「専門スキルを伸ばす VS 幅広い領域に挑戦する」フリーランスの生存戦略討論
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近年芸能人や著名人のみならず、一般の人がSNS上で有名になって影響力を持つ、いわゆる「インフルエンサー」が増えてきています。
フォロワーの多さは影響力の大きさと見られることも多いです。SNSの影響力から、仕事の案件をもらったり、ビジネスチャンスに繋がったりすることもしばしば。しかし、フォロワーは一朝一夕では増えません。
そこで本記事では、Instagramでフォロワーを増やす方法を解説していきます。2019年から学生カメラマンとしてInstagramの運用を始め、試行錯誤を重ねている筆者自身の経験も交えながらご紹介します。
【この記事の要約】
- 自分のアカウントをブランディングしよう(プロフィール欄や投稿の雰囲気)
- ターゲットを決めて的確にアプローチしよう(ハッシュタグ選定や積極的ないいね&フォロー)
- 投稿を分析して改善しよう(ビジネスアカウントにしてインサイトを見る)
- 楽をするなら、運用をツールで行うのもアリ(自動運用ツールやフォロワー管理アプリ)
Instagramでフォロワーを増やすためには、まずはInstagramの特性を理解しましょう。
まずInstagramには、Twitterでのリツイートのような気軽に他人の投稿を拡散する機能がありません。タイムライン上には自分がフォローしている人の投稿しか流れてこないため、より多くのユーザーに見てもらうためには自分のアカウントの存在を戦略的にアピールする必要があります。
拡散機能のないInstagramで、ユーザーがフォロー外の人にリーチする時の例としては、以下の7つがあります。この7つの特性を理解した上で、フォロワーを増やすための施策を打っていきましょう。
Instagramにおいて、ユーザーが他のアカウントにリーチする際に多く使われる手段が「ハッシュタグ」です。Instagramはハッシュタグ検索が優秀で、関連する写真がハッシュタグ検索の一覧に表示されます。
フォローしていない人の写真も検索結果に表示されるので、ここに自分の投稿が掲載されるための工夫をし、自分のプロフィールへの流入を狙いましょう。
Instagramアプリの下部に表示されている虫眼鏡マーク。ここにはユーザーの興味のあるジャンルや、フォロー中の人がいいねした投稿など人気の投稿が表示されます。筆者の場合はカメラ・写真関係に関心があるので、風景写真やポートレート写真が多いです。
また「自分がフォローしている人をフォローしている人」も表示されるので、そこに自分のアカウントが表示されればそこから流入の可能性もあります。
Instagramには位置情報を使ったスポット検索があります。投稿に位置情報を追加することで、ユーザーがスポット検索をした際に一覧の中に表示されます。
「東京駅」や「東京スカイツリー」など有名な観光スポットはスポット検索されやすいので、自分の投稿に位置情報を追加していれば、フォロー外のユーザーにもリーチできます。
自分の投稿にいいねされた時、ユーザーには「〜〜さんがあなたの投稿にいいね!しました。」と通知がいきます。
「どんな人がいいねしてくれたんだろう?」と気になった人が、通知からプロフィールを見に来てくれるかもしれません。自分から積極的に投稿にいいねしていくことで、自分のアカウントを見てもらえる可能性はグッと上がりますね。
フォローされた場合にもユーザーに通知がいきます。フォローはいいねよりも喜ばれやすく、いいねされた時と同じく、相手のプロフィールを見にいく可能性があります。フォローバックをしてくれる人も多いでしょう。
Instagramでの投稿やストーリーズには、他のユーザーのプロフィールに直接飛べるリンクをつけられます(タグ付け)。
他のユーザーにタグ付けしてもらうことで、自分のアカウントにリーチさせられます。
Instagramには広告を出稿する機能があります。広告は自分のことをフォローしていないユーザーのタイムライン上にも、自分の投稿やストーリーズを表示させられるので、自分のアカウントに効果的にリーチさせられます。
広告は企業だけでなく、個人でも出稿できるため、うまく活用することで多くのインプレッションとフォロワーを集められます。
Instagramのフォロワーを増やすためには、自分のアカウントのプロフィールを充実させることが不可欠です。自分の投稿がどんなにInstagram上で広まっても、自分のプロフィールが魅力的でなければフォローしてもらえません。
他のユーザーにフォローしてもらうためには、
をプロフィールで明確にしましょう。以下で6つのポイントに分けて、詳しく解説します。
プロフィールの文章はパッと見て分かりやすいものにしましょう。自分のプロフィールをユーザーに見られた時、ごちゃごちゃして分かりにくいとフォローしてもらえません。
自分の情報や発信しているコンテンツを分かりやすく記載し、「フォローするだけの価値がある」と思わせることが大切です。
プロフィール画像は自分の投稿・ストーリーズが表示された際に必ず見られます。
たとえば著名なインスタグラマーや企業アカウントのプロフィール画像を見てみてください。著名人やインフルエンサーなら自分の顔写真、飲食店ならお店の外観やメニュー、企業アカウントなら企業ロゴなど、自分が発信するコンテンツとマッチした写真がプロフィール画像に設定されています。
あなたがカメラマンとして他のカメラマンにフォローされたいなら自分がカメラを持って写真を撮っているところ、イラストレーターとしてアカウントを広めたいなら自分の描いたイラストにするなど、フォローされたいターゲットに合わせた画像を選ぶことで自分のことを相手に伝えやすくなります。
プロフィールを充実させるために「ハイライト機能」も活用しましょう。「ハイライト機能」とは、本来24時間で消えてしまうストーリーズを24時間経った後もずっとプロフィールに表示し続けられる機能です。
自分の具体的な経歴や実績、思い出深いストーリーズなどをハイライトとして残しておくことで、それを見たユーザーが魅力を感じてフォローしてもらえるかもしれません。文章だけでは説明が難しい自己紹介をストーリーズにまとめて、それをそのままハイライトに載せている人も多いです。
著名なインフルエンサーやフォロワーの多いアカウントは、投稿全体の雰囲気が統一されていることが多いです。
Instagramでユーザーがプロフィールを見る時、全ての投稿を一枚一枚全て眺めてからフォローする人はごく稀でしょう。ユーザーは投稿をスクロールした時の雰囲気を見て、魅力的に感じた場合にフォローをします。
そのため投稿の統一感がなく、何をメインに投稿しているのか分からない雑多なアカウントだとフォローしてもらうことは難しいでしょう。
投稿全体の色味や被写体に統一感を持たせることで、プロフィールの見栄えが良くなるだけでなく、アカウントの発信している情報にも統一感が出ます。投稿する際には一枚だけでなく、全体の見栄えまで気にして写真を選びましょう。
Instagram内のフィルターや加工アプリを使用し、全ての写真に同じフィルター・編集を適用すると、投稿全体の雰囲気を簡単に統一できるのでおすすめです。
また、投稿後のビジュアルを確認したいという方は『UNUM』がおすすめです。UNUMを使えば投稿後の雰囲気や配列などを確認できます。一番綺麗に見える配置を模索してみましょう。
著名なインフルエンサーの方は、プロフィールにこだわっている場合が多いです。自分のアカウントと似た内容を扱っているインフルエンサーを見つけて、その人のプロフィール文や投稿全体の雰囲気を参考にしましょう。
また、プロフィールや投稿の雰囲気を参考にしたインフルエンサーに寄せることで、そのインフルエンサーのフォロワーからも魅力的に見えます。その結果、フォロワー増加に繋がることも。自分の好みやブランディングの方向性が一致するインフルエンサーを見つけ、雰囲気を積極的に取り入れましょう。
オリジナリティを出すことも大事ですが、模倣はそれ以上に大切です。
Instagramでアカウントを大きくしたい、戦略的に運用したいという方に必須の機能があります。それは「ビジネスアカウント」です。ビジネスアカウントを適用することで、フォロワー情報や投稿のパフォーマンスのインサイトを取得できたり、広告を作成できたりします。
投稿ごとのインプレッション数や、ユーザーが投稿を見た後にした行動、フォロワー外の人が投稿を見た割合など、Instagram運用の上で必要なさまざまな情報を入手できます。いいねが多かった投稿やフォロワーの伸びがよかった投稿のインサイトを分析することで、効果的なハッシュタグや投稿の方向性を改善できるのです。
しかもこの機能は他のアプリを使わず、無料で誰でも利用することができるため必ず利用しましょう。
ビジネスアカウントにはプロフィールの右上のメニューバーを開き、「設定→アカウント→ビジネスアカウントに切り替える」を押すことで設定できます。
職種のジャンルやカテゴリを選んで、連絡先を入力するだけですぐに切り替わります。個人で運用している人も「個人ブログ」というカテゴリがあるので気軽にできます。
当然ではありますが、毎回の投稿の質が高ければ注目されやすく、フォロワーを増やすことに繋がります。
投稿する上で気をつけるべきポイントをおさえておきましょう。
言うまでもなく、Instagramの投稿は写真がメインのコンテンツになります。良い写真を投稿することで、他の人からいいねをもらえたり、それによってInstagram内検索のさまざまな場所に人気投稿として表示される可能性が上がります。
ここで注意したいのは、運用するアカウントによって「良い写真」の定義は違うということです。
たとえばおすすめグルメやインスタ映えなレストランを紹介しているアカウントが、唐突に富士山の絶景写真を上げても、そこにいいねはつきにくいでしょう。むしろ普段の雰囲気を崩してしまうことで、フォロワーが求めている情報でないと判断してしまい、フォローを外されてしまう可能性もあります。そのアカウントをフォローしている人が求めているのはグルメやレストランの情報・写真であり、富士山の風景写真は求めていないからです。
自分のアカウントを客観的に見て、フォロワーのニーズを分析し、自分のアカウントにおける「良い写真」を正しく把握しましょう。
良い写真と共に重要になるのが、投稿の文章。フォロワーの少ないアカウントが多くのユーザーに投稿を広げるためには、ユーザーに有益な情報を与え、いいね数を増やし、人気投稿に掲載させることが最重要といっても過言ではありません。
たとえば、おしゃれなカフェの写真を載せて「美味しい」とだけ本文に書かれている投稿よりも、「この〇〇にある△△っていうカフェが美味しくておしゃれでおすすめ!駅から〜分で着くので皆さんも行ってみてください!」と書かれている投稿の方が、ユーザーが求めている情報が書いてあり魅力的に感じられますよね。その結果いいねや保存数が伸び、アカウントの評価が上がっていくのです。
フォロワーが少ないうちは、本文に写真の説明やユーザーが知りたい情報を記載し、継続的に情報を発信することで、その情報を魅力に感じるユーザーからのフォローを狙うのが良いでしょう。
Instagramの投稿やストーリーズには「位置情報」を加えられます。位置情報を追加することによって、スポット検索から投稿を見てもらえる機会が増えます。特に人気の観光スポットや、期間限定のイベントを行なっている場所などの位置情報を付け加えることで、多くの人からのリーチが狙えるでしょう。
前述の通り、手軽な拡散機能がないInstagramにおいて、Instagram内検索からの流入は貴重です。位置情報を追加できそうな投稿には、積極的に追加していきましょう。
- 7:00~10:00頃 通勤通学時間
- 12:00頃 お昼休憩
- 18:00頃 帰宅時間
- 21:00~24:00頃 家でくつろいでいる時間
これらの時間帯は一般的にInstagramを開いている人が多いので、他の時間帯よりもいいねやフォロワーが増えやすい傾向にあります。そのため投稿を考えたらすぐに投稿するのではなく、一度下書きに保存しておき、見られやすい時間帯に投稿するのが良いでしょう。
またこれらの時間帯はあくまで参考程度であり、ターゲットとしているユーザーによってピークの時間帯は変わります。フォロワーの中で深夜にInstagramを開いている人が多いなら24:00に投稿するなど、自分がターゲットとしているユーザーに合わせて柔軟に変えていきましょう。
なお自分のフォロワーが多く見ている時間帯は、ビジネスプロフィールから確認できます。
Instagramを積極的に運用するなら、投稿するたびにその投稿のパフォーマンスを確認し、分析しましょう。
たとえば上の投稿では、引用数(紙飛行機マーク、ストーリーズやメッセージで拡散された数)と保存数(旗のマーク、投稿をブックマークする機能で保存された数)が多く、良質な投稿だと捉えられた、とわかります。
中でもポイントとなるのが、引用数。引用数が多ければ、自分のフォロワー外の人に自分の投稿が届く機会が増え、インプレッション(投稿が見られた回数)が伸びます。
この投稿は引用数が多く、数万人のフォロワーがいるインフルエンサー複数人にも引用されていました。そのため、リーチの85%が自分のフォロワー外の人になった……といった分析ができます。
しかし、ハッシュタグからの流入は筆者の予想より少なかったので、「もっと適したハッシュタグがあるのでは」と考えて、次の投稿で検証したりします。思ったようにいいねが増えなかったり、予想以上にいいねが得られた投稿は、インサイトを確認してその原因を分析しましょう。
ハッシュタグからのインプレッションが多かったなら、投稿につけたハッシュタグが効果的だった証明になりますし、少なかったならハッシュタグを見直す必要があります。インサイトの分析と検証を何度も繰り返して、投稿を効果的に拡散でき、フォロワーを増やすことができる自分のスタイルを練り上げていきましょう。
ズルいと思われるかもしれませんが、プロフィールの雰囲気と同じく著名人やインフルエンサーの投稿を真似るのも有効な手段です。もちろん、これは写真や本文をそのままパクるという訳ではありません。
投稿のスタイルや色味、雰囲気、本文の構成など、自分でも真似できそうなものは参考にする、ということです。ビジュアルの良い投稿を作り上げるための勉強のようなものですね。
たとえばあなたがカフェ系の投稿を多くしており、カフェの写真とそのカフェの位置情報を本文に書いていたとしましょう。しかし人気アカウントの投稿を見ると、それに加えて商品の値段や具体的な味の感想まで書いていた、という場合があるかもしれません。それなら次からの自分の投稿にもそれらの要素を加え、さらにスタッフさんの応対のレビューなど、自分のエッセンスをプラスして投稿を作り上げれば良いのです。
また一番真似しやすいのは、投稿の色味です。自分が写真を撮るときに真似したいインフルエンサーの写真を参考に撮り、加工アプリで似た色味に近づけていきましょう。
Instagramでよく使われる手段は、全ての写真に同じフィルターをかけて投稿全体の色味の統一感を出したり、写真に白枠をつけたりすることです。普通とは違ったレイアウトにして目を引きながら統一感を出すのが良いでしょう。
フォロワーを増やすためには、自分のアカウントをフォロワー外のユーザーにまで広めないといけません。
各種検索結果に対して自分から働きかけ、フォロワー外ユーザーからの認知を広げましょう。
Instagram内でよく投稿されている、人気のあるハッシュタグを使いましょう。投稿数が多いハッシュタグはその分検索をする人が多いため、自分の投稿をたくさんの人に見てもらえるチャンスです。
ハッシュタグ検索には、人気投稿である『トップ』と、その時間帯に投稿された『最近』という二種類があります。新規投稿が生まれるたびに流れてしまう『最近』では、継続的なハッシュタグからの流入は見込めません。
一方で人気投稿として『トップ』に掲載されれば、長い間表示され続けるので多くのユーザーの目に止まります。『トップ』に選ばれるためのアルゴリズムは公表されていませんが、フォロワー数から見たいいねの割合や、短時間でついたいいねの数が関係していると言われています。
筆者が運用するアカウントでも、人気投稿に上がるときは大抵いいねが早いペースで付いていた時です。いいね数とその増加速度は関係していると思われます。
Instagramでの著名人やインフルエンサーが直近の投稿で使ったハッシュタグは多くのユーザーの目に止まるため、投稿直後はそのハッシュタグで検索をする人が多くなります。そこで、自分の投稿にも同じハッシュタグをつけることで、著名人のハッシュタグから飛んできたユーザーにリーチでき、自分のアカウントを見てもらえる可能性が増えます。
またハッシュタグを真似る著名人は、なるべく自分と似たテーマや属性の人が好ましいでしょう。似たようなことを発信している著名人のフォロワーならば、自分の投稿にも興味を持ってもらいやすく、フォローしてもらえる可能性が高いからです。
人気のハッシュタグや投稿数が多いハッシュタグを使うことは大切です。しかし投稿につけるハッシュタグ全てを、投稿数の多い大規模なハッシュタグにすると、どのハッシュタグでも人気投稿にあげられない可能性があります。
大規模なハッシュタグは投稿される頻度が高く、人気投稿にあげるのは難易度が高いからです。また著名人やインフルエンサーの投稿には勝ち目がありません。
「投稿数が多いからたくさんの人に見てもらえるぞ!」と考えて大規模なハッシュタグばかりをつけても、新規投稿で流れる一瞬の間しかユーザーにリーチできない、といった残念な結果を招きます。
そのため大規模なハッシュタグばかりを投稿に入れるのではなく、投稿数の多すぎない中小規模のハッシュタグも取り入れ、確実に人気投稿入りすることもポイントです。一つでも多くの投稿を人気投稿にあげ、フォロー外のユーザーからのリーチを増やましょう。
なおハッシュタグを選ぶ際には、『WEBSTAGRAM』が便利です。『WEBSTAGRAM』はユーザー名やキーワードを打ち込むとそのキーワードに関連するユーザーやハッシュタグが表示されるツールです。
各ハッシュタグの投稿数も表示されるので、投稿数が多すぎない、ちょうど良さそうなハッシュタグを発見しましょう。(ジャンルにもよりますが、投稿数が10万〜100万くらいのハッシュタグがおすすめです。)
短期間で検索が急激に増える、期間限定のイベントや場所をハッシュタグに載せるのも有効な手段です。(#オクトーバーフェス や#隅田川花火大会 など)
投稿をあげてユーザーに見てもらうことだけがフォロワーを増やす手段ではありません。投稿するコンテンツがない時も、自分のアカウントの存在をアピールできます。それは自分からいいねをすること。
先述したとおり、投稿にいいねを押すとこちらのアカウントの情報が相手に通知されます。自分のアカウントを見にきてくれる機会になるので、積極的にいいねしに行きましょう。ただし、明らかなフォロワー稼ぎ狙いでのいいねやコメントは煙たがられるため気をつけましょう。
自分からいいねしにいく際には、自分がターゲットとしたいユーザーや似たような投稿をしているユーザーにアプローチするのが良いでしょう。そのようなユーザーはフォローしてくれる可能性が高いです。自分の投稿でつけたハッシュタグ検索や、自分のフォロワーのフォロワーなど、自分と似たアカウントの人にリーチしていきましょう。
先述のとおり、いいねよりも自分からフォローした方がアカウントはアピールしやすいです。その理由はInstagramの通知欄にあります。
いいねをされた通知は、時間が経つとひとまとめにされてしまい、自分の存在が埋もれてしまいます。一方フォローは、通知欄の中で一人ひとり別枠で表示されるため、自分のアカウントを調べてくれる人が多いのです。
またフォローバックしてくれる人も多いため、気になる人を積極的にフォローしていくのはフォロワーを増やす有効な手段となります。
しかし、あまりにフォロー数が多いとスパムアカウントやフォロワー稼ぎに見られ印象が悪くなったり、最悪の場合アカウントが凍結される恐れもあるので気をつけましょう。自分がフォローしている中で、長い間投稿していないアカウントや、スパムだと思われるアカウントのフォローを外してフォロー/フォロワー比のバランスを保ちましょう。
また、フォローバックされた瞬間すぐにフォローを外すマナーの悪い行為をする方もいますが、そのようなことをしても結局お互いにフォローを外す行為に繋がることが多いです(これを「アンフォローリベンジ」といいます)。アカウントの信頼にもかかわるため、絶対にやめましょう。
Instagramをビジネスアカウントにすると、広告を使って投稿・ストーリーズを宣伝できるようになります。
Instagramの広告は日にちや掲載の頻度、ターゲットを絞って宣伝できるため、お金に余裕がありすぐにアカウントを広めたい、という方は広告を使うのも良い手段です。
投稿を広告で宣伝すると、上のように表示されます。タイムライン上で普通の投稿と同じように表示され、投稿から直接リンクをつけてサイトに飛ばすこともできます。企業やサービスの宣伝に使われることが多いです。
もちろん個人のアカウントでも宣伝はできるため、自分の予算と相談して広告を出してみるのも良いでしょう。
ストーリーズを広告で宣伝すると、上のように表示されます。こちらも普通のストーリーズと同じように表示され、直接リンクをつけたり、キャプションをつけたりできます。
ストーリーズはスマートフォンの画面いっぱいに表示されるため、投稿の画像よりもこだわった画像や動画を載せられます。インパクトのある画像を使ってプロフィールまでリーチさせ、フォローしてもらいましょう。
Instagram以外にもTwitterやFacebookなどを使っているなら、アプリを連携させて、Instagramの投稿を他のSNSにも自動投稿することができます。他のSNSで既に多くのフォロワーがいる場合には有効な手段となるので、SNSを連携させて自動投稿するのはおすすめです。
自動投稿だけでなく、TwitterやFacebookなどのプロフィールやツイートに、InstagramのURLを直接貼って宣伝するのも良いでしょう。
ZOZOTOWN新春セールが史上最速で取扱高100億円を先ほど突破!!日頃の感謝を込め、僕個人から100名様に100万円【総額1億円のお年玉】を現金でプレゼントします。応募方法は、僕をフォローいただいた上、このツイートをRTするだけ。受付は1/7まで。当選者には僕から直接DMします! #月に行くならお年玉 pic.twitter.com/cKQfPPbOI3
— 前澤友作 (@yousuck2020) January 5, 2019
なお、Twitterでよく行われているプレゼント企画(リツイートとフォローしてくれた人の中から1名にプレゼント!など)を活用するのも、手っ取り早くフォロワーを増やす手段のひとつです。ZOZOの前澤社長が、この方法でフォロワーを急激に増やしていましたね。(※親和性の高いフォロワーが得られるとは限らない上、プレゼント企画後に大量にフォロー解除されるため注意)
Instagramのアカウントを連携することで、自動でターゲットに設定したユーザーにいいねしたり、フォローしていくツールも存在します。自分の知らないうちにフォロー数フォロワー数が変動していくので、少し怖い部分はありますが、圧倒的に運用が楽になるでしょう。企業アカウントで採用されていることが多いようです。
ただし、自動ツールを使って大量の人にいいねしたり、投稿に定型文のコメントしたりすることで、スパムアカウントとして認識される危険があります。
たとえばInstagramの利用規約には、以下の文言が記載されています。
利用者は、他のユーザーにとって迷惑なメール、コメント、いいね、または営業目的もしくは嫌がらせ目的での通信文書(いわゆる「スパム」)を作成もしくは送付してはなりません。(Instagram 利用規約より引用)
あまりに悪質な場合、アカウントが凍結されてしまう恐れも……。ツールの活用自体は必ずしも悪ではありませんが、Instagramのルールとマナーは守りましょう。
おすすめのSNS一括管理ツール12選。アカウント運用を効率化しよう
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iPhoneやAndroidのアプリで、フォロワー管理アプリが多く配信されています。フォローバックされていないアカウントやゴーストフォロワー(いいねや投稿を全くしないアカウント)を判断して、リストアップする機能があるアプリも。管理アプリを使うことで、フォロワー管理が楽になるでしょう。
こちらも自動運用ツール同様、Instagramのアカウント連携が必須な上、Instagramのアップデートや仕様変更によりアプリ自体が使えなくなることもよくあります。使用する場合には十分注意しましょう。
なお、「大量にフォローして、フォローバックされたらフォローを外す」といったフォロワー稼ぎ行為は嫌われます。アカウントを正しくブランディングするならば、絶対に避けましょう。
絶対におすすめしませんが、フォロワーを販売する業者も存在します。
業者が管理するアカウントからフォローしてもらうことで、数字上のフォロワー数を増やすことはできます。しかし自分の投稿にいいねしてくれるユーザーが増えるわけではないため、無意味に終わるでしょう(いいねを買える業者もありますが……)。
お金でフォロワーを買っても、数字上の見た目が増えただけです。投稿のいいね数やコメント数を見ればすぐにバレる自滅行為になりかねません。フェイスブック社の規定でもフォロワーの売買は禁止されているので、絶対にやめましょう。
フォロワー水増しの実態ついてはこちらの記事が詳しいです。
本記事のまとめは以下のとおりです。
これらのことに注意して、フォロワーを増やすために効率的なアカウント運用をしていきましょう。目指せインフルエンサー!
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