「専門スキルを伸ばす VS 幅広い領域に挑戦する」フリーランスの生存戦略討論
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2018年6月27日に、Googleは自社の広告サービス「Google Adwords」を「Google Ads(Google広告)」へと名称変更・プロダクトアップデートを行いました。それに伴い、レスポンシブ検索広告の導入や動画広告・YouTube広告の改善、デバイスをまたいだアトリビューションレポート機能、そしてGoogleの新アルゴリズムアップデートなど、慌ただしい四半期を過ごしました。
最近では、Chrome上でのサイトのUXパフォーマンスを確認できる「Chrome ユーザーエクスペリエンス レポート(以下、 CrUX )」というレポートティング機能を発表しています。
GoogleはUXの重要性を提唱しており、特にモバイルページの読み込み速度は最重要課題として扱っています。そのため、極端に読み込み時間が遅いなどのUXが悪いページに関しては、検索結果で上位表示をしないようにしています。これはGoogleが、ユーザーを遅くて広告だらけの質の悪いサイトへ誘導しないようにするためです。
GoogleからUXが悪いサイトとしてレッテルを貼られる前に、まずはこのGoogleのUX基準を満たせるよう対策をとり、常に改善をし続けることが大切です。
そのUXパフォーマンスを確認できるのが、先述したChrome ユーザーエクスペリエンス レポート(CrUX)です。今回はこちらについて詳しく見ていきたいと思います。
Googleデベロッパーは、Chrome ユーザーエクスペリエンス レポート(CrUX)について以下のように述べています。
Chrome ユーザーエクスペリエンス レポート(CrUX)は、何百万ものあるサイトのUXやパフォーマンスを確認できます。もちろん、競合のサイトのパフォーマンスも確認でき、自分のサイトと比較可能です!
レポートは簡単に作成でき、Google Data studioで自在に扱えます。
Googleのブログによると、Chrome ユーザーエクスペリエンス レポート(CrUX)を確認する方法は3つあるとのことです。
①のダッシュボード上では、そのサイトのUXがどう変化したか確認できます。この機能は自動的に生成されアップデートされます。無料で利用可能です。
②のGoogle BigQueryは、1ヶ月1TBまでのクエリデータであれば無料で確認できます。それ以上見たい場合は有料となります。ビッグクエリでは数あるサイトの生データを細かく分割して確認できます。UX指標データをサイト別に閲覧でき、下記のような項目ごとに比較可能です。
これら以外にも、その他の指標でもデータをトラッキング可能です。
Googleのデベロッパーは以下のように述べています。
GoogleビッグクエリをもとにしたChrome ユーザーエクスペリエンス レポート(CrUX)から提供されるUX指標データは、最新ブラウザに対応したウェブAPIによって実現され、サイト粒度でデータを確認できます。
その指標は、下記の通りです。
③のPageSpeed Insightsは、URLベースでページの遷移時間などのUXを計測できます。
(著者:Carolanne Mangles 翻訳:Reina Onishi)