【MBTI診断】16タイプ別・フリーランスに向いてる仕事/働き方
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長い間サイトを運営していると、テーマを自分なりにアレンジしてみたいという欲求に駆られることもあるでしょう。
しかし管理画面を直接編集してしまうと、アレンジ途中のデザインが人目に触れてしまいます。できることなら、カスタマイズしたテーマは、完成するまで誰の目にも触れないようにしたいですよね。
WordPressをローカル環境で使用すれば、制約を気にすることなく、無料で自由にさまざまなチャレンジを行えます。
この記事では、
をご紹介します。
「ローカル環境」と言われてもなかなか想像しづらいかもしれませんが、一言でいうならば、オフライン上で立てる仮のサーバー環境のことをいいます。
そもそもインターネットというのは、ユーザーがオンライン上のデータに訪問することで情報を見たり聞いたりしており、WordPressも同様にオンライン上のサーバーにアップロードすることでサイトを構築・運営しています。
ローカル環境があれば、そういったオンライン上にあげられているコンテンツをそのままオフライン上にコピーし持ってくることで、ユーザーに作りかけの状態を見せることなく、本番同様の環境を自分のPC内に再現できるのです。
WordPressで構築された既存のWebサイトのコピーを、ローカル環境に作ることができます。これを「ステージングサイト(ステージング環境)」と呼びます。
Webから各離されたローカル環境は、トラブルシューティングや、ソフトウェアのアップデート、カスタムコードをテストするのに役立つでしょう。
ローカル環境ですので、既存のWebサイトに影響を与えることはありません。ファイルやデータベースの誤った上書きも避けられます。
Gitを使用している場合は、アップデートをテストするための最適な環境といえます。
ネット上に公開されたサイトのWordPressテーマを管理画面から編集していると、リアルタイムにサイトデザインが移り変わり続けます。
そのためサイトを訪問するユーザーによっては、一瞬「パソコンが壊れてしまったのか?」「危険な有害サイトに入ってしまったのではないか?」という誤解を抱いてしまうこともしばしば。
また場合によっては、何気ないコードの記載ミスでPHPエラーを吐き出し、画面を白く染め上げて、サイトを訪問しに来たユーザーを驚かせてしまうこともあるでしょう。そのため見る人からすると、いたずらにサイトの信用を落とすことにもつながりかねません。
ローカル環境でコード変更が問題ないか確認してから本番にUPすれば、カスタマイズ中の様子を訪問者に見られずに済みます。
WordPressを使えば、HTML、CSS、PHP、JavaScriptなどをセットで実践的に学習できます。
ローカル環境でコードをカスタマイズし、それがどのようにWordpressサイトに反映されるか、自由に試してみましょう。
WordPressのテーマカスタマイズをローカル環境でおこなうメリットとして、無駄なコーディングミスを減らせるという利点があります。
WordPressの投稿画面では、「リビジョン」という特定の状態まで記事の状態を復元できる便利機能が備わっていますが、テーマの編集画面においてそのような復元機能は搭載されていません。
そのため何かの手違いで間違ったコードを保存してしまうと、もとの状態へ復元するのにそれ相応の時間を要してしまいます。
しかしこれをローカル環境へコピーし、自前のエディタを駆使することで、「戻る」・「進む」ボタンでいつでも好きな状態のテーマへ戻すことができ、結果、無駄なコーディングミスを減らすことに繋がります。
リモートサーバーを使用している場合、テーマやプラグインの変更には、表示崩れや不具合などのリスクがつきものです。だからといって、変更を加えたものをFTPでサーバーに送り、そこからテストする……というプロセスは時間と労力がかかります。
ローカル環境にWordpressがあれば、テーマやプラグインの変更をより気軽に行えます。コードを書き、ブラウザーをリフレッシュすれば良いだけです。デバッグに便利な環境といえるでしょう。
ローカル環境のWordpressを使用すれば、WordPressに馴染みのない人にも安全な環境で使い方を教えられます。
どんなに間違ったコーディングをしてもオンラインで公開されることはないので、練習をするのにはうってつけの環境といえるでしょう。子供の練習用にも最適です。
では実際に、どのような方法でローカル環境を構築していけばいいのでしょうか。
ここではローカル環境を簡単に構築できる無料ツールを3つご紹介していきます。
まず最初にご紹介するのが『Bitnami』。
WordPressをはじめとしたあらゆるCMSサービスに対応したソフトで、ローカル環境構築を手助けしてくれます。初心者にも使いやすいシステムです。
またこのソフト一つで、複数のローカル環境を管理・作成することもできます。
ローカル環境構築に慣れない初心者はもちろん、複数のローカル環境を一度に構築したい方などにもおすすめです。
次にご紹介するのが、ローカル環境構築の際によく用いられる『XAMPP』。
Apache、MySQL、PHP、Perlといった環境をこれ一つにパッケージ化されています。
Bitnamiに比べると少し操作が複雑ですが、WordPressのローカル環境構築以外の用途でも利用できます。
最後にご紹介するのが、XAMPPと類似したツールである『MAMP』。XAMPPとは異なり、こちらはMacに特化したローカル環境構築ツールです。
ちなみにXAMPPと異なり、Perlの環境構築には対応していません。
WordPressを使った学習、教育、検証には、ローカル環境へのインストールがおすすめです。
なかなか人目があると一気にサイトデザインをカスタマイズするのを躊躇ってしまうかもしれませんが、ローカル環境ではその心配も無用です。
最低限の条件さえ満たせば、世界でもっとも人気のCMSであるWordPressを、自身のPCサーバーで動かせるのです。可能性は無限なので、ぜひトライしてみてください。
(執筆/編集:Sugita Mariko、Workship MAGAZINE編集部)
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