【MBTI診断】16タイプ別・フリーランスに向いてる仕事/働き方
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フリーランスが仕事を取っていく上で、「実績」や「人との繋がり」は大切な要素のひとつ。でも、独立して最初に困ってしまうポイントでもありますよね。
今回お話をうかがった田中さんは、フリーランスとして独立した初期に、実績や繋がりづくりのために「オンラインサロン」を活用したそう。
オンラインサロンとは、月額会員制のオンラインコミュニティのこと。スキルを学べたり、同じ関心を持つ人と出会いコミュニケーションを楽しめたり……活動はさまざまです。
そんなオンラインサロンでの活動をとおして、仕事を受注し、ライターとして生計を立てられるようになった田中さん。彼女がおこなった、仕事につなげる「オンラインサロン活用術」に迫ります。
未経験で独立し、Webライターになる。独立当初は実績や人脈もなかったが、オンラインサロンをうまく活用して実績を作り、ライターの知り合いを増やす。現在は新R25やマイナビ 学生の窓口でライターとして活躍しながら、noteでエッセイを毎日更新中。
目次
田中さんは現在どんな仕事をしていますか?
いまはWebメディアでインタビュー記事を書いたり、コミュニティ事業のマネージャーをしたり、ショート小説を担当したりしています。
Webライターになった経緯をお話いただけますか?
私はもともとテレビ関係の企業で働いていたのですが、映像よりも文章を書いて発信がしたいと思うようになりました。
思い切って会社を辞めて独立し、そこからWebライターになりました。
ライターは未経験でしたが、無我夢中で仕事をして、いまではライターとして生計を立てられるようになったのでうれしく思っています。
未経験だと、最初は仕事を取るのが大変だったのでは……?
そうですね。私は異業種からの独立だったので、目立つような実績もなく、クライアントとの繋がりもありませんでした。
そこで活用したのが、オンラインサロンです!
振り返れば、合計5つのオンラインサロンに入って、いろいろ活動してきましたね。
オンラインサロンでの活動を通して、ライターとしての実績をつくったり、他のWeb系フリーランスの方との繋がりができたりしました。オンラインサロンで知り合った方から、お仕事をいただいたことも多いです。
オンラインサロンで実績と繋がりをつくれたんですね。
はい。ちなみにオンラインサロンでの活動が仕事に繋がっていたのは、私だけではありません。ほかにもデザイナーのメンバーが、バナーやフライヤー作成の仕事を受注したりしていましたね。
オンラインサロンは「イベントや交流の場」といったイメージが強いかもしれませんが、仕事に繋げることもできるんです。
独立初期にオンラインサロンを活用したとのことですが、具体的にどのように活用していましたか?
最初は実績作りの場として、オンラインサロンを活用しました。
インタビュー記事を書く仕事がしたかったんですが、ライターとしての実績が一切なかったので、とにかく実績を作るために、オンラインサロンの公式noteの更新を担当したんです。
その公式noteでは、オンラインサロンメンバーの中でおもしろい活動をしている人のインタビュー記事を書きました。
実績作りにフォーカスしたんですね。公式noteを担当して、どんなメリットがありましたか?
公式noteを実績に、ライターの仕事を受注できました。
ある企業が「イベント記事作成、企画制作」のスタッフを募集しており、そこにオンラインサロン内で書いたイベントレポート記事とインタビュー記事を提示して応募したんです。
その結果、無事に仕事を受注できたので、「オンラインサロンでの実績が仕事に繋がったな」と感じましたね。
オンラインサロンってたくさんあると思うんですが、どうやってサロンを選べばいいのでしょうか?
オンラインサロンを選ぶポイントは「自分の目的に合っているかどうか」です。
たとえば、目的が「フリーランスとしての繋がりが欲しい」なら、フリーランスが多く在籍しているオンラインサロンがいいですよね。「仕事の受注」が目的なら、仕事の紹介に力を入れているオンラインサロンを選ぶとか。
田中さんはどのようにオンラインサロンを選んできましたか?
そうですね。私はフリーになって1年目のときに『はあちゅうサロン(現在は閉鎖)』というオンラインサロンに入会しました。
はあちゅうサロンは「『自分』を仕事にする生き方を実現するため、行動で人生を変えていく」という方針で運営していたので、「自分の強みってなんだろう?」と悩んでいた当時の私にピッタリだったと思います!
実際に「はあちゅうサロン」に入会してみて、どうでしたか?
とても良かったですよ!
じつはさきほどお話しした「オンラインサロンメンバーのインビュー記事」は、はあちゅうサロンで取り組んだ企画でした。
実績や繋がりをつくれただけでなく、はあちゅうサロンでライターとして活動していく中で「自分は書くことが好きだな」と再認識できたのも、大きな収穫でしたね。
ライターとしてやっていこうと、決断するキッカケになりました。
オンラインサロンっていざ入ってみると「どうやって活用すればいいか分からない……」と困る人もいると思います。
オンラインサロンの活用で悩んでいる人に対して、アドバイスはありますか?
オンラインサロンに入った目的を、明確にするといいですよ。
目的を明確にすることで、どうやって活用すればいいかも分かってきます。
たとえば「繋がりを作るために入った」なら、イベントに出席したり、運営側に回ることで知り合いを増やせばいいと思います。
「仕事を取ること」が目的なら、自分の仕事実績を共有したり、オンラインサロン内で仕事募集したりするのもいいですよね。
私も経験があるんですが……オンラインサロンって入ってみると、情報量が多くて、ついていくだけで精一杯になります(笑)。
そういうときに「目的」が絞られていれば、活用法を迷わないかもしれませんね。
そうですね。オンラインサロン活用で失敗する人は、全ての情報をチェックしようとしていたり、いろんなものに手を出してしまっていたりするケースが多いと思います。
私もオンラインサロンに入ったときに、「全部フル活用してやる!」と意気込んで、けっきょく中途半端に終わってしまったことがありました。
だから目的を明確にすることで、自分に必要な情報や活動を見極めることが大切ですね! できれば活動内容は1つに絞るのがいいです。
オンラインサロンってうまく活用できれば、大きなリターンがあります。
仕事に直結したり、知り合いが増えたり。特にフリーランスの方にはうれしいメリットばかりです。
実績や繋がりづくりに悩んでいる方は、「オンラインサロンに入ってみる」というのをひとつの解決方法として考えてみてください。
■田中さやか
(アイキャッチ:奥貫あずさ)