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WordPressをお使いのみなさん。ページ読み込み時間を短縮するキャッシュ系プラグインを使っていますか?
中でも人気が高いWP Fastest Cacheは、多くの人が利用を検討していることでしょう。使ってみると実に便利で、表示速度が劇的に早くなるので、とてもおすすめです。
今回は、WP Fastest Cacheの使い方・設定方法をご紹介します。
WP Fastest Cacheは、Webサイトのページ読み込み時間を短縮するキャッシュ系プラグインです。
通常、WordPressのWebサイトは、PHPとMySQLを介してレンダリングされるので、サーバーからページを要求される度にRAMとCPUの使用が必要になります。これが原因で、読み込み時間が遅くなり、ユーザーのパソコンやデバイス、そしてデータベースに多くの労力がかかってしまいます。
しかし、キャッシュシステムでは、ページが1回レンダリングされてからHTMLファイルとして保存されるので、新ビジターの読み込み時間が短縮されます。
プラグインをインストールしたら、メニューバーのWP Fastest Cacheリンクをクリックして、カスタマイズ設定に取り掛かりましょう。
すると、プラグイン機能を利用するためのオプションページが表示されます。タブメニューごとに様々なキャッシュ機能が含まれています。今回もタブに沿って説明していきますが、まずは基本の設定(Setting)から。
キャッシングシステムを実装する「Settings(設定)」タブからスタートしましょう。最初のチェックボックス 「Enable(有効)」を選択すると、プラグインがサイトで動作するようになります。
次の「Widget Cache」は、グレー表示されています。これは無料版のプラグインでは使用できないことを意味しています。プレミアムオプションを使用するには、有料版にアップグレードする必要がありますが、今回は無料オプションにのみ焦点を当てます。
「Preload」のチェックを入れると、ユーザーがサイトを訪れた際、自動的にページキャッシュが生成されます。自動的にキャッシュ生成したい機能を選択し、OKをクリックしてください。
次の項目「Logged-in Users」は、ログインユーザー用のために、キャッシュされたバージョンをブロックすることができる機能です。この機能を使うと、ページが自然に読み込まれるようになります。
ユーザーがモバイルデバイスからサイトにアクセスした際、キャッシュされたデスクトップページをブロックする設定もあります。
「Mobile Theme」では、モバイル版をキャッシュすることができますが、これはプレミアム版を購入したユーザーのみが利用できる機能です。
「New Post」では、Webサイトで新しいコンテンツが公開されたときに消去するキャッシュファイルを選択できます。
「Update Post」も7と同様、Webサイトでコンテンツが更新されたときに消すキャッシュを選択できる機能です。
「Minify HTML」を選択すると、キャッシュファイルを構成するHTMLの量が減り、訪問者のページ読み込み時間を短縮できます。
「Minify CSS」は、CSSファイルのサイズが縮小され、ページのレンダリングが高速化する機能。
「Combine CSS」にチェックを入れると、複数のCSSファイルが1つのファイルに統合され、HTTPリクエストの数が減り、読み込み時間が短縮されます。
CSSと同様、「Combine JS」を選択すると、複数のJavaScriptファイルが1つのファイルに結合され、サーバーからのリクエストが少なくなります。
「Gzip」を使うと、サーバーから送信されるファイルとリソースのサイズを圧縮し、より速くにロードできるようになります。
「Browser Caching(ブラウザキャッシング)」を使用すると、頻繁に使用されるファイル(CSSや画像等)を訪問者のWebブラウザに保存できるので、訪問者がページを閲覧するたびにリソースを読み込む必要がなくなります。
「Language(言語)」で選択した言語は、このプラグインのオプションメニューのみに適用され、サイト全体では変更されないようになっています。
試しにトルコ語を選択してみましょう。次の画像のように、プラグインのオプションページに含まれる単語のみが変更されます。
ちなみに、デフォルト設定では英語が選択されています。このページで行った変更を保存するには、ドロップダウンメニューから選択し、「Submit(送信)」をクリックします。
グレー表示された機能は、プレミアムユーザーしか使用できませんが、下部にある2つの主要なオプションは引き続き利用可能です。
このタブでは、キャッシュルールを作成できます。
「Add New Rule(新しいルールの追加)」をクリックして、オプションボックスを開きます。
最初のオプションは「If REQUEST_URI」です。クリックして。ドロップダウンメニューにある4つの選択肢「All」 「Home Page」 「URI Starts With」「Is Equal To」から一つを選択しましょう。「All」を選択すると、訪問者がリクエストしたすべてのURIに対応します。反対に、「Home Page」 「URI Starts With」「Is Equal To」の3つのオプションのいずれかを選択すると、タイムアウトルールを制限します。
URIの種類を選択したら、「Then」 の欄のドロップダウンメニューから、キャッシュを削除する期間を設定しましょう。
キャッシュを制限する頻度を選択したら、「Save(保存)」をクリックします。すると新しいタイムアウトルールが表示されます。
Webサイト全体をカバーするために、できるだけ多くのタイムアウトルールを作成しましょう。URIの種類(ホームページ/特定のURLかを問わず)を選択し、その領域のキャッシュが削除される頻度を選びます。
以上がタイムアウトルールの設定方法です。ちなみに、「Image Optimization(画像の最適化)」はプレミアム加入者にのみ利用可能なコンテンツが含まれているので、注意が必要です。
wp-login.phpページとwp-adminページの除外には、デフォルトのルールが2つあります。これらのルールは、編集・削除できませんのであしからず。
まず、 「Add New Rule(新しいルールの追加)」をクリックして新しいルールを作成します。
次に、除外するページ、コンテンツ、またはURIのタイプを選択し、「Save(保存)」をクリックします。
すると新しい除外ルールが表示されます。作成したルールは、クリックすれば編集・削除が可能です。
お次は、「Exclude User-Agents」オプション。ここでも、変更・削除不可の2つのデフォルトルールがあることを忘れずに。「Add New Rule」をクリックし、ルールを設定しましょう。
このオプションを使用すると、特定のタイプのユーザーのキャッシュを除外するルールを作成することができます。コンテンツを入力し、「Save(保存)」をクリックします。
最後の3つのオプションを使用すると、特定のCookie、CSSまたはJavascriptを除外できます。「Add New Rule」をクリックし、除外されたURIを選択して変更を保存すると、これらも同じ方法でこれらを使用できます。
特定の種類のページ、コンテンツ、またはユーザーエージェントをキャッシュシステムから除外する方法と同様、設定の際には、キャッシュや縮小/結合されているファイルの種類を適切に処理する必要があります。
WP Fastest Cacheに二つあるタブのうち、一つはプレミアム加入者しか使えません。なので今回は、無料ユーザーも利用できるタブを見ていきます。まずCDNタブをクリックしてください。
簡単に言うと、CDN(コンテンツ配信ネットワーク)は、キャッシュされたファイルを様々な場所に保存して、別の国のWebサイトユーザーがファイルにアクセスするのにかかる時間を最小限に抑えるシステムです。
コンテンツをすばやく配信するのに役立つCDNプロバイダですが、種類がいくつかあります。上記のプロバイダのいずれかを含む既存のアカウントをお持ちの場合は、そのアカウントをクリックして設定してください。そうでない場合は、MaxCDNでアカウントを作成し、追加機能を使うのがおすすめです。
(翻訳:Ayaka Takei)