エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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2020年11月19日に発売された『桃太郎電鉄』シリーズの最新作『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』(以下、桃鉄)が、発売から2ヶ月もしないうちに累計販売本数200万本(ダウンロード版を含む)を突破しました。
「桃鉄」はファミコン時代から30年以上続く人気すごろくゲーム。いま子どもと楽しんでいる親たちも、子どもの頃夢中になったはず!
今回はそんな「桃鉄」の快進撃をネットでの検索データをもとに徹底リサーチします。
まずは「桃鉄」でキーワード検索したユーザーの動きを『Dockpit』を用いて分析します。
「桃鉄」最新作の発売が発表されたのは2020年3月でしたが、発売日までさほど検索されることなく鳴りを潜め、発売当月の2020年11月に一気に検索ユーザー数が増加。前月のおよそ6倍のユーザーが動きました。
続いて、「桃鉄」を検索したユーザーの属性を確認します。
男性が67.8%、年代は20代、30代の若年層が多く、また、ネット全体利用者と比較して未婚者の割合が多いこともわかります。
続いて「桃鉄」を検索後に訪れたページを見ていきます。
流入ユーザー数1位は「桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~ 公式サイト」、2位には「桃鉄」シリーズの公式サイトが続きました。いずれの公式サイトも平均滞在時間は1分以内と短く、滞在時間が長かったのは人気のゲーム攻略サイト「ゲームエイト」でした。
また、上位3位の流入ページのユーザー数推移を確認すると、「桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!」公式サイトのユーザー数の発売月のユーザー急増が顕著です。
では、「桃鉄」最新版公式サイトでのユーザーの動きはどうなっているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
公式サイトの集客構造(ノーリファラーを除く)は以下のグラフのとおり、自然検索が大部分を占め、直近6ヶ月の平均値では64.9%を占めています。発売月の11月にはディスプレイ広告(Google ディスプレイ ネットワーク)経由での流入も39.4%ありました。
自然検索における流入キーワードは「桃鉄」「桃太郎電鉄」に続いて「スイッチ」「SWITCH」が上位にランクインしました。
「桃鉄」のリリースの8ヶ月前、「あつまれどうぶつの森(以下、あつ森)」が発売され、大ヒットを記録しました。「桃鉄」は「あつ森」を超えるのでしょうか。ユーザーの動きから考察します。
「桃鉄」「あつ森」それぞれの検索ユーザー数の変化を比較します。
発売月を起点にその推移を分析したところ、発売月での検索ユーザー数は「桃鉄」の方が約3万UU多かったことがわかります。その後、発売月2ヶ月後におよそ2.5倍の検索ユーザー数を獲得し好調だった「あつ森」に対し、「桃鉄検索ユーザー数は発売月から大きく伸びず、2ヶ月後には減少に転じていることがわかります。
検索ユーザー数では「あつ森」と差がついた「桃鉄」ですが、「スイッチ」との掛け合わせ検索では好調のようです。
2020年11月〜2021年1月の3ヶ月間で「スイッチ」と掛け合わせで検索キーワードのランキングが以下のとおりです。10位以内に上がったゲームソフトは「桃鉄」がトップ、不動の人気を誇る「フォートナイト」「マイクラ」「あつ森(62位)を抑え、話題性の高さが伺えます。
3位:桃鉄
5位:フォートナイト
7位:マイクラ
ランク外:「マリオ(20位)」「ダビスタ(22位)」「モンハン(28位)」「ポケモン(30位)」
検索ユーザー数において「あつ森」には届いていない「桃鉄」ですが、発売直後の話題性は好調ということがわかりました。
最後に、比較対象とした「あつ森」「フォートナイト」「マイクラ」との指名検索ユーザー属性の違いを見ていきます。
性別は「あつ森」のみ女性比率が高くおよそ7割を占めました。男性比率がもっとも高かったのが「桃鉄」で66.8%でした。
年代にも差が見られました。「桃鉄」は20代が最多で若年層が多く、年代構成は「マイクラ」と近いことがわかります。一方で「あつ森」「フォートナイト」は40代が最多でした。
このことから、指名検索ユーザー属性でみる「桃鉄」のライバルは現在のところ「マイクラ」ということになりそうです。
2020年11月に発売された「桃鉄」最新作のつい系販売本数が200万本(ダウンロード含む)を超えたことについて、その人気をデータから紐解きました。
「桃鉄」が検索されたのは発売月11月からで、前月のおよそ6倍の検索ユーザー数を獲得。検索ユーザーは20代、30代の若年層、未婚者の割合が多いことがわかりました。
「桃鉄」検索後の流入ページは「桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~ 公式サイト」が最多で、次に「桃鉄」シリーズの公式サイトが続きました。
公式サイトの集客構造についても分析しました。その結果、およそ7割が「桃鉄」「桃太郎電鉄」など指名の自然検索でした。
人気作「あつ森」「フォートナイト」「マイクラ」との検索ユーザー数および属性についても分析しました。
検索ユーザー数の伸びについて「あつ森」と比較したところ、発売月での検索ユーザー数は「桃鉄」の方が約3万UU多かったものの、「あつ森」のその後の伸びには追いつかず、1月には減少に転じたことがわかりました。ただし、「スイッチ」との掛け合わせ検索ユーザー数では話題性の高さがうかがえる結果となりました。
4作品の指名検索ユーザー属性を比較したところ、「桃鉄」と「マイクラ」の属性が類似しており、現在のところライバル同士ということになりそうです。
(執筆:ふるたゆうこ 提供元:マナミナ)