在宅フリーランスエンジニアを目指す前の5つの疑問|案件獲得や必要スキルも説明

フリーランス_エンジニア_在宅

働く時間や場所を自由に選べるフリーランスエンジニア。報酬相場や求められるスキル、在宅勤務の案件は豊富にあるのか気になりますね。

そこで今回は在宅フリーランスエンジニアの報酬や必要なスキル、そして未経験からキャリアをスタートさせる方法を解説しました。

またエンジニアは実務経験が重視される仕事ですので、実務経験不足を補うポートフォリオについても解説しています。在宅フリーランスエンジニアについて、みなさんが知りたいことを徹底解説します。

在宅フリーランスエンジニア向けの案件はどのくらい存在するのか

企業から見ると、フリーランスエンジニアに在宅で働いてもらうことは、セキュリティリスクやコミュニケーションコストの面からメリットは少ないです。しかし多様な人材を確保するために在宅勤務OKとする案件も少なからずあります。

在宅向け案件はあまり多くない

フリーランスエンジニアとして働くメリットは人によってさまざまですが、多くの方は次のようなことに期待します。

  • 仕事の選択肢が広がること
  • わずらわしい人間関係から解放されること
  • 働く時間や場所を自分の裁量で決められること

在宅で仕事ができれば、場所も時間も、そして人間関係からも解放されて「自由」を感じられるかも知れません。

仕事を発注する企業の視点から考えると、在宅エンジニアは常駐エンジニアに比べてコミュニケーションが取りづらいというデメリットがあります。また、情報セキュリティの観点から、在宅エンジニアとリモートで情報のやり取りをすることに抵抗を感じる企業も少なくありません。

よってフリーランスエンジニアの案件全体で考えると、在宅向け案件の割合はあまり多くないというのが実状です。

在宅エンジニアの収入は平均500万円、案件単価は60万円が相場

フリーランスエンジニアの収入はエンジニアのスキルに比例して高くなります。よって収入レンジは400万円〜1000万円と幅があります。800万円、1000万円クラスの年収は上級システムエンジニアクラスの年収のため、全体の平均は500万円程度に落ち着きます。

<具体的な収入例>

A)年収500万円レベルのエンジニア事例:

参考年収:500万円
参画PJ概要:Javaを活用したAndroidアプリ開発
所有スキル:JavaScript、Java
その他実績等:アプリ開発・配信経験あり

B)年収700万円レベルのエンジニア事例:

参考年収:700万円
参画PJ概要:JavaScript、Go言語を活用した電子書籍管理システム
所有スキル:JavaScript、Go、英語
その他実績等:JavaScript・Goでの商用実績5年以上

例を見ると分かるように、企業は求めるスキルを提示した上で、どのくらい企業やプロジェクト、案件に貢献できるかを実務で判断して報酬を決めます。よって企業から提示される年収レンジは大きく開きがちです。

また収入の傾向としては、在宅だから収入が高い(安い)といった関係は見られませんでした。在宅/常駐といった勤務形態で収入が上下することはありません。あくまでもエンジニアとしてのスキルで収入や報酬が決められます。

契約内容や出勤日数はどうか?(福利厚生、出勤の条件など)

フルフレックス/フルリモート勤務としている案件でも、会議のために出社しなければいけないという条件がつきます。また週2日の出社を義務づけている案件もあり、一切出社しなくてよいという条件では案件探しは困難を極めます。

つまり在宅勤務だからといって、時間や場所の制約から完全に解放されるわけではありません。必ずといってよいほど何らかの拘束条件があります。

<在宅勤務の条件例>

  • 決められた日は会議のため出社する
  • 場所の制限はないが、仕事環境(開発環境など)は常に一定を保つ
  • 週2日は常駐エンジニアとして勤務する(他の日は在宅勤務OK)
  • 勤務時間は開発環境を常に維持する

よって、フリーランスエンジニアが在宅案件を探す場合は次の点をチェックすべきです。

<在宅案件の契約チェックポイント>

  • 出社頻度はどのくらいか
  • 出社する場所はどこか
  • 自宅以外で仕事をしたい場合、開発環境を自宅外に持ち出せるかどうか

在宅フリーランスエンジニアは案件をどのように獲得するのか

フリーランス_在宅エンジニア_案件獲得

フリーランスエンジニアの案件獲得の方法は大きく分けて3つあります。ここではよく用いられる、いわゆる王道の案件獲得法をご紹介します。

1. マッチングサービスやエージェントを利用する

マッチングサービスエージェントを利用するのも一つの選択肢です。

マッチングサービスやエージェントは、フリーランスエンジニアを探している企業とフリーランスをつなげてくれる存在です。

フリーランスエンジニアはマッチングサービスやエージェントから企業(案件)の紹介を受け、案件を獲得します。

マッチングサービスの『Workship』はフリーランスエンジニア向けの案件を幅広い職種・地域で紹介しています。

マッチングサービス『Workship』のTOPページ

例えば「エンジニア」の職種は

  • フロントエンドエンジニア
  • バックエンドエンジニア
  • iOS/Androidアプリエンジニア

広すぎず狭すぎない職域で案件を検索できるため、エンジニアはWorkshipを使用することでより自分にマッチする案件を選びやすいという特徴があります。

また在宅フリーランスエンジニアでも出社を求められることがありますが、地方都市の企業もWorkshipでフリーランスエンジニアを探しているため、ご自身にマッチする案件を探せます。

在宅フリーランスエンジニアの案件を探す場合、マッチングサービスが最もおすすめです。

その他、以下のようなサービスもあります。

  • Midworks
    60秒で無料アカウントの作成が可能。「正社員でフリーランスのエンジニアライフ」を提唱している。
  • シューマツワーカー
    副業案件を主体とするマッチングサービスで文字どおり週末ワーカー向け。技術的に最先端のスタートアップ案件多し。

2. クラウドソーシングで案件を探す

クラウドソーシングとは、企業が発注したい案件を、フリーランスエンジニアに向けて広く募集できるサービスです。またフリーランスエンジニアは募集されている案件をクラウドソーシング内で探して、見積もり/提案して採用されれば案件を獲得できます。

クラウドソーシングとマッチングサービス・エージェントには次のような違いがあります。

クラウドソーシング マッチングサービスやエージェント
案件単価/規模 小さめのタスク単位:月額5万円~20万円程度 大きめのプロジェクト単位:月額30万円〜200万円以上
業務日数/必要な工数 週5時間~6時間から 週10時間~フルコミット
単価 広く公募するため比較的安価 相場見合い
その他 匿名で応募できる 匿名では応募できない

クラウドソーシングの案件は、特定の用途に特化したツール作成など仕事の粒度が小さく数万円程度でサクッと発注されているものが大多数です。よって単価は安くなりがちです。

また企業もフリーランスも匿名で仕事ができるため、仕事の募集や応募のハードルが低いことも特徴としてあげられます。

3. 知人や元同僚から紹介してもらう

フリーランスエンジニアが知人や元同僚から仕事を紹介してもらうケースは珍しくありません。むしろこれからフリーランスとして独立を考えているのであれば、紹介してくれるツテや見込み顧客を確保しておくことはとても重要です。

知人や元同僚から仕事を紹介してもらうメリットおよびデメリットをまとめます。

メリット デメリット
  • 新規営業に比べるとコストがかからない
  • 紹介されているので、一定以上の信頼感を持ったまま仕事を始められる
  • 知人や元同僚が口コミでエンジニアスキルを広めてくれる
  • 万が一のトラブルが起きたとき、知人や元同僚にも迷惑がかかる
  • 小さなミスが自分の人脈全体に影響することがある

メリットは営業コストが小さくて済むことですが、契約内容の齟齬や万が一のトラブルの影響があると、知人や元同僚に迷惑をかけてしまうこともあります。

知人や元同僚だからといって、安心・過信してしまうことは避けましょう。

在宅フリーランスエンジニアが安定して案件を獲得するには

安定して案件を獲得するコツは「案件の流入口を少しでも多く確保」しておくことです。

どんなにスキルがあるエンジニアも自分の存在を知ってもらわなければ案件を獲得できません。

よって

  • 案件マッチングサービス
  • クラウドソーシング
  • フリーランスエージェント

これらのサービスを並行活用しながら、

  • 知人や友人(エンジニア/非エンジニア問わず)
  • 元同僚や自分がやり取りをしていた取引先

といった、リアルのツテや人脈をメンテナンスすることが安定した案件獲得に繋がります。

そして一つひとつの仕事を誠実にこなし、スキルを伸ばして結果を出していきましょう。

特にマッチングサービスやエージェントは、着実に成果を出すエンジニアほど、企業に紹介しやすいものです。

「一つひとつの仕事=次の仕事を獲得するための実績作り」と考えながらがんばりましょう。

在宅フリーランスエンジニアに求められているスキルや言語とは

在宅フリーランスエンジニアに期待されるスキルには案件に見合ったITの専門スキルとコミュニケーションスキルが挙げられます。在宅勤務という特性上、コミュニケーションスキルは特に重要です。

職種やプロジェクトに応じた専門言語の知識

フリーランスエンジニアに求められるITの専門知識は、案件によってさまざまです。

<フロントエンドエンジニアの場合>

業者見積もり比較サービスのフロントエンド開発

  • HTML及びCSSを用いた開発実務経験
  • JavaScriptを用いた開発実務経験
  • SaaSの実装経験

入札情報速報サービス開発

  • HTML5/CSS3/JavaScriptでのコーディング経験
  • Vue.jsの使用経験
  • Nuxt.jsの使用経験
  • UIデザイン経験

<バックエンドエンジニアの場合>

ECサイト開発

  • AWSの使用経験
  • PHPの実務経験
  • NoSQLの実務経験

金融機関向けサービス開発

  • Ruby on Railsを用いた開発実務経験
  • AWSを用いたインフラ構築経験
  • MySQL実務経験

このようにフロントエンドエンジニアであれば、JavaScriptやHTML、CSSは最低限押さえておきたい知識です。さらにAdobe XDなどのプロトタイピングツールの使用経験など、Webサービスのフロントエンド構築において使われるツールや言語の使用経験が求められる案件が見られます。

バックエンドエンジニアの場合、JavaやMySQLなどバックエンド側の言語知識に加えて、サーバーの構築経験やAWSなどインフラサービスの使用経験、スキルも求められる傾向にあります。

フリーランスエンジニアとして働くのであれば、経験やスキルの種類が多いほど、対応できる案件の数が増えます。深い知識ももちろん重要ですが、スキルや経験の幅広さも大切です。

テキストやオンライン通話を基本としたコミュニケーションのスキル

在宅勤務という特性を考えると、業務上のコミュニケーションはSlackやChatworkなどコミュニケーションツールをベースに、大半がテキストコミュニケーションとなります。

よって在宅フリーランスエンジニアには、テキストでコミュニケーションを取るスキルがとても大切です。また会話も基本的にはSkypeやGoogleハングアウトなどオンライン通話ツールを使うこととなります。

テキストのコミュニケーションは相手の顔が見えないため、対面コミュニケーションにはない気遣いが求められます。

<テキストコミュニケーションのポイント>

  • 抱えている課題や連絡事項は分かりやすく書く、箇条書きなどを活用する
  • 誤読を招かないように分かりやすい文章を書く
  • 頂いた文章から連絡事項、報告事項を正しく読み解く
  • 分からないことは曖昧にせず、必ず聞き返す
  • 相手がいつテキストを読むか分からないので、早めに報告、連絡、相談する

エンジニアの仕事において、コミュニケーションのすれ違いは業務に大きな支障を来します。コミュニケーションスキル、特にテキストによる意思疎通のスキルは重要です。

エンジニアとしての実務経験が何より重要

在宅フリーランスエンジニアが案件を獲得するには、実務経験が最も重視されます。

ITの専門知識は勉強で得られますが、実際に使えるスキルだと証明するには実務経験に勝るものはありません。

また在宅フリーランスエンジニアに仕事を任せるうえで、特に初めての取引であれば企業は「本当に大丈夫だろうか」と心配になるのは当然のことです。

よって実務経験からどのような業務を任せられるか、任せても大丈夫かどうか判断される傾向にあります。

実際に案件の募集要項を見ると

<歓迎する条件>
LINE Botの開発経験
AWS構築経験

といった具合に、かなり具体的な経験を求められることもあります。

在宅フリーランスエンジニアとして働くのであれば、実務経験が多いほど望ましいと言えます。

未経験からでも在宅フリーランスエンジニアになることは可能か

フリーランス_在宅エンジニア_未経験

未経験で在宅フリーランスエンジニアとして働くことはとても難しいことです。社外という離れた場所で仕事を任せられる信頼を得るには、実務経験というスキルの裏付けが必要です。

いきなりは難しい。実務経験が何よりも重要

エンジニア経験があっても、初めての取引においていきなり在宅で仕事を任せてもらえるケースは少ないです。未経験であればなおさら、在宅でエンジニアの仕事をするのは難しいと言えます。

在宅フリーランスエンジニアとして働くのであれば、

  • 離れた場所でも仕事を任せられる
  • 期日どおりに仕事をこなしてくれる
  • 円滑に報告、連絡、相談ができる

など、実務ベースの信頼関係を築くことが不可欠となります。

よって、在宅勤務をした経験やエンジニアの実務をこなせる経験があることが大前提となります。

未経験からのキャリアステップは、プログラミングの勉強と企業での実務経験が必要

未経験からキャリアを積むには2つのステップが必要です。

  1. プログラミングを勉強すること
  2. 企業でエンジニアとしての実務経験を積むこと

プログラミングの勉強には、「プログラミング学習サービス」の利用をおすすめします。

プログラミング学習サービスでは、オンラインで演習をこなして、ステップアップしながらプラグラミング言語を習得できます。

おすすめのプログラミング学習サービスは次の記事で紹介していますので、参考にされてください。

プログラミングスキルを身につけただけでは、在宅フリーランスエンジニアとして働くのはまだ難しいです。

エンジニア業界には独特の慣習もあるため、業界のことを何も知らずに在宅で働くことは企業にもフリーランスにも負担です。よって在宅フリーランスエンジニアとして働く前に、企業でエンジニアの世界に触れることも不可欠です。

効率的にスキルを身に付けたいなら、プログラミングスクールに通おう

エンジニア未経験の方にはプログラミングスクールをおすすめします。独学よりはるかに早くスキルを習得できますし、授業や演習を通じてエンジニアの実務に触れることもできます。現役エンジニアの講師からエンジニア業界の生の声が聞ける点も未経験の方には嬉しいです。

プログラミングスクールの選び方はこちらの記事にまとめてありますので、参考にされてください。

プログラミングスクールはそれぞれ得意とするプログラミング言語や職種があります。未経験の方や、在宅フリーランスエンジニアを目指してこれから新しいスキルを身につけたいエンジニアの方は、自分がどんなスキルを身につけたいのかを明確にすることも重要です。

障がい者でも在宅フリーランスエンジニアとして働くことは可能か

障がいのある方も在宅フリーランスエンジニアとして働けます。怪我や病気で退社したあと、仕事ができる環境を整えて在宅で働いている方もいます。

エンジニアという職種は、実務経験が何より重要

エンジニアの仕事は、専門のITスキルと円滑なコミュニケーションを取ることがとても重要です。

そして十分なITスキルと業務をこなせる環境さえあれば、他の業種と比べて在宅でできる仕事も多い職種のため、障がいの有無を気にすることはありません。

在宅フリーランスエンジニアとして仕事を獲得するには、ITスキルとコミュニケーションスキルの点で信頼を築かないといけませんので、企業は実務経験を重要視します。
企業は実務経験の有無や深さをとおして、以下の点を知りたいと考えています。

  • 案件に必要なITスキルを持っているか
  • プロジェクトの戦力になれる人材かどうか
  • コミュニケーションが円滑に取れるかどうか

在宅フリーランスエンジニアとして働くには、以上の点で優れていることを示すことが大切で、実務経験は大きな武器となります。

実務経験がなくとも、充実したポートフォリオがあれば可能性はある

実務経験がない、浅い場合でも充実したポートフォリオを用意することで案件の獲得に結びつくことがあります。

ポートフォリオとはいわゆる「作品集」のようなもので、以下のような効果を発揮します。

  • 自分の作品を見てもらってスキルを評価してもらえる
  • プログラミング言語やツールを使えることを証明できる
  • スキルの高さをアピールできる

実務経験は職務経歴書で示しますが、自分が持っているスキルをアピールするには、実際にそのスキルを使った作品を見てもらうことがとても有用です。

ポートフォリオの例としては

  • Webサービスを作って公開する
  • GitHubでソースコードを公開する
  • アプリケーションを作って配布する(販売する)

などが考えられます。

ポートフォリオサイトといえばデザイナーが制作するイメージがありますが、エンジニアもポートフォリオサイトを持つことにより、案件獲得の幅が広がります。

ここではポートフォリオサイトや、ポートフォリオサイトとして使えるサービスを例としてご紹介します。

  • Qiita
    エンジニアがさまざまな技術的知見を記録/共有するためのプラットフォームです。技術的な内容を記載できる性質上、これをポートフォリオとすることも可能です。手軽さを考えれば、フリーランスエンジニアはまずIDを持っておいてよいでしょう。
  • hiraomakoto.jp
    フロントエンドエンジニア、平尾 誠氏のポートフォリオサイトです。平尾氏は海外でのプロジェクト参画を前提としてサイトを制作していますが、このようにエンジニアの特徴や特性を全面に押し出すポートフォリオサイトもおすすめです。

まとめ

  • フリーランスエンジニアとして効率的に在宅案件を獲得するにはマッチングサービスがおすすめ
  • ITの専門スキルとコミュニケーションスキルのどちらも重要
  • 在宅勤務ではテキストベースのコミュニケーションで円滑に業務を進めないといけない
  • 企業での実務経験がない場合、在宅フリーランスエンジニアとして働くのは難しい

執筆:Workship MAGAZINE編集部
編集:Workship MAGAZINE編集部
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