RaspberryPi(ラズベリーパイ、ラズパイ)シリーズは日本のプログラマーから厚い支持を集めるシングルボードコンピュータですが、類似の製品は他にもたくさんあります。その機能やスペック、価格は、製品によってさまざまです。

本記事ではおすすめの小型シングルボードコンピュータを23個選んで比較しました。これからシングルボードコンピューターの利用を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

シングルボードコンピューターとは

むき出しの基板の上に、コンピュータを動かす際に必要な、CPUやメモリを搭載した簡易的な小型コンピュータの名称です。

シングルボードコンピューターは以下の特徴があります。

  • 低価格で購入できる
  • OSが動く(主にLinux)
  • 軽量なプログラミングができる(pythonやperlなど)
  • グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)が使え、Webブラウザを起動できる
  • GPIOが備わっており、高性能・高機能なワンボードマイコンとして使用できる

低価格で高性能、さらには軽量感による使いやすさが魅力で、日本でも多くのプログラマーやエンジニアの方がシングルボードコンピューターを使用しています。

シングルボードコンピューターを選ぶポイント

1. 使用目的に適したものか

シングルボードコンピュータは、プログラミング学習から、クラウドと連携したIOT技術を使った高レベルな製品の作成、電子工作(例えばLEDライトの点灯など)の勉強などさまざまな使用用途があります。

まずは自分の使用目的を明確にしましょう。教育用やプログラミング学習用、趣味で使うのであれば、高スペックなシングルボードコンピュータは必要ありません。しかし、本格的なプログラミングをするのであれば、高スペックなシングルボードコンピューターを選びましょう。

2. 価格は適正か

シングルボードコンピュータは、数千円から、数十万円まで幅広い価格帯で販売されています。同じシングルボードコンピューターでも価格によって容量や付随している製品が異なります。

自分が必要としている機能や容量を確認して、それに見合った価格のシングルボードコンピューターを購入しましょう。

3. 開発に必要なプログラミング言語は使用できるか

使用するプログラミング言語はエンジニアの方によって異なり、プログラミング言語によって開発できるものも大きく異なります。

多くのシングルボードコンピューターはPythonやPerlなどの軽量なプログラミング言語に対応していますが、自分の扱える言語が対応しているかを事前に確認しましょう。

おすすめのシングルボードコンピューター22選

1. Raspberry Pi(ラズパイ)3 Model B+

RaspberryPi3B+

▲出典: モノタロウ

まずは日本で圧倒的な知名度を誇る『Raspberry Pi(ラズパイ)』の最新モデルをご紹介しておきます。

ラズパイはこれまでRaspberry Pi 1、Raspberry Pi 2、Raspberry Pi 3、Compute Module 、Raspberry Pi Zeroなど、たくさんのモデルが販売されており、2017年には累計出荷台数が1700万台となりました

最新モデルの『Raspberry Pi(ラズパイ)3 Model B+』は、無線LAN/ BluetoothチップがCypress CYW43455に置き換えられ、デュアルバンド802.11ac(5GHz帯)を利用できるようになりました。有線LANは、EthenetとUSBがバスを共有する構造に変化はないものの、USB-LANチップが最大1GHzのLAN7515に置き換わりました。ネットワーク環境が大幅にスピードアップするため、ストレスなく操作を行えそうですね。

開発元 Raspberry Pi Foundation
価格 $35
言語
  • Python
  • Java
  • Scrach
  • C/ C++
  • perl
  • lua
  • ruby
CPU Broadcom BCM2837B0, Cortex-A53 (ARMv8) SoC(1.4Hz)
OS
  • Android
  • Linux
機能
  • 電源:DC 5V
  • USB2.0 Standard A コネクター x4
  • microSDカードスロットx1
  • 40ピンGPIO

Raspberry Pi(ラズパイ)3 Model B+

2. Arduino Industrial 101

Arduino

▲出典 : Arduino

『Arduino Industrial 101』は、Arduino 101 LGA moduleの評価基盤で、LinuxベースのLininoOSで作動するシングルボードコンピュータです。

IEEE 802.11b/g/nに対応したオンボードWi-Fi、USBポート×1、GPIO×3、イーサネット用ピン、DC/DCコンバーターを標準搭載しており、micro USBケーブルでパソコンと繋いで使用できます。

国によっては、Wi-Fi機能が搭載されたものを販売するには政府の許可が必要な場合があり、Wi-Fiの機能をオフにして売ってあるばあいもあるので注意しましょう。

Arduinoでできることは以下の記事で詳しく解説しています▼

開発元 Arduino
価格 ¥4,640
言語 C言語 / C++
CPU
  • ATmega32U4(マイクロコンピュータ)
  • AR9331(マイクロプロセッサ)
OS LininoOS
機能
  • 電源:5V
  • RAM:64 MB DDR2
  • Wi-Fi

Arduino Industrial 101

3. Banana Pi(バナナパイ)

Banana Pi

▲出典 : Banana Pi

オープンソースとして開発され、中国で生産されている『Banana Pi(バナナイパイ)』は、ラズベリーパイよりもひとまわり大きいサイズのシングルボードコンピュータです。

Lubuntu、Fedora、Arch Linux、FreeBSD、Bananian、Android 4.2とAndroid 4.4と数多くのOSに対応しています。

プロセッサーは、1.2 GhzクアッドコアARM Cortex A53 64-Bit、メインメモリーに2GB RAMそして8GBのeMMCを搭載しています。

ラズベリーパイとの違いは、標準搭載のWi-FiとBluetooth、そしてSATA 2.0ポート採用によるストレージの拡張性です。たとえば、SDカードは64GBまで、そしてSATAポートは2TBまで対応しているので、データをたくさん保存したい人におすすめのシングルボードコンピューターです

開発元 Lemaker.org
価格 $50
言語 Scratch
CPU ARM Cortex-A7
OS
  • Lubuntu
  • Fedora
  • Arch Linux
  • FreeBSD
  • Bananian
  • Android 4.2/ 4.4
機能
  • Wi-Fi使用可能
  • USB 2.0×2
  • HDMI出力
  • 電源:2A

Banana Pi

4. UP Core

▲出典 : UP Core 

『UP Core』は最新のタブレットテクノロジである高性能および低消費電力の機能を備えたミニチュアボードです。

CPUはAndroid 6.Marshmallow、Microsoft Windows 10でサポートされており、UPコミュニティを通じてLinuxをサポートし、有効にしています。Raspberry Pi 3を上回る64ビットのクアッドコアCPUです。

またメモリ容量もRaspberry Pi 3の2~4倍あるためたくさん作業しても安心です。

開発元 AAEON
価格 $99
言語
CPU Intel®Atom™x5-Z8350(2Mキャッシュ、最大1.84 GHz)
OS
  • Microsoft Windows 10(フル)
  • Linux(ubilinux、Ubuntu、
    Yocto)
  • Androidマシュマロ
機能
  • ストレージ:16GB / 32GB / 64GBのeMMC
  • メモリー:2GB / 4GBオンボードDDR3L-1600

UP Core

5. BBC micro:bit

micro:bit

▲出典 : micro:bit

学校教育の為に開発され、イギリスの学校に無料で配布された『micro:bit』は、非利益で活動する機関によって制作されました。

現在はフィンランドからアイスランド、シンガポール、スリランカまで広く世界中の学校で使われています。小中学校の教師向けの素晴らしい活動やレッスンプランも揃えているので、教育に携わる方におすすめのシングルボードコンピューターです。

32-bit ARM Cortexをプロセッサーとし、5×5のプログラム可能なLEDマトリックスを搭載しています。また、複数のボタンと磁力計、加速計、そしてBluetoothのアンテナも用意されているので機能面でも安心です。

開発元 BBC
価格 ¥2,160
言語
  • Python
  • JavaScript
  • Scratch
CPU nRF51822
OS
  • iOS
  • Android
機能
  • Bluetooth
  • 25個の表示用LED

micro:bit

6. Beaglebone Black

Beaglebone black

▲出典 : Amazon.com

「簡単でシンプル」をモットーにデザインされたデバイスです。キャッチコピーが「Linuxの10秒起動と5分以内の開発開始を1本のUSBケーブルで」とあるように、ストレスない動作を可能にするシングルボードコンピュータです。

プロセッサーは TI AM335x 1Ghz ARM Cortex-A8を搭載していて、オペレーションシステムはLinix Minix、Sybian、Free BSD、Open BSD、RISC OSに対応。また、Project Rowboatを使うことでAndroidを動かすこともできます。

本体の大きさは75mm × 75mmとポータブルな大きさで、HDMI、S-Videoポート、4GB 8-bit eMMCと512MB DDR3 RAMを搭載しています。オンボードGPUのおかげで、2Dのみならず3Dのレンダリングをすることもできます。

価格もお手頃で機能も十分に備わっています。もともとはプログラマー向けに開発されたものなので、プログラムをやりたい人におすすめのシングルボードコンピューターです。

開発元 TI
価格 ¥4,653
言語 Python
CPU ARM Cortex-A8
OS
  • Linux
  • Android
機能
  • GPU:PowerVR SGX530
  • 最大7つのチップセレクト(NAND、NOR、Muxed-NOR、SRAM)
  • 電源:5V 2A
  • メモリ:DDR3L 512MB;
  • ストレージ:eMMC 2GB + microSD

BeagleBone Black Rev.C

7. C.H.I.P.

CHIP

▲出典 : C.H.I.P.

クレジットカードほどのサイズしかない『C.H.I.P.』ですが、9ドルという低価格で初代のラズベリイーパイに劣らぬ高い性能を持っています。

Wi-FiとBluetoothは標準搭載されていて、1Ghz R8 ARMプロセッサー、512MB RAM、そして4GBのフラッシュストレージが搭載されています。標準機能が搭載されていてできるだけ価格を抑えたい人におすすめのシングルボードコンピューターです。

開発元 Next Thing Co.
価格 $9
言語 Scratch
CPU 1GHz Allwinner R8
OS CHIP OS
機能
  • Wi-Fi/Bluetooth使用可
  • 1GHzのプロセッサ
  • 512MBのDDR3メモリ
  • 4GBのフラッシュメモリストレージ

C.H.I.P.

8. PixiePro

▲出典 : PixiePro

『PixiePro』は、1.0GHzのi.MX6QクアッドコアARM Cortex-A9プロセッサと、2D用と3D用のGPU、2Gバイトの64ビットDDR3 RAMを搭載しています。

小型ながらも強力な性能を保有しており、サーバとしての機能を十分に発揮するシングルボードコンピューターです。組み込みWebサーバやアプリケーションを始め、産業用制御システムや高精細画像処理などにも使用されています。

価格は高めですが、高負荷の作業にはぴったりのシングルボードコンピューターです。

開発元
価格 $129.95
言語
CPU NXP i.MX6Q Soc Quad Core ARM Cortex-A9
OS
機能
  • メモリ:2Gバイト
  • Wi-Fi
  • USB 2.0

PixiePro

9. Intel Galileo Gen 2

Intel Galileo Gen2

▲出典 : Amazon.com

ラズベリーパイの競合商品として、Intelが発売した第二世代のIntel Galileoです。

Quarkアプリケーションプロセッサーを搭載していて、32-bitで最大400Mhzで動作します。ラズベリーパイの性能には劣りますが、競合商品としてではなくIot(Internet of Things: モノのインターネット)向けのコンピュータという新しいジャンルのシングルボードコンピューターとして販売しているようです。

『Intel Galileo Gen 2』はAuduino環境と互換性があり、IOポートの搭載によって拡張性も実現しています。

Quarkの開発環境を求めるユーザーにはぴったりのシングルボードコンピューターですが、映像ポートと音声ポートはないので注意しましょう。

開発元 Intel
価格 ¥9,720
言語 C言語 / C++
CPU Quark SoC X1000(最大400MHz
OS Linux
機能
  • RAM:256MB(DDR3-800)
  • microSDカード(オプション):最大32GB
  • リアルタイムクロック搭載
  • UART、JTAG

Intel Galileo Gen 2

10. MinnowBoard MAX

Minnowboard

▲出典 : minnowboard

『MinnowBoard』には2つのバージョンがあり、ひとつは140ドル、もうひとつは100ドルで販売されています。

2つの唯一の違いはRAMの容量だけで、140ドルの方が2GB、100ドルの方は半分の1GBとなっています。他のコンポーネントは同じで、1.33GHz デュアルコアプロセッサー、IntelグラフィックスとHDMIポート、micro SDポート、USBポート×2、SATA2ポート、そしてイーサネットポートを搭載しています。

少々割高ではありますが、”MinnowBoard”には”lures”と呼ばれるいう拡張機能が存在していて、他にはない開発者にとって便利な機能です。また、SATA2ポートによるHDDへの接続ができることも大きな強みです。

開発元 Intel
価格 $100/ $140
言語
CPU 1.91 GHz Atom E3845
OS
  • Linux
  • Android 4.4
  • Windows
  • Embedded 8.1
  • Industry Pro
機能
  • ACアダプタ:5V/3A

MinnowBoard MAX

11. NanoPi 2 Fire

NanoPi 2 fire

▲出典 : nanopi

『NanoPi 2 Fire』は22.29ドルという低価格で、A9クアッドコアSoC(System on a Chip)、1GB DDR3 RAM、イーサネットポート、USB 2.0ポートが搭載されているシングルボードコンピューターです。

SoCとは、ひとつのチップにさまざまな機能を搭載した集積回路のことで、さまざまな役割をたったひとつのチップで果たすことができます。

『NanoPi 2 Fire』は電源管理も可能で、スリープ、パワーオフ機能などがついています。また、オペレーションシステムはAndroidとDebian Linuxを動かすことが可能です。

開発元 FriendlyARM
価格 $22.29
言語
  • Python
  • Scratch
CPU S5P4418、1.4GHz
OS
  • Android
  • Debian
機能
  • 電源:DC 5V / 2A
  • LCDインターフェース:0.5 mmピッチSMT FPCシート、フルカラーLCD用(RGB:8-8-8)
  • USB 2.0タイプA×1

NanoPi 2 Fire

12. NanoPC-T1

NanoPc

▲出典 : NANOPC

ラズベリーパイによく似ている中で、おすすめのシングルボードコンピューターが『NanoPC-T1』です。マイクロコンピューティングを習うのにとても適しています。

1.5GHzサムソンクアッドコアプロセッサー、1GB RAM、8GBオンボードストレージ、HDMIポート、音声ポート、USBポート×3、イーサネットポート、そしてSDカードスロットが搭載されています。

OSはAndroidとLinuxに対応しています。

拡張機能として、アダプターボード、高画質カメラ、LCDタッチスクリーンを追加することができるので自由にカスタマイズができそうですね。他にもWi-Fiモジュールなどさまざまなアクセサリーがこの会社から販売されているのでぜひチェックしてみてください。

開発元 Samsung
価格 $89
言語
CPU ARM Cortex-A9
OS
  • Android4.1/4.2/5.0
  • Ubuntu13.10
  • Linux + Qt / embedded-4.8.5
  • uboot(オープンソース)
機能
  • メモリ:SDカードソケット
  • RAM:1 GB、32ビットバス

NanoPC-T1

13. ODROID-XU4

ODROID-XU4 Single Board Computer with Quad Core 2GHz A15, 2GB RAM, USB 3.0, Gigabit

▲出典 : Amazon.com

『ODROID-XU4』はHardkenelのフラッグシップモデルです。

ARM®︎ big.LITTLE™というテクノロジーを採用しており、これによって低電力で、CPUコアの高効率な平行処理が可能になります。サムソンExynos5422 Cortex-A15 2GHzプロセッサー、Cortex A7オクタコアCPU、2GB LPDDR3 RAMを搭載しています。

また、USB 3.0ポート×2とギガビットイーサネットがサポートされています。オペレーションシステムはAndroid KitKat、ANdroid Lollipop、そしてUbuntuを起動することができます。

前身である”XU’3″のソフトウェアも動かすことができますが、SATAポートはついていないので注意してください。

CPUファンが多少のノイズを出しますが、ラズペリーパイ3よりも4倍ほど速く動作するとても強力なコンピューターです。ハイエンドなシングルボードコンピュータを探している方はぜひチェックしてみてください。

開発元 Hardkarnel
価格 $59
言語
CPU Samsung Exynos5422(2GHz 8コア)
OS
  • Ubuntu 16.04
  • Android 4.4 / 5.0 / 7.1
機能
  • メモリー:2GB LPDDR3
  • 有線LAN:1GbE x 1
  • ストレージ:eMMC5.0ソケット
  • PWM、RTCバックアップバッテリーコネクタ、UART

ODROID-XU4

14. Orange Pi PC2

Orange Pi

▲出典 : Orange pi

『Orange Pi PC2』はもはやラズベリーパイのクローンといえるほど、ラズベリーパイに類似したシングルボードコンピューターです。

64-bit Cortex-A53プロセッサー、1GB RAM、イーサネット、USBポート×3、USB OTG、そしてGPUを搭載しており、高いスペックを誇っています。

オペレーションシステムもさまざまで、Banana Pi、Debian、Raspbian、Android、そしてUbuntuに対応しているので快適に使用できるでしょう。

開発元 Xunlong Software
価格 $20
言語
CPU Cortex-A53
OS
  • Android 5.1
  • Ubuntu
  • Debian Image
機能
  • メモリー:1GB DDR3
  • ストレージ:TFカード(最大32GB)/ NORフラッシュ(2MB)
  • GPU:Mali-450(6コア)
  • SoC:Allwinner H5

Orange Pi PC2

15. Parallella

Parallela

▲出典 : parallela

『Parallella』はクレジットカードサイズの高機能シングルボードコンピュータです。

AdaptevaのEpiphanyマルチコアチップをベースに作られています。価格は99ドルからですが、スタンドアロン型やパラレルサーバーのクラスターとして使うことができます。

Epiphany 16コアチップは、簡単なRISCプロセッサの配列で構成され、C/C++でプログラム可能です。単一の共通メモリアーキテクチャ内の高速オンチップネットワークで互いに接続されています。

開発元 Adapteva
価格 $99〜
言語
  • C/C++
  • OpenCL
CPU Zynq-Z7010またはZ7020デュアルコアARM A9
OS Ubuntu
機能
  • RAM 1GB
  • 電源:5V 2.0A

Parallela

16. pcDuino4 Set-Top Box

pcDuino4

▲出典 : linksprite.com

ラズベリーパイの主な使われ方にメディアセンターがあります。『pcDuino4 Set-Top Box』はメディアセンター専用のシングルボードコンピューターとして開発されました。

1.6 GHzクアッドコアプロセッサー、Mali GPU、1GB RAM(GPUとシェア)、8GBオンボードストレージ、そしてWi-Fiモジュールが搭載されています。

機能が多いわけではありませんが、メディアセンター専用に開発されているシングルボードコンピューターなだけあってHDや4Kの映像をHDMIポートを通して出力することができます。古いTVであればAVケーブルで接続することもできます。

開発元
価格 要問い合わせ
言語
CPU AllWinner H3クアッドコアCortex-A7 @ 1.6GHz H.265 / HEVC 4K
OS Android4.4
機能
  • 電源:5V
  • 2000mA 3.5mm DC入力
  • Wi-Fi

pcDuino4 Set-Top Box

17. Radxa Rock2 Square

Radxa rock2 square

▲出典 : Redxa

『Radxa Rock2 Square』はクアッドコアプロセッサー、2.5インチSATA HDD互換、Bluetooth 4.0、HTMIポート、イーサネットポート、ヘッドホンポート、赤外線受信機、SDカードポートが搭載されており、2GBもしくは4GBのRAM、16GBもしくは32GBのSSDから選ぶことができます。

また、3.5インチのHDDにアップグレードすることも可能です。オペレーションシステムはAndroidがベースですが、Firefox OSやLinuxにも対応しています。

ラズベリーパイよりもずっと多機能で強力なシングルボードコンピューターです。

開発元 Radxa
価格 $129
言語
CPU rk3288
OS Chromium OS
機能
  • 電源:5V
  • Wi-Fi/Bluetooth

Radxa Rock2 Square

18. UDOO Dual Basic

UDOO dual basic

▲出典 : UDOO

UDOO製品の中でも一番小さいシングルボードコンピューターが『UDOO Dual Basic』です。

1GHzプロセッサー、1GB RAM、2D&3Dアクセラレーター、HDMIポート、micro-USBポート×2、USB-Aポート×2、オンボードmicro SDカードリーダー、音声入出力ポート、そして”Arduino”対応のピンも搭載されています。

UDOO製品の中でも、最も良心的な価格的です。

また、”UDOO Neo”という後継機も要チェックです。

開発元 UDOO
価格 $89
言語
  • C
  • Java
  • PHP
  • Python
CPU ARM Cortex-A9
ARM Cortex-M3
OS
  • Linux
  • Android
機能
  • 電源:6〜15V
  • RAM: DDR3 1GB

UDOO Dual Basic / UDOO Neo

19. VoCore

VoCore

▲出典 : VoCore

『VoCore』はオープンハードウェアです。すべてがオープンソースのシングルボードコンピューターで、オペレーションシステムはOpen WrtのLEDEで起動します。

機能がたくさんあり、USBポート、Wi-Fi、20以上のGPIOが、1平方インチ(2.54cm × 2.54cm)のとてもコンパクトな本体に搭載されています。

IoTの他にもスマートハウス、ルーターなどに使うことができます。この製品はデバイスのすべてを自分でコントロールすることができるので、汎用性がとても高いです。

開発元 OpenWrt
価格 ¥8,090
言語
  • Ruby
  • C++
  • node.js
  • python
  • php
CPU RT5350F(360MHz)
OS Linux
機能
  • Wi-Fi/無線LAN
  • メモリ:32MB SDRAM(133MHz)
  • 電源:3.2Vから6V
  • Wi-Fi用のヘッダピンを搭載
  • USB 2.0

VoCore

20. Tinker Board

Tinker Board

▲出典:Tinker Board

『Tinker Board』は、優れた互換性と最高の性能を備えた超小型フォームファクターのシングルボードコンピュータです。

最新のクアッドコアARMベースのプロセッサである Rockchip RK3288 を搭載し、他のシングルボードコンピュータと比較しても非常に優れた性能を持っています。

強力かつエネルギー効率に優れた設計なので、次世代のグラフィックスとGPUコンピューティングAPIをサポートしています。

搭載されている機能はボタン、スイッチ、センサー、LEDなどを利用可能にする40ピンGPIOインターフェースなどの、標準的なメーカー接続性オプションです。

OS、アプリ、ファイル用のストレージを拡張可能なmicroSDカードの読み書き速度が大幅に高速化するSD 3.0インターフェイスも備えているので不自由なく使えるでしょう。

開発元 ASUS
価格 $59.99
言語
  • IDLE
  • Python
  • Squeak
  • Scratch
CPU Rockchip RK3288(1.8GHz 4コア)
OS
  • Android‎
  • TinkerOS(Debianベース)
機能
  • メモリー:2GB LPDDR3
  • 有線LAN/Wi-Fi/Bluetooth使用可
  • ストレージ: microSD
  • MIPI CSI/MIPI DSI
  • Wifi/Bluetooth

Tinker Board

21. Gemini PDA

Gemini PDA

▲出典:Gemini PDA

『Gemini PDA』は、5.7インチAndroid/Linuxのモバイル端末です。2018年1月に出荷されたトレンド感のあるシングルボードコンピューターです。

最大の特徴はキーピッチ約14mmのQWERTY配列メンブレンキーボードを採用していること。パネルは5.9型2,160×1,080ドットになっています。

大型のタッチスクリーンと大きなサイズのバッテリーは、使いやすさと携帯しやすさを兼ね備えていますね。

開発元 Planet Computers
価格 ¥69,984
言語
CPU Helio X27(MT6797X)
OS Android 7.1.1
機能
  • メモリ:LPDDR3 4GB
  • ストレージ:eMMC 64GB
  • USB Type-C×2
  • microSDカードスロット

Gemini PDA

22. RockPro64

rockpro64

▲出典:PINE64

PINE64から2018年にリリースされたシングルボードコンピュータのハイエンドモデル『RockPro64』。

搭載されているSoCはRockchip RK3399で、従来品の”Rock64”と比べ約2.2倍の処理性能を誇ります。RockPro64の最上位モデルはAIシステムに最適されているとのこと。

またシングルボードコンピュータでありながらPCle 4xスロットを搭載しており、PCパーツの使用が可能。

価格は59ドル〜で、その内容から考えるとお手頃な価格と言えるでしょう。

開発元 PINE64
価格
  • $59~65(2GB)
  • $79(4GB)
  • $99(4GB+AI)
言語
CPU Cortex-A72

Cortex-A53

OS
  • Android
  • Linux
機能
  • PCle 4xスロットを搭載

RockPro64

23. La Frite

La Frite

▲出典:KICKSTARTER

LibreComputerがKICKSTAETER上ではじめたクラウドファンディングプロジェクトで制作されているのが『La Frite』です。

ラズパイのPi 3 Bモデルとほぼ同等のスペックを持ちつつ、価格を10ドル〜に抑えた格安シングルボードコンピュータです。

一方でmicroSDスロットやオーディオジャックを廃止するなど、インターフェース面が必要最小限のものに抑えられています。エントリーモデルとして検討してはいかがでしょうか。

開発元 Libre Computer Project
価格
  • $10(512MB)
  • $15(1GB)
言語
CPU Amlogic S805X(4コア)
(1.2GHz A53 x 4)
OS
  • Ubuntu 18.04
  • Debian
  • LibreELEC
  • Lakka
  • RetroPie
  • Android 8
機能
  • 有線LAN:100MbE x 1
  • 電源:microUSB 5V/2.5A
  • ストレージ:128MB SPI NOR
    eMMC5.0

La Frite

Raspberry Pie(ラズパイ)が人気な理由とは

安さとスペックを兼ね備えている

ラズベリーパイの標準モデルは日本円で約4300円程度と、手の出しやすい価格です。値段の割には性能も高く、コストパフォーマンスは非常に良いのが特徴です。

ラズベリーパイモデルBは、900MHzのプロセッサー、1GB RAM、HDMIポート、カメラインターフェイス、ディスプレイインターフェイス、イーサネットポート、micro SDカードスロット、そしてGPUが搭載されています。

コミュニティが充実している

利用者が多いため、ノウハウが蓄積されているのも魅力的です。2017年12月には、世界での累計販売台数が1700万台を突破しました。

ラズベリーパイ愛好者によるMeets upや勉強会も開催されるほど、多くのプログラマーに愛されています。

おわりに

多くの人が、シングルボードコンピュータの入門として、まずはRaspberry Pie(ラズパイ)を買っていることでしょう。確かに価格やスペックも手を出しやすく、コミュニティも充実しているため、間違いのない選択です。

一方で、Wi-Fiやオンボードストレージなどの標準搭載機能がRaspberry Pieよりも優れているものも多く、選択肢は幅広く存在します。極めてハイスペックな製品もあれば、ひとつの機能に特化した製品もありましたね。

それぞれの特徴を比べつつ、興味があるシングルボードコンピューターにぜひトライしてみてください。

 

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