エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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「フリーランスエンジニアってどんな働き方なの?」
「実態を知ったうえで自分がフリーランスエンジニアに向いているかどうか知りたい!」
これからフリーランスエンジニアになろうと思っている人は、実際にフリーランスがどんな働き方をしているのか、その実態が気になるところでしょう。
フリーランスエンジニアには向いている人と向いていない人がいます。あらかじめフリーランスの働き方や収入面など、リアルな実態を知っておくことで、自分には向いているのか否かを判断する材料になるはずです。
こちらの記事では、以下のポイントに沿ってフリーランスエンジニアの実態を解説します。
- フリーランスエンジニアの実態(収入、業務内容、働く時間、人間関係、福利厚生)
- フリーランスエンジニアの1日のスケジュール
- 現役フリーランスエンジニアのリアルな声
- 向いている人、向いていない人の特徴
「時間も場所も自由な働き方をしてそう!」
「給料もよくて幸せな暮らしができるんだろうな!」
おそらく大半の人がフリーランスエンジニアに対してこのようなイメージを持っているのではないでしょうか。
しかしフリーランスエンジニアにはこのようなメリットだけでなく、もちろんデメリットもあります。
この項目では、そのようなフリーランスエンジニアの実態を以下の5つの側面から解説していきます。
フリーランスエンジニアと会社員と比較しながら解説するので、ぜひ参考にしてみてください!
まず収入面についてです。フリーランスエンジニアは会社員のような決まった給与はなく、案件の単価によって月々の収入が変わります。
つまり固定収入がないため、金銭的な不安は大きいといえるでしょう。フリーランスエンジニアは常に収入を意識しながら仕事をしなければならないのです。
実際にフリーランスエンジニアが受注する案件1件あたりの単価を調査したところ、約60%が60万円〜80万円という結果が出ています。
サラリーマンの平均年収は441万円です。そのため毎月60万円の案件を受注できれば、サラリーマンの年収を大きく超えられます。しかし、毎月同じように稼ぎがある保証はありません。
常に金銭的な不安と向き合うことになりますが、なるべく収入を安定させる方法はあります。それは「なるべく高単価な案件を長期で受けること」です。
ひとりで受注する案件を探し、営業や交渉をしなければならないフリーランスエンジニアにとって、強い味方となるのがエージェントサービス。上手くエージェントサービスを利用することにより、年収を挙げられる可能性も高まります。
フリーランス/副業ワーカーと企業を繋ぐスキルシェアサービス『Workship』では、エンジニア向けの高単価な案件も多く紹介されているため、定期的にチェックするのがおすすめです。
フリーランスエンジニアの仕事は、主に高度なプログラミングスキルを必要とする専門的なものがほとんどです。また自分の裁量で案件を選べるため、得意分野を活かした仕事ができます。
会社に属するエンジニアの場合、配属部署や会社の方針によって自分の希望する仕事に携われないこともあるでしょう。
その反面フリーランスエンジニアは、自分の得意な仕事に関われることはもちろん、失敗するリスクの低い環境で思いきり力を試せます。
先述した『Workship』には、案件ごとにどんな開発言語を扱うか、詳しい仕事内容なども記載されています。詳細を確認したうえで「自分にもできそうだ!」と思えば、そのまま応募することも可能です。
フリーランスエンジニアの人間関係は、会社員と比べるとあまり重視する必要はないかもしれません。
なぜならフリーランスエンジニアの場合は案件ごとに契約期間が決まっており、企業とやり取りするのは数ヶ月という短い間のみに限られるからです。
上司との関係や人間関係にも配慮しながら勤め続ける必要のある会社員とは違い、成果を出すことに集中できます。
しかし企業と長期契約を結ぶときには注意が必要です。案件が完遂するまでやり取りが続くため、厚い信頼関係を築く必要があります。
当初は短期を想定していたとしても、長期契約になることを見据えてコミュニケーションするのが無難です。
フリーランスエンジニアの働く時間は「常駐型」と「リモート型」で大きく異なります。
- 常駐型:コアタイムで会社に出勤する必要がある
- リモート型:働く時間は自分で決められる
常駐型の場合は会社員同様にコアタイムが設けられており、9時〜18時など決められた時間に出社しなければなりません。
一方リモート型は、働く時間を自由に設定できます。仕事の開始時間も終了時間も自分の裁量次第です。
「今日はやる気が出ないから休みにしよう」「平日に休みをとった分、土日に挽回しよう」など、スケジュールも思いのまま。
またリモート案件は、納品物をおさめれば報酬20万円といった、結果に応じて単価が決まっているものがほとんどです。
つまり、なるべく効率よく納品物をつくることにより働く時間を最小限にできます。
会社員であれば福利厚生を受けられますが、フリーランスエンジニアは受けられないのが実情です。
フリーランスエンジニアが受けられない福利厚生は以下のとおり。
- 健康保険
- 厚生年金
- 社会保険料
- 住宅補助
- 健康診断受診
- 教材費負担
健康保険料や社会保険料は、会社員であれば会社側が一部負担してくれます。しかしフリーランスは全額自己負担で保険に加入しなければなりません。
また厚生年金に加入する資格もないため、自身で国民年金や私的年金に加入し、老後に備えておく必要があります。
会社員であれば、会社による教材費の負担やエンジニア同士で情報共有できるメリットもあります。しかしフリーランスは必要な書籍なども自費で購入し、変化の激しいIT業界に対応すべく知識を蓄えなければなりません。
しかし、このように仕事に関連する教材費や備品などは、確定申告のときに経費として申請すれば節税となります。会社員のように全額負担とはいきませんが、領収書を控えておけばいくらか返ってくる可能性があるため、確認しておきましょう。
このような福利厚生の点では、フリーランスエンジニアは会社員よりも恵まれていないのが分かります。
フリーランスエンジニアの1日のスケジュールは、同じフリーランスのなかでも人それぞれです。
仕事の合間に趣味や勉強の時間を取り入れるなど、仕事とプライベート両立のために工夫している人がほとんどだと言えます。
例として、フリーランスエンジニアのとだこうきさんの1日のスケジュールは以下のとおりです。
- 7時〜8時:起床・朝食
- 8時〜9時:趣味
- 9時〜12時:仕事
- 12時〜13時:昼食
- 14時〜17時:仕事
- 17時〜18時:夕食
- 18時〜18時30分:YouTubeの撮影
- 18時30分〜23時:趣味
- 23時〜7時:就寝
こちらのスケジュールによると、仕事は1日6時間前後、そのほかの時間は趣味などのプライベートにあてていることが分かります。
フリーランスエンジニア=自由な時間に働けるのは事実です。スケジュールの組み方を工夫すれば、週3日勤務にする、または1週間を仕事に割き次週は休暇にあてるなど、柔軟に対応できます。
仕事ファーストにするのか、または自分の時間を優先するのかによって、フリーランスエンジニアの1日のスケジュールは変わってくるということです。
それではリモートではなく常駐型のフリーランスエンジニアの1日のスケジュールを見てみましょう。Kerubitoさんの記事を参考にするとこのようになっています。
- 9時:出勤(メールチェック、タスク整理など)
- 10時:新規開発案件のミーティング
- 11時:機能追加のミーティング
- 12時:昼休み
- 13時:設計作業
- 15時:コードレビュー(レビュアーとして参加)
- 16時:テストシナリオ作成
- 19時: 退社
(▲参考:フリーランスエンジニアの1日を晒してみる)
常駐型のフリーランスエンジニアは、フリーランスでありながら会社員同様の働き方です。
Kerubitoさんも「常駐のフリーランスエンジニアは会社員と大差はない」と言っているため、より自由な働き方を望むならリモート型のフリーランスエンジニアをおすすめします。
ここからは、現役フリーランスエンジニアの筆者が感じるリアルな声をご紹介します。
結論をいうと、エンジニアとしてより成長したいと望むなら、フリーランスよりも会社員のほうがおすすすめです。少なくともエンジニア駆け出しの時期は、会社に属するほうが成長が見込めます。なぜならフリーランスエンジニアの仕事は、作業に近いからです。
会社員なら多少のミスをしてもある程度の範囲までは会社が守ってくれるでしょう。知見のある上司や先輩の元で学びつつ、新しい仕事にチャレンジできる環境もあります。しかしフリーランスエンジニアは誰も守ってくれません。思い切ったチャレンジはしにくいと言えるでしょう。
つまり問題なく完遂できる領域の仕事しか受注できないため、ただひたすらできる作業をしている感覚に陥るのです。
「フリーランスエンジニア=学びが多い」わけでは決してありません。より成長したいと思う人は、会社でエンジニアとして働くことをおすすめします。
ここまでフリーランスエンジニアの実態をご紹介しました。これらの実態から分かる、フリーランスエンジニアに向いている人と向いていない人の特徴を解説します。
フリーランスエンジニアに向いている人の特徴は以下のとおりです。
- 自己管理能力がある人
- メンタルが強い人
- 自分のライフスタイルを大事にしたい人
フリーランスエンジニアは、仕事に割く時間配分や受注する案件の選別など、何もかもを自分で決める必要があります。そのため、自己管理能力が高くないと続けていけません。
しっかりと自己管理ができなければ、仕事をサボってしまったり、スキルアップのための勉強を怠ってしまったりなど、結果的に仕事がもらえなくなることに繋がる可能性もあるのです。
20代のうちから学ぶ習慣をつけておきましょう。変化の激しいIT業界において、最新情報は常にアップデートされています。30代や40代になっても知識や技術は昔のままで、ただプログラムが書けるだけでは受注できる案件が減っていくばかりでしょう。
会社という強制力のない環境でも、なお自分を律する強い意思が求められます。
また会社員とは違い、自ら営業をして案件を受注したり、仕事に対するダメ出しなどにもひとりで対応したりしなければなりません。より強いメンタルが求められるといえます。
また仕事中心よりも、自分の趣味やプライベートを大事にしたい人がフリーランスエンジニアには向いているといえるでしょう。
次にフリーランスエンジニアに向いていない人の特徴は以下のとおりです。
- 将来に不安を感じる人
- お金より学びを優先する人
- 自分で考えて行動するのが苦手な人
フリーランスエンジニアは、会社員よりも学ぶ機会が少ない働き方です。
そのため「技術を磨きたい!」と思う人には、フリーランスエンジニアにはあまり向いていません。もちろん、勉強会などに積極的に参加してスキルアップすることも考えられます。
また、フリーランスエンジニアは自ら営業や交渉をするなど、積極的に行動しなければ仕事を受注できません。仕事がなければ収入もなくなってしまいます。自分で考えて行動するのが苦手な人も、フリーランスエンジニアには不向きかもしれません。
フリーランスエンジニアの実態を、リアルな声を交えてご紹介しました。
会社員と比べると学ぶ機会は少なく、積極的な姿勢も求められるフリーランスエンジニア。しかし、スキルを高めたうえで自由な働き方を望むのであれば、おすすめの働き方でもあります。
ぜひこちらの記事を参考に、自分にフリーランスエンジニアの適正があるか考えてみてください。
(執筆:HikoPro 編集:Workship MAGAZINE編集部 アイキャッチデザイン:T)
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