Figmaコミュニティアワード2022を受賞したプラグイン7選

Figmaは、誰でもファイルを公開できる、Figmaコミュニティのベータ版を公開しました。デザイナーが自分の作品を共有できるだけでなく、ほかのデザイナーからフィードバックをもらったり、インスピレーションを得ることもできます。

Figmaのコミュニティには、UIキットやアイコンセットなど、さまざまな種類のデザインファイルが公開されています。そして数多ある作品のなかから、コミュニティメンバーがお気に入りのリソースを決めるのが「Figmaコミュニティアワード」です。

今回はFigmaコミュニティアワード2022にて、さまざまなカテゴリーで賞を獲得したプラグインを紹介します。

1. Sketch Elements Brushes Set

▲出典：UX Planet

「Favorite graphic resources for Figma（お気に入りのFigmaグラフィックリソース）」カテゴリにて受賞したプラグイン。1,300以上のベクターエレメントを使用できます。

提供しているのは、アイコンとイラストのセットを数多く提供しているSteamline氏。世界的に有名なデザイナーである、トビアス・ヴァン・シュナイダー氏にも推奨されています。

2. Ant Design Open Source

▲出典：UX Planet

「Favorite UI Kit for Figma（お気に入りのFigma UIキット）」カテゴリにて受賞したプラグイン。

デザインガイドライン、スタイルマニュアル、コンポーネントライブラリを提供しています。広く使われているReact、Redux、React-Router上に構築されており、ライブラリはTypeScriptで書かれているようです。

カスタマイズ可能な50以上のコンポーネントが利用できるほか、商用のアプリケーション作成については、構築済みのプレミアムUIコンポーネントも提供しています。

▲出典：UX Planet

3. CJM — Customer Journey Map

▲出典：UX Planet

「Favorite ideation template for FigJam（お気に入りのFigJamアイディエーションテンプレート）」カテゴリにて受賞したプラグイン。カスタマージャーニーマップのテンプレートです。

CJMは、カスタマージャーニーの視覚化によって、あらゆるタッチポイントにおける事業と顧客のインタラクションを支援してくれます。

4. Micro-interactions — Prototypes

▲出典：UX Planet

「Favorite educational resource for Figma（お気に入りのFigma教育リソース）」カテゴリにて受賞したプラグイン。マイクロインタラクションをプロトタイプ化できます。

魅力的なマイクロインタラクションは、ユーザー体験の向上にも役立つはずです。

5. Remote Design Sprint

▲出典：Figma

「Favorite team bonding template for FigJam（お気に入りのFigJamチーム・ボンディング・テンプレート）」カテゴリにて受賞したプラグイン。

デザインスプリントとは、実際の顧客と一緒にアイデアをテストし、コンセプトを検証して、困難なデザインの解決策を見出す、革新的な5日間のアプローチを指します。

このテンプレートには、リモートでデザインスプリントを実施するのに必要な、タイムライン、アジェンダ、アイスブレイクのアイデア、ファシリテーター（スプリント中にチームの進捗を把握するためのタイムキーパー）のヒント、基本ルールなどが含まれています。

6. Similayer

▲出典：UX Planet

「Favorite plugin for extending Figma’s utility（お気に入りのFigmaユーティリティ拡張プラグイン）」カテゴリにて受賞したプラグイン。複数のレイヤーを同時に変更する必要がある場合、とても役に立ちます。

さまざまなプロパティにもとづいて類似のレイヤーを選択でき、数クリックで簡単にコンポーネントやスタイルを変更できます。

7. FigJenda

▲出典：UX Planet

「Favorite widget for teams（お気に入りのteamsウィジェット）」カテゴリにて受賞したプラグイン。

ミーティングをするとき、話のポイントや時間をトラックし、情報を整理した状態で再生できるアジェンダがあったら、とても便利ですよね。

このプラグインは、アジェンダの項目と時間を追加して再生ボタンを押すだけで、上記のような願いを叶えてくれます。

おわりに

数多く提供されているFigmaのプラグインのなかでも、とくに優れているものだけがコミュニティから評価されます。

どのようなプラグインを使うべきか迷ったら、ぜひ受賞作品をチェックしてみてください。

（執筆：Shantanu Kumar　翻訳：Asuka Nakajima　編集：北村有　提供元：UX Planet）