【フリーランス生活6ヶ月目】会社員生活との違いや学びをまとめてみた
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近年、Web上のデザイン手法は増え続けています。特に2016年は、シネマグラフやパララックス(視差効果)など、日頃よく見かけるデザインが大きな変化を遂げました。
ものすごい勢いで増えるモバイルアプリに対応するために、デザイナーたちは周囲の一歩先を目指して開発に取り組んでいます。
今回は、より自由な表現が可能になった今、最もトレンディーであり、2017年のアプリデザインに外せない10のトピックスを紹介します。
目次
Chris Phillips / dribbble
ユーザーが仮想世界に飛び込む体験を作りだせるVRに対して、現実世界をベースに音や視覚の効果を追加する手法をAR(拡張現実)といいます。
VRは2012年にRift(VRヘッドセットプロジェクト)によって現実化しました。発明当初には、この大ヒットは予想されていなかったでしょう。最近では『ポケモンGO』によってARが広く知られたように、パソコンやゲーム機器だけでなく、モバイル機器にまで展開しています。
開発はまだ初期段階ですが、今後さらに広い分野で取り入れられ、多くの人たちの生活に登場することになるでしょう。デザイナーにとっては、新しい仕事の選択肢となるだけでなく、最新の技術と関われる絶好のチャンスとなります。
Benjamin den Boer / dribbble
2017年は、アプリやWebなどでUXがさらに重要視される一方で、UIが見落とされがちになる可能性があると予想されます。
デザイナーの間では、UIをパターン化してリストを作り、そこから好きなデザインを選ぶやり方が常識となりつつあります。デザイン美学は二の次、これからは見た目よりも実用性が大切という主張が大局でしょう。
しかし場合によっては、UXを重視する過程で製品やサービスの特性を失ってしまうというデメリットが発生する可能性もあるので注意が必要といえるでしょう。
Corey Haggard / dribbble
UIやUX技術の発達には目を見張るものがありますが、やはりシンプルで使いやすいデザインが好まれることに変わりはありません。アプリやWebのインターフェイスは、ミニマリズムの影響を受けています。シンプルイズ・ベストですね。単純明快で意図がはっきりしたデザインは使いやすさが抜群です。
シンプルなサービスを作る最も簡単で単純な方法、それは、不要なものを取り除くことです。
過剰なグラフィック、統一性のない書体、派手すぎる色使いをなくせば、ユーザーは自然とコンテンツに注目することができます。複雑で凝ったデザインを作りあげる技術がなくても、シンプルで見やすく、ユーザーに選ばれるデザインはできるのです。
マイクロソフトの新デバイスに組み込まれたシステムは、今後モバイル機器の使い方を変えることになるかもしれません。
その新しいシステムの名は、コンティニュアム。
コンティニュアムとは、ひとつのデバイスをモバイル機器としてもパソコンとしても使えるようにするシステムのことです。
そして、タイトルにもあるクロスプラットフォームデザインとは、コンティニュアムのもとになっている考え方であり、ひとつのデバイスが複数のプラットフォームで動作するようにデザインすることをいいます。
コンティニュアムでは、モニター、キーボード、マウスなどのデバイスが接続されたドックにモバイル機器を置くだけで、自動的に接続され、すぐにパソコンとして使えるようになります。
しかしサイズの違う画面に対応するには高い技術が必要になります。
ユニバーサルWindowsプラットフォーム(UWP)という新しい技術も開発が進められています。これにより、データシェアの利便性や使い心地がグッと良くなるのは間違いありません。
Maxime De Greve / dribbble
2013年版『Android KitKat』で導入されたデザインが、シンプルで手軽に使えると人気となっています。
Googleマテリアルデザインという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
影や遠近法を用い、物体の動きを積極的に取り入れたデザイン。物理的な法則に則っており、多くの人たちが使いやすいと評価しています。2017年もWebやアプリでさらに使われることになるでしょう。
Jadon7 / dribbble
色がもたらす影響についてまとめたものを色彩理論といいますが、これはデザインの世界においてとても重要な要素です。
例えば、『Windows XP』のデスクトップを思い浮かべてみてください。緑の丘の画像ですね。緑には人の心を落ち着ける効果があるためにこれが採用されました。
最近の流行りは落ち着いた色、パステルカラーやグラデーションです。昨年に引き続き、今年もさらに採用されることになりそうです。
Divan Raj / dribbble
ハンバーガーメニューとは、上の写真の左上にある三本線のメニューバーのこと。
一見シンプルで良さそうに見えますね。でも実はこれ、全くユーザーフレンドリーではないんです。
なぜかというと、画面上に一目で理解できるメニューがなくなってしまうからです。つまり、そのアプリで何ができるかは、ハンバーガーメニューを開くまでわからないのです。
今までこのデザインが変えられることはありませんでした。今年末に向けては、プライオリティのメニューや、タブ機能が追加されることが期待されています。
とある予想によると、2019年までに2億台もの着用可能デバイスが販売されるらしいのです。
開発者たちはより大きな携帯の画面を求め改良を続けてきました。しかし、着用可能デバイスの需要が増加するにともない、再び小さいデバイスの開発に集中することになりそうです。
IoT(Internet of Things)といえば業界では今とても熱い話題ですね。
日常生活にあるモノ同士を繋げることを目的として、現在までに音楽、フィットネス、そして健康アプリで大きな功績を残してきました。
これからはさらに広い分野での活躍が期待されます。
記事やWebサイトを表示するときに、最近はUIよりもUXを優先する傾向にあります。
みなさんは、記事を読み込むのに時間がかかりすぎてイライラした経験はありませんか?
この問題にいち早く気づいたFacebookは、簡素で読み込みの早い『インスタント記事』というツールを開発しました。Googleの『Google AMP』も、同様に問題を解決しています。
コンテンツの内容とその素早い読み込みは、これからますます重要視されていきそうですね。
直感的に捉えることができるジェスチャーは、使いこなせればとても便利なもの。でも、モバイル製品においてはそれほど普及していないような気もします。それはなぜでしょう。
その一番の原因は、統一性のなさ。
同じ2本指ジェスチャーでも、アプリが違えばその効果も違いますよね。
ノートパソコン業界ではジェスチャーの統一性が確立されてきています。2017年以降は、モバイル製品でもジェスチャーが統一されていくことでしょう。
気になったトレンドはありましたか?
まだ手を出せていないテクニックは、どうか今年中にチェックしておきたいものです。来年はこのリストがさらに増えることでしょう。みなさんにとってのマストなトピックもぜひシェアしてください。