【社労士解説】ジョブ型雇用時代におけるフリーランスの生存戦略とは?
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大学や企業が開く講座を、オンライン上で誰もが受けられる「MOOC(ムーク)」という仕組みをご存知ですか?
オンラインなら自分の好きな時に、好きなことを、好きなだけ学習できるのです。
本記事は自身の成長のために活用したいMOOCについて紹介します。
MOOC(ムーク)とはMassive Open Online Courseの略で、「大規模公開オンライン講義」です。複数形でMOOCs(ムークス)と呼ばれることもあります。
講義は主に映像コンテンツの形をとります。そのためオンライン環境があれば、世界中の誰もが、どこにいても、大学レベルの高等教育を受講できます。
MOOCは2000年代後半にアメリカで始まり、2010年代には世界中に広がりました。MOOCの講義配信サイト(プラットフォーム)では世界でもトップレベルの大学が講義を配信しており、日本の大学では東京大学や京都大学も名を連ねています。
MOOC受講に必要なものは、次の3つです。
登録後、受講の流れは次の3ステップです。
受講までは無料で、試験や修了証の発行は有料のMOOCが多いです。
MOOCの最大のメリットは、環境さえ整っていれば時間や場所を選ばずに誰もが専門知識を身につけられる点です。
スキルアップを狙うビジネスパーソンや新たな知識を得たい学生でも、本業に支障なく世界のトップレベルの講義を受講できます。
MOOCのもう一つの魅力は、講義のほとんどが無料である点です。
コストの問題で大学進学やスキルの習得を諦めた人でも、気軽に一流大学の講義にチャレンジできるのです。
MOOCのデメリットは、受講を継続するモチベーション維持が難しいことです。始めるハードルも低ければやめてしまうハードルも低い、基本無料のサービスであるがゆえの弊害といえます。実際に、コースの修了率の低さが世界中のMOOCで問題となっています。
着実にコースを修了してスキルアップしていくには、「そのコースが終了した際の自分が今とどう変わっているのか」「自分にどのような影響を与えるのか」を考え、正しい講義を選択することが重要です。
アメリカで始まり世界に広がったMOOCですが、現在は日本語に対応しているプラットフォームはまだあまり多くありません。
『JMOOC』『Schoo』は日本初のプラットフォームのため完全日本語対応していますが、その他は一部対応または非対応です。
英語での講義に抵抗がない方、講義を受けながら英語の学習も進めたい方、とにかく高度な知識を得たい方には海外プラットフォームもおすすめです。
日本のMOOCプラットフォームであるFisdom / gacco / OpenLearning, Japan / OUJ MOOCをまとめるポータルサイトである『JMOOC(ジェイムーク)』。日本最大のオンライン講座です。
JMOOCのサービスは対面講座や書籍の購入など一部のオプションを除き、修了証の発行まで無料で受講できます。
他の受講生との交流の場(ミートアップ)が設けられており、オンラインの映像講座で理解できなかった部分や、さらに知識を深めたい部分について意見の交流もできるのが特徴です。
開講講座のジャンルは幅広く、プログラミング入門の講座では実際に簡単なアプリを作りながらプログラミングを学べます。
プラットフォーム名 | JMOOC |
提携大学 / 機関 |
|
講師のタイプ | 教授、実務家 |
学べる分野 |
|
証明書 / 修了書 | 無料(デジタル) |
日本語対応 | ◯ |
大人たちが学び続けるコミュニティである『Schoo(スクー)』は、参加型の生放送と動画教材で「仕事に活きる」知識やスキルを学べる日本のサービスです。
過去の動画を見るのは有料ですが、生放送のものは無料で受講できます。生放送は生徒同士でのチャットや、先生への質問ができるためおすすめです。
「未来に向けて、今学んでおくべきこと」が講義の方針となっており、働き方やお金にまつわる講義から思考法やビジネス・ITスキルの講義まで、幅広い学習が可能です。
ほかにもプログラミング/デザイン/エンジニアなど、専門カテゴリの知識も深められます。
講師は大学教授の他に、芸能人や第一線で働くビジネスパーソンを起用しているのが特徴です。
プラットフォーム名 | Schoo |
提携大学/機関 | – |
講師のタイプ | 教授、実務家、著名人 |
学べる分野 |
|
証明書/修了証 | なし |
日本語対応 | ○ |
『Coursera(コーセラ)』は世界中の有名大学や企業をパートナーとして迎えるMOOCのプラットフォームです。
データサイエンスやコンピュータサイエンス、物理科学・エンジニアリングから言語学習や芸術まで幅広い講義を世界のトップ講師が行なっています。
またコースごとに修了証(有料)を発行できるとのこと。
スタンフォード大学やイリノイ大学など有名大学の一部の学位を、実際に通学するよりも安く取得できるのが魅力です。
プラットフォーム名 | Coursera |
提携大学/機関 |
|
講師のタイプ | 教授 |
学べる分野 |
|
証明書/修了証 | 有料 |
日本語対応 | 一部対応 |
『Codecademy(コードカデミー)』はHTMLやCSSを始めPythonなど多様な言語を無料で学べるプログラミング学習サイトです。
認定証はなく無料でサービスを受けられますが、有料でアドバイザーに質問できたり、自分にあった学習プランが作成できたりします。
ブラウザ上でコードの入力と実行をしながら学習できる気軽さが初心者の方にも人気です。
プラットフォーム名 | Codecademy |
提携大学/機関 |
|
講師のタイプ | – |
学べる分野 |
|
証明書/修了証 | 有料(一部コースのみ) |
日本語対応 | 一部対応 |
『edX(エデックス)』はMITやハーバード大学を始め、日本では京都大学といった世界中の大学や機関をパートナーに持つMOOCのプラットフォームです。
ビジネス・マネジメントやコンピュータサイエンス、データの分析・統計など31のコースから講義を受けられます。
コースごとに有料で認定証を発行できるほか、「Micro masters」という修士号レベルのプログラムを受けられるのが特徴です。
プラットフォーム名 | edX |
提携大学/機関 |
|
講師のタイプ | 教授、実務家 |
学べる分野 |
|
証明書/修了証 | 有料 |
日本語対応 | × |
『Udacity(ユーダシティ)』は大学の講義というよりもプロフェッショナルへの職業教育のようなサービスを扱うプラットフォームです。
プログラミングや人工知能、データサイエンスから最近注目されているVRまで最新技術についての講座が開講されています。
証明書の発行以外は無料です。
プラットフォーム名 | Udacity |
提携大学/機関 |
|
講師のタイプ | 実務家 |
学べる分野 | コンピュータ・ITに特化 |
証明書/修了証 | 有料 |
日本語対応 | × |
『FutureLearn(フューチャーラーン)』は受講者と講師の交流に力を入れるオンライン教育プラットフフォームです。
学べるジャンルは技術系やエンジニアリングはもちろん、歴史や法学などの講座もあります。
講座の認める期間内であれば無料で受講できますが、認定証の発行や期間終了後のコンテンツの利用は有料です。
プラットフォーム名 | FutureLearn |
提携大学/機関 |
|
講師のタイプ | 教授、実務家 |
学べる分野 |
|
証明書/修了証 | 有料 |
日本語対応 | × |
Googleが配信する『Google Primer』は、無料でビジネスやデジタルマーケティングのスキルを学べるアプリケーションです。
オフラインでもコンテンツの視聴が可能で、5分あればレッスンを受けられるのが特徴です。
内容も簡単でちょっとしたスキマ時間に学習できるためおすすめです。
プラットフォーム名 | Google Primer |
提携大学/企業 | |
講師のタイプ | – |
学べる分野 |
|
証明書/修了証 | なし |
日本語対応 | × |
大学レベルの専門的な内容の講義をオンラインで無料で受けられるMOOCは、プログラミングやデザインを新たに学びたい人や、フリーランスで働く人がスキルアップをするのにおすすめのサービスです。
成長した自分を想像してモチベーション管理をしながら自身のキャリアにつなげましょう。
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