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Webサイトやアプリのデザインをするとき、プロトタイプを使っていますか?
これから作ろうとしているものを具現化することで、プロジェクトに携わるメンバーから正確なフィードバックをもらったり、構成要素が意図したように機能するかテストしたり、修正のヒントを得たりと、重要な要素の見落としを防げます。
今回は、便利なプロトタイプツールをまとめるとともに、プロトタイプがデザインプロジェクトにどんな効果をもたらすのかをご説明します。
人気の高いプロトタイプツールを、目的別にご紹介します。
ページの遷移、画面の切り替えがうまくいくかなど、遷移にまつわることをチェックできます。
名だたる企業も導入している『Prott』は、コードを書かずに本物のようなアプリを再現できるプロトタイプツールです。ユーザテストにも使えるので、実装前にサービスの価値検証が可能です。
料金:0円〜
アニメーションをはじめとするインタラクティブな要素がうまく機能するかをテストできます。
デザインソフト『Skecth』との高い互換性が話題の『Origami Studio』インポートした要素が、思いのままに動くかどうかを確認できます。実機にフルスクリーン表示させることもできるので、より正確な判断をくだせそうです。
料金:0円〜
海外のサービスですが、日本語のマニュアルを閲覧可能です。音声、傾き、方角などのセンサートリガーも設定できます。
料金:49.5ドル〜
トランジション型とインタラクション型を複合させた機能を持ちます。
インド発祥の『CanvasFlip』は、ユーザーからのフィードバックを自動で収集する機能がついたプロトタイプツールです。ユーザーテストを重視したい場合におすすめです。
料金:0円〜
プロトタイピングに、手書きでのフィードバックを与えられるツールです。フリー画像を使えるほか、チームで同時に編集できるなど、ブラッシュアップには欠かせない機能が盛りだくさんです。
料金:0円〜
https://www.invisionapp.com/craft
非デザイナー、非エンジニアであるビジネスオーナーには、理論を語るよりも実物を見せるべきです。実際にクリックすれば、使いやすさや印象のよさを感じてもらえます。
プロトタイプができているとコーディング作業がスムーズに進みます。Webサイトがどう動くのか、どのように見えるのか確認できるので悩む時間や、修正の時間が減るのです。
複数人のプロが関わるプロジェクトにおいては、プロトタイプツールを使って連携できる体制を整えると良いでしょう。それぞれの知見を一箇所に集めるには、目に見える設計図が必要なのです。
プロトタイプツールを使うとフィードバックが効率的になります。PDFファイルを印刷したり交換する必要がありません。コメント欄がついているので、フィードバックの意図を把握しやすく、スムーズに修正できます。
プロトタイプは、解決のすべき課題を発見するプラットフォームでもあります。ベストな状態でプロダクトをローンチするために、フィードバックがしやすい環境を整えましょう。
プロトタイプの重要性は他にもあります。プロダクトが目標とする形にどれだけ近づいているのか、進捗をプロジェクト関係者に見せるのに役立ちます。テキストベースの進捗報告書はビジュアル面で劣り、関係者は進捗を評価するのが難しいです。
プロトタイプを使えば、ユーザーインターフェースがどのように動くのか直感的に確認できます。実際のユーザーに使ってもらい、ナビゲーションや情報のカテゴライズなどに問題がないかどうかフィードバックをもらえます。さらに重要なのは、コールトゥーアクションが機能しているかどうか、ユーザーがどんな行動をとるのか理解できることです。
良いプロトタイプはどんなWeb関連のプロジェクトでも役に立ちます。望ましいユーザーエキスペリエンスを創造するため、ぜひ取り入れてください。
(翻訳:Shinya Morimoto)