【社労士解説】ジョブ型雇用時代におけるフリーランスの生存戦略とは?
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スマホが登場したおかげで、さまざまなことがより便利に、より簡単にできるようになりました。
知らないことがあればすぐにインターネットで検索できるのはもちろん、はじめて来た土地でもマップアプリがあれば道に迷うこともありません。暇な時間も、ゲームやSNSをしていれば一瞬で過ぎていきます。
しかしそんな便利な生活も、慣れてしまえば当然と感じてしまうもの。「スマホを活用してもっと便利にならないか」「自動化できることはないか」と考える方もいるでしょう。
そこでご紹介したいのが「NFCタグ」。今回はNFCタグの概要と、具体的にそれで何ができるのかをご説明します。
NFCとは「Neer Field Communication」の略。日本語では「近距離無線通信」と訳されます。SuicaやPASMOなどのICカードに使われているFeliCaをイメージすると分かりやすいかもしれません。
そしてNFCタグは情報を読み取るときに使われるタグのこと。このNFCタグにスマホをかざすだけで、さまざまな動作が実行できます。またFeliCaと違い、NFCタグはスマホから簡単に情報を書き換えることが可能です。
NFCタグはAndroid、iOSの両方で利用できます。
ただしiPhoneの場合は、5s以前の古い機種では対応できないため注意してください。
NFCタグを使うとどんなことが実現できるのか、具体的な例をいくつかご紹介します。
なお、以下でご紹介する「NFCタグでできること」は、Android用自動化アプリ『Tasker』と組み合わせることを前提としています。iOSでは勝手が違うこともありますのでご了承ください。
もし、iOSでNFSタグを利用する場合には、シンプルな操作性の『NFC Tools』がオススメです。
最近は無料で使えるWi-Fiスポットが増えてきましたが、どこでもWi-Fiが飛んでいるという保証はありません。そんなとき役立つのがスマホのテザリング機能です。
テザリングの設定は、スマホの設定画面を開き、テザリングをオンにするだけ。しかしもっと作業を効率化したい……という方は、ノートパソコンにテザリングをオンにするNFCタグを貼り付けておきましょう。パソコンを開くついでにスマホを置くだけで、インターネット環境を作り出せます。
書き換え方法はこちらの記事をご覧ください。今回紹介する「できること7選」はどれもほぼ同じ方法で設定することが可能です。
Googleマップなどの地図アプリで用いられている位置情報機能は高精度化し続けています。目的地を設定して道案内をしてくれるナビ機能も充実しており、車に乗ったときはカーナビ代わりに使っている方もいるのではないでしょうか。
そんなときにもNFCタグは効果を発揮します。ダッシュボードの車載ホルダーにNFCタグを貼り付けておけば、スマホを固定したと同時にマップアプリを起動することが可能。まるで本物のカーナビのようなスムーズさでドライブを始められます。
ビジネスシーンで初対面の相手と出会えば、ほぼ名刺交換の流れになるでしょう。名刺は自分のことを知ってもらえる有効な手段ではありますが、名刺の小さい面積で説明できるのは名前やメールアドレス、電話番号くらい。無理やり情報を詰め込もうとすれば、デザインが崩れて見にくい名刺になってしまいます。
そこで提案したいのが、名刺の角や裏にNFCタグを貼り付けておくこと。NFCタグの中に多くの情報を記録しておけるだけでなく、他の名刺にはない物珍しさから相手にインパクトを与えられます。NFCタグ入り名刺を発注できるMOOや、三櫻から発売中のNFCタグ用カードキットなどにも注目です。
ティッシュやシャンプー、歯磨き粉などの日用品は、ストックが少なくなったと気づいたときに購入する方がほとんどかと思います。気づいた瞬間に購入すれば問題ないものの、すぐに困るわけではないので、ついつい後回しにしがちなことも多いでしょう。使い切ってしまってからストックを買い忘れていたことに気付いた……という方も多いのではないでしょうか?
NFCタグがあれば、かざすだけでAmazonなどネット通販の購入ページを開くことが可能。買い物に出かけたり、Amazonでいちいち検索したりする手間を省けます。
たとえば洗濯用洗剤であれば、洗濯機のボタン横にでもNFCタグを貼り付けておくとよいかもしれません。気付いたときにすぐ行動へ移せるようになり、買い忘れで困ることが少なくなるでしょう。
スマホのアラームを設定し忘れてうっかり寝坊してしまったという経験、あなたも一度くらいはありませんか? アラームは1分もあればすぐに設定できるものですが、眠気に襲われているとそれすらも面倒くさく感じてしまいますよね。
しかし普段携帯を置いておく場所にNFCタグを貼っておけば、寝る前にスマホをいつもと同じ場所に置くだけでアラームを設定できます。これで「つい設定し忘れた」なんて失敗をする心配は必要ありません。
フリーランスの方であれば、クライアントとの面談にポートフォリオを提示する機会があるはず。せっかく時間をとってもらっているのですから、できれば待たせずスマートに対応したいですよね。操作がモタつくると、準備不足な印象も与えてしまいます。
そんなときのために、NFCタグをスマホやタブレットに貼り付け、ポートフォリオをすぐに提示できるように設定しておくとよいでしょう。
「家に帰ったら、まずはとりあえずパソコンを起動させる」という人も多いのではないでしょうか。手を洗って、服を着替えて……など、帰宅してやることが終わってようやくパソコンを立ち上げても、完全に起動するまでには多少の時間がかかります。帰宅してすぐに電源ボタンを押せればいいのですが、パソコンのある部屋が遠くて面倒なこともあるはず。
そこで、帰ってきたときスマホを置く場所(たとえばリビングのテーブルなど)にNFCタグを貼っておけば、そこにスマホを置くだけでパソコンを起動させられるようになります。
NFCタグは家電量販店やAmazonなどの通販サイトで販売されています。
値段もお手頃で、NFCタグ1枚あたり数十円~200円程度。手の届きにくい金額ではありません。
なかでも、料金が安く比較的簡単に手に入りやすい編集部オススメのNFCタグはこちらです。
NFCタグは読み取りだけでなく、書き換えもスマホから簡単にできるのが魅力。ただし読み取りはアプリなしでもできるケースがあります(やりたい動作によっては専用のアプリが必要)が、書き換えにはNFCタグ書き込み用のアプリが必須です。
書き換え用のアプリは国内 / 海外からさまざまなものがリリースされています。Google PlayやApp Storeで「NFC」で検索し、いろいろ試しながら自分にとって使いやすいものを探しましょう。
編集部が利用したなかで、オススメのツールは以下です。
NFCタグに登録できる具体的な動作には、下記のようなものがあります。
NFCタグへの書き込みが済んだら、あとはスマホをかざして使うだけです!
まず大前提として、手持ちのスマートフォンがNFC機能に対応しているか(=NFCチップが搭載されている機種かどうか)を確認しましょう。スマートフォンとの互換性がなければ、NFCタグだけを購入しても意味がありません。
直近の機種であれば、むしろNFC機能がないスマートフォンのほうが珍しいくらいですが、2013年前後に発売された機種(たとえばiPhone 5S以前など)は未対応の機種もあります。
手持ちのスマートフォンがiPhone7以降であれば、問題なくNFCタグを使用できます。注意点として、使うNFCタグによっては「iPhone X以降に対応」など使える機種に制限がある場合があるため、購入時には対応機種をしっかり確認しましょう。
NFCタグには、大きく分けて3つのタイプがあります。「シールタイプ」「カードタイプ」「キーホルダータイプ」です。用途や貼りたい場所によって使い分けましょう。
メリット | デメリット | |
シールタイプ | ・使う場所を問わない
・家具や家電、貼る場所が平面じゃなくても使いやすい |
・金属には使えない |
カードタイプ | ・財布や名刺入れ、キーケースなどに使いやすい
・名刺としても使える |
・紛失する危険がある |
キーホルダータイプ | ・携帯性に優れている
・カバンや鍵などに使いやすい ・子どもに持たせやすい |
・紛失する危険がある |
貼る・入れる場所によっては、防水性に優れたNFCタグを選ぶ必要があります。
お風呂場、洗面所、キッチンなど、水道がある場所付近で使う場合は、防水性のあるNFCタグを使いましょう。「ctunk NFCタグ」のエポキシ樹脂タイプや、「jiaxing」の防水タグがおすすめです。
前述した「ctunk NFCタグ(エポキシ樹脂タイプ)」は、使う場所を問いません。スマートフォンケースや、学生証または社員証ホルダー、手帳、名刺入れ、ペンケース、キーケースなどさまざまな場所に入れておけます。
名前や社名、職業など、名刺に書いているような情報を書き込んでおけば、読み込んでもらうだけで自己紹介が完結するのがポイント。読み取り時には特別なアプリは必要ありません。スマートに“名刺交換”ができるため、とくにビジネスパーソンに人気です。
「NTAG 215コイン型カード」はコイン型のNFCタグ。コンパクトで使いやすく、25枚セットで約1500円とお手頃です。初めてでも使いやすいNFCタグではないでしょうか。
専用のケースも付いているため、保管しやすいのも人気のポイント。耐久性の高い素材で作られており、防水性もあるため濡れてしまっても安心です。
「FeliCa(フェリカ・ラベルシール型 nfcタグ Lite-S)」は、ラベルシール型で使いやすいNFCタグです。ICチップとアンテナが内蔵されていて、手帳やカードなどに簡単に貼り付けられます。
プライベートでの使用はもちろん、会員カードや勤怠システムなど業務用にもぴったりのNFCタグです。
「サンワサプライ(NXP NTAG213 ホワイト MM-NFCT)」は、直径2.3cmで使いやすいシール型のNFCタグです。鍵や小さめの財布など、日ごろの生活で見落としがちな持ち物にぴったり。
自室の電灯スイッチや、車内のスマホホルダーなど、使う場所を選ばない大きさのNFCタグです。10枚入りで約1600円と、値段が手頃なのも嬉しいポイント。
反応速度がはやく、大容量チップが搭載されている点が売りの「SwitchBot(NTAG216 888バイト 防水)」。お値段は3枚入りで約900円と少々高価ですが、最初に登録してしまえば、あとはスマホをタッチするだけで作動する手軽さが評判を呼んでいます。
防水性にも優れ、粘着力も高いので、水場で使用しやすいのもメリットです。
「NTAG215 キーホルダー」は、キーホルダー型でありながら厚さが約4mmと薄型なのが特徴。鍵、キーケースはもちろん、カバンやポーチなどにも取り付けやすい大きさです。
5個入りで約1000円と安価で、万が一、紛失してしまっても買い直しやすいのもメリット。
「Timeskey(Keyfobsクリスタル樹脂タグ)」は、5色から選べるカラーバリエーション豊富なNFCタグ。デザイン性の高いNFCタグを持ちたい方におすすめです。
透明な素材ですが、丈夫につくられており、防水性にも優れています。外出先で頻繁に持ち歩くカバンやポーチなどに取り付けるのがおすすめ。紐部分はゴム製になっており、取り付けや取り外しが視野位のも嬉しいポイントです。
面倒なスマホの操作を自動化することができるNFCタグ。値段もそれほど高くなく、タグへの書き込みもスマホから簡単に実行できます。いつもの操作を自動化したいと考えている方は、ぜひ試してみてください。
日々の仕事、作業をなるべくスムーズに進めたいと考えるフリーランス・副業ワーカーの方にご紹介したいのが、フリーランス・副業マッチングサービスである『Workship』です。
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(執筆:山田ユウキ 編集:Workship MAGAZINE編集部)
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