インボイス制度の問題点。登録すると「個人情報」が公開される!? 他

フリーランスニュース

こんにちは、Workship MAGAZINE編集部の泉です。

1週間のニュースからフリーランス・副業ワーカーに役立つものを抜粋してご紹介します。今週もよろしくお願いします。

過去のフリーランス・副業ニュースはこちら

【1】【弁護士&税理士に聞く】インボイス制度で本名バレ? しかも個人情報が一括ダウンロード可能&商用利用OKって本当??

2023年10月に導入が予定されている、インボイス制度。

フリーランスの収入減や事務作業の負担増といった問題点が多くあげられていますが、同時に「個人情報の公表」も問題視されています。

インボイス(適格請求書)の発行事業者に登録した個人事業主の本名や住所が、国税庁のサイトでさらされてしまう。しかもそのデータが一括ダウンロードでき、商用利用可能になっているというのです。

以下の記事では、インボイス制度の個人情報公表にまつわる問題点について、税理士と弁護士が詳しく解説しています。

税理士の佐伯和雅氏は、個人事業主がインボイス制度に申請した場合、「本名は必ず公表されます」といいます。その実態と今後起こりうる問題について知っておきましょう。

記事を読む(STOP!インボイス)

【2】副業人材マッチングサービス『lotsful』、副業に関する定点レポートを発表

lotsfulが、副業に関する定点レポートを発表しました。副業を行う人の理由・年収・業種別意欲などが調査されています。

おもな調査結果は以下のとおりです。

  • 副業する人の66.5%が「年収200万円以上600万円未満」
  • 副業の月平均収入は、23.4%が「5万円未満」で最多
  • 副業の意欲が高い業種は「農林業・水産業・鉱業」、副業の意欲が低い業種は「情報サービス業」「医療・福祉業」

その他に、男女・未既婚別の調査では「既婚女性」がもっとも副業意欲が高いという結果も出ているようです。

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▲出典:パーソルイノベーション

記事を読む(パーソルイノベーション)

【3】副業を持てば、本業のパフォーマンスが上がるってホント? 本業専念とどっちが幸せ?

東洋大経済学部の川上淳之教授の研究で、「すべての副業が成長や幸福につながるとは限らない」と示されました。

川上教授は、副業による成長を分析するため、職種と副業動機を分類し、副業している場合と副業していない場合それぞれの本業の賃金率(時間あたり賃金)の上昇率を調査。その結果、専門職や管理職のような「分析的職業」が「スキルを得たい」を動機とする場合のみ、本業の賃金率が大幅に高まったといいます。

一方で事務や接客などのコミュニケーションの必要な「協働的職業」や、体を動かして働く「運動的職業」では、本業賃金の上昇率の高まりは見られない結果となりました。

また分析的職業であっても、副業動機がスキルではなく「金銭」だった場合、賃金率の上昇が副業を行っていない場合とほぼ同じでした。

フリーランスニュース

▲出典:弁護士ドットコムニュース

次に川上教授は、副業を持つ人と副業希望者、副業を希望しない人の幸福感を比較しました。

その結果、収入目的での副業の場合、もっとも幸福度が高いのは「副業を希望しない人」だったと述べます。次点で幸福度が高いのが「実際に副業している人」、最も低いのが「副業希望者」という結果に。

一方でスキルを得ることが目的の場合、「実際に副業している人」の幸福感がもっとも高いとの結果が出ています。

賃金と幸福度、両方の調査で、スキル目的の場合は副業を持つメリットが高いことが示される結果となりました。

記事を読む(弁護士ドットコムニュース)

【4】今の会社に長居したくない……。不安感と危機感を抱えるZ世代の新入社員

Z世代の仕事に対する価値観を分析した記事が話題になっています。

ラーニングエージェンシーがZ世代を対象に実施した「新入社員意識調査レポート」では、以下のような結果が得られたようです。

  • Z世代が仕事を通じて成し遂げたいこと 1位「安定した生活を送りたい(64.5%)」2位「自分を成長させたい(60.6%)」
  • Z世代が会社でしたい仕事 1位「楽しくてやりがいのある仕事(72.7%)」2位「自分の成長につながる仕事(54.7%)」
  • Z世代が将来会社で担いたい役割 1位「専門性を極め、プロフェッショナルとしての道を進みたい(31.6%)」。一方で「組織を率いるリーダーとなり、マネジメントを行いたい(23.5%)」は、2014年の調査開始以来で過去最低

どの項目でも「自分を成長させたい」という欲求が見られる一方、安定を求める人も多い傾向にあります。

Z世代の成長欲求に対して、ラーニングエージェンシーの田中敏志氏は「幼少期からオンリーワン的志向が強い教育を受けて育ってきた世代であり、個としての自分を成長させたいというのが根底にある」と分析。とくに成長欲求の強さが見られた情報通信業では、「フリーランスとして独立したい」「いつかは起業したい」という回答の割合がいずれも他業種を上回り、転職・独立志向が強いことがわかります。

一方の安定思考の高まりについて、田中氏はコロナ禍による不安が原因だと語ります。田中氏は、Z世代から「できるだけ知っている人たちに囲まれ、自分だけでできる仕事はないですか」という相談を受ける機会が多いとも話し、コミュニケーションや社会に対する大きな不安感を持っていると分析しています。

記事を読む(Yahoo! JAPANニュース)

【5】なぜ企業は「副業を禁止」するの? 副業禁止のルールと法律は?【弁護士解説】

悩めるフリーランスからの相談に、現役弁護士が回答していく連載『フリーランスの法律Q&A』。

今回教えてもらったのは「副業禁止」について。

企業が副業を禁止する理由や、副業禁止の企業で副業した場合の罰則などを、副業・兼業の実務に詳しい堀田陽平弁護士に聞きました。

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記事を読む(Workship MAGAZINE)

【6】「悪くはないのですが、違う案も出してくれますか?」→こんなとき、あなたならどうする?

クリエイターからの人気が高いWorkship MAGAZINE連載『デザインの言語化ってなんだろう?』。

15回目となる今回のテーマは、クライアントの真意を引き出す方法について。

「悪くはないのですが、違う案も出してくれますか?」「青い四角形の角丸をとってもらえますか?」「うまく言語化できないのですが、もうちょっと軽くというか……」

クライアントからこのように言われたときの返し方を、デザイナーのこげちゃ丸さんに教えてもらいました。

記事を読む(Workship MAGAZINE)

今週のお題:フリーランスを目指している人に声をかけるなら?

Workship運営のフリーランスコミュニティ『フリラボ』のメンバーに、「フリーランスを目指している人に声をかけるなら、何と伝えるか?」を聞きました。

『フリラボ』は、フリーランスの悩みやノウハウをみんなで共有していく相談コミュニティです。現在のメンバーは240名以上。フリーランス・副業マッチングサービス『Workship』が運営しています。

参加にご興味のある方は「名前」「職種」「SNSアカウント」「フリーランス歴(副業歴)」を添えて、こちらからお問い合わせください。審査通過の場合、運営からご連絡いたします。

(執筆:泉 編集:じきるう)

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