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子育てフリーランスママの1日。仕事に家事に育児…どうやって働いてる?

フリーランスママの1日の過ごし方
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こんにちは! フリーランスでライターをしながら9歳の長女、6歳の長男、3歳の次女、3人の子育てをしているハネサエ.といいます。

今回は、家事育児をしながら仕事をする、フリーランスママの1日を紹介をしたいと思います。

いくら家事や育児をパートナーとシェアしたって、家事や育児がなくなるわけではありません。仕事をするにはそれらとどうにか折り合いをつけなくてはいけないのが現実。

家族それぞれ正解は異なりますが、我が家はいまのところこんな感じ、というのをお伝えできればと思います。

子育て中フリーランスの暮らしです。それではどうぞ!

ハネサエ.
ハネサエ.

8歳6歳3歳のお母さんをしながら、ライターやってます。毎日、騒がしくて愉快で騒がしいです。たこ焼きとお餅が大好きです。(Twitter:@puhico06

朝という名の戦争が始まる

午前6時40分。朝の戦争が始まります。アラームを止めると同時にまずはスマホのチェック。SNSの通知、仕事のメールをひと通り確認したら、登校が早い小学生の長女を起こします。

長女にさっと朝食を出して、髪を結ってあげたり、水筒の用意をしたらあっという間に送り出しです。

と、その頃、幼稚園児の長男と次女がゆるゆると起床。園のお荷物の用意を手伝いながら、支度をさせて、朝食、送迎と時間があっという間に過ぎ去ります。

幼稚園までの車中では進捗中の原稿や、今日のタスクについて考える時間にあてています。

一日を通して、送迎などで運転をしている時間が非常に長いので、運転中も有効に使います。私の場合、運転中と料理中の思考が冴えるようで、だいたいそのタイミングで頭の中でアイディアをまとめて、パソコンに向かったときに一気に書く、というパターンが多いです。

家事や育児の合間が「思考」、就業時間は「出力」というイメージです。

朝の運転中は子どもたちも教育テレビを観ているので、とても静かで平和です。教育テレビがもたらす、つかの間の静寂と豊かな学びに合掌。

送迎から帰宅、始業

食材の買い出しがあるときはスーパーへ寄ってから帰宅します。

買物した食品を冷蔵庫へしまったら、ささっと掃除機がけ。仕事に煮詰まると、つい埃やゴミが目について気が散るので、最低でもあらかじめ作業スペース周辺は掃除機をかけるようにしています。心の衛生を保つのもお仕事のうち。

恐ろしいことに、この時点でだいたい午前10時前後です。お買い物に手こずると10時半を過ぎる、なんてことも珍しくありません。時計を見てはなんかのバグかな? と思う日々です。お茶を入れたら、慌てて仕事にかかります。さぁ、いよいよ始業です!

お昼ごはんを挟んで引き続き仕事

お昼は原稿を眺めながら残り物を掻き込んで、すぐにまた原稿に向かいます。

なんといっても、お迎えが15時までなので、駐車場の混雑を考えると14時半頃には家を出ないといけません。お昼を過ぎると瞬く間にお迎えの時間です。幼稚園へ送ってからお迎えまでがまるで一瞬のできごと。やっぱりバグかもしれないです。それかなんかの呪い。

できれば延長保育を利用したいのですが、長男と次女はどうも延長保育の雰囲気が苦手。取材などでどうしてもお迎えに間に合わないときは延長保育を利用するのですが、何日も前からグズグズと泣き言をいう上に、次女に関しては当日の朝もさめざめと泣いて出発が遅れるので、いまのところ極力利用を控えています。

どうにか稼働時間を確保しようとじたばたした時期もあったのですが、長くてもあと2年のこと、とぐっと目をつぶっています。いまは慌ただしく、かつ控えめに働くほうを選びました。どうしてもいまのやり方が難しくなったら、その都度やり方を模索していくつもりです。

そんなふうに自分の裁量、家族の事情を加味しながら働けるのはフリーランスの魅力のひとつかな、と思っています。

お迎えとの時間と書いて怒涛

ここからは怒涛の時間です。摂取カロリーのほとんどをここで消費します(私調べ)。

習い事やら、お友達との約束やら、各々の予定に合わせて送迎に追われます。諸々を終えて帰宅するのは、17時半頃。急いでお風呂のスイッチを入れたら、子どもたちにお風呂へ入るよう号令をかけつつ、夕飯の支度をします。

夕飯の支度をしながら、メールやチャットアプリをチェック。私は終業していますが、世間はようやく終業するかどうかというタイミングです。スマホの中ではいくつかの通知が、ということも珍しくありません。

返信までは及ばないことがほとんどですが、もし急ぎのメッセージがあれば夕飯をつくりながら、なるべく返信するようにしています。

上のほうでも書いたのですが、料理中は思考が冴えていることが多いです。特に、人参の千切りをしているときに、なぜかアイディアがよく浮かびます。作業時間が短いので、こういった自分が閃くタイミングを押さえておくのは重要な気がしています。

ラストスパート、いざ就寝へ

夕食、お風呂、子どもの宿題、歯磨き、寝かしつけ……。ああだこうだと揉めながらも雪崩れるように済ませていき、どうにか21時全員就寝(が目標)です。

さあ、みんな寝た! とお布団から這い出せた日は花まるです。大100点です。

起きて、コンロ周りの掃除をしたり、ハンドソープの補充をしたり、あれこれと家事の帳尻を合せます。

が、なかなかそうはいきません。大抵は寝落ちしてしまい、気がついたら深夜。誰かが誰かの顔面に脚を投げ出したりしていて、泣き声に起こされます。一昨日は、末っ子が寝ぼけて長男にビンタをくらわしたので長男をなぐさめ、昨日は長女がベッドから落ちたので救出しました。

やれやれと落ち着いたら、それぞれ並べなおして、起きるぞと目をこじ開けるも抗えず、もう一度入眠、気付いたら翌朝の戦争が始まる……といった具合です。寝すぎじゃない? という声も聞こえてきそうですね。いいんです。お母さんは体が資本だから。

大切にしているふたつのこと

ここ数年、子育てをしながらフリーランスでお仕事をしてきて大事だなと感じていることがふたつあります。

「どれだけ働くのか」「どこまでこだわるのか」です。

「どれだけ働くか」

仕事の分量が増えれば当然、家事と育児の時間が減ります。

特に我が家の場合、子どもたちが通うのは保育園ではなく、幼稚園です。預かり時間が短く、行事など親が参加するものも保育園に比べると多いです。さらには、夏休みや冬休みなどの長期休みもあります。

前述のとおり、我が家の子どもたちは預かり保育が苦手。子どもたちを説得して働く時間を増やすか、子どもたちとの時間を優先するか、すごく悩みました。正直なところいまも悩んでいます。

ある人は、「仕事でしょ! 仕事は裏切らない」と言いましたし、ある人は「親子で過ごす時間は大事」と言います。

つまり答えがないんです。

悩んではいますが、いまのところ、子どもに呼んでもらえるうちはなるべく返事をしたい、という思いから、「ここまで」と決めた分量でしばらく働くことに決めました。来年には覆っているかもしれませんけど……。

もどかしく感じることもありますが、どこかで線を引かないとどんどん欲が出てしまうので、「ここまで」と決めることがとても大事に感じています。

「どこまでこだわるか」

限られた時間で仕事をするうえで、どこまでもこだわってしまうときりがありません。推敲を重ねるほど気になる箇所は出てきますし、なんならいっそ、最初から書き直したい衝動に駆られることさえあります。

とはいえ、稼働時間が短いので、こだわってばかりいては納品に間に合いません。

語弊を招くかもしれないのですが、まずは納期に間に合うことが最優先です。もちろん、ベストを尽くすのは大前提ですが、あくまで基準をクライアントさんに委ねています。クライアントさんから100点を頂けるように頑張るのと、自分の中での100点を目指すのは似ているようで全然違います。

こだわりすぎて自分の首を絞めたり、先方にご迷惑をおかけしては元も子もありません。時間がないこの環境も実力のうちと考えて、こだわりすぎるのをやめました。

家族に合った働き方を選んでいく

家事に育児に仕事、とすべてを欲張ることはなかなか難しいのが現実です。とくにお子さんが小さいうちはその配分に悩む方も多いと思います。実際、我が家も年度末のたびに「来年度はどうするのがベストか」と話し合っていて、時には頭を抱えたりもします。

ただ、そんなふうにアップデートや調整を重ねることができるのもフリーランスのいいところと言えるはず、とポジティブに考えるようにしています。

子育てにも働き方にも正解がないからこそ、自分たちらしい選択を重ねていけたらいいな、と思っています。そして、いつか振り返ったときに、あの頃大変だったけど楽しかったな、と思えたらそれで大成功なのかもしれません。

(執筆:ハネサエ. 編集:少年B)

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