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近年、「ローカル検索(ローカルSEO)」の重要性が高まっています。2018年におけるGooogle検索の46%がローカル検索というデータからも、それは明らかでしょう。
ローカル検索はオンライン上だけでなく、オフラインでのコンバージョンにも関わってきます。ローカルSEOを勝ち取るビジネスこそ、実店舗の勝者となるのです。
このローカル検索(ローカルSEO)についてですが、以下のことが予想されています。
- 2020年までに50%の検索が音声にて行われるようになり、手入力での検索が減る。それにより、ロングテールキーワードやハイパーローカル(地域密着型)の検索が増える
- 良いレビューが多いほど、ローカル検索結果の上位に表示されるようになる。それにより、レビューの重要性が増す
- ユーザーからのエンゲージメントも重要。エンゲージメントが高いビジネスほど、Googleでの評価が高くなる
そんなローカル検索(ローカルSEO)について、2020年の検索において今後も変わらないこと、そして今後変わることについて解説します。
RDPとは、「Relevance(関連性)」「Distance(距離)」「Prominence(卓越性)」の頭文字をとったものです。ローカルSEOに関わるこの「RDPの法則」は、今後も引き続きGoogleの評価対象となります。
「Relevance(関連性)」とは、ユーザーが探している内容と、ビジネス内容が合致しているかどうかです。例えば、Googleで「中華 ランチ」と検索した時に、Googleは「中華」のキーワードを含む近隣のレストランを表示します。そこで「イタリアン」や「和食」のお店は表示されません。
「Distance(距離)」とは、検索した人とその検索結果がどれくらい離れているかです。検索した人ごそのビジネスの距離が近いほど、検索結果の上位に表示されやすくなります。たとえば東京の渋谷で「近くの靴屋」と検索したら、Googleは渋谷にある靴屋を上位表示します。一方で、大阪や北海道の靴屋は検索圏外となるでしょう。
「Prominence(卓越性)」とは、そのビジネスの知名度・人気度についてです。例えば「近くのピザ屋」と検索すると、「ドミノピザ」や「ピザハット」などの人気チェーン店の方が、こじんまりとしたローカル店よりも上位に表示されやすい傾向にあります。もちろんその地域での人気度やユーザーレビュー等によっては、ローカル店が上位にくることもあります。
ここからは今後数年で、ローカルSEOに大きな影響を与える可能性があるものをご紹介します。
どれほど広告に当てられる予算を持っていたとしても、質の高い商品やサービスなしでは競争を勝ち抜くことはできません。Googleは実際に人々から高評価を受けているビジネスを上位に表示できるよう、アルゴリズム改善を続けています。
今後は、お金を使った不正行為も意味をなさなくなっていくでしょう。お金をかけていいねを「購入」したり、良いレビューやコメントを「購入」したりしても、ビジネスの評価を上げられないようになっていきます。
ローカル検索を改善するためには、ユーザーが反応したくなるような高品質な商品・サービスを提供することに注力をしましょう。
ビジネスの「オーソリティ(権威性)」は、今後のGoogleローカル検索のアルゴリズムで大きな影響を与えます。Tidings記事によると、以下の項目を基準にビジネスのオーソリティが評価されています。
フォーラムやコミュニティ、記事などでそのビジネスについて言及されているかどうかで、そのビジネスの人気度を図ります。そのビジネスのサイトや名前、位置情報が言及されている場合、「ビジネスの人気度」の評価対象となり、Google検索結果の上位に表示される可能性が高まります。
自分のビジネスやブランドの名前がオンライン上で言及される方法として、ターゲット層に向けたコンテンツ作りが効果的です。例えばブランド『Trippy』のためにFrac.tlが作成した「アメリカの老舗バー196件を集めたインフォグラフィック」を掲載した記事により、そこで取り上げられたローカルビジネスの名前や被リンクがオンライン上で広まりました。
そのビジネスに対する人々の反応を見ましょう。そのビジネスが好まれているのか、好まれていないのかを把握することは大切です。自分のビジネスに対して、ポジティブな反応がどこでも取られていることを確認する必要があります。
以下の図は、先述した記事の中で取り上げられたものです。2020年には「エンゲージメント」がローカル検索においてますます重要になるだろうとされています。
「どれくらいの人がスマートフォンでそのビジネス情報を保存したか」「そのビジネスがGoogle Mapでどれくらい検索されたか」などの情報も、今後のローカルSEOにおけるエンゲージメントの評価基準となります。
Googleはそのビジネスの人気度や評判を図るために、Googleが所有するソースをフル活用して検索結果を改善しています。Google Chrome、Android、Googleマップ、 Gmai、Google音声アシスタントなどでユーザー行動をトラッキングして得たソースデータを元に、エンゲージメントを割り出しているのです。
BrightLocalの調査によると、約56%のスマートフォンユーザーが、過去12ヶ月以内に近くのビジネスを検索したと回答しています。さらに同調査によると、音声検索で検索されたローカルビジネスのトップ3が「レストラン」「スーパー」「フードデリバリー」であったことも明らかになっています。
この調査結果から、音声検索がすでにローカル検索に大きな影響を与えていることが分かります。そのため音声検索に対応していないビジネスほど、今後は検索結果で上位表示されることが難しくなっていくでしょう。
以下では、音声検索におけるSEOに役立つ方法をご紹介します。
Googleマイビジネスにて、正確なビジネス情報を登録するのは大切です。ビジネス名、住所、運営時間、商品の価格、適切な画像や動画素材を掲載し、利用者にレビューを書いてもらいましょう。
そのビジネスをGoogleで検索した時に、ユーザーが必要とするであろう情報がすべて載っている状態が望ましいです。またGoogleには、レビューの内容や価格、運営時間によってソートをかけて検索する機能もあるので注意しましょう。
音声検索の場合「近くの美味しいベーカリーはどこ?」などの内容で検索する可能性があり、Googleはレビューや人気度、オーソリティー、検索時間などの要素をもとに、一番関連のある情報を表示します。
ユーザーがGoogle検索で使いそうな「ロングテールキーワード」について調べましょう。
特に今後増えることが見込まれる”質問型検索”の場合、「何を・いつ・どこで・どれを・どうやって」などの言葉が考えられます。
ロングキーワードテールを探すために『Answer The Public』などのツールを使って、調べられる可能性のある質問型キーワードを探し、ユーザーの質問に答える内容のランディングページを特別に作るのも良いでしょう。QuoraなどのQ&Aサイトの内容や、ユーザーデータを分析することで、すでにユーザーが質問した内容を把握するのも大切です。
Googleは、以下のような「ナレッジパネル」を掲載できるビジネスを好む傾向にあります。
ナレッジパネルに掲載されるためには、Googleが必要とする情報をすべて公開しておく必要があります。
調査によると、最近は「近くの(near me)」検索が増加しています。そのため、掲載できる位置情報はできるだけ多くGoogleマイビジネス上で掲載しましょう。
これを行うことで、近隣で自分のビジネスを探している人にその情報を的確に表示できるようになります。
ローカル検索(ローカルSEO) は、2020年にはますます難しくなっていきます。新しいビジネスが出始め、自然検索での表示を狙って競争が激化するでしょう。今回紹介した対策内容を今から心がけることで、競合にローカル検索(ローカルSEO)で勝つ可能性が上がります。
しかしローカル検索(ローカルSEO)で何よりも重要なのは、「商品・サービスそのものの質」です。ページがあまりカッコよくなくても、人々がサイトに訪れていれば、Googleは自分のビジネスを評価して上位に表示してくれます。
音声SEO、ビジネスの人気度、エンゲージメント指標、オーソリティーなども同様に重要なため、忘れずに対策を行ってみてください。
(原文:Joydeep Bhattacharya 翻訳:Reina Onishi)
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