エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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フリーランスにとって、スケジュール管理は永遠のテーマであるといっても過言ではありません。筆者も長いことフリーランス生活を続けていましたが、いまだに上手く行かない日々を過ごしています。
筆者のように、スケジュール管理が苦手という人も多いはず。そこで今回はフリーランス歴6年の現役エンジニアである筆者が、AI搭載のスケジュール管理ツール『Reclaim AI』をご紹介します。
ITライター兼Web開発者。 システムエンジニアとしての経験とSEOの知見を活かした記事を執筆。AIを組み込みライター業務を効率化するWebサービス『MOJI-KA』を開発・運用中。
目次
『Reclaim AI』はAIを搭載したスケジュール管理ツールです。
スケジュール管理を手動で行っている人も多いかもしれません。予定を入れ替えたり、空いてる時間を見つけたりするのは意外と手間ですよね。ところが、このReclaim AIを使えば、AIが適切な時間を見つけて予定を調整してくれます。
Reclaim AIはGoogle Chromeの拡張機能として提供されています。利用できるのはGoogleカレンダーのみですが、Googleカレンダーをメインに利用している人にはおすすめです。
もちろん、無料でも十分な機能が提供されているのでお金をかけたくない人でも安心。気に入ったら課金しましょう。
プラン | 料金 | チーム内の最大ユーザー数 |
Lite | 無料 | 1人 |
Starter | 8ドル | 10人 |
Business | 12ドル | 100人 |
Enterprise | 18ドル | 100人以上 |
Reclaim AIの料金体系は、スケジュール管理に参加する人数次第で変動する作りになっています。フリーランスは基本的に1人で動くので無料枠でも十分でしょう。
もし、あなたがチームを組んでいるのであれば、Reclaim AIはさらに効果を発揮します。Reclaim AIにはチームメンバーのスケジュールを分析して最適な時間帯にミーティングを設定、優先度に応じた柔軟なスケジュール変更も自動でしてくれるのです。
Reclaim AIはタスク管理ツールとの連携機能も搭載されていますが、無料で対応しているのはGoogle Tasksのみ。ほかに連携したいタスク管理ツールがある人は、有料プランに入る必要があります。
たとえば、AsanaやTodoistなどで本格的にタスク管理をしたい場合は、Starter以上のプランを選択しましょう。
では、Reclaim AIの主な機能には何があるのか見ていきます。
機能 | 概要 | 備考 |
タスク連携 | Google Tasks、Slack、AsanaなどのタスクとGoogleカレンダーを自動連携 | 無料で連携できるのはGoogle Tasksだけ |
スマート習慣 | 日々のルーチンを設定し、1日のスキマ時間に自動設定 | 無料で設定できるのは3つまで |
1on1ミーティング | 相手と自分のスケジュールから最適な時間を見つけ出し、自動で1on1ミーティングを設定 | 無料では制限あり |
スケジューリングリンク | スケジュールをリンクにしてメールなどで共有 | 無料では制限あり |
スケジュール分析 | 自分やチームのスケジュールを分析 | チーム分析は有料 |
バッファ時間 | 各スケジュールごとにバッファを設けて無理のないプランを構築 | ― |
カレンダー管理 | タスクの時間や優先度の設定、複数カレンダーとの同期 | 無料では制限あり |
外部連携 | SlackのステータスをZoom会議と自動連携。Zoom会議リンクを自動生成 | ― |
フリーランスがReclaim AIを使うメリットは以下の3つです。
フリーランスは1人でやらなければいけないスケジュール管理。それを半自動化してくれる点は大きいと思います。複数メンバーとの連携がスマートなのも魅力です。
Reclaim AIは決められたルールに従って、最適な枠にタスクを設定してくれます。これまでは自分で、ときには相手のスケジュールも確認しながら予定を組んでいましたが、Reclaim AIなら自動でスケジューリング。
まるで秘書がついてくれたかのように予定を調整しながら1日の生産性を向上できます。
絶対に終わらせたいスケジュールは優先度を上げておけば、ほかの予定が横入りしてくる心配もありません。また、スキップしてしまったタスクは「Reschedule」をすれば自動的に再びスケジュールを入れてくれます。
Reclaim AIは、Google Tasks、Asana、Jiraなどと連携しながらタスクを管理できます。つまり、既存のタスク管理ツールがあっても、導入しやすいんです。
案件によってAsanaやJiraなど、複数のタスク管理ツールを使っているのであれば、Reclaim AIでGoogleカレンダー上にタスクを一元管理可能することもできます。
ただし、無料で連携できるタスク管理ツールはGoogle Tasksだけ。それ以外は有料プランになります。
Google Tasksとの連携は設定から行いますが、Google Tasksからタスクを追加する際は、Reclaim専用の入力フォーマットでタスクの種類(WorkまたはPersonal)、期限、工数などを設定することでスケジューリングされます。
Reclaim AIをチームで運用すれば「次回のミーティングですが月曜日なら何時が空いていますか?」といったやりとりをする必要がなくります。ミーティングを予定するだけで、Reclaim AIが自動的に適切な時間帯を確保してくれるのです。ただし、チーム運用をするには有料プランが必要です。
Reclaim AIはこのような課題を持つ方におすすめです。
Reclaim AIは、スケジュールを自動的に挿入してくれます。つまり、読書・運動など習慣化したいことがあれば、Reclaim AIに設定するだけで適切な時間帯を確保してくれるのです。
このような悩みを抱えている方は、Reclaim AIを使ってインプットや営業、運動する習慣を身に付けてみましょう。
日々仕事をしていると「あのタスクは先にやっておいたほうがよかったのに、つい後回しにしてしまった」ということがあります。Reclaim AIなら、タスクの優先度を設定できるので柔軟なスケジューリングが可能です。
たとえば、朝の2時間に集中して作業をしたいのであれば、優先度を「Critical」か「High Priority」に設定するだけで、タスクの時間を確保できるでしょう。
チームで働いていると、ミーティングや1 on 1でのスケジュール調整が結構手間です。しかし、Reclaim AIは、ミーティング時間を優先度に応じて自動調整してくれるので全員が空いてる時間帯をわざわざ探す手間がなくなります。
Reclaim AIにはバッファ(余白時間)を設定する機能があります。たとえば「会議の前後には15分空ける」といった設定も可能です。フリーランスあるあるとして「スケジュールをパンパンに詰め込みすぎて崩壊する」があります。できもしないスケジュールを組んで自己嫌悪に陥るくらいなら、あらかじめ余裕をもったスケジュールで自己肯定感を上げていきましょう。
実際に私が使ってみた感想として、うれしかったのが以下の4点です。
多くのタスク管理ツールはタスクリストが列挙されるだけで、「タスクの重さ」はあまり可視化してくれませんでした。しかし、Reclaim AIはタスクごとに工数を見積もってからスケジューリングしてくれるんです。
普段から工数を見積もるクセを付けておくと、正確に見積もりを出せるようになるのでおすすめです。
フリーランスは細々としたタスクがいくつもあります。とくに請求書の作成や売上管理など、業務に直接関係ないルーチン系の作業は後回しにしがちです。
筆者もやらなちゃいけないのは分かっていても、ついつい後回しにしてしまうので、機械的に「はい、やってね」と設定されたほうが取り組みやすいと感じました。
チャレンジしたくても、最初の一歩を踏み出せない……。そんな人にとって、Reclaim AIは神ツールです。頭の中でやろうと思っていても、実際に行動するのは難しいもの。筆者も「明日からやる」を繰り返してきた人生でした。
たとえば、フリーランスにとって「運動の習慣化」は重要課題です。筆者の場合は、筋トレや散歩などの運動習慣を組み込みやすくなりました。
予定を積み込み過ぎて、そのすべてが破綻した経験はありませんか? スケジュール通りに進まないとき、「自分の能力不足」と考えてしまうと、自己肯定感を下げてしまうことになります。
でも、常に最高のパフォーマンスを発揮し続けられる人間はいません。このツールはスケジュールに適度なバッファを設けてくれるので、心身共に無理なく、着実にタスクを実行していけるようになります。
ReclaimAIを使えば、スケジュール調整の手間が劇的に軽減されます。タスクを優先度付けする作業は一見手間ではありますが、1日の時間の使い方を見直すいいきっかけになるかもしれません。
スケジュール管理で悩んでいる方は、ぜひReclaimAIを試してみてください!
(執筆:コロスキー 編集:少年B)
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