エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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日夜多くのコンテンツを生み出すクリエイターの方なら、一度はネタ出しに苦労したこともあるでしょう。そしてそういったときほど、「ネタを探す」ことを言い訳に、ネットサーフィンに没頭して時間を不毛に使ってしまいがちです。
とはいえ、お仕事としてモノ作りに携わっている以上、締め切りという絶対的な制約は守らねばなりません。
そこで今回は、ネタ切れを起こさずに企画ネタを無限に生み出し続ける思考術「マインドマップ」についてご紹介します。日々のネタ出しに苦労されている方は、ぜひ一度記事を読みながら実践してみてください。
「マインドマップ」とは、イギリスの著述家トニー・ブザン氏によって提唱されたブレインストーミングの手法の一つです。自分の頭の中に思い描いたキーワードを図式に落とし込み、整理しきれていないキーワードを見える形で整えるものです。
またマインドマップは、一枚の紙に数多くのキーワードを書き出すので、日常の暗記術にはもちろん全体像を把握するのにも重宝します。
書き方は簡単で、樹形図状にキーワードを羅列していくだけ。それ以外のルールはとくに設けられていません。
これは実際やってみるとシンプルですが、それ以上に扱うキーワードも多いため、途中でマインドマップを作ることを挫折してしまいがちです。ですが、一度にたくさんのキーワードを並べ、それでいてカテゴリごとにも分類できるので、一度作ってしまえば短時間でより多くの企画を生む仕組みを作れます。
それこそひとつの記事を書きながら、一気に第二第三の記事企画を立てられるようになるくらい。そのため大量に記事ネタを生み出したいなら、面倒だと思わずにぜひ一度マインドマップを作ることから始めてみましょう。
そんなネタ出しに役立つ「マインドマップ」ですが、では実際にどのような手順で作っていけばいいのでしょうか?作り方としては、以下の手順を踏みます。
マインドマップは作り方次第で、SEOを意識した記事、コンバージョンにつなげるための記事といった感じで、仕上がる記事が大きく変化します。とはいえ、事例を一つひとつ挙げていてはキリがないので、今回は、検索ユーザーの思考を先読みするコンテンツ(いわゆるSEOを意識したコンテンツ)の大量生産方法に絞って解説します。
まず最初に記事のテーマを決めます。ちなみにここでいう記事のテーマというのは、大枠のカテゴリとなるキーワードのこと。例えば、「料理の作り方」や「料理の献立」など。「料理」に関してメインに取り扱いたいなら、テーマとして「料理」を設定します。(マインドマップ上では真ん中にキーワードを配置)
この辺りはとくに悩まずに、扱いたいカテゴリをひとつピックアップしてしまいましょう。ただしカテゴリはひとまとめに大きくしすぎると、まとまりきらなくなってしまう要因にもなります。キーワード選びには注意が必要です。
記事のテーマが決まったら、次にターゲットが抱える悩みから訴求できるポイントを探って書き出してみましょう。とはいえ、自分自身が悩んでもいないことで、いきなりターゲットが抱える悩みを理解するのは不可能です。
そこでまずはターゲットが抱える悩みを知る必要があります。使うのは「Q&Aサイト」。というのも「Q&Aサイト」は、欲しい情報に飢えている人とその答えを持っている人の両方が交わっているため、より生の意見を見ることができるからです。
チェックする項目はいくつかありますが、ここでは主に以下の2点を。
前者は、SEOを意識する際に必須のワードを抑えるため。対して後者は、アクセス解析ツールの検索キーワードや検索サジェストに引っかからず、かつ需要があり競合が少ないキーワードを発掘し、SEO的に差別化をするためにおこないます。
この工程を経ることで、ユーザーが何を求めているのか、何の悩みを解決したいのかというペルソナを意識した構成を作ることができ、結果として検索順位が上がりやすいコンテンツを生成できるようになります。
ターゲットが抱える悩みについて知れたら、最後に今まで書き出したキーワードを関連性のある事柄同士でグループ分けしていきます。というのも、キーワードを書き出しただけでは、のちほどまとめて記事化する際に何を意図して記事を書いていくつもりだったのか、方向性を見失ってしまうからです。
そういった余計な時間をかけないためにも、カテゴリごとにキーワードをグループ分けしましょう。ちなみにグループ分けの方法も簡単。書きたいキーワードを一箇所にまとまるよう記述するだけ。
たったこれだけの作業で、スムーズな記事制作が可能になります。
マインドマップは便利ですが、わざわざ紙に記していては書き直しに手間がかかります。そこでここでは、Web上でマインドマップが作れるツールを3つご紹介します。
『XMind』は、無料・有料プランそれぞれを備えているマインドマップツールです。Windows/Macともに対応しており、直感的に扱えるシンプルな設計となっているツールです。初心者でも簡単に扱うことができます。
また有料プランでは、WordやExcel、PDFファイルなどへの変換にも対応しているので、ネタ出し以外の用途でも利用可能です。くわえて有料プランへの乗り換えの際、あなたが大学や専門学校などの教育機関に属しているなら、アカデミック割引の対象となります。学生のうちからコンテンツ制作に携わっている方は、お得に利用できます。
『Mind42』は、無料で使えるマインドマップツールです。無料でアカウントを発行し「Mind42」のサイトへログインすることで、オンライン上でマインドマップが作れます。そのため、ツール本体のダウンロードは不要です。
加えてメールアドレスを指定し設定することで、他のユーザーと共同でマインドマップの作成が可能です。無料でありながら、多人数でのマインドマップ作成に適したグループウェアでもあります。
『FreeMind』は、無料で使える老舗マインドマップツールです。Windows、MacOS、Linuxと各種OSに対応しています。機能は最低限に留められており、動作は非常に軽いです。
長く使われ続けているマインドマップツールのフリーソフトとして名高いツールです。
今回は、マインドマップを使って作るペルソナを意識したネタ出しのやり方についてご紹介しました。ネタはどこにでも眠っているとはいうものの、なかなか形に落とし込むのは難しいもの。とはいえ、ヒントとなるキーワードを目に見える形で並べることで、何かしらの妙案が思い浮かぶことも多いです。
ネタ出しでどうしてもいいネタが思い浮かばない時は、マインドマップを使ってとにかく思いつく限りのキーワードを出すところから始めてみてはいかがでしょうか。