よっぽどの金銭的事情を抱えていない限りは、人との交流を目的にした人たちです。不思議とフリーランスや、特定の仕事を持たない(=複数の仕事を同時並行でいろいろ進めている)人たちが集まります。
そんな人たちが、リビングで一緒にご飯を食べたり、テレビを見たり、ゲームをしたりする。そんな過程で生まれる日常会話から、夢や目標に繋がるきっかけが生まれることも多々。そして、そんな人たちと話していると、夢や目標を実現へと導く「持続的な刺激」も生まれるのです。
▲夢を共有した仲間たちと盃を交わす日もしばしば
そろそろ「早くシェアハウスに住みたい!」とワクワクしてきた頃じゃないでしょうか。仕事に繋げるためのシェアハウス選びとして、大事なポイントを3つに絞って解説します。
まず大前提として、フリーランス専用と銘打ったシェアハウスか、後述する『HOUSE IS』のようなクリエイター専用のシェアハウスを選びましょう。
一般的な運営会社が携わっているシェアハウスだと、学生や会社員の方など職種・世代を問わず多くの方が住んでいます。そのため、本記事で提示しているメリットを存分に享受できるかどうかは、運次第です。私もこれまで、さまざまなタイプのシェアハウスで暮らしてきましたが、言ってしまえば「リビングと水回りだけ共用の一人暮らし」をしているだけだな、と感じたことも多いです。
交流を目的としていない人が一つの場所に住んだところで、挨拶さえしない「我関せず」な空間が生まれるだけ。これならアパートで暮らしているのと何ら変わらないと考え、すぐにクリエイター特化のシェアハウスに引っ越しました。
もちろん、ニーズは人によるので、互いに干渉せず、家具・家電が揃ったリーズナブルな暮らしができればいい、という方なら一般的なシェアハウスでも問題なく暮らせるでしょう。
個人で運営しているシェアハウスを選ぶのもおすすめです。
私はこれまで、個人運営のシェアハウス、運営会社が関わっているシェアハウスの両方に暮らした経験がありますが、以下のような条件を希望する方には、オーナーの人柄が強く滲み出たシェアハウスが合うと思います。
なぜなら、わざわざ個人で物件を買って人を集めてシェアハウスをやろう! と考えるオーナーは、暮らし方に対して一家言あるからです。それぞれの「理想の生活の仕方」がある。「フリーランスを集めてクリエイティブな家にしたい!」とか「黙っていても自然と人がいる生活にしたい」とか。
運営会社が関わっているシェアハウスだと、なかなかこうはいきません。「こんなふうに暮らしたい!」という理想が少しでもあるなら、ビジョンが合致したシェアハウスを選ぶと、一気にQOLが上がると思います。
同じフリーランスやクリエイターでも、職種や世代、考え方、仕事に対する向き合い方や生活習慣など、バラエティに富んだ住民がいるシェアハウスを選びましょう。
ただ「選びましょう」といっても、公式サイトや内見の段階では、どんな住民がいるか判断できないですよね。できるだけ事前に既存住民の雰囲気を把握するコツとしては、以下のようなアプローチが効果的です。
個人オーナーの場合、こちらから短期お試し居住プランを提案してみるのもアリです。
シェアハウスでの日々の交流から、手っ取り早く仕事に繋がる糸口を掴むには、ある種の「セルフブランディング」が必要です。ざっくり言うとポイントは以下の2点。
この2点について早々にイメージを固めておくと、「他の住民に思い出してもらいやすくなる」メリットがあります。
たとえば「最近入った〇〇さんはWebデザイナーらしい」「いつも火曜〜木曜の夕方くらいに共有ラウンジにいる」といった情報が流布されれば、Webデザイナーを求めている他の住民がコンタクトを取りにくるでしょう。
そのまま案件について軽く打ち合わせ→受注、といったスピーディな展開になるかもしれません。私もまったく同じ流れで、独立当初にSNSの投稿文作成のお仕事をもらったことがあります。
とにかく顔と名前の認知を広げるための試みとして、1ヶ月でも数ヶ月でもいいので、時期を定めて「誘いを断らない期間」を設けましょう。
共有リビングでの食事会、シアタールームでの映画上映会、自然発生したお茶会などはもちろん、住民の友人同士が集まる飲み会や、シェアハウス同士の交流会など「声をかけられたら30分でも顔を出す」を徹底してみてください。
▲積極的に料理をしていれば、人が寄ってきます
毎日の作業時間&場所を固定するのと同じように、さまざまな場に顔を出していれば、少しずつ「Webデザイナーの◯◯さんね」と知ってもらえるようになります。
インターネットやSNSが台頭している時代に、ずいぶん体当たりなやり方だな? と思われるでしょう。しかし、結局のところ仕事は人のあいだで循環しているのです。
SNSのアイコンしか知らない人よりも、一度でいいから顔を合わせて言葉を交わした人に仕事を頼もう、と思うのが人情。私もフリーランス歴6年ですが、まだまだ初心を忘れず、週末は一日に2〜3件飲み会をハシゴすることもしばしばです。
▲いくつになっても誕生日ケーキは嬉しいものです
シェアハウスの雰囲気や、どんな住民がいるかにもよりますが、共有スペースを使ってちょっとしたイベントができる風潮なら、ぜひ率先して幹事になりましょう。
手っ取り早いのは住民の誕生日を祝うこと。誕生日会と称してほかの住民にも声をかけ、飲食物を持ち寄って語り合う場を設けます。
「わざわざ自分から声をかけるのは、ちょっと……」という方は、たとえば夕食を摂る時間を固定して「私はいつでも話しかけられるの、大歓迎ですよ!」といった空気を出しておけば、食事をともにする機会を自然発生させられる率が上がります。
他の住民と食事をしたり、話をしたりする場を違和感なくつくれたなら、こっちのもの。ささいな会話のきっかけから、仕事の依頼に繋がるかもしれません。
▲「今年の年末年始はシェアハウスで過ごさない?」と声をかけてみるのもアリです
長々とシェアハウスの魅力について語ってきましたが、「具体的なシェアハウスについて知りたい!」と思われる方も多いことでしょう。ここで、おすすめのシェアハウス・運営会社を5つご紹介します。
▲出典:HOUSE IS
クリエイター専用のシェアハウスと銘打たれたシェアハウス『HOUSE IS』。東大前駅から徒歩圏内と立地もよく、家賃は個室で月61,000〜71,000円、ドミトリーで月51,000円。Wi-Fiと水道光熱費込みなので、お得感が高いです。
年齢層は20代前半から30代前半、動画編集者やデザイナー、CGクリエイターや俳優など、コンセプト通りクリエイターたちが集まる場所になっています。住民たちでいくつもの映像作品を生み出していることが、公式サイトからも垣間見えます。
クリエイター専用ということで、入居するにはいくつかの条件があります。公式LINEから内見の予約ができるので、興味のある方は登録してみましょう。
シェアハウス名 | HOUSE IS(ハウスイズ) |
所在地 | 東大前駅 徒歩圏内 |
家賃(費用) | 入会費:家賃1ヶ月分 家賃:51,000〜71,000円 |
部屋タイプ | 個室、相部屋など |
特徴 |
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▲出典:ギークハウス
『ギークハウス(ときさば系シェアハウス)』は、東京都内はもちろん、国内・海外の各地にもあります。「シェアハウスって、どうせ東京のおしゃれな文化なんでしょ……」と最初から諦めていた地方在住のフリーランスの皆さま、ギークハウスならお近くに存在するかもしれません。
フリーランス、とくにエンジニアやスタートアップを応援するコンセプトのもと運営されているシェアハウス。同じ職業や立場にいる仲間たちとの繋がりができますし、勉強会など各種支援もあり、1ヶ月からの短期契約も可能とのこと。
立地や間取り、家賃、揃っている設備についてはシェアハウスごとに異なります。家賃はだいたいドミトリーで6万円台(共益費込み)、個室で10万円前後の場所が多いようです。
シェアハウス名 | ギークハウス(ときさば系シェアハウス) |
所在地 | 物件による(新宿を中心に複数物件あり) |
家賃(費用) | 物件による (ギークハウス新宿の場合:ドミトリー家賃 : 55,000円、共益費: 10,000円、デポジット: 55,000円、割引: ギーク割引5,000円) |
部屋タイプ | 物件による (※ドミトリーのみで、個室がない物件も) |
特徴 |
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▲出典:シェアプレイス
人との繋がりも欲しいけど、自分一人の時間もしっかり確保したい! シェアハウスといえど、使いたいときに水回りが使えないのは不便! など、シェアハウスならではの「あるある」を上手くカバーしてくれるのがリビタの『シェアプレイス』。
なんとキャッチコピーが「おかえりがある、ひとり暮らし」です。広いワークスペースやキッチン、シアタールームなどが完備されているので、一人暮らしでは実現しにくい広々とした環境で毎日、仕事や趣味に集中できます。もちろん全室個室。
場所にもよりますが、駅からのアクセスが若干遠いのと、環境や設備が整っているがゆえに、他のシェアハウスと比較すると家賃が割高なのがネックなポイントでしょうか。たとえばシェアプレイス三鷹だと、JR中央線三鷹駅から徒歩11分、家賃はもっとも安い部屋で73,000円です(※共益費18,000円、保証金や手数料など初期費用が別途かかります)。
シェアハウス名 | リビタの『シェアプレイス』 |
所在地 | 物件による(東京、神奈川、千葉、埼玉に複数物件あり) |
家賃(費用) | 物件による (シェアプレイス調布多摩川の場合:賃料 : 54,000円、共益費: 18,000円、デポジット: 50,000円、退去時償却金: 40,000円) |
部屋タイプ | 全室個室 |
特徴 |
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▲出典:ソーシャルアパートメント(FILMS和光)
シェアプレイスと同じように、シェアハウスと一人暮らしの良いとこ取りを打ち出しているのが『ソーシャルアパートメント』。キッチンやシャワー室、お手洗いなどの水回りがついている個室完備(部屋は間取りによって異なる)、24時間いつでも使えるラウンジがついています。
仕事に集中したいとき、誰かと話したいとき、趣味に没頭したいときなど、気分によってシェアハウスと一人暮らしを行ったり来たりできるのは、魅力的な環境なのではないでしょうか。
ほとんどのシェアハウスは、個室はあっても水回りは共用であることが多いもの。かつ共有ラウンジを含め、敷地内には住民以外入れないことがほとんどですが、『ソーシャルアパートメント』の共有ラウンジには友人を招待可能です。
シェアハウス名 | ソーシャルアパートメント |
所在地 | 物件による(東京都近郊を中心に複数物件あり) |
家賃(費用) | 物件による (FILMS和光 101号室の場合:賃料 : 62,000円、共益費: 8,000円、水道光熱費:13,200円、保険料相当額: 500円) |
部屋タイプ | 全室個室(水回り付帯 or 水回り共用は物件によって選択可) |
特徴 |
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▲出典:ソーシャルレジデンス(グラン西麻布)
「『住む』より『楽しむ』あたらしい暮らし方」を定義したオークハウス『ソーシャルレジデンス』は、より住民同士のコミュニケーションに重点を置いているのが特徴です。入居者がイベントや学びの場を提供する文化があり、ヨガができるスタジオ、楽器演奏ができる防音室、Wi-Fi完備のワークスペースもあります。
住民が開催するイベント、勉強会、ワークショップなどを総称して「ソーシャルアプリ」と呼び、それぞれが持っているスキルや知識を“シェア”する文化が醸成されています。
場所にもよりますが、家賃はおよそ6〜7万円台。連帯保証人が不要で、1ヶ月からの短期契約も可能です。どうせシェアハウス暮らしをスタートするなら、何か得るものがほしい! と思われる方には、これ以上ない環境ではないでしょうか。
シェアハウス名 | ソーシャルレジデンス |
所在地 | 物件による(東京都近郊、京阪神に複数物件あり) |
家賃(費用) | 物件による (グラン西麻布 ドミトリーの場合:賃料 : 46,000円、共益費: 10,000円、契約料(契約時のみ):30,000円) |
部屋タイプ | 物件による(個室、ドミトリー、ファミリー対応可など) |
特徴 |
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可能な範囲で、どんな住民が暮らしているかリサーチしましょう。
前述のとおり、事前にオーナーさんとの面接で質問できるようならする。公式SNSや住民のインタビュー記事があればチェックする。前もって目当てのシェアハウスがどんな雰囲気か、どんな住民が住んでいるかを調べておくことは、シェアハウス暮らしには必須です。
仕事を得るために、あるいは仕事の幅を広げるために始めるシェアハウス暮らし。せっかく実現できても「あまりにも楽しすぎて、仕事をする時間がまったく確保できない!」となってしまっては、本末転倒です。
住民との交流もできて、かつ一人で仕事に全集中できる環境も確保できるかどうか、内見でしっかり見定めましょう。
意外と大切なのは、自室からお手洗いやシャワールーム、キッチンなど水回りゾーンへ向かう動線です。この動線上に共有スペースがあると(共有スペースを通らなければ水回りゾーンに行けないとなると)、仕事の合間についつい誘惑に負け、他の住民が語らっている場に混ざりたくなってしまいます。
自分も相手も健やかなシェアハウス暮らしを実現させるなら、人として最低限のルールを守らなければいけません。
キッチンやお手洗い、シャワールームなどの水回りをはじめ、共有スペースの利用時間が決められているなら、しっかり守りましょう。また、門限が設定されているシェアハウスはほぼありませんが、毎晩のように深夜・早朝帰りになってしまうと、物音で他の住民に迷惑をかけてしまいます。
冷蔵庫、調味料の使い方にも気をつけたいところです。食べ物の恨みは来世まで続きます。うっかり他の住民の食べ物を失敬してしまわないように、気をつけましょう。
どれだけシェアハウス暮らしが魅力的でも、この気質がある方にはおすすめできない……といったポイントが3つあります。
まずは「人の生活音、物音に耐えられない」人。シェアハウスによって差がありますが、多くの人が暮らす場所のため、集中したいときでも、心地良い静寂が約束されるとは限りません。ある程度、他者の生活音に慣れているほうが暮らしやすいと思います。
そもそもの話ですが、「他者とのコミュニケーションは最低限で大丈夫です! 友達もこれ以上増やしたいとは思いません! とにかく一人でいるのが好きなんです!」 といった方には、シェアハウス暮らしはおすすめしません。
それぞれ違う星で、それぞれの暮らしを充実させましょう。
シェアハウスの居室は、広くて8畳ほど。一般的な一人暮らしなら、クローゼットや棚など収納場所が確保されているものですが、ほとんどのシェアハウスでは、すべての私物をMAX8畳の自室に収めなければいけません。
お気に入りの家具や服など、持ち物が多い方にもシェアハウス暮らしは向かないかもしれません。ちなみに私は本を何百冊も持っているタイプなんですが、シェアハウス暮らしをしたいがために別でレンタルスペースを借りています。そういうやり方もあります。
フリーランスが仕事の幅を広げていくための、シェアハウス暮らしについて提案しました。私が言いたいことはただひとつ、シェアハウス暮らし、めちゃくちゃ楽しいよ! 本記事が、多くのフリーランスにとっての新しい生活や仕事のきっかけになってくれたら、本望です。
■参考記事
https://www.share-place.com/news/freelance/
https://x-house.co.jp/column/sharehouse/xross-1796/
https://coworking-db.com/tokyoto-sharehouse/
▲出典:Workship
最後に、より多く稼ぎたいフリーランスのために『Workship』をご紹介します。Workshipは、フリーランス・副業向けの案件検索プラットフォームです。
公開案件の80%以上がリモートOKと働く場所を選ばず、エンジニア、デザイナー、マーケター、ディレクター、編集者、ライター、セールス、人事広報など、さまざまな職種の案件が紹介されています。
さらに、トラブル相談窓口や会員制優待サービスの無料付帯など、安心して働ける仕組みがあるのも嬉しいポイント。時給1,500円〜10,000円の高単価な案件のみ掲載しているため、手厚いサポートを受けながら、良質な案件を受けたい方におすすめです。
(執筆:北村有 編集:夏野かおる)