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Facebook広告は誰もが簡単に出稿でき、初心者でも気軽にチャレンジできます。しかし当然ですが、広告料金はタダではありません。
そこで今回は、Facebook広告を運用するにあたって必要となる広告料金を、実例を交えてご紹介していきます。
Facebook広告の料金についてご紹介する前に、前知識としてFacebookの広告の種類について簡単にご紹介します。
掲載する広告について、広告のフォーマット別にご紹介します。
カルーセル広告とは「広告に対して複数の画像や動画を貼ることができる」Facebook広告です。
各画像/動画に見出しを付けたり、リンクを設定したりできるのが特徴です。
画像や動画を繋げることによって広告にストーリー性を持たせることもできるので、ユーザーの温度感を上げることもできます。
コレクション広告とは「商品やサービスの画像/動画をメインヴィジュアルにして購買意欲を高める」Facebook広告です。
メインビジュアルの下に更に4枚の商品画像を表示できます。大手のアパレル企業などがよく活用しています。
画像広告とは「画像とテキストをメインとする」Facebook広告です。
ユーザーはテキストよりも画像を最初に見る傾向にあるので、印象に残りやすい画像の工夫が大切です。
画像とテキストだけで広告を出せるので、初心者にとってもやさしいFacebook広告です。
動画広告とは「動画とテキストをメインとする」Facebook広告です。
再生ボタンを押さなくても動画が自動再生されるのが特徴で、ストーリー要素や実際の動きなどを多くのユーザーに届けられます。
画像よりも準備はかかりますが、試してみる価値は大いにあるでしょう。
スライドショー広告とは「複数(10枚まで)の画像をスライドショー形式に表示する」Facebook広告です。
画像広告と同じく、画像とテキストを用意するだけで出せるのでおすすめです。商品紹介や手順などを紹介したいときに使えます。
プレイアブル広告とは「設定したユーザー層に対して広告を出しアプリインストールを促す」Facebook広告です。
アプリをインストールしていないユーザーに対して絞って広告を出せるので、新規ユーザーを効率よく獲得できます。
次に広告配信の方法別に、広告の種類をご紹介します。
インスタントエクスペリエンスとは「タップすることによってフルスクリーンの専用ビューワーが立ち上がる」Facebook広告です。
画像や動画をはじめ、上記で紹介したさまざまな広告フォーマットに対応しています。
別ブラウザに移動することなく専用ビューワーが立ち上がるため、ユーザーがストレスを感じることなく早くページを開けます。Facebook独自の広告です。
ダイナミック広告とは「ユーザーが過去に閲覧したサイトや商品、サービスに基づいておすすめの商品やサービスを表示できる」Facebook広告です。
年齢/性別/地域などユーザー情報を更に追加していくことで、サイトを訪問したことのないユーザーにもアプローチできます。
リード獲得広告とは「面倒なフォーム入力を簡略化し、サービスや商品の登録/購入を促す」Facebook広告です。
外部リンクに移動せずに情報が入力でき、さらにはFacebook上の情報であれば自動入力されるのでユーザーの手間を省けます。
近隣エリア広告とは「ユーザーの位置情報を使って、その地域の店舗の広告を配信する」Facebook広告です。
エリアを元に広告を配信できるので、その地域に適したユーザーに効率よく広告を配信できます。
Facebook広告の料金が発生するパターンは6種類あります。宣伝したいものに適した課金方法を選択していきましょう。
インプレッション課金とは「1000回表示されたときに料金が発生する」課金方法です。
Facebook広告がクリックされた回数に関係なく、1000回表示されるごとに料金が発生します。Webサイトへの訪問や「いいね!」/「シェア」のアクションがあっても料金は発生しません。
クリック課金とは「広告がクリックされる度に料金が発生する」課金方法です。
つまり広告に対してアクションがあった場合に料金が発生します。「いいね!」/「シェア」等のアクションでも発生してしまうところが注意点です。
最適化配信とは「キャンペーン目的ごとに広告を配信し料金が発生する」課金方法です。
クリック目的やCV目的などよく使用されるキャンペーンに応じて配信方法を最適化できます。つまり、希望するアクションを起こしやすいユーザーに効率よく広告が表示されるため、広告主は料金を節約できます。
アプリのインストール課金とは「Facebook広告経由でアプリがインストールされたときに料金が発生する」課金方法です。
注意として、アプリにFacebook SDKという機能を実装して、広告とリンクさせる作業が必要です。
「3秒以上ある動画で、2秒以上再生されたときに料金が発生する」課金方法です。
2018年に登場した新しい課金方法です。
言葉通り「動画が10秒以上再生されるときに料金が発生する」課金方法です。注意する点は2点あります。
広告セットでは、配信する広告の「ターゲット/配置場所/広告費/スケジュール」を設定できます。その広告セットに対する予算の決め方は以下の2つです。
Facebook広告では、1クリックにかける上限や1000回表示にかける広告費の上限を設定できます。
基本はFacebookが最適化して設定してくれるので、広告主の都合で広告費を抑えたいときなどに使います。
アカウントの上限予算とは「使っている広告アカウントで利用しているすべてのキャンペーンの予算」をいいます。
アカウントの上限予算を設定していると、上限に達した時点で広告配信はストップされます。つまり、ここで設定した予算以上の料金は発生しません。
キャンペーンの上限予算とは「キャンペーン単位で使用できる予算」です。
アカウントの上限と同じく、上限に達した時点で広告配信はストップします。
ここまで述べたとおり、Facebook広告には多様なフォーマットと配信形態、課金方法、予算方法があります。一概に「Facebook広告の料金は○○円!」と言えないのが難しいところです。
ただしFacebookには、広告シミュレーション機能がついています。
個人用広告アカウントがあれば誰でも無料で、予算やユーザーを予想するシミュレーションを使えます。
1. Facebookのページ上部メニューバーの「三角ボタン(▼)」をクリックして、アコーディオンメニューを表示後「広告管理」をクリックします。
2. 使用したいアカウントを選びます。
3. 「広告作成」を押します。
4. 広告の目的を選択します。今回は「トラフィック」を選択しました。
5. 予算を設定します。「キャンペーン予算の最適化」は、オフにしましょう。オンになっていると1日の推定結果が表示されません。
6. 日本に設定されている場合、設定は基本的には変えずに次へ進みます。
7. この画面から、キャンペーンの設定を行えます。設定を変更するたびに右の「オーディエンスサイズ」「1日の推定結果」の数値が変動し、シミュレーション結果をみることが可能。ここで「開始」をしなければ出稿されることはありません。
8. シミュレーション結果が右手に表示されます。
9. シミュレーション結果をスクロールすると「新しいオーディエンスを作成」で、新しいターゲットを想定したシミュレーションを組むことができます。また「広告で使用する予算と期間」も同ページで設定できます。
「Facebook広告」というワードに抵抗があった方もいたかもしれません。
しかし100円から広告を配信できたり、無料で広告のシミュレーションができたりと、料金を気にせずにFacebook広告は手軽に運用できます。
これを機に、Facebook広告に挑戦してみてください!
(執筆:ばち 編集:Sato Mizuki)
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