フリーランス流のmiroマインドマップ活用方法。自分の新しいセールスポイントを発見しよう!

フリーランス流のマインドマップ活用方法
FREELANCE

前回はブレインストーミングのアップデート方法をご紹介しました。今回はフリーランサーが一度は経験する悩みの一つであろう「自分のセールスポイントってなんだろう?」をテーマに、自分の新しいスキルを発見する方法をお伝えしたいと思います。

※この記事はミロ・ジャパン合同会社による寄稿です

Miro
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Miro は、オンラインホワイトボードサービスです。オランダとアメリカに本社を置き、昨年5月に日本法人(ミロ・ジャパン)も設立した SaaS 企業であり、リモートワークやハイブリッドワークスタイルがトレンドとなる中、多数の企業のイノベーションやビジネス推進をサポートしています。関連ページリンク:https://miro.com/ja/mind-map/

フリーランスにとって重要な、“自分を知る”ということ

自分の中身を知ること

突然ですが、皆さんは普段どのような自己紹介をしていますか?

たとえば「webライターをしています。テーマを考え取材するところから、記事を書き、Webメディアの運用をするところまで一貫してできます」というように、職種プラス自分が得意としている領域などを紹介するのが一般的です。

ある程度、使い慣れたテンプレートがあり、長年それを利用している人も多いのではないでしょうか。

一方、仕事をしていくなかで自分が担当する領域が広がったり、新たな知見が溜まっていったりします。そのようなときこそ、いまの自分ができることは何か? とスキルセットを見直す機会が重要になります。

とくにフリーランスは、すでに自分ができることで止まってしまうのではなく、未経験ながらも今後やりたい軸も、経験を積んでいくためには必要です。

現時点で何が最も得意で何を強化していきたいのか、また、まだ気づいていないけれど実はこれが得意かもしれないといったことを発見することは、自分を知るための一歩です。自分を知ることは、自分自身のキャリアアップだけならず、クライアントとのミスマッチを防ぎ、一つ一つの仕事の質をあげることにも繋がります。

自分の周りの状況を知ること

また、自分を知ることのなかに、いま自分が置かれている状況を理解する意味もあります。

フリーランスとしてよい仕事を得ていくためには、世の中がどのような人を求めているのかといった市場を理解することが重要です。もちろんそのニーズに無理矢理合わせる必要はありませんが、周りが何を必要としているかを理解することは、どのニーズと自分がマッチするかを探っていくための手助けになるはずです。

たとえば、これまでWebライターとして活動している人の場合、数千文字の長い記事を書くよりもInstagramやTwitterで発信できるような短い文章をまとめ、消費者との関係性を築いていくニーズが高まっているかもしれません。このようなニーズにも応えていきたいと考えた場合、Webライターの経験をベースに、ソーシャルメディアコンテンツライターといった新しい肩書きを加えて、新たな提案をしていくことができるのです。

自分の周りを知ることで、自分が持っているスキルと世の中のニーズとの接点を見つけ、新たなセールスポイントとして活かしていくことができます。

マインドマップで自己分析をやってみよう

次に、実際に自分を知る手法として、マインドマップを紹介したいと思います。

マインドマップとは、名前の通り自分の考えを地図のように繋げながら引き出す思考法です。自分の強みや未来像をなんとなく持っているけれど、まだすっきりと整理できていない人にはおすすめの方法です。

初めてマインドマップをつくる場合は、オンラインツールなどのマインドマップテンプレートで簡単に行えます。

マインドマップを制作するときのアドバイスとして、ぜひ自分の気持ちに素直に書いてみてください。マインドマップに正解はありません。「スキルとして挙げるにはまだ実力が足りないかもしれない」といったような心配はせず、いまの実力を認めたり、受け入れたりすることは、未来の自分にとってとても大切なことです。

では早速、マインドマップを使って自己分析を行ってみましょう。サンプルとしてフリーライターをしているAさんのマインドマップを作ってみます。

miro

▲出典:Miro(オンラインホワイトボードにて「マインドマップ」のテンプレート利用イメージ)

ステップ1. 真ん中にマインドマップの目的となるテーマを書く

今回の場合は「自分の強み」や「仕事のスキル」と書いてみましょう。

ステップ2. テーマから連想される要素を書く

マインドマップの真ん中から、線を繋げて周りに要素を書いていきます。マインドマップでは、要素を繋げていく線を「枝(ブランチ)」と呼びます。

ステップ3. 各要素からさらに連想されるキーワードを書く

テーマから繋げた各要素を、さらに分解して連想されるキーワードをブランチで繋げていきます。

「自分の強み」から「ライティング」と要素を出した場合、「取材」「文章構成」「ネタ探し」などの関連ワードを繋げます。

ステップ4. ブランチを繋げて可能な限り深掘りする

要素をなるべく分解し、核となる要素を見つけていきます。たとえば先ほど出した「取材」からは、さらに「初対面」「会話」「旅行(出張)」「文字起こし」「つっこんだ話」などのキーワードが挙げられます。

完成すると、以下のようなマインドマップになります。

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▲出典:Miro(オンラインホワイトボードにて「自分の強み」のマインドマップ完成イメージ)

ステップ5. マインドマップを俯瞰し、共通点やサブテーマを見つける

テーマを中心に要素を深掘りした後は、全体を見て共通するキーワードや、好き嫌いでグルーピングできるものなどを探します。そうすることで、サブテーマになり得る大きなカテゴリが見えてきます。

フリーライターAさんのマインドマップから見えてきたことは何でしょうか? 記事ライティングの要素はとても多いですね。生業としていることなので、それだけ要素が増えることがわかります。

次に要素が多いのは「流行のキャッチアップ」が挙げられます。また各要素のなかで目立つのは「リサーチ」というキーワードです。

ライターのスキルに加えて、トレンドリサーチをしたり、今後のトレンド予測をしたりといったことが得意だとわかってきました。この要素をセールスポイントとして生かすとするならば、たとえば新たなメディア立ち上げのコンテンツディレクションや、マーケットリサーチのようなスキルもアピールしていけるかもしれません。

マインドマップを活用し、自分の脳内を可視化することで、自分が無意識にやっているようなことを再認識し、自分の強みとしてセールスポイントに昇華することができるのです。

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▲出典:Miro(オンラインホワイトボードにて、マインドマップ完成後のステップ)

マインドマップを定期的にアップデートしよう

マインドマップを書いてみると、自分が興味がある領域や、得意としている領域が見えてきやすいはずです。無意識に日々考えを巡らしているものについてはキーワードが浮かびやすく、マインドマップを通して可視化することができるのです。

作成したマインドマップは、定期的に見直すことでより活かすことができます。とくに今回紹介したオンラインツールを活用したマインドマップ作成は、いつでもどこでも見直せたり、過去のものをアップデートしていきやすいというメリットがあり、おすすめです。

フリーランスで仕事をしていると、目の前の仕事に集中してしまいがちですが、半年や年に一度、マインドマップを見直すことで、いまの仕事と自分のスキルがマッチしているのか、まだ気づいていない強みが新たに生まれていないかを早い段階で見つけられるよう工夫しましょう。

まとめ

自分の新しいセールスポイントを見つけるという目的で、マインドマップ活用法をご紹介しました。
すでに自分の強みを理解して、仕事も安定しているという方でも、一度マインドマップを作成することをおすすめします。

理解しているという方ほど、要素をたくさん出すことができるため、新たな発見があるはずです。マインドマップを活用して、自分のスキルを最大限に引き出していくヒントを見つけてください。

(執筆&提供元:Miro 編集:北村有)

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