2024年11月から始まる「フリーランス新法」とは?要点だけわかりやすく解説
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近年、TwitterやFacebookなどのSNSを活用したマーケティングが増えてきました。ソーシャルメディアを使ったマーケティングは誰でも無料で簡単に始められる上、世界中の人々に自社のプロダクトやサービスを届けられるツールとして非常に有効です。
本記事ではSNSを上手に活用し、見事”バズった”企業のマーケティング事例を5つ紹介します。本記事を参考に、SNSを有効活用したマーケティングを考えてみてください!
目次
イギリスの菓子・飲料メーカーであるキャドバリー(Cadbury)は、Facebookページのフォロワー100万人達成を記念して、自社の主力商品であるチョコレートで巨大な“いいね!”を作り上げるライブ配信を行いました。
ライブ配信はリアルタイムで35万人にリーチし、莫大なシェアを獲得しました。その結果、数日のうちにFacebookのフォロワーをさらに4万人増やすことに成功しました。
昨今において、「巨大な“いいね!”を作る」というアイデア自体は別段珍しいものではありません。しかしチョコレートという人々に愛され続けてきたプロダクトを活用し、普遍的でわかりやすいイメージを作り出したことが成功の秘訣だったのではないでしょうか。
世界にきれいな水を届ける活動を行うアメリカの非営利団体「WATERisLIFE」は、人に考えさせるメッセージ性の高い動画でキャンペーンを行いました。
動画の内容は、世界中の誰でも一度は感じたことがあるような、ちょっとした不満をテーマとしています。たとえば「携帯の充電器がベッドまで届かない」「洗濯機に入れっぱなしにしていた服が臭う」「食事にピクルスは入れないで、と言ったのに大人たちはいつもピクルスを入れてくる」などなど。ビデオに登場する人々は、日本に住む私たちとそう変わらない悩みを持っていることがわかります。
しかし、彼らはもっと重大な「清潔な水を飲めない環境下にいる」という悩みには気が付いていません。私たちと同じような感覚を持っていながら、汚い水を飲んで生活する人々がいる、ということをこの動画は訴えているのです。
Youtubeに投稿された本動画の視聴回数は初日に100万を超え、ツイッターでは#firstworldproblemsというハッシュタグが拡散されました。動画はリアルな姿を伝えられるツールなので、このようなメッセージ性のあるテーマは相性が良かったのではないでしょうか。
カミソリメーカーのウィルキンソン・ソード(Wilkinson Sword)は、クリスマスの時期にYoutube/Facebook/Twitterの3つのソーシャルメディアにとある動画を投稿しました。
動画の内容は、エルフの恰好をした3人の男性が、さらってきたサンタクロースのひげを剃り落とすかどうかで口喧嘩をするというものでした。
この動画のユニークな仕掛けは、視聴者が最後に「Savesanta(サンタを助ける)」または「ShaveSanta(サンタを剃る)」を選べるようになっていることです。どちらかをクリックすると、物語の続きとなる動画に飛んで結末を見ることができます。
この動画の人気が出たことにより、ウィルキンソン・ソードは定期的にこのような視聴者参加型の動画をアップし、さりげなくカミソリを宣伝するというマーケティングを行っています。
トマトケチャップで知られるハインツ(HEINZ)は、「Five Beanz」という新商品を発売する際に、Facebookページにて「Which bean are you?(君はどの豆?)」というキャンペーンを行いました。複数の質問に答え、自分の性格にぴったりな豆はどれか診断するというものです。
さらに、Facebook上でこの診断を10回シェアした人を対象に、ギフトバックをプレゼントするというキャンペーンも同時に行いました。2週間のキャンペーンの結果、2万2000の“いいね!”を獲得し、1万回以上シェアされ、合計1100万人以上の人にリーチしたのです。
SNSを利用している人ならば、誰でも一度は”性格診断”をやったことがあるのではないでしょうか。ハインツは、”診断”というコンテンツを応用することで、いかにも商品を売り込みたいという雰囲気を出さずに自社の商品を広めたのです。この成功を受けて、食品業界でもさまざまな企業が診断付きのプロモーションに乗り出しました。
南アフリカのファッションブランド「Urban Hilton Weiner」は、他企業と比べて別段大きい企業ではありませんでした。しかし、「pay with a selfie」というキャンペーンを始めたことにより一躍知名度を上げました。
pay with a selfieキャンペーンは、Urban Hilton Weinerの服をまとってセルフィー(自撮り)をし、ソーシャルメディアに#urbanselfieというハッシュタグ付きで投稿した人に10ドルのクーポンを付与するというものです。ユーザーが自社の商品を買い、自発的にSNS上にシェアしてくれるため、企業自らが大きく宣伝する必要はありませんでした。10ドルのクーポンというのはそこまで大きな割引額ではありませんが、キャンペーン効果は絶大だったのです。
いかがでしたでしょうか。SNSマーケティングは、投稿ひとつで売上を大きく左右するだけの力があります。
昨今において、オンラインマーケティングを行う人たちは、SNS上でのネットワークづくりや、各ソーシャルメディアでの継続的な発信を大切にしています。Facebook上で“いいね!”やTwitterのフォロワーを獲得することは、ときには公式サイトのトラフィックよりも重要視されるほどです。もちろん、PPC広告やSEO対策を同時に行うことで、さらなる購買効果が期待できるでしょう。
SNSは(広告を打たない限り)無料で利用できるツールです。プロモーション次第で自社の商品を世界中の人に広める可能性を秘めています。ぜひあなたも、明日から積極的に活用してみましょう!
(翻訳:Klara)