Webサイトでの検索に関わる不満は、そのままコンバージョン率の低下に繋がります。コンバージョン率が低下すれば、ドメインパワーが落ち、商品が購買されなくなって、ビジネスにマイナスの影響が出ることはまちがいありません。

サイト内検索エンジンの設置において、多くの人が今回の記事で紹介するような初歩的なミスを犯しています。この記事では、サイト内検索エンジン設置でやりがちな10の間違いその修正方法についてご紹介します。

サイト内検索エンジンは、UXを向上させるように上手くデザインすれば、Webサイトのユーザビリティを大幅に向上させます。あなたのサイトのメンバーや顧客、購読者を増やすために、ぜひこの記事を参考にしてください。

やってしまいがちな10の間違い

1. 分かりやすい位置にない

サイト内検索用のバーは、サイトの下部ではなく上部に設置しましょう。ページ上部の左側にサーチボックスを設置するのが理想です。

ユーザーの30%がサイト内検索を使用するといわれていますが、サイト内検索バーがわかりくい位置にあると、ユーザーはサイト内検索を使用できません。サーチボックスがサイト上で一番最初に目に留まるものであってはいけませんが、少なくともユーザーの通常のリーディングパターンに合わせて戦略的に設置すべきです。

サーチボックスの場所が決まったら、できるだけ一貫性を持たせましょう。ページ遷移をしても同じ位置にサーチボックスがあれば、ユーザーはよりすばやく検索をおこなえます。

2. キー操作が煩雑である

サーチボックスに「質問はこちら」「商品名」などのプレスホルダーテキストを使用する時は、ユーザーがテキストを記入し始めたタイミングでそれらのテキストが消えるようにしましょう。ユーザーがサイト内検索をおこないづらいと感じると、アクセシビリティが低下します。

また、余分なキー操作を省くことで、サイト内検索がより使いやすくなり、ユーザーの満足度が上がります。キー操作が煩雑だからといってユーザーが検索を諦めるとは限りませんが、少なくともアクションは遅れます。

サーチボックスへのアクセサビリティを高めるもうひとつの方法は、カラーの使用やテキストの可読性を高めるなど、意匠上の変化をつけることが挙げられます。サーチボックスにカスタムカラーを使用しているのであれば、シャープで対比的な色を使ってみましょう。同じように、カスタムフォントのサイズやシェープにも気を配ることが重要です。

3. 自動検索サジェスト機能がない

自動検索サジェスト機能は、重要な商品のモデルやバージョンを複数埋め込んでおくことで、ユーザーの検索プロセスを大幅に速めます。ユーザーが検索にかける時間が少なければ少ないほど、彼らはコンテンツそのものに集中できます。

Martin Bonovよる自動コンプリート機能

4. 自動的に間違いを正すオートコレクトがない

検索機能における間違いのひとつは、オートコレクトをつけないことです。検索上で一般的なタイプミスを発見したら、自動的に間違いを正すオートコレクトを適応しましょう。

モバイルでは特に、検索単語を間違えてタイプすればするほど、ユーザーは諦めて他のウェブサイトに移ってしまう傾向にあります。

5. 404が役に立たない

自動検索サジェストとオートコレクトを使ってユーザーによる検索を導くこととは別に、空白の検索結果ページをを表示させる必要は必ずあります。このページを、ユーザーにとって有益なものにするように努力しましょう。

メインのディレクトリへのリンクを提供し、次の検索への提案を提供するか、コンタクトフォームへ案内しましょう。何があったとしても、ユーザーの検索に役立つ何かを提供しましょう。

See the Pen No Vacancy 404 by Riley Shaw (@rileyjshaw) on CodePen.

6. 検索結果が単純明快でない

検索結果はできるかぎり親しみのあるデザインであるべきです。新しいフィルター機能はここでは使わずに、検索プロセスの次のステップで登場させましょう。

サーチリンクの下にエンジンを隠し、可能であればページを離れることなくサーチメニューが開くようにしましょう。検索結果のランドページは読みやすいようシンプルなフォントを使用し、クリーンなコンポジションで表示することで、ひとつひとつの検索結果にアクセスしやすくなります。

7. フィルターとソーティングを分けない

ソーティングはフィルター機能とは異なります。ソーティングオプション(日付、人気度など)は同じページから使えるようにしましょう。可視性を高めるために、検索結果ページ上部の左隅にソーティングオプションを置くと良いです。

8. 検索アナリティクスを無視する

検索アナリティクスはマーケティングとUXにとって必要不可欠なツールです。検索結果を頻繁にチェックし、比較してみましょう。この検索アナリティクスを使用すれば、あなたの検索機能の弱みがわかります。検索アナリティクスを上手く利用すれば、弱点に直接アプローチできます。

例えば、15,000以上の検索ワードが「猿」ということが分かり、そのうちの3,000しかクリックがなかったとすれば、検索ワードの設定が悪いか関係のないデータが使われているかのどちらか、あるいはその両方が問題であることがわかります。

9. 検索バリエーションがない

検索結果のバリエーションを増やすことで、ユーザーがそれまで視野に入れていなかった商品を検索結果にヒットさせるのに役立ちます。例えば、ユーザーが「大きいサイズのセーター」と検索したとしたら、「大きなサイズ」と「セーター」で別々の検索結果を表示させると良いでしょう。

こうすることで、ユーザーが探している商品や情報がなくても、関連する商品の情報を確認できます。完璧なヒットでなくても、関連する情報を提供することは、空白の検索結果を表示するよりも有益です。

10. 関係のない検索結果がでる

空白の検索ページを避けるためでも、関係のない情報にリンクさせるのは避けるべきです。検索結果は多ければ多いほど良いですが、ユーザーの過去の行動に基づいていない情報は掲載しないようにしましょう。

11. ユーザーを膨大な情報で圧倒させる

最後に、検索におけるUXの最大の間違いは、ユーザーを情報量で圧倒することです。検索結果が20件を超えていたら、ユーザーが希望しない限りすべてを表示するのはやめましょう。15~20件ほどの検索結果のみを表示するようデフォルトで設定し、残りの検索結果はユーザーが自身で次のページに移動したら確認できるようにすべきです。

(原文:Stephen Moyers 翻訳:Mariko Sugita)

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