Facebook動画広告を効果的に運用する14のポイント【2019年最新版】

2018年、Facebookはコンテンツフィードのアルゴリズムを大胆に変更しました時系列で並べるのではなく、家族や友人、親しいグループのコンテンツを優先するようになったのです。

この変更はほとんどの一般ユーザーにとっては嬉しいものですが、マーケティング担当者にとっては難しい問題でした。企業の動画広告やパブリックな動画は下に追いやられてしまうからです。

本記事ではこの新しいアルゴリズム環境の中で、Facebookの動画広告を効果的に運用するための方法を解説します。

1. インパクトのあるフレーズから始める

テレビCMとは違い、Facebookの動画広告は他のコンテンツと並んで表示されます。画面を独占できないので、より注目を引けた広告の勝ちなのです。ですから、インパクトのあるフレーズを最初に配置しましょう。

冒頭のインパクトを強くすることで、ニュースフィードのスクロールを止めてくれさえすれば、始めの数秒で動画の世界に引き込めてしまうのです。最後のお楽しみにはしないことが重要です。

2. 簡潔明快な話を入れる

わかりやすく簡潔に、話を伝えましょう。テキストのように後戻りができないので、複雑な情報は適しません。話を詰め込みすぎずひとつのメッセージを伝えるということに集中することで、理解されやすく、他の人にもシェアされやすい動画広告になります。

3. 動画広告で伝えたい要求を明らかにする

どんな種類の動画広告でも、作成に取りかかる前に必ず自分の目的を確認し、強力なCTA(コールトゥアクション)を設計してください。

ページに訪問させたいのか、新商品について知ってもらいのか、”動画広告を見たユーザーにどのように行動してもらいたいのか”を明確にしましょう。1つの動画には2つ以上の要求を混ぜ込まないことが重要です。

上の動画広告は、チンパンジーの保護を目的とした寄付金を募るために作成され、「今すぐ寄付してください。」と要求を明らかにしたことによって1,388件の寄付が集まりました。

4. 適切な場所に投稿する

Facebookは各ユーザーに関係のある内容を上に表示するよう注力しています。その結果、ユーザーがすでにフォローしていたり、交流していたりするグループに投稿された内容は、上位表示されやすくなりました。

適切なグループに投稿しましょう
そのためプロダクトに関係のあるFacebookグループにユーザーから参加してもらい、そこに動画広告を投稿するのが(Facebookグループのガイドラインに反していない限り)エンゲージメントを高める良い方法でしょう。またグループ内であなたの投稿がシェアされれば、その内容はあなたのプロダクトに興味のある人々の間で広まります。

5. 時を経ても色あせないコンテンツを考える

Facebookに投稿したコンテンツに勢いがつくのには少し時間がかかります。そのため季節や時事に左右されず、どんな時でもユーザーの興味も引けるようなコンテンツほど価値が高いのです。

確かに季節的なコンテンツは初動のエンゲージメントが高くなる傾向にあります。しかしホリデーシーズンにまつわる内容をその1週間前に投稿し、ホリデーが終わるとエンゲージメントが減っていくような投稿は、太く長く続くエンゲージメントは期待できないでしょう。

時を経ても色あせないコンテンツであれば、長期的なプロモーションが期待できます。その結果シェアや「いいね!」が伸び、ROIを向上させられるのです。

6. 動画は60-90秒に収める

マーケティングに答えはありません。対象のユーザーや目的に合わせてさまざまな施策を打つ必要があるでしょう。

しかし「動画の長さ」に関して言えば、答えは明確です。Facebookの動画広告の長さは60-90秒の間に収めましょう。動画の長さが90秒を超えると、たちまちエンゲージメント率は急降下します。

興味深いことに、この時間は伝統的なテレビCMの長さとほぼ同じです。

7. 音に頼らない

ほとんどの人は動画広告を見るときに音が出ることを好みません。音声が流れる動画の視聴シーンはプライベートな空間に限られます。公共の場などでは迷惑がられて視聴を中止されてしまうでしょう。

音声のかわりにおすすめするのが、キャプションの活用です。創造的でユーザーの心を掴むようなキャプションがあれば、ユーザーは動画の続きを観たいと感じるでしょう。また、キャプションがあったほうが音声だけの動画よりも理解しやすくなります。

ただし若いユーザー向けのばあいは、単純にキャプションだけでは不十分な可能性もあります。彼らは豪華なリアクションや絵文字などを使った「おもしろい」動画を好む傾向があるからです。ターゲット層に合わせた動画を作成しましょう。

8. ライブ配信してみる

Movie

生放送動画(ライブ配信)は、通常の動画に比べてエンゲージメントが高くなる傾向にあります。ユーザーと直接交流できるのも大きなメリットです。

もちろん、生放送は包括的なマーケティング施策のひとつとして行う必要があります。生放送はすでにフォローしているユーザーがよく見る傾向にあるため、フォロワーが少ないばあいはあまり効果的ではありません。

生放送は、簡単なアップデートのお知らせや企業紹介、ユーザーと直接のQ&Aセッションなどに向いています。短く簡潔な生放送を1日に1回やるだけでも、大きなエンゲージメントが期待できるでしょう。

9. 動画広告の説明文を簡潔にまとめる

シンプルさは、あらゆるマーケティング施策にとって重要です。動画広告の説明文もまた、シンプルにわかりやすく書く必要があります。動画の面白さや発信内容を簡潔に紹介しつつ、「全てを伝え切らない」説明文を目指しましょう。説明文で動画の中身を紹介しすぎると、ユーザーは「知りたいことは全て知れた」と感じてしまい、動画を観てくれないかもしれません。

注意すべき点は、説明文が動画の内容を正確に表現していることです。興味を刺激したいからといって誇大表現や虚偽情報を書いては、その動画でのエンゲージメントは得られても、失望したユーザーがそれ以降の動画を観てくれなくなります。またあなたのブランドの価値も下げるでしょう。

ちなみに説明文を書かないのは悪手です。説明文がないと動画の目的がわからないだけでなく、検索にも表示されず、閲覧者が大幅に減ってしまいます。

10. シェアとエンゲージメントを求める

like

フォロワーのシェアとリアクションを誘発しましょう。例えばユーザーに問いを投げかけて、ユーザー自身の考えや意見、経験をコメントしてもらう手があります。

エンゲージメントを増やすことは、同時に動画広告を広めることになります。Facebookは、より多くのコメントや「いいね!」がついた投稿をより上位に表示するからです。

いくつか動画広告を投稿したら、どの動画広告がもっとも反響があったかチェックしてみましょう。おそらく、プロダクトのハイライトや新規機能を紹介する動画広告の反応がもっとも良いのではないでしょうか。それらはまさにマーケティングキャンペーンを打つときにフォーカスすべき分野です

11. 多少のユーモアを入れる

ユーモラスな動画ほど、エンゲージメント率が高まる傾向があります。人々にとってソーシャルメディアはエンターテイメントの一部であり、笑えるコンテンツほど親近感を得られるのです。

このように、適切な範囲で多少のユーモアを動画広告に入れてみましょう。

ただし、ユーモアの種類が広告内容にマッチしているか十分に検討する必要があります。あまりに気安い動画にしたり、暗すぎたり怖すぎたりしても、コアユーザーを取りこぼしてしまうおそれがあります。

12. 価値のある動画を作る

価値のある動画とは、もっともリアクションとシェアがある動画でしょうか?

真に価値のある動画とは、例えばハウツーやDIY動画など、見ている人にユニークな知識やスキルを届けるものを言います。結果的に、多くの人がこれらの価値を持つ動画を家族や友達とシェアしているのです。

動画広告を作成するときは、常に以下の2つの問いを自分自身に投げかけましょう。

  • この動画広告は誰の役に立つか?
  • この動画広告はどのように役立つか?

コンテンツマーケティングはテレビCMとは異なり、すべての内容が製品に直接関係している必要はありません。

その代わり、そのプロダクトが対象としている購買層を確実に捉える必要があります。たとえば、あなたの会社が30代から50代の個人に家を売っているのであれば、30代から50代の個人に響くようなコンテンツを作成しましょう。

13. 統計情報を観察する

Facebookは投稿に対するエンゲージメントの統計情報を提供しています。統計ページには次のような情報が掲載されています。

  • 誰がエンゲージメントしているのか
  • どのような種類のエンゲージメントがなされているのか
  • どの程度シェアされているのか

統計を見ることによって、いつ人々はポストに対してリアクションしているのか、どのコンテンツに最も興味があるのか、どのポストが他のポストよりもシェアされているのかなどを確認できます。定期的に統計情報を観察し、トレンドを把握しましょう。

Facebookの統計画面

例えばイベント関連の投稿はシェアされやすい一方、エンゲージメントは得られにくい傾向があります。逆に「購入意欲はあるけれど疑問点もある」というような消費者のパーソナルな理由から、エンゲージメントは得られてもシェアが伸びないケースもあります。

これは「どちらがいい」という話ではありません。どちらの投稿も組み合わせることで、ユーザーの定着と拡大が期待できるのです。

14. 有料広告に投資する

Facebookの有料広告はターゲットを細かく指定して配信できる、極めて優秀なものです。既存顧客の購買層に合致する人を指定することはもちろん、「親しい友達がいて今月誕生日の人」「12-14歳の子供がいてスポーツが好きな人」などのような細かい特性も設定できます

Facebookの有料広告
「キャンペーンの初期段階ではあまり有料広告に投資したくない」と考える人も多いことでしょう。しかし、Facebookの有料広告は見込み顧客を素早く効率的に増やせる魅力的な手段なのです。

まとめ

FacebookのアルゴリズムはGoogle検索によく似ていて、人々が興味あるものを表示するようにデザインされています。つまり「人々が何を求め、人々に何が響くのか」を理解することで、アルゴリズムを攻略できるのです。

Facebookの動画広告を効果的にするために必要なのは、統計情報を注意深く観察し、購買意欲層への理解を深め、彼らに最初から最後までシンプルでわかりやすい体験を提供すること。これができれば、あなたのキャンペーンは大きく飛躍していくことでしょう。

 

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