【MBTI診断】16タイプ別・フリーランスに向いてる仕事/働き方
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「Notionは、僕らにとってのオフィス」。愛するユーザーがそう語るのが、仕事管理ツール「Notion」です。2019年には100万人ほどだったNotionのユーザー数は、2021年現在では全世界で1000万人を超えており、すでに日本法人も始動しています。
そんな話題沸騰中のNotionですが、そもそもいったいなぜ人気なのでしょうか? また、どんな人が関心をもっているのでしょうか。Web行動ログ分析ツール「Dockpit」を用い、Notionの人気の理由やユーザー像を調査します。
目次
情報管理ツール「Notion」は、仕事をするにはこれ一つあればOKという「オールインワンの万能ツール」と言われています。
公式サイトでも「All-in-one workspace」と表現されている通り、単なるタスク管理の域を超え、ドキュメント管理からプロジェクト管理、社内Wikiまで幅広い機能をカバーしています。団体向けと個人向けのプランがあり、個人向けのプランは無料で利用できます。
法人向けプランはNikeやPixar等の企業にも導入されており、デザイン、セールス、マーケティングといった各チームの目的に合わせて機能・UIを設計することができます。日本での導入事例としては、スマートニュース株式会社が全社導入(社員数は約400名)しているようです。
そんなNotionですが、日本での人気も右肩上がりに増加しています。Notionの公式ホームページに訪問したユーザー数推移を見てみましょう。
サイトユーザー数が直近1年間で4倍に増加していることからも、Notion人気の高まりが見受けられます。
続いて、Notionが他の仕事管理ツールとどう違うのか見ていきましょう。次の2点が人気の理由ではないかと考えられます。
多くの人は、スケジュール管理はGoogle Calendar、メモはスマホの純正メモアプリやEvernote、タスク管理はTrelloなど、用途に応じて複数のツールを使い分けているのではないでしょうか。法人では、それらに加えてSlackやMicrosoft Teamsなどのコラボレーションツールも活用されていることでしょう。
Notionは単体でこれらの機能を幅広くカバーしているため、各種ツールを行ったり来たりせずとも情報を管理、整理することができます。
Notionの最も大きな特徴は自由にUIを設計できる「遊び心」と「柔軟性」です。豊富な機能の中で自分が利用したいものだけを選び、自分の好きなようにUIを設計できます。
設計の自由度が高い分、自分の望む形に設計するのは難しいですが、他のユーザーが作ったテンプレートをダウンロードすることもできます。
「Notion」の公式サイトへの訪問ユーザー属性の性年代別、居住地域別の割合を見てみましょう。
性別は男性がおよそ6割を占めています。年代は20代が39%、30代が26%と、若年層のユーザーが多いことが分かります。また、ユーザーの居住地域にも特徴があり、関東地方のユーザーが54.7%と過半数を占めています。
このことから、情報感度の高い関東の若年層を中心に人気を集めていると言えるのではないでしょうか。
さらに具体的なユーザー像を探るべく、「Notion」検索ユーザーが具体的に何に関心を持っているのか、関心ワードから分析します。
関心ワードの1位は「MARKDOWN」。NotionでUIをカスタマイズする際のMarkdown記法が多くの関心を集めていそうです。
続いて、2位~7位まではエンジニア関連のキーワードが見受けられます。Google が提供するアプリ開発のモバイル プラットフォーム「firebase」や、主にフロントエンド開発で用いられる「Vue」「DEV」「NPM」「REACT」などが見受けられました。また、10位にはPFUの高級キーボード「Happy Hacking Keyboard(HHKB)」があり、フロントサイドのエンジニアやWebデザイナーといったユーザーの特徴がありそうです。
8位、9位には「タスク管理」「TODOLIST」といったNotionが持つ機能についての関心も見受けられました。こちらは他のキーワードに比べると女性比率が比較的高いようです。
今回は、仕事管理ツール「Notion」について分析しました。自分好みの管理画面を簡単にカスタマイズして作ることのできるNotion。利用しているユーザーには20代が多く、関東地方に住んでいる人が54.7%と過半数を占めていました。
ちなみに、Twitterで「Notion」を含む投稿をしているユーザーを見てみると、フロントサイドのエンジニアやWebデザイナーなどが多いようです。その他、ライターやイラストレーター、スタートアップで働く人々、フリーランス、就活生やデイトレーダーといったユーザーも多く見受けられました。
こうした人々の投稿を見ると、多くのユーザーはタスク管理とドキュメント管理機能をよく活用しているようです。また、デザイナーやイラストレーターのユーザーのなかには、気に入ったデザインをNotion上にストックして、いつでも見返せるよう工夫している方もいました。タスク管理を行いながら、仕事に必要なメモやアイデアを保存し、スケジュールも管理し……と、Notionだけでほとんどの仕事管理を行っているのではないでしょうか。
今回の調査で浮かんできたNotionのユーザー像の特徴は「情報感度の高い関東の若年層」「エンジニアやデザイナー関連の職業」です。自分が所属している会社の仕事だけでなく、自らのスキルを伸ばすためだったり、単純に面白そうといった理由で様々なプロジェクトに参加し、仕事を行うワーカーも増えてきました。コロナ禍を機にテレワークも進み、パソコンひとつで仕事を行える環境も整ってきています。
日本語版のリリースも予想される「Notion」はますます普及が進んでいくのではないでしょうか。今後の動きに注目です。
【分析概要】
・全国のモニター会員の協力により、ネット行動ログとユーザー属性情報にもとづき分析
・行動ログ分析対象期間:2020年6月〜2021年5月
※ボリュームはヴァリューズ保有モニターでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推測
※対象デバイス:PC・スマートフォンの両デバイス
(執筆:砂原ろまん 提供元:マナミナ)
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