現在Googleは、AIを活用して検索エンジンをさらに進化させようと奮闘しています。

この記事では、2020年10月にGoogleが開催したオンラインイベント『Google Search On 2020』で発表された、検索に関する最新情報をご紹介します。

検索意図の理解に努めてきたGoogle

検索エンジンにおいて、もっとも重要なのが「入力された言葉の意図を正しく理解すること」です。

Goolgeは2018年に、BERTという自然言語処理技術を発表しました。BERTの最大の特徴は、文脈を理解できること。これまでの言語処理では、それぞれの単語については理解できるものの、その単語同士のつながりは読み取れませんでした。しかし、BERTの導入によって文脈の把握、そして検索の背後にある意図の理解が可能に。BERTは大きな成功を収め、英語圏以外の国にも適用されていきました。

またGoogleは、過去5年でディープニューラルネットワークを構築し、検索時の入力ミスへの対策も講じてきました。複雑な入力ミスを解読し、おどろくほど短時間で訂正を提示しています。

▲入力ミスをしても、Googleが修正を提案してくれる

2020年の検索のキーは「オンラインとオフラインの接続」

2020年は、多様なプラットフォームやデバイスを通じて、溢れんばかりの情報を得られる時代です。検索をすれば、COVID-19やアメリカの大統領選のような、重要な出来事についての情報を簡単に得られます。

しかし2020年における検索エンジンは、もはや質問に対する答えを見つけるためのツールではありません。文字、画像、音声、そして最近登場したARなどによって、未体験の世界を覗くことができる窓のような存在です。

たとえば私たちは検索をとおして、以下のような体験ができるようになります。

  • データセットに特化したGoogle Dataset Searchで、オリジナルのデータを検索する
  • キッチンのテーブルに3Dのモデルを投影して、原子の構造を理解する
  • 鼻歌から曲のタイトルを検索する

これからの検索のキーになるのは、オンラインとオフラインの世界の接続です。ここからは、Google Search Onでとくに注目を集めていたトピックについてご紹介します。

Google Search On 2020で発表された新機能

新機能1. ページの一部だけをランキングに載せる機能(Passage-Based Indexing)

Googleは、新たに「Passage-Based Indexing」を導入したことを、Google Search Onで発表しました。これはページの一部をSERPs(検索結果画面)に直接載せる新機能で、検索結果全体の7%程度に影響するとのこと。

Passage-Based Indexingの導入により、求める情報だけが検索結果に表示されるため、ページ全体を上から下まで読む必要がなくなります。

Google Search On 2020

▲「家の窓ガラスがUVに対応しているか知る方法」と検索すると、Webページのうちその情報について触れられている部分がSERPs上に直接表示される

新機能2. サブトピックを検索結果を表示する機能

AIを駆使してトピックとサブトピックを区別し、より具体的な検索結果を表示することも発表されました。

たとえば「家庭用運動器具」と検索すると、「家庭用運動器具 格安」や「家庭用運動器具 小型」など、関連するサブトピックが含まれた検索結果が表示されるようになります。

Google Search On 2020

▲多様なサブトピックから需要にあった検索結果を選択できる

新機能3. 動画の最重要シーンを特定する機能

現在、動画はWeb上でとても重要な位置を占めており、その傾向は今後も加速すると考えられています。それはSERPs上においても同様です。

Googleは動画のなかでもとくに重要な瞬間を特定し、そこに検索結果画面からワンクリックでアクセスできる機能を実装すると発表しました。

Google Search On 2020で紹介された多様な検索方法

検索は、もはや検索ボックスに文字を打ち込むだけのものではありません。Google Search Onでは、新しい検索方法も紹介されました。

検索方法1. Google レンズによるビジュアル検索

カメラを使ったビジュアル検索機能を搭載している『Google レンズ』は、外国語の文字を写真から翻訳できるだけでなく、発音までサポートしてくれます。

数学の問題を解かせたり、気に入った商品を撮影してショッピングの提案を受けたりすることも可能です。また服から車まで、ARを使った3次元の表示に商品が対応しはじめています。

検索方法2. Data Commonsを活用したデータセット検索

Data Commons Project』によって、高評価を得ているソースからの大量の統計データが公開され、検索結果に表示されることも発表されました。

とくにデータレイヤーを駆使すると、以下のようなことが可能になります。

  • 見つけるのが難しい統計データを得られる
  • 統計データをもとにその場でグラフを生成できる
  • 自然言語処理技術を使って質問を理解し、その質問に対応したデータを見つけてくれる
  • 他のデータとの比較ができる

検索エンジンの進化がもたらすもの

Googleは検索においてAIを使用し、言語だけでなく、私たちを取り巻く世界についても理解を深めています。こうした進化によって、これまで以上に複雑な質問(数学に関する問題や、大きなデータセットを扱う作業など)に対するシンプルな回答を提供しようとしているのです。

また言語やトピックの理解をさらに深め、高品質なコンテンツを見極めています。そのためコンテンツ制作者は、クオリティに焦点をあて、ページスピードが早く欠陥のないWebサイトを作ることが重要です。

今後数ヶ月のあいだに、こうした変化が適用されて検索結果が多様化するでしょう。

SEOのエキスパートであるジョノ・アンダーソン氏は、以下のように述べています。

Googleのおもな目的は、入力された検索ワードに対して検索結果のリストを表示することではなく、ユーザーの問題を解決することです。今回の発表は、この使命を大きく前進させる内容でした。Googleは私たちの個人的なアシスタントとしての機能をより強化させており、従来の検索機能は、その一部にすぎません。SEOの担当者、ホームページの管理者、そしてビジネスオーナーにとって重要なのは、「どうすれば上位にランクインできるか」ではなく、むしろ「どうすればGoogleユーザーの問題を解決できるか」を考えること。これはコンテンツ戦略、差別化、ブランドの構築などに共通しています。

おわりに

Googleはもはやただの検索エンジンではなく、人々を支える強力なブレインのような存在になりました。専門的で複雑な質問から、日常の買い物まで、私たちの生活を幅広くサポートしてくれます。

最新の機能をチェックして、仕事だけではなく、私生活でもぜひ活用してみましょう。

(執筆:Edwin Toonen 翻訳:Nakajima Asuka 編集:Kimura Yumi)

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