UXデザインのプロセスが分かる合意形成&分析手法19選

DESIGNER

UXデザイナーは、複数のプロセスを経てプロジェクトを進行しまます。

今回は、UXデザイナーがプロダクト開発のプロセスに取り入れている、合意形成や分析に役に立つ手法を19個ご紹介します。

1. キックオフ・ミーティング

1-キックオフ

キックオフ・ミーティングとは、プロジェクトの最初の打ち合わせのこと。案件全体についてのミーティングで、商品の理念や、プロジェクトの関係者およびメンバーの関わり方、プロジェクトの流れ、KPIなどについて共有します。みんなの考え方に大きなズレがないように、デザイン段階に入る前に、ミーティングをします。

2. 価値命題

2-Value Proposition

価値命題とは、商品の説明、対象、使い方の3点についての方向性を明確にした書類のこと。「どんな商品なのか?」や、「どんな対象になるのか?」や、「どんなふうに商品を使うのか?」という3問に基づいている説明です。価値命題により、プロジェクトのチームが重要な部分に集中できます。

UXと価値命題の関連を決めるのに、下記は有用な5項目です。

  1. ビジネスの重要な目標
    チームは商品の目標が分からない場合、非常に進みづらいため、はじめに目標を再確認すべきです。
  2. 目標達成と関わるUXの要素
    使用性やアピールや、接近性や、パーフォマンスなど、目標達成と関わるUXの要素も多いため、この段階では具体化すべきです。
  3. UXの現状
    うまくいっている点、うまくいっていない点の両方を確認すると、進み方も明確になります。
  4. デザイナーが望んでいるUX
  5. 今後のUX改善

3. 商品戦略

商品戦略とは、具体性のある商品の開発の流れを導くプランのこと。商品のライフサイクルにおける根本となり、展開戦略にもなります。

商品戦略では、下記4点を明らかにすべきです。

  1. ビジョン
    商品の根本的な概念です。
  2. チャレンジ
    長期的ビジョンにたどり着くための最初の目的です。
  3. 目標の状態
    目標を達成するときに、どんな状態になるのかを明確にしてください。
  4. 現状
    現状を具体化しないと、目標の達成を把握しづらくなるため、現状も明確にしてください。

4. 競合比較

3-競合

競合比較とは、自社商品における比較できる項目(使用性や、機能性など)と他社商品との比較の手法のこと。よって、自社商品の強みと弱みを把握できます。競合と比較することにより、サービスの機能性に階級をつけられます。相手がうまく実行している戦略を理解し、自社商品に応用しましょう。

下記のようなプロセスで進むと、効率よくデータを集計できます。

  1. 競合相手を選定する
  2. 比較項目を決定する
  3. 調査用の書類を作成する
  4. 各社・商品を分析する
  5. 比較の結果をまとめて、必要に応じて、弱みを乗り越えるためのプランを作成する

5. 文化探査

4-文化

文化探査とは、複数のアイテムやタスクを通して、ユーザーの本音を出してくれる手法のこと。たとえば、商品を数日間つかってもらい、日記に感想を書いてもらうのは、文化探査のひとつの手法です。

6. プロジェクトメンバーインタビュー

5-関係者

プロジェクトメンバーインタビューとは、UXデザイナーと関係者(上司や、部下や、同僚など)への取材のこと。取材を通して、チームメンバーやユーザーのの気持ちを理解するようになり、機能の開発における優先順位もつけやすくなり、KPIも明確になります。

7. ユーザーインタビュー

6.ユーザー

ユーザーインタビューとは、ユーザーから質的データを取るための取材のこと。顧客の気持ちと意見を理解し、改善に活かせます。サービスの具体的な感想よりも、第一印象や、サービスに関する感情などをもらいやすい傾向にあります。

8. ヒューリスティック分析

7-ヒューリスティック

ヒューリスティック分析とは、Webのインターフェイスを評価し、使いやすさの判断に加え、サービスの課題を抽出するための手法のこと。UXデザイナーはこのメソッドで、使用性、近接性、効率性の3点から商品を分析します。

9. ブレインストーミング

8-ブレインストーミング

ブレインストーミングとは、数人のチームでアイデアを出し合う手法のこと。議題を明確にしてから、各自でアイデアを考え、後にメンバーで語り合う形にするのが一般的です。他のメンバーが発案したアイデアを否定しないことも重要です。

10. タスク分析

9-タスク

タスク分析とは、ユーザーがタスクを完結するための、必要な行為のマインドマップのこと。現在のシステムや情報を理解できるうえ、段階ごとの改善にメンバーをアサインしやすくなります。

11. プロダクトのロードマップ

10-ロードマップ

プロダクトのロードマップとは、限られた期間の中でプロジェクトがどう進んでいくとかを表した未来想図です。そのうえ、プロジェクトの機能の優先順位を明らかにする資料です。商品の優先順位の高い機能の完結日を目標とする資料のこと。具体的な日程よりも、大枠でプランニングをするのが一般的です。デザインやUXの場合、目標達成の計画を作りづらいため、他のタスクと別軸で分けると達成しやすくなります。

12. フォーカスグループ

11-フォーカス

フォーカスグループとは、数人によるフィードバックをもらえるグループディスカッションのこと。開発に関するフォーカスグループの際、相互性と使用性よりも、ユーザーが欲しい機能を尋ねると、役に立つデータを入手できます。相互性と使用性は、時間をかけて試せるものの、時間が短いため、機能を重視にすべきです。

13. カードソート

12-カード

カードソートとは、商品のデザインや情報設計を明確にするための手段。ユーザーは自分が思っている機能の自然な流れをカードで並びます。カードの順位でカテゴライズする結果、コンテンツの導入方法などのフィードバックをもらえます。カード分類を通して、人の理解度および整理の仕方を理解できます。

14. 妥当性検証

13-妥当性検証

妥当性検査とは、参加者一人ひとりの商品への意見を集めるための手段のこと。参加者が商品を使用し、いくつかのタスクを実施します。よって、より具体的なフィードバックをもらえます。

15. コンセプト検査

コンセプト検査とは、UXのリサーチャーが商品の見本を顧客層に提案し、興味を持ってもらえるのかを確認する手法のこと。

16. A/Bテスト

14-AB

A/Bテストとは、少し異なる2種類の商品を数人に提案し、ユーザーの反応によって最終的な商品の形を決める手段のこと。Webサイトの改善においてもよく実践します。

17. 現地調査

15-ユーザーの観察

現地調査とは、実際に商品を使っている、もしくは似ている商品を使っている場所に訪問し、ユーザーを観察する調査のこと。ゲリラテストというバリエーションにおいて、ユーザーを自社商品に見せて、使用性や、望んでいる機能などについて尋ねます。

18. SWOT分析

16-SWOT

SWOT分析とは、ユーザー体験への影響を与える強み (Strengths)、弱み (Weaknesses)、機会 (Opportunities)、脅威 (Threats)の4点を分析するための調査のこと。

19. 利便性の観察

17-利便性の観察

利便性の観察とは、サービスを広く使用できるかどうかを試すための観察のこと。観察の目標は、商品の使いやすさの確認に加え、改善に活かせるフィードバックを得ることです。

まとめ

今後のUXプロセスにおいて、記事のいくつかのプロセスをピックアップして、使ってみてはいかがでしょうか?

(翻訳:Jordan Colston)

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