エンジニアの副業におすすめのサービス11選!メリットや戦略も解説
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デザイナーとして働く場合、大きく分けて2つの方法があります。企業に属する方法と、フリーランスとして独立して働く方法です。自分が目指すデザインの方向性や働きかたによって、働く場所や方法も変わってくるはずです。
また、そのようなメインの収入のほかに、不労所得を得る方法を探るという選択肢もあります。今回は、デザイナーのための「不労所得」構築アイデア5選を紹介します。
不労所得とは、能動的収入への依存度を下げることができる代替収入源のことです。不労所得は最小限の労力で得られる反面、資金や時間の先行投資が必要になります。「不労」という名前が付いてはいるものの、ある程度の戦略や努力は欠かせません。
不労所得の基本は、インデックスファンド(日経平均株価など、指数に連動して値動きする投資信託)への投資といわれています。投資にはつねにリスクがつきまといますが、インデックスファンドの株式を長期保有するのは比較的安全だと考えられています。ただし、投資で十分な収入を得るためには資金が必要です。
ここからは、デザイナーであるという利点を活かした不労所得のアイデアを紹介します。
高額な初期費用なしでデザイナーが不労所得を得られる方法のひとつが、デジタルアセット(資産価値のあるデジタルデータ)の販売です。デジタルアセットにはアイコンのセットやテクスチャーから複雑なデザインシステムに至るまで、さまざまな作品が含まれます。
市場が飽和気味だということを加味して、需要がありそうなものを注意深く選び、制作するのがポイントです。制作するものに迷ったら、以下を参考にしてください。
デザイナーのタスクを減らすことができる製品であればあるほど、人気が出るはずです。
たとえば筆者は、「アバターを作るのが面倒くさい」という自分の体験をもとに、3サイズのアバターパックを制作し、Behance、Dribbble、Twitterに投稿しました。その結果4千人がダウンロードし、74ドルの収入につながりました。額としてそれほど大きくはありませんが、制作にかかった時間も短かったため、不労収入の成功例だと考えています。
このように、アイデア次第ではどのようなものでも製品やツールになり得るのです。
UIキットやデザインシステムは、大きな市場を形成しています。スタジオが製品開発プロセスの設定や品質の向上、時間コスト削減のためにUIキットやデザインプロセスを購入していることも、その一因です。また、初級や中級レベルのフリーランサーにも需要があります。
UIキットを作ることが筆者のおもな収入源だった5年前、平均して月に約1,500ドルの収入を得ていました。この水準に到達するまでにかかった時間は約1年間です。既存のデジタルアセットの積極的なプロモーションや、新規デジタルアセットの公開をやめても、すくなくとも1年間はある程度安定した収入を得られました。
直接的にデザインをしないという点においては、デザインを教えることも不労所得だと言えます。デザインの分野において高度な知識を持っており、他人に教えることに抵抗がないなら、デザインを教える側にまわることも検討してみましょう。
オンラインでデザインを教える場合、自宅で仕事ができます。時間帯が自由に選べるため、自分のニーズに合ったスケジュールを組めるのもメリットのひとつです。
SkillshareやLinkedIn Learningなど既存のプラットフォームを活用するほか、自分で顧客を作るという選択肢もあります。多くのファンを獲得したいなら、できるだけ自分から発信しましょう。
権威のあるデザイナーだという印象が構築できれば、自然と顧客も増えるはずです。
グッズの販売も、不労所得につながります。Tシャツ、タンブラー、ノートなど、オンラインで販売できるものならなんでもOKです。自分で発送をするのが面倒な場合、発送まで担ってくれるサービスを利用しましょう。
在庫を保有してマージンをカットしたい場合、時間や資金、リソースがより必要になります。しかし、成功した場合により多くの収入を得られるので、成功する自信がある場合は選択肢に入れてみましょう。
電子書籍の執筆も、不労所得を得る方法のひとつです。紙の本が主流だった時代に比べて、いまは簡単に本を作ることができます。印刷代などの初期費用をかけず、電子書籍が販売できるためです。もし人気が出れば紙の本になる可能性もあります。
電子書籍のレイアウト自体がデザインの練習になるため、デザイナーとして成長できるのも魅力のひとつです。他の電子書籍からデザインのアイデアを得てみましょう。
もし需要がありそうな内容であれば、デザイナーになるまでの経緯についてなど、デザインについて以外の内容も検討してみるのもおすすめです。付加価値を意識して内容を精査しましょう。
会員制コミュニティーを構築して会費を得られれば、不労所得になります。
詳細なチュートリアルやダウンロード可能なリソースなど、キャリアアップを目指すデザイナーが有益だと感じるようなものをシェアしましょう。技術が高く、デザインが洗練されていればいるほど、忠実なファンを確保できる可能性が高くなります。
会員制コミュニティーの構築は簡単ではありませんが、大きなコミュニティーを構築できれば魅力的な不労所得になるはずです。
デザイナーとしてのメインの仕事をするかたわら、不労所得も得られるような工夫をしておくと、気持ちにすこし余裕が生まれます。先述のとおり、完全に「不労」というわけにはいきませんが、自分にあった先行投資先を検討してみましょう。
(執筆:Robert Mayer 翻訳:Asuka Nakajima 編集:少年B 提供:Muzli)