音声検索最適化(VSO)は、SEO戦略にどのような変化をもたらすか?

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VSO(音声検索最適化)は近い未来の大きな課題といわれています。もしあなたがSEOに関する取り組みをしていて、すでにクライアントに対して提案をしているのであれば、VSOを戦略に組み込むことを検討しなくてはなりません。

VSOはすでに現在のSEOにおいても影響し始めています。では、実際にどのような影響が出ているのでしょうか? この記事では、VSOがSEOに与えるインパクトについてご紹介します。

VSO

VSOとは何か?

VSOは、”Voice Search Optimization(音声検索最適化)の略であり、”Voice Search SEO(音声検索SEO)”と呼ばれることもあります。パソコンやスマホに文字を打ち込んで検索をするのではなく、「Hey, Siri」「OK, Google」といったように、デバイスに呼びかけて音声で情報を検索する時における検索最適化のことです。

基本的な仕組みとしては、タイピングでの検索の最適化と大きくは変わりません。ほとんどのソフトウェアでは、ユーザーが話している内容を認識した後、それを文字化して検索し、ユーザーが欲している情報を伝えます。

一方で、VSOには以下の2種類の要素があることも抑えておく必要があります。

  • 検索を通じてWebページを表示する
  • ユーザーの問いかけに迅速な回答をするため、ユーザーの意図をきちんと読む

音声検索の短い歴史

Googleボイスサーチが最初に導入されたのは2002年でした。その当時は、特定の電話番号に電話し、ビープ音の後に検索したい内容を話すことによって、ユーザーは音声検索を利用できました。とても面白い仕組みではありましたが、当時は実用的なシステムではなかったため、あまり使われませんでした。

2012年になると、Googleは最終的にこの技術を公開し、 iOSにおいてボイスサーチができるアプリをリリースしました。その時、Siriはすでに普及していたのですが、それによってGoogleのソリューションはより大きな発展を遂げました。これらのプロセスが、現在のGoogle Homeやそのほかのアシスタントデバイスの技術に繋がっているのです。

音声検索はどのように働くか?

Google HomeSiriEchoAlexaなど、現在はさまざまなボイスサーチのシステムが存在しています。

Googleやそのほかのプラットフォームは、シンプルにユーザーの言葉だけを認識します。もちろん、まだたくさんの改善点がありますが、ここ数年の間に認識できる内容は80%から92%へと進化しています。これらのプログラムは、複雑な音声認識のアルゴリズムをシンプルな検索機能へと変換しようとしているのです。

Voice Search Device

結果はどのように表示される?

ユーザーが何かを検索する時、テキストの断片がSiriやその他の音声認識装置に読み込まれます。実は現在、この検索によって適切な答えが得られるのは、87%の確率で誰かが最適化の仕事をした結果なのです。そのため、あなたのウェブサイトへのトラフィックを増やしていくためには、最初にその結果が検索の答えとして提供されるよう、施策を打たなくてはならないのです。では、一体どのようにすれば良いのでしょうか。

音声検索とユーザーについて

音声認識デバイスを使うほとんどのユーザーは、このデバイスに対して会話をするような気持ちで話しかけます。それでは、あなたが音声検索についてもっとGoogleで検索したいとき、一体どのように話しかけるでしょうか?

例えば「音声認識」について調べたい場合、通常の検索エンジンにタイピングするなら「音声検索とは」などと打ち込むでしょう。しかし、音声によってこの質問をするとしたら、このような聞き方をすることはあまりないでしょう。

実は、この会話形式での検索が、検索において大きな変化をもたらしているのです。おそらく、この検索を音声によって行うときは「音声検索って何?」などと尋ねるでしょう。現在、今Web上にあるコンテンツをこの会話の形式に合うように最適化しなくてはいけないのです。会話によって検索するとき、ユーザーはまるで友人に話しかけているような文法を使うため、それに適応しなくてはならないというシンプルな理由によりVSOを考える必要があるのです。

音声検索はモバイルデバイスにいてどのように使われるか?

AlexaGoogle Home、そしてその他のデバイスだけが音声検索に使われる装置というわけではありません。実際のところ、約20%のユーザーがスマートフォンにおいて音声検索を行っています。 モバイルデバイスからの音声検索利用は、今後ますます増えていくことが予想されます。これは単純に、スマートフォンの小さなキーボードでタイピングをするよるよりも、ボタンをおして検索をする方がずっと簡単にできるからです。そのため、ウェブサイトにおける音声検索の最適化を考えたときに、モバイルデバイスでの検索で利用される話し方も考えておく必要があります。

VSOを考慮したSEO対策の6つのポイント

音声検索はSEO戦略を大きく変えることはありませんが、もしVSOに対してきちんと対策をしたいのであれば、いくつか検討するべき内容があります。

1. コンテンツをローカライズさせよう

まず第一に、人々は何かローカルなことをよく検索する傾向があることを念頭に置くべきでしょう。たとえば、よく聞かれる質問として「近くで食事をできるところは?」という質問が想定されます。レストランを運営しているわけではなかったとしても、あなたのビジネスをローカライズすることは重要になります。そのエリアにいるユーザーが音声検索をするときに見つけやすくし、あなたの製品やサービスを発見してもらうためにVSOは大切です。

2. スキーママークアップを意識しよう

スキーママークアップ(構造化マークアップ)は、ウェブサイトにおけるデータをより有効活用するために重要です。たとえば、Googleの結果のページでスターがついているページのようなものです。それは、誰かしらがスキーママークアップを使って、このデータをGoogleで表示するように仕掛けた結果なのです。同じように、スキーママークアップを使って、サーチエンジンで検索される内容にふさわしい言葉の断片をマークしておくことができます。これを適切に実施すれば、あなたのテキストの断片は検索したときに1位にヒットするようになるのです。

3. 会話文へ適応させよう

会話形式に適合させることの大切さについては上で述べましたが、音声検索によってそのページが見つけられるようにするには、ライターとリサーチャーの創造性に任されています。単純に、ブログを投稿するときに、どんな会話形式ならあなたの商品やビジネスにつながるかを考えましょう。会話の中におけるキーワードは無視してはならない、最適化におけるとても大きな要素なのです。

4. ロングテールキーワードを入れよう

キーワードを考える際、VSOのことを考えるのであれば、少し違った考え方をする必要があります。単純に、話し言葉は書き言葉よりも少し長い傾向があるので、キーワードを少し長めに設定する方が良いのです。したがって、リサーチだけではなく、あなたのビジネスにつながる論理的な質問をブレインストーミングする必要があります。良い言葉が見つかったら、それをウェブサイトへ設定しましょう。

5. FAQページを活用しよう

VSO戦略のひとつのアイデアとして、シンプルに問答形式で作成されたFAQのページを作成することが挙げられます。FAQページであれば、ロングテイルキーワードを含めることができ、また、Googleに直接話しかける時の言葉遣いに合わせやすいでしょう。一度、このページは音声検索において重要だということを確認できたら、SEOの戦略にVSOを導入するための良い軌道に乗ったといえます。

6. Google My Businessを最適化しよう

先に述べたように、Google My Businessのプロフィールページに記載をすることで、ビジネスをローカライゼーションできます。一方で、Googleの他にもBing Places等の同じような機能を持ったサービスは存在しています。設定する際に、オンラインでビジネスのディレクトリをリサーチしたり、あなたのビジネスの形跡が残る可能性がある場所を確認しましょう。このプロセスは、人が音声検索する際の問いかけにとても大きな影響を与えます。

結論

音声検索は数年前から広まっていますが、2018年にはかなり大きな発展を遂げました。SEOのエキスパートたちは、VSOという新しい選択肢を考慮に入れたSEOをする必要があるでしょう。数年先には、音声検索はもっと一般的になり、やがてVSOは特別な戦略ではなく、通常のSEOと同レベルに必要なものとなるでしょう。

(著者: Steve Tavare 翻訳:Akiko Ogita)

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