メディアサイトの収益化モデル10選

この記事ではメディアサイトの所有者におすすめの、オンラインビジネスの収益化モデル10選をご紹介します。

メディアサイトのポテンシャルを活かして、収益の最大化を目指しましょう。

1. サブスクリプション

メディアサイトの収益化でいま注目を集めているのが「サブスクリプション」モデルです。これまでは無料閲覧できるメディアが主流でしたが、昨今では月額制や会員制などの仕組みを取り入れるメディアサイトが増えています。

サブリスクプリションモデルのメディアサイトでは、契約数を増やすために、一部の記事を無料公開したり、サンプル記事が読める無料プランを用意したりなどのアプローチが取られます。有料プランの期間は、1か月〜1年間程度に設定されている場合が多いです。

2. PPV(Pay Per View)

PPV(Pay Per View)は、記事や動画などの1コンテンツごとに閲覧費用が発生する収益化モデルです。

配信されているコンテンツは、パスワードやデジタル著作権管理(DRM ※)によって保護されている場合と、そうでない場合があります。

(※DRMは、ソフトウェア、音楽、映画など、デジタルデータによるサービスやコンテンツの流通を保護するための技術です)

3. CPM(Cost Per Mille)

CPM(Cost Per Mille)は、広告を1000回表示するごとに発生する広告収益モデルです。メディアサイト上に広告を設置することで、広告主から収益が得られます。

メディアサイトの所有者のアドサーバーだけでなく、Google AdSenseなどのサードパーティーを介した広告もおすすめです。

4. CPC(Cost Per Click)

CPC(Cost Per Click)は、広告が1回クリックされるごとに発生する広告収益モデルです。

スポンサーリンクに似たテキスト広告がリストに表示されるのが一般的で、Google AdSenseなどのサードパーティー製のネットワークを介して配信されます。

1クリックで発生する収益は数円〜数百円まで幅があり、広告主にとって価値が高い生命保険などのカテゴリでは1クリック5,000円近くになることも。

余談ですが、こうしたCPCにおける利益は、広告プラットフォームにとっても大きな利益を生んでいます。たとえばGoogleの広告による収益は、Googleの全収益の約5分の1。Googleのコンテンツネットワークはオンラインマーケティングにおいて謎が多い存在で、一部の広告主は、自社の広告が意図した範囲を超えて表示されていることを知りません。

5. スポンサーシップ

スポンサーシップは多くの場合、年額や月額のように、期間あたりの料金が定められた形式で結ばれます。金銭の代わりにサービスなどを交換する「コントラ・ディール(contra-deal)」などの相互協定を活用する場合もあるようです。

固定の金額によるスポンサーシップが活用された著名な例が、アレックス・テュー氏によるもの。2005年当時21歳だった彼は、大学の奨学金を返済するために「Million Dollar Homepage」というWebサイトを立ち上げました。Webサイトは100万ピクセルで構成されており、100ピクセルを最小単位として1ピクセル1ドルで販売。見事に売り切りました。

milliondollarhomepage

▲出典:Million Dollar Homepage

6. アフィリエイト

年々勢いを増しているアフィリエイト。メディアサイト上で商品やサービスを紹介し、購入・登録等につながると報酬が振り込まれる、歩合制の収益化モデルです。たとえばメディアサイトでAmazonの本を紹介してそこから本が売れた場合、販売価格の5%程度がAmazonから報酬として振り込まれます。

こうした契約は、CPA(Cost Per Acquisition)とも呼ばれています。

7. メールマーケティング

メディアサイト読者のメールアドレスを保有している場合、メールも収益化のツールになり得ます。

たとえば顧客に対してニュースレターを送るとき、メールの中に広告枠を設けることが可能です。広告主に代わってメールを配信したり、顧客を対象にした市場調査を行うこともできますね。

8. eCPMやEPC

これまでにご紹介した7つの収益モデルを効果的に組み合わせ、収益を最大化するために活用したいのが、インプレッションに対してかかるコストを包括的に測定するeCPM(effective Cost Per Mille)や、アフィリエイト1クリックあたりの収益を測定するEPC(Earn Per Click)です。

こうした指標を使って、ベストな組み合わせを模索しましょう。

9. eコマース

いま急激に成長しているeコマースもおすすめです。

メディアのブランドにあわせて、取り扱う商品を選定・開発しましょう。

10. 商品やサービスのサブスクリプション

SpotifyやApple Music、Netflixなどのように、音楽や動画などのデジタル商品を販売するデジタルサブスクリプションや、食品などの商品のサブスクリプションなども収益モデルのひとつです。とくに、デジタル商品に関しては比較的敷居が低い傾向にあります。

記事閲覧に対してサブスクリプションをかけるのも良いですが、他に商品やサービスを用意するのもおすすっめです。

おわりに

収益モデルは多種多様。

あなたのメディアサイトにベストな組み合わせを見つけて、収益化を目指してみてください。

(執筆:Dave Chaffey 翻訳:Nakajima Asuka 編集:イズミカズキ 提供元:Smart Insights

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