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インフラエンジニアを目指しているけれど、「何から学べばいいのか」「本当に実務で使える知識なのか」と、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。体系的な学習方法が見えづらいインフラ領域では、学習初期に選ぶ一冊が、将来のスキル習得やキャリア形成に大きな影響を与えることもあります。
この記事では、インフラエンジニアとして基礎を固めたい方に向けて、未経験でも理解しやすく、実務や資格対策にも役立つおすすめの本をレベル別にご紹介します。
現役エンジニアとして長年インフラ領域に携わってきた筆者が、実体験に基づき「読んでよかった本」「現場で本当に使えた本」も厳選。インフラエンジニアを目指すあなたの本選びに、ぜひお役立てください。
現役エンジニア兼フリーランスライター。PHPで社内開発を行う傍ら、オウンドメディアコンテンツを執筆。得意ジャンルはIT・転職・教育。個人ゲーム開発に興味があり、Unity(C#)×生成AIで「おでんのコンニャクが主役のゲーム」を計画中だが、忙しくて遅々として進まないのが悩みのタネ。(note: @azasaz_a)
目次
インフラエンジニアを目指すにあたっての学習手段は多岐にわたりますが、中でも「本での学習」がいまだ根強く支持されるのには明確な理由があります。ここでは、本がインフラエンジニアの学習において効果的である理由を解説します。
本での学習は、章立てや構成が論理的に整理されているため、知識を網羅的かつ段階的に身につけられる点が大きなメリットです。
インフラ領域はネットワーク、サーバー、セキュリティ、クラウドなど多岐にわたるため、ネットの情報だけを頼りにしていると全体像がつかめなくなることもしばしばあります。その点、本であれば、あらかじめ設計された学習の流れに沿って学べるため、知識を体系的に整理しやすく、初心者ほどその効果を実感しやすいはずです。
私自身、開発系の技術を学ぶ際に「基礎から体系的に解説された本」を選ぶことで、応用力が格段に向上した実感があります。副業ライターとして記事を書く立場から見ても、体系的に理解している人ほど「伝え方」や「用語の選び方」が的確だと感じます。
書籍は専門家による監修や出版社の校正を経て発行されているため、情報の正確性や信頼性が高く、安心して学習に取り組めるのも大きなメリットです。
ネット上には情報があふれていますが、中には古い内容や誤った知識も混在しており、特に学習初期には「どれを信じていいのか分からない」と感じることも少なくありません。だからこそ、信頼できる情報源をベースに学ぶことが重要になります。
私も初心者だった頃は、まず書籍で全体像をつかむことで理解がスムーズになりました。公式ドキュメントは、ある程度の基礎が身についてから読むと「なるほど!」と思えるのですが、最初のうちは何が書いてあるのか分からないこともあるんですよね…。
初学者こそ、まずは信頼性の高い書籍を活用して、知識の土台をしっかり固めるのがおすすめです。
インフラエンジニアを目指す上で、「どの順番で何を学べばいいのか」と迷う方は少なくありません。本はその道筋を示してくれる存在であり、学習の進行をガイドしてくれる「ロードマップの軸」として有効です。
基礎から応用まで体系的に構成されている書籍を選ぶことで、「今どこを学んでいて、次に何を学ぶべきか」が明確になります。さらに、どんなツールやサービスを使えばよいか、最終的にどのレベルを目指せばいいかといった学習のゴールも見えてきます。
私も書籍をベースに学習を進めながら、内容に応じてドキュメントやハンズオン教材を組み合わせることで、無駄なく効率的にスキルを習得できました。本を学習の出発点にすることで、自分だけの学習ルートを描きやすくなり、継続もしやすくなります。
本は試験対策や復習にも適しています。多くの技術書には章末に要点のまとめや練習問題が掲載されており、学んだ内容を定着させるのに役立ちます。インフラ系資格は出題範囲が広いので、体系的に整理された本を活用することで、効率よく対策が可能です。
ネット記事だとどうしても情報が断片的になりやすく、復習時に該当箇所を探すのが大変でしたが、本ならマーカーや付箋で整理しやすく、学習の振り返りにも便利!私自身、資格試験に向けて勉強した際には、まず本で全体像をつかみ、苦手な分野をピンポイントで復習するようにしていました。
インフラエンジニアを目指す上での読書は、学習段階やレベルに応じて適切な本を選ぶことが重要です。ここでは、未経験から実務レベルまでを見据え、レベル別におすすめの書籍を厳選してご紹介します。
対象者 | おすすめ本 |
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初心者向け | |
実務経験者向け | |
クラウド・自動化学習向け | |
資格取得向け |
参照:Amazon
『改訂新版 インフラエンジニアの教科書』は、インフラエンジニアとして必要な知識やスキルを体系的に学べる入門書です。
ネットワーク、サーバ、セキュリティなどインフラ全般の基本を現場の視点から丁寧に解説しており、未経験者や入社1~2年目の新任エンジニアに特におすすめ。改訂版ではクラウドや最新トレンドにも対応しており、初学者が「インフラの世界とはどのようなものか」「何から学び始めればよいか」をつかむのに最適な内容となっています。
旧版から定番書として親しまれてきた本書は、「インフラの仕事の全体像が理解できた」「学びの指針が明確になる」といった評価も多く、インフラエンジニアとしての第一歩を踏み出すための信頼できる一冊です。
タイトル | 『改訂新版 インフラエンジニアの教科書』 |
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著者 | 佐野 裕 |
出版社 | シーアンドアール研究所 |
発売日 | 2023年(初版2013年) |
購入URL | Amazon |
出典:Amazon
『サーバ/インフラエンジニアの基本がこれ1冊でしっかり身につく本』は、インフラ運用・管理に必要な基礎知識を広くカバーした初心者向けの一冊です。
サーバやネットワークの仕組みからクラウド時代に求められる考え方、さらには学習法やキャリア形成まで網羅しており、単なる技術解説にとどまらない実践的な内容が特徴。未経験者や新入社員向けの“ファーストステップ本”として位置づけられており、Webエンジニアがインフラの基本を学ぶ際にも有効です。
クラウドの基本概念やつまずきやすいポイントが丁寧に解説されている点も評価されており、「幅広く俯瞰できる」「とにかく分かりやすい」と多くの初学者から支持を集めています。
タイトル | 『サーバ/インフラエンジニアの基本がこれ1冊でしっかり身につく本』 |
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著者 | 馬場 俊彰 |
出版社 | 技術評論社 |
発売日 | 2021年 |
購入URL | Amazon |
出典:Amazon
『1週間でLPICの基礎が学べる本 第3版(1週間シリーズ)』は、Linuxの超基礎を視覚的に理解できる入門書です。
Linuxの初級資格「LPIC-1」の内容をベースに構成されており、文章量を抑えつつ、イラストや画面図を多用して解説されているため、未経験者でも直感的に操作や仕組みが理解しやすくなっています。章構成は「1日1章、1週間で読破できる」設計で、学習のペースをつかみやすいのも特徴です。
Linuxやコマンド操作に初めて触れる方、他の入門書で挫折した経験がある方はもちろん、試験対策にとどまらず手軽なLinux学習の第一歩として活用でき、「図解が多くわかりやすい」「用語説明が丁寧で助かる」といった高評価のレビューも多く寄せられています。
タイトル | 『1週間でLPICの基礎が学べる本 第3版 (1週間シリーズ)』 |
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著者 | 中島 能和 |
出版社 | インプレス |
発売日 | 2019年 |
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『ゼロからはじめるLinuxサーバー構築・運用ガイド 第2版 動かしながら学ぶWebサーバーの作り方』は、Webサーバー構築を題材に、Linuxサーバーの構築・運用を実践的に学べる一冊です。
基本操作やユーザ管理、パッケージ管理から始まり、Apache/Nginxの設定、Firewallの構築、シェルスクリプトによる自動化、監視・バックアップまで幅広いトピックをカバー。実行例が豊富に掲載されており、コマンドや設定の背景も丁寧に解説されているため、独学でも無理なく進められます。
第2版では最新のOS環境やコンテナ技術にも対応しており、実務に直結する内容が詰まっています。読者からは「手順通り進めるだけでサーバー構築が体験できる」「現場ですぐに役立った」と高評価。実務経験があり、さらにスキルを深めたい方に最適な実践書です。
タイトル | 『ゼロからはじめるLinuxサーバー構築・運用ガイド 第2版 動かしながら学ぶWebサーバーの作り方』 |
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著者 | 川原 祐介 |
出版社 | 翔泳社 |
発売日 | 2024年 |
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『マスタリングTCP/IP―入門編―』は、ネットワーク技術を体系的に深く学べる定番のロングセラー書です。
タイトルに「入門編」とありますが、TCP/IPの各層構造をはじめ、IPアドレスやサブネット、ルーティング、主要プロトコル(TCP/UDP、HTTP、DNSなど)、さらにネットワーク設計やセキュリティの基本まで網羅。400ページ近いボリュームで、単なるプロトコル解説を超えた広範な知識が得られます。
最新版ではIPv6やクラウドに関する内容も追加され、現代のインフラ環境にも対応。読者からは「ネットワークを志すなら必読」「何度読んでも新たな気づきがある」と高く評価されており、ネットワークエンジニアはもちろん、インフラ全般に携わる実務者にもおすすめされる「バイブル」的な一冊です。
タイトル | 『マスタリングTCP/IP―入門編―』 |
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著者 | 井上 直也、村山 公保、竹下 隆史、荒井 透、苅田 幸雄 |
出版社 | オーム社 |
発売日 | 2019年(第6版) |
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『ネットワークはなぜつながるのか 第2版 知っておきたいTCP/IP、LAN、光ファイバの基礎知識』は、ネットワークの仕組みを物語風にやさしく解き明かす名著です。
クライアントがWebページにアクセスする過程をストーリー仕立てで追いながら、IPパケットの構造やルーティング、DNS、イーサネット、光ファイバ通信といった要素を順を追って解説。図解も豊富で、抽象的なプロトコルの概念を自然に理解できる構成となっています。
難解な技術を「なぜそうなっているのか」という視点から説明しているため、読むほどに納得感が深まり、「感動した」という声も多数。発売から15年以上経つ今も「ネットワーク理解の決定版」として支持され続けており、全インフラエンジニアに一度は読んでほしいと推奨される一冊です。
タイトル | 『ネットワークはなぜつながるのか 第2版 知っておきたいTCP/IP、LAN、光ファイバの基礎知識』 |
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著者 | 戸根 勤 |
出版社 | 日経BP |
発売日 | 2007年 |
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『クラウドエンジニアの教科書』は、AWS・Azure・GCPという主要3クラウドを横断的に扱い、クラウド技術の全体像を丁寧に解説した入門書です。
クラウドの基本概念から各サービスの特徴、認定資格、料金体系、Infrastructure as Code(IaC)、コンテナ運用、マルチクラウド構成まで幅広いトピックを網羅。オンプレとの違いや組織面の知識など、他書で省略されがちな周辺情報も丁寧に補完されており、初心者がつまずきやすいポイントをしっかりカバーしています。
クラウド未経験のインフラエンジニアはもちろん、基礎から学び直したい中堅層にも支持されており、「この一冊で全体像がつかめる」と好評。クラウド時代に不可欠な考え方を体系的に学べる、まさに新定番の一冊です。
タイトル | 『クラウドエンジニアの教科書』 |
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著者 | 株式会社ハートビーツ、佐野 裕、伊藤 俊一、小嶋 宏幸、Namihira |
出版社 | シーアンドアール研究所 |
発売日 | 2022年 |
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『詳解Terraform』は、インフラの構成をコードで管理するInfrastructure as Code(IaC)を実践するための公式ガイドであり、Terraformの基本から応用までを網羅的に解説した一冊です。
HCL言語の文法や基本操作、AWSをはじめとするリソース管理、状態ファイルの扱い、モジュール設計、Terraform Cloudの活用、CI/CDとの連携など、ツールの使い方にとどまらず、インフラ自動化の考え方まで深く学べます。マルチクラウド対応にも配慮されており、クラウドに依存しない視点で構成されている点も特徴です。
Terraform初心者から中級者まで幅広く活用でき、「点在していた知識が線でつながった」「実務に直結する内容」と高評価。IaCを本格的に学びたいインフラエンジニア必携の一冊です。
タイトル | 『詳解 Terraform 第3版 ―Infrastructure as Codeを実現する』 |
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著者 | Yevgeniy Brikman(著)、松浦 隼人(訳) |
出版社 | オライリー・ジャパン |
発売日 | 2023年 |
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『AWSではじめるクラウドセキュリティ:クラウドで学ぶセキュリティ設計/実装』は、クラウド環境におけるセキュリティ対策を体系的に学べる実践的な入門書です。
AWSを題材に、セキュリティの基本原則から設計・実装、実務的な対策演習まで3部構成で丁寧に解説。クラウド特有の責任共有モデルや脅威への対応、各種セキュリティサービス(IAM、VPC、GuardDutyなど)の使い方までカバーされています。
読者からは「業務全体を俯瞰できる」「実践編で理解が深まった」と高評価を獲得しており、「一社に一冊置いておきたい」との声も。初心者にも配慮された構成で、「セキュリティ設計をどう始めればいいか」という疑問に答える一冊です。
タイトル | 『AWSではじめるクラウドセキュリティ:クラウドで学ぶセキュリティ設計/実装』 |
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著者 | 松本 照吾、桐谷 彰一、畠中 亮、前田 駿介 |
出版社 | テッキーメディア |
発売日 | 2023年 |
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『Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応』は、Linux技術者認定試験「LPIC-1」の試験範囲を体系的に学べる、定番の対策本です。
Linuxの基本操作からシステム管理、ネットワーク設定までを網羅し、豊富な図表と具体例を用いて分かりやすく解説。試験のポイントが明確に整理されており、章末の練習問題や模擬試験も収録されているため、理解度を確認しながら効率的に学習を進められます。
「あずき本」の愛称でも親しまれ、「この一冊で合格できた」という声が多数。受験者の多くから「LPIC対策に最も信頼できる教科書」として支持されており、試験対策だけでなく、Linuxの基礎力を確実に養える一冊として資格取得後も手元に置かれることの多い人気書です。
タイトル | 『Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応』 |
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著者 | 中島 能和(著)、濱野 賢一朗(監修) |
出版社 | 翔泳社 |
発売日 | 2019年 |
購入URL | Amazon |
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『AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー 改訂第3版(AWS認定資格試験テキスト)』は、AWS認定試験の入門編「クラウドプラクティショナー(CLF-C02)」に対応した公式テキストです。
クラウド未経験者にも分かりやすい平易な語り口で、クラウドの基本概念からAWSのサービス概要、セキュリティ、請求、サポートまで体系的に解説。各章末の確認問題や巻末の模擬試験で、知識の定着と本番対策の両方が行えます。
第3版では試験範囲の最新動向にも対応済み。「ITに不慣れでも理解できた」「イラストや例え話でスムーズに学べた」といった高評価が多く、AWSの基礎を知りたい方や資格取得を目指す方にとって、まさに入門+試験対策の決定版です。
タイトル | 『AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー 改訂第3版(AWS認定資格試験テキスト)』 |
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著者 | 山下 光洋、海老原 寛之 |
出版社 | SBクリエイティブ |
発売日 | 2024年(初版2019年) |
購入URL | Amazon |
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『シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200-301』は、Cisco認定資格CCNA(200-301)の対策に特化した公式レベルの総合教材です。
ネットワーク基礎からLANスイッチング、ルーティング、セキュリティ、自動化まで、出題範囲を広くカバー。888ページの大ボリュームに専門スクール講師陣のノウハウと出題傾向分析が凝縮されており、インプットとアウトプットを効率的に進められる構成になっています。
受験者からは「図解やコマンド例が豊富で理解しやすい」「模擬問題の的中率が高い」と高評価で、「この一冊で一発合格できた」という声も多数。CCNAを目指すインフラエンジニアにとって、信頼できる一冊です。
タイトル | 『シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200-301』 |
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著者 | 林口 裕志、浦川 晃、中道 賢 |
出版社 | 翔泳社 |
発売日 | 2020年 |
購入URL | Amazon |
レベル別にさまざまな書籍を紹介してきましたが、「結局どれを読めばいいの?」と迷ってしまう方もいるかもしれません。そんな方に向けて、私が実際に購入して読んだ中で「これは役に立った!」と感じた本もご紹介します。迷ったときの参考にしてみてください!
出典:Amazon
『図解 Amazon Web Servicesの仕組みとサービスがたった1日でよくわかる』は、AWSの基本サービスや仕組みをオールカラーの図解で直感的に学べる入門書です。
「AWSの全体像や概要を知りたい」と思って購入した一冊で、60以上のサービスが紹介されており、図が多く非常にわかりやすかったのが印象的でした。機械学習やサーバーレスといった最新トピックにも触れられており、これからAWSを学ぶ方にとって最初の一冊として最適だと感じます。
仮想サーバー、ストレージ、ネットワーク、データベース、セキュリティといった主要サービスを網羅しつつ、インフラの基礎知識も丁寧に解説されているため、クラウド初心者でもスムーズに読み進められる構成です。
タイトル | 『図解 Amazon Web Servicesの仕組みとサービスがたった1日でよくわかる』 |
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著者 | NRIネットコム株式会社、上野 史瑛、小林 恭平、尾澤 公亮、高梨 友之 |
出版社 | SBクリエイティブ |
発売日 | 2022年 |
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『新人エンジニアのためのインフラ入門』は、ITインフラ全体の基礎知識を体系的に学べる入門書です。サーバ、ネットワーク、仮想化、セキュリティ、運用・監視など、幅広いテーマを1冊で網羅しており、専門用語や技術の役割も丁寧に解説されています。
インフラについて自分が知らなすぎることに危機感を覚え、初心者にも分かりやすいという評判を信じて手に取った一冊でしたが、期待以上に役立ちました。
現場目線の具体的な仕事内容やスキルの紹介もあり、インフラの実務イメージをつかむのにも最適です。新人エンジニアはもちろん、「インフラを一通り学び直したい」と思っている方にもおすすめできる、実用的で信頼性の高い入門書となっています。
タイトル | 『新人エンジニアのためのインフラ入門 (Think IT Books)』 |
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著者 | 株式会社BFT |
出版社 | インプレス |
発売日 | 2018年 |
購入URL | Amazon |
出典:Amazon
『7日間でハッキングをはじめる本』は、セキュリティ学習プラットフォーム「TryHackMe」を活用しながら、ハッキングの基礎を実践的に体験できる初心者向けの入門書です。筆者のカンファレンスをきっかけに興味を持ち、「ちょっと怖いけど面白そう」と思って手に取りました。
内容は単なる攻撃手順の紹介ではなく、Linux操作やネットワークの基礎、セキュリティの考え方まで網羅されており、インフラ学習の入り口としても非常に優れた構成。仮想環境で手を動かしながら日替わりの課題に取り組めるため、楽しみながら「攻撃者視点」や「脆弱性への理解」が自然と身につきます。
難しい専門書に抵抗がある人でも取り組みやすく、インフラ・セキュリティを学び始めたい人にぴったりの一冊です。
タイトル | 『7日間でハッキングをはじめる本 TryHackMeを使って身体で覚える攻撃手法と脆弱性』 |
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著者 | 野溝 のみぞう |
出版社 | 翔泳社 |
発売日 | 2024年 |
購入URL | Amazon |
インフラエンジニアにおすすめの本は数多くありますが、ただ読むだけでは知識の定着やスキルの向上にはつながりにくいのが実情です。ここでは、インフラ領域の学習効率を高めるために意識したい「本の使い方」について、具体的なポイントを解説していきます。
技術書を読む際にありがちな落とし穴が、「最初から最後まで全部読まなければ」と思い込んでしまうことです。インフラ系の書籍はボリュームが多く、全体を通読しようとすると時間も労力もかかるため、無理に続けると途中で挫折してしまう可能性があります。
そこでおすすめなのが、自分の目的や現在のスキルレベルに応じて、必要な章だけをピックアップして読む方法です。例えばLinuxの基本操作を学びたいなら、ネットワーク構成の章は一旦飛ばしてOK。逆にAWSの構築経験がある人なら、初歩の解説よりもセキュリティや監視の章を重点的に読むと効率的です。
私も技術書を読む際は、「自分にとって最も必要な情報はどこか」を意識するようにしています。全体像を把握しながら必要な情報を必要なだけ吸収することで、本での学びを最大化できるでしょう。
インフラ系の知識は、読んで「分かったつもり」になっても、実際に手を動かしてみると理解があやふやだったと気づくことがよくあります。だからこそ、本を読むだけで終わらせず、学んだ内容をその場で実践してみることが、学習効率を高める重要なポイントです。
例えば…
など、小さな実践を積み重ねることで、知識が定着しやすくなります。
私自身も、開発技術を学ぶときには「写経」やハンズオンを通じて理解が深まった実感がありました。こうした小さな実践を積み重ねることで、知識の定着度はぐっと高まります。
学習した内容は自分の中だけに留めず、SNSやブログを通じてアウトプットすることで記憶の定着と理解の深まりに大きな効果があります。文章として言語化することで「あれ、これって本当に理解できてたっけ?」と気づく場面も多く、学習の振り返りとしても非常に有効です。
また、技術的な情報を発信しておくことで、同じ学びをしている人とつながるきっかけになったり、ポートフォリオとして活用できたりと、副次的なメリットもあります。
私も仕事で新しい技術を学んだり調査したりした際に、アウトプットすることで理解が一段深まった経験が何度もあります。個人的に「エンジニアあるある」だと思っているのですが、調べて悩んで詰まったときほど「同じところで困っている人を助けたい!」という謎の使命感が湧いてきて、「これは発信しなければ!」という気持ちになるんですよね。
インフラ系の知識は体系的に整理するのが難しい分野だからこそ、積極的にアウトプットしていくことで、自分自身の成長にもつながっていきます。
本を使った学習はインフラエンジニアとしての知識を深める上で非常に有効ですが、より実践力を高めるには、学びを「本の中」だけで完結させないことが大切です。ここでは、本でのインプットをさらに活かすために取り組んでおきたいことをご紹介します。
学んだ知識を実務に活かすには、「副業」という選択肢が有効です。本で得た知識を実際の業務で試すことで理解が深まり、知識の定着とともにアウトプット力も自然と身についていきます。
最初から完璧を目指す必要はなく、小さな案件やサポート業務から始めることで、無理なく実践経験を積むことが可能。本業とは異なる技術領域を経験することでエンジニアとしての視野も広がり、将来的にフリーランスとして独立を目指す場合の準備にもなります。
副業案件を探すなら、フリーランス・副業向けマッチングサービス「Workship」がおすすめです。インフラ系の案件も豊富で、スキルに応じて段階的にレベルアップできます。また、インフラエンジニアに特化した「クロスネットワーク」を活用すれば、自分のスキルや希望に合った案件と出会いやすく、安心して現場経験を積むことができます。
学びを「実践の機会」へとつなげるために、こうしたサービスを積極的に活用していきましょう。
インフラエンジニアができる副業7選|週1・土日OKの案件と始め方を徹底解説
Workship MAGAZINE
インフラの知識は頭で理解するだけでなく、実際に手を動かすことで初めて「使えるスキル」として定着します。そのため、自宅のPCに仮想環境を構築したり、AWSやGCPといったクラウドサービスの無料枠を活用したりして、日常的に検証環境で試す習慣をつけることが大切です。
私も実際に仮想マシンにLinuxを入れて手を動かしたことで、書籍では分かりづらかったコマンドや設定の意味が腹落ちした経験があります。クラウドや仮想環境は今や誰でも手軽に使える時代だからこそ、学んだ知識をすぐに試して確かめてみることが、エンジニアとしての成長スピードを大きく左右するでしょう。
インフラ領域は技術の進化が早く、クラウドサービスやセキュリティのトレンドも日々変化しています。そこでおすすめしたいのが、勉強会や技術カンファレンスへの参加です。
リアルタイムで現場の知見や最新事例に触れられるだけでなく、登壇者の経験談や技術的な工夫を聞くことで、実務に役立つヒントが得られることも少なくありません。
私自身、登壇者の話がきっかけで技術書を手に取ったり、新しいサービスに興味を持ったりしたことが何度もあります。加えて、現場で活躍するエンジニアとの交流はモチベーションの向上にもつながります。
オンライン開催の勉強会も増えている今、気軽に参加できる環境が整っています。学びを継続する上で、定期的な「刺激」を得る場として活用してみてください。
インフラエンジニアとして成長していくためには、断片的な情報に頼るのではなく、体系的で信頼性の高い「良書」を使った学習が効果的です。
特に初心者のうちは、全体像をつかみながら必要な知識を段階的に身につけられる本を選ぶことで、迷わず学習を進められます。また、本で得た知識を実際に手を動かして試したり、SNSやブログでアウトプットしたりすることで、理解がより深まります。
副業や検証環境を活用すれば、学びを実務の中で活かすサイクルができ、現場で通用するスキルが自然と身につくようにもなります。自分に合った一冊と出会い、学びを実践につなげていくことで、インフラエンジニアとしての成長を加速できるでしょう。
本で得た知識を実務で試してみたいという方は、副業案件にチャレンジできる「Workship」やインフラエンジニア特化型のマッチングサービス「クロスネットワーク」を活用して、学びを現場での経験につなげてみましょう。
(執筆:水無瀬あずさ 編集:猫宮しろ)