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Webデザインの現場では、さまざまな段階を踏んでプロジェクトを完成させていきます。各フェーズにおいて、コミュニケーションや作業を効率的に進めるためのツールが数多く存在しています。コラボレーションツールやグループウェアを使いこなすと、チームやデザイナーの負担を減らせます。
今回、「コミュニケーション&共同開発用ツール」「バージョン管理システム」「ノートサービス」の種類別で、全15個のツールをご紹介します。
円滑なコミュニケーションを促すためのツールが数多く登場しています。リアルタイムで他のユーザーとのコミュニケーションを取り、その場にいなくてもプロジェクトを進行できます。
(出典:Freehand)
『Freehand』とは、マウスなどの道具を使い、手書きでドキュメントに情報を記載できる、共同開発のツールを指しています。手書きが必要な作業の場合、すぐにデジタル上にアイデアを実現できます。
Salesforce社やLinkedIn社などの大手企業も『Freehand』を採用しています。
料金 | 0米ドル/月、15米ドル/月 25米ドル/月、99米ドル/月 |
環境 | 全端末の環境に対応している |
(出典:Figma)
『Figma』は、フロントエンドのプログラミング言語(HTMLやCSSなど)に対応している、コミュニケーションツールです。プロジェクトのプロトタイプをチームに共有したり、プロジェクト用の素材ライブラリを管理したりできます。
Microsoft社は『Figma』をワークフローに導入しています。
料金 | 0米ドル/月、12米ドル/月 |
環境 | 全端末の環境に対応している |
『Mural.co』とは、カード型のUIでタスクを管理するコミュニケーションツールです。『Mural.co』では、画面上に表示される「付箋」でメモを記載したり、ファイルをアップしたりできます。過去のバージョン管理にも優れています。
料金 | 12米ドル/月 |
環境 | 全端末の環境に対応している |
(出典:Stickies.io)
『Stickies.io』とは、付箋のような使い心地のシンプルなタスク管理ツール。無料で利用できます。最小限の昨日なので、チーム内で使い方を決めながら使えます。
(出典:Pixelboard)
『Pixelboard』は、iPadに対応している共同開発のツールのです。『Pixelboard』では、9人までが同時にひとつのボード上で作業できます。ユーザー全員はリアルタイムで仮想のホワイトボードに書き込めます。
料金 | 19.9米ドル/月、12米ドル/月 |
環境 | iPadに対応している |
(出典:Slack)
『Slack』とは、全デバイスに対応している、チームのコミュニケーションを一元化し、ユーザーが作業を共有できるツールのことです。チームごとにメッセージが分けられ、簡単に他のユーザーとコラボレーションができます。
無料版だと過去のメッセージが消えてしまうのが難点。
料金 | 0円/月、850円/月 1,600円/月 |
環境 | 全端末の環境に対応している |
(出典:Chatwork)
『Chatwork』とは、メッセージのやり取りやタスク管理、ファイル共有、ビデオ通話などが可能なコミュニケーションツールです。さらに、ドキュメントや画像ファイルなど、幅広くデータ形式のファイルを『Chatwork』にアップロードできます。
社内外の人を問わず、相手が『Chatwork』のアカウントさえ持っているのなら、コミュニケーションが取れます。
料金 | 0円/月、400円/月、500円/月、800円/月 |
環境 | 全端末の環境に対応している |
(出典:kintone)
『kintone』とは、プログラミングの知識なしで自社にカスタマイズしたコミュニケーションツールを構築できるツールのことです。マウス操作でシステムを組み立てたり、他のシステムと連携させたりもできます。『kintone』はチームの業務効率を高めてくれます。
料金 | 780円/月、1,500円/月 |
環境 | 全端末の環境に対応している |
バージョン管理システムとは、パソコン上、もしくはクラウド上で作成、編集されるファイルの変更履歴を管理できるアプリケーションのことです。ファイルの作成日時、変更日時、変更点などの履歴を保管することにより、変更前の状態を確認したり、復元したりできます。
(出典:Git)
『Git』は、コーディングや、プログラミングなどの変更履歴を記録・追跡できる、分散型バージョン管理システムを指しています。各ユーザーには、「リポジトリ」があります。ユーザーがインターネットに接続できなくても、保存したコードやファイルなどを入手し、オフラインで作業し続けられます。
(出典:Folio)
『Folio』とは、『Git』をベースにした、デザインを他のチームメンバーに共有するためのシステムです。『Git』に連携できるためオンライン・オフラインを問わずプロジェクトにアクセスできます。
その上、『Folio』は『Adobe Photoshop』や『Illustrator』などのもっとも使われている画像加工のソフトに対応しています。
料金 | 49米ドル |
環境 | 全端末の環境に対応している |
(出典:Abstract)
『Abstract』とは、デザインチームの共同開発に対応している、バージョン管理もできるプラットフォームのことです。『Abstract』では、複数のデザイナーが同様のファイルを同時に更新できることや、ファイル1本の各バージョンをワンクリックで結合することなど、便利な機能搭載しています。
現在、『Abstract』は『Sketch』のファイル形式のみに対応しています。
料金 | 9米ドル/月、15米ドル/月 |
環境 | 全端末の環境に対応している |
(出典:Plant)
『Plant』とは、『Sketch』のインターフェースに実装できる、アプリケーショです。システムを一本化できるので、プロジェクト管理と作業を同時に進められます。
過去バージョンのファイルを比較できるのも『Plant』のいいところ。ひとりのユーザーがシステム上に保存した全デザインデータは、チームのユーザー全員にリアルタイムで共有されます。
料金 | 0米ドル/月、12米ドル/月 |
環境 | 全端末の環境に対応している |
(出典:Kactus)
『Katcus』とは、ソースコードだけではなく、画像ファイルや他のテキストファイルなども保管できるバージョン管理システムのことです。ファイルに変更を加えても、原ファイルはそのまま残してくれます。さらに、『Sketch』形式のファイルに対応しており、GitHubとも連携できます。
料金 | 0米ドル/月、4.99米ドル/月、11.99米ドル/月 |
環境 | Mac OSのみに対応している |
クラウド上にノートを保存できるアプリケーションが増えています。議事録やテキストデータの送付に役立つノートアプリケーションをご紹介します。
(出典:Google ドキュメント)
『Google ドキュメント』は、全デバイスでドキュメントにアクセスできる、誰にもファイルを共有できるGoogle社によるツールのことです。
『Google ドキュメント』は無料で使えます。さらに、『Gmail』のアカウントを持つ限り、Google社が開発した『G Suite』というクラウド上の生産性向上グループウェアツールを使えます。
(出典:Milanote)
『Milanote』とは、クリエイティブな作業に特化している、ノートサービスを指しています。『Milanote』を使うと、サービス上のボードにノートや画像を並び替えます。Facebook社やApple社、Google社など、業界の大手企業に所属している社員が『Milanote』を使っています。
料金 | 0米ドル/月、9.99米ドル/月 |
環境 | 全端末の環境に対応している |
Webデザインの過程では、デザインの作業のみならず進行管理や情報共有など様々なタスクが伴います。デザインに費やせる時間を確保するためにも、効率よく生産性を向上させられるツールを使いこなしましょう。
様々なツールが乱立しているので、今回の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか?
(翻訳:Jordan Colston)