Instagramでインフルエンサーになるには?アカウント設計からフォロワー増加、収益化までの道のり【インフルエンサー直伝】
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インフルエンサーになりたいけれど、「何から始めたら良いの?」「フォロワーを効率良く増やす方法ってあるのかな?」と悩んだことはありませんか?
アカウントを作って運用を始めたものの、思うように成果が出ず、削除してはまた一から作り直す……そんな経験をしている方も少なくないのではないでしょうか。
そこでこの記事では、Instagramでフォロワー11.5万人を持つkahoさんに、インフルエンサーとして成功するための秘訣を教えていただきました。具体的なアドバイスが満載なので、ぜひ、自分らしいアカウント作りの参考にしてみてください。
※本記事はバリューコマース株式会社の提供でお送りします。
フォロワー11.5万人を抱える暮らし系インフルエンサー。自分の「好き」を集めたおしゃれなインテリアと、心地よくて背伸びしないライフスタイルを発信中。シングルマザーとしてのリアルな日常や、洗練された部屋づくりが共感を呼び、多くの支持を集めている。(Instagram:noky.m)(kahoさんのVLINKページを見る)
目次
インフルエンサーになるために資格や特別なスキルは必要ありません。ただし、伸びているインフルエンサーの多くは、アカウント運用を始める前のステップを大切にしています。
こちらでは、最初にやっておきたい3つのステップを紹介します。
アカウント設計とは、「どんな自分を見せたいか」を明確にすることです。ただ闇雲に投稿を続けるのではなく、ジャンルやコンセプト、ターゲットを明確にすることで、効率的かつ効果的なアカウント運用が可能となります。
<アカウント設計の例>
ジャンル | コンセプト | ターゲット |
ファッションやメイク | 働きながらも無理なく楽しむおしゃれ | 仕事が充実している20代後半の女性 |
レシピ | 毎日のごはん作りをもっと楽しく、家族を笑顔に | 食べ盛りな小学生を子育てするママ |
カフェやお出かけスポット | 日常にちょっとした特別感を。癒しある場所をお届け | 休日にリラックスできる場所を求める30代の女性 |
ハンドメイド、写真などの趣味 | 誰にでも真似できる作り方を紹介 | ハンドメイドやDIYに興味がある初心者~中級者の女性 |
kahoさん:
私は「暮らしのこと」をテーマに発信しています。子育て中のママは忙しく、自分が本当にやりたいことを後回しにしてしまいがち……。でも、少しの工夫で「好きなものに囲まれる暮らしは叶えられる」ということをお伝えしたいと思っています。
また、自分の好きなテイストを把握するのは、難しいけれど大切なことです。私は、雑貨屋さんで「良いな」と思ったものを買ってテーブルに並べてみたら、共通点が見えてきて……。そこから自分の“軸”を少しずつ見つけていきました。
アカウントの方向性が決まったら、投稿内容を具体的に考えましょう。
投稿は、フォロワーにとって実用的な情報や、共感できる内容を意識することが大切です。例えば、kahoさんは季節に合ったインテリアや手作りのお菓子など、丁寧で心地よい暮らしをテーマにした投稿で、多くのフォロワーからの共感を得ています。
また、投稿時には、世界観の統一も大切なポイントです。フィルターや色調を合わせたり、構図をそろえたりして統一感のあるフィードを作ると、フォロワーの目に留まりやすくなります。
kahoさん:
私は木目調のインテリアに合わせて、写真の色温度を上げ、温かみを感じられるように意識しています。表紙に文字を入れる時も、色味やフォントには気を使っていて、おしゃれで統一感のある投稿を心がけています。
プロフィールは、アカウントを訪れた人が最初に目にする重要な部分です。Instagramでは、主に以下の要素でプロフィールが構成されています。
kahoさんは、自己紹介文を短く簡潔にまとめ、上下の余白を活用することで、奥行きのある雰囲気を引き出し、自分らしさを表現しています。
kahoさん:
アイコンは、その人がどんな投稿をしているのか、一目でイメージできるものにすると良いと思います。また、自己紹介文に書ききれない情報や、フォロワーさんに知っておいてほしいことは、投稿にしてピン留めしておくと便利です。
なお、Instagramではプロフィールに最大5つまでリンクを設置可能です。他のSNSやブログのURLを設置できますが、リンクが多すぎると、情報過多になりフォロワーが戸惑ってしまう可能性があります。
そこでkahoさんは、「VLINK(ブイリンク)」を活用しています。InstagramやTikTokの投稿からお気に入りのものをまとめたり、おすすめの商品を紹介したりと、情報発信に役立てています。
VLINKの魅力は、複数のSNSで発信している内容を1つに集約できること。例えば、InstagramのフォロワーがTikTokの投稿を簡単に確認でき、その逆も可能です。異なるSNSをつなげて発信すれば、これまでリーチできなかったフォロワー層にもアプローチでき、新たなファンの獲得が期待できます。
kahoさん:
「暮らし」をテーマにした私の発信は、インテリアや食事、美容など多岐にわたりますが、VLINKを使えば、その中から厳選した投稿をまとめて、より深いテーマに絞り込めるので、とても便利だと感じています。
また、SNSやオンラインショップによっては、商品画像の色味やテイストがバラバラで統一感が出しにくいこともあります。でも、VLINKなら自分の好みの投稿だけを集められるところも気に入っています。
インフルエンサーとしてアカウントを成長させるためには、投稿を改善するための分析と、フォロワーとの信頼関係を深めるコミュニケーションが欠かせません。この2つのステップを押さえて、アカウントをさらに成長させましょう。
投稿は公開したら終わりではなく、フォロワーの反応を振り返り、次の発信に活かすことが大切です。分析には、Instagramが公式に提供している無料のインサイト機能が役立ちます。
kahoさん:
投稿後は毎回分析するようにしています。SNSのアルゴリズムは定期的に変わるので、自分の投稿だけではなく他の方のアカウントも参考にして、傾向をリサーチしています。
フォロワーとのコミュニケーションは、アカウント運用を成功させるうえで欠かせないポイントです。コメントやDMへの返信のほかに、ストーリーズ機能を活用して、アンケートやスタンプボタンを設置すると、フォロワーとの交流が盛り上がるでしょう。
kahoさん:
コメントやDMをいただいたら、基本的には1通ずつ丁寧に返信するようにしています。フォロワーさんに、身近な存在だと感じてもらえたら嬉しいですし、悩んでいる方の背中を少しでも押せたら良いなって思っています。
近年では「インフルエンサーマーケティング」が主流となり、企業から報酬を得て生計を立てる人も増えています。例えば、Instagramを中心に活動するインフルエンサーの収入は以下のように推測されています。
インフルエンサーが収益化を実現している手段は、大きく分けて以下の3つです。
タイアップ | ギフティング(無償) | アフィリエイト | |
投稿の有無 | 必須 | 任意(自分で決める) | 任意(自分で決める) |
投稿の期間 | 企業が指定 | 任意(自分で決める) | 任意(自分で決める) |
提供表記 | #PR、#スポンサーなど
タイアップ広告ラベルを設置 |
#gifted、
「この商品は○○様より提供いただきました」など |
#PR、#AD
など タイアップ広告ラベルを設置 |
kahoさん:
初めて企業から声を掛けていただいたのは、フォロワーが1万人くらいの頃でした。そのときは無償でいただいた商品を紹介するお仕事でしたが、フォロワーが3万人を超えた頃から少しずつ報酬をいただけるようになりました。今では、インフルエンサーとしての活動が私の本業になっています。
商品を紹介する時は、本当に「良い」と感じた物やサービスだけを取り上げましょう。無理に商品を勧めたり、誠実さを欠いたりする投稿はフォロワーとの信頼を損ねる原因になりかねません。
kahoさん:
お仕事をお引き受けする際、アカウントの世界観に合っているかどうか、そして心からおすすめできるかどうかを基準にしています。自分の発信を見てくれる方に対して責任があると思っているので、本当に良いと思えるものだけを選ぶようにしています。
インフルエンサーとして活動していると、発信のアイデアが浮かばなかったり、思うような反応が得られない場面があるかもしれません。それでも続けていくためには、自分なりの心構えを持つことが大切です。
こちらでは、成功するために意識したい3つのポイントを紹介します。
投稿する内容は、一貫性を持たせるようにしましょう。また、一定の投稿頻度を保つことも必要です。定期的に投稿すると、フォロワーの視界に入りやすくなり、アルゴリズムにおいても有利になる可能性があります。無理なく続けられるペースで、更新を習慣化してみてください。
kahoさん:
一番大切なのは、「継続力」だと思います。トレンドを追いかけたり、季節に合った内容を取り入れたり、常にフォロワーさんの参考になるようにアンテナを張っていて……。ずっと走り続けているので、マラソンみたいだなと思います。
インフルエンサーとして大切なのは、フォロワーとの信頼関係を築き、それを裏切らないこと。話を誇張したり、良い面だけを強調しすぎたりすると、フォロワーに違和感を与えてしまうかもしれません。
kahoさん:
アカウントの影響力が大きくなると、「そんなつもりではなかったのに」と受け取られてしまうことも出てきます。だからこそ、発信する前に、投稿を見た方がどう感じるか、どんな影響を与えるかを、立ち止まって考えるようにしています。
フォロワーの皆さんにとって、ポジティブな気持ちになれる存在でありたいと思っているので、発信内容は常に配慮を心がけています。
世の中には数えきれないほどのインフルエンサーがいるため、つい他の人と比べて不安になってしまう日もあるかもしれません。しかし、大切なのは他人の成功を追いかけるのではなく、自分自身を見つめ直し、自分だけの「らしさ」を磨くことです。
kahoさん:
私にとっての差別化ポイントは「距離感」です。発信を始めた当初は、インフルエンサーのことを「遠くて手の届かない存在」のように感じていました。だからこそ、自分はもっと身近に感じてもらえる存在になりたかったんです。
ここからは、Instagramでインフルエンサーを目指して何度も挑戦と挫折を繰り返している私が、フォロワー11.5万人を誇るkahoさんに、初心者がつまずきがちなポイントを聞いてきました!
ライター。Workship MAGAZINE編集部所属。インフルエンサーに憧れ、次々とアカウントを立ち上げるも、フォロワー数が伸び悩む日々。「もう、自分だけでは無理かも…」と悟りはじめたところ。
kahoさん:
ジャンルに迷ったら、自分が好きな物や興味があることをベースにするのが一番だと思います。例えば、専門的な知識があったり、その仕事に関わっていたりするなら、それを活かして発信するのも良いですよね。
そうは言っても、自分の「好き」に自信を無くしてしまうこともあるかと思います。その時は、これまでの自分を振り返り、子ども時代に興味のあった分野や自然と楽しめることにフォーカスするのがおすすめです。
関心が無いことについて発信を続けるのは難しいですが、1つでも極められるジャンルがあれば、発信を通じて知識や経験が積み重なり、結果的にフォロワーに役立つ情報が届けられるようになると思います。
kahoさん:
センスは特別な場所で磨くものだと思われがちですが、実は日常の中にたくさんヒントが眠っています。例えば、スーパーで季節感のある商品を意識して見たり、ショッピングモールでトレンドのアイテムをチェックしたりしています。
大事なのは、常にアンテナを張って、その時々のトレンドや素敵だと思うものをキャッチすることだと思います。
kahoさん:
投稿を続けるうえで一番のモチベーションは、「自分が楽しめているかどうか」だと思います。私は暮らしに関する発信をしていますが、生活を楽しむこと自体が好きだからこそ、無理なく続けられているんです。また、フォロワーさんからいただく温かい言葉も大きな励みになっています。
Instagramは自由に自分を表現できる場です。肩の力を抜いて、好きなことを心から楽しむ気持ちを大切にしてほしいなと思います。
華やかに見えるインフルエンサーの活動も、その成功は地道な努力の積み重ねによって支えられています。フォロワーの反応を分析したり、発信内容を試行錯誤したりといった日々の努力を繰り返すことが、少しずつアカウントの成長に近づきます。焦らず、楽しみながら、発信活動を続けていきましょう。
kahoさん:
インフルエンサーは、時代の流れに合わせた柔軟な対応が求められる仕事です。大変なこともありますが、何より自分の好きなことを発信できるのが本当に楽しくて。これからもフォロワーさんの役に立てるよう、VLINKのような便利なサービスを活用して頑張っていきます。
インフルエンサーを目指したい方や、自分らしさを最大限に表現できるプロフィールページを作りたい方におすすめなのが、Link in bioサービス「VLINK」です。
例えば、Instagram、TikTok、X(旧Twitter)、YouTubeなどのSNSを使い分けている場合、それぞれのプロフィールに貼れるリンク数は限られているため、すべてのアカウントを1度に紹介するのは難しいですよね。
VLINKなら、各SNSのリンクを1つのページにまとめられるため、限られたプロフィール欄でも効率的に自分を表現できます。さらに、投稿内で紹介した商品情報を簡単にひもづけできるので、フォロワーからの「どこで買えますか?」という質問にも、スムーズに答えられるようになります。
また、カラーをカスタマイズして、自分らしいオリジナルのページを作れば、インフルエンサーとしての活動をより魅力的に伝えられるでしょう。フォロワーとのつながりをさらに深めるために、ぜひVLINKを活用してみてください。
(執筆:熊澤南 編集:村田美璃)
【特集】Instagramフォロワー10万人超のインフルエンサーに聞く!