エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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人間は、色彩や形、アクセント、影の付け方など、さまざまなものから心理的な影響を受けています。
そして優れたデザイナーは、こうしたデザインと心理学の関係性を知ったうえで、特定の感情を誘発するデザインを意識して選んでいます。
もちろん、これらはフォントにも当てはまります。
フォントにはそれぞれ特徴があり、フォントごとにさまざまな感情を誘発します。
そしてフォントが誘発する特定の感情は、ブランドに対するイメージを作り上げ、ユーザーの意思決定に大きな影響を与えます。
この記事では、フォントが私たちの心理にどのように影響するのか、5つのポイントからご紹介します。
目次
セリフ体(文字のストローク端に飾りのあるフォント)は、伝統的に使用されているなフォントです。日本語では「明朝体」などがそれにあたります。
セリフ体には、信頼性、権威性、優雅さ、フォーマルさといったイメージがあり、科学的なコンテクスト等にもよく使用されます。
一方のサンセリフ体(文字のストローク端に飾りのないフォント)は、比較的新しいスタイルです。日本語では「ゴシック体」がそれにあたります。
サンセリフ体には、先進性、カジュアルさ、ポップさといったイメージがあり、若者向けの老舗ブランド等にもよく使われます。
気をつけなければならないのが、サンセリフ体です。サンセリフ体はストローク端の飾りがないため、PCのスクリーン上ではやや読みにくくなるケースがあります。
ライト(文字が細いフォント)は、フェミニンで華奢な美しさがあります。背が高くスマートな印象で、現代女性の美的感覚にマッチしています。
ボールド(文字が太いフォント)は、力強くポップな印象です。可読性が高く目立つため、見た人にインパクトを与えます。
どんなに小さな表示でも、ライトを選ぶかボールドを選ぶかで、顧客がブランドに抱くイメージは大きく変わります。
マーケティングや顧客ロイヤリティの確立には、細部へのこだわりが大切です。
角ばったフォントは、危険さ、力強さ耐久性を表現したい場合に最適です。
鋭いナイフを見た時の感覚を想像してみてください。フォントでも同じことが言えます。
一方で丸みのあるフォントは、柔らかさ、心地よさ、女性らしさを出したいときに向いています。
幼児向けブランドや美容ブランド、スイーツなどに使うフォントとして便利です。
小文字のフォントは、思いやりやイノベーションを想起させます。
そのため、福祉系の企業や、クリエイティブ制作に関わるブランドにぴったりです。
大文字のフォントは、より権威的なイメージを与えます。
BMW、Nike、Sonyなどの世界的に有名な大型ブランドでは、ロゴを大きく使うことで、ブランドの確固たる地位を表現しています。
もちろん、大文字と小文字を組み合わせることもあります。適切に組み合わせ配置することで、読みやすさはアップします。
文字間が狭いと、やや堅いイメージになり、緊張感や正確さを想起させます。
このイメージを上手く使えば、デザインに程よい豪華さと非日常感を与えられます。
一方で文字間に余裕があると、広々とリラックスした雰囲気になります。
デザインに余裕が生まれ、軽い雰囲気を演出できるでしょう。ポジティブで明るい雰囲気を出したいときにぴったりです。
背の低いフォントは重く安定した雰囲気があり、背の高いフォントは軽く華麗なイメージがあります。
人間は無意識に、背の高さから重厚感をおぼえます。そのため、背の低い横文字のフォントを使えば、耐久性と安定感がある、ずっしりとしたイメージをブランドに与えられます。
軽くすばやい雰囲気のある背の高いフォントは、革新的な雰囲気があります。成長や成功、ラグジュアリーさを表現するためにも使用されます。
フォントに関する心理学は、論理的でありながらも、同時に直感的な科学です。
全てのフォントにはそれぞれパーソナリティがあり、ユーザー心理にインパクトを与えます。あなたのブランドの文化やスタイルにぴったりなフォントを、丁寧に選びましょう。
執筆:Dana Kachan
翻訳:Sugita Mariko
編集:Sato Mizuki
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