副業におすすめのストック型ビジネス一覧。メリット・デメリットも解説

FREELANCE

今よりも収入を増やすために副業を考えているなら、ストック型ビジネスがおすすめです。

ストック型ビジネスとは労働をしなくても収入が得られるビジネスモデルのことで、ブログ・アフィリエイトやデジタルコンテンツ販売など、インターネットを活用した副業も多くあります。

この記事では、副業におすすめのストック型ビジネスをご紹介します。メリットやデメリット、成功させるコツもまとめました。

ストック型ビジネスとは?

ストック型ビジネスとは、自分が動かなくても収入を得られる仕組みをつくり、継続的な収益を得られるビジネスモデルを指します。たとえば、サブスクリプション型サービスや広告収入などが挙げられます。

一度顧客を確保できれば、継続的に収入を得られる仕組みをつくることができるため、うまく仕組み化できれば、多忙な人でも本業とは別で安定した収入を得られるわけです。

しかし、ストック型ビジネスで成功するには時間がかかります。またビジネスによっては知識やスキルが必要なものも少なくありません。

フロー型ビジネスとの違い

フロー型ビジネスはストック型と違って、売り切り型のビジネスモデルを指します。

会社員やパートなど給与所得もフロー型ですが、フロー型ビジネスにも種類があり、小売店や飲食店、美容室など稼働の成果として売り上げが得られるものもフロー型ビジネスに該当します。

これらの事業では、顧客に直接サービスを提供するため、継続的に利用してもらうための施策を打ちやすいメリットがあります。そのため、施策の内容によってはストック型へ育てることも可能です。

副業におすすめのストック型ビジネス一覧

本業で忙しい人に向けて、副業におすすめのストック型ビジネスをご紹介します。

ブログ運営

ブログ運営は、代表的なストック型ビジネスとしてSNSでもよくおすすめされています。

ブログの収入源はアドセンスやアフィリエイトなどの広告収入です。ただし、自分がもっている専門知識や興味関心がある内容を記事にまとめて発信するだけでは、収益化は難しいでしょう。

ブログ運営で収入を得るには、読者にとってメリットのある情報を定期的に発信してコンテンツを充実させることが大切です。また、検索流入など集客経路を獲得できる知識も求められます。

資産として完全なストック型になるまでは時間もかかるため、長期的な視点で続けることが大切です。

アフィリエイト

アフィリエイトとはブログやSNSなどで特定の商品やサービスを紹介して、それを見た人が購入や利用をしたら成果として報酬を受け取る仕組みです。

おもなアフィリエイトの種類をまとめてみました。

種類 特徴
ASPアフィリエイト ASPを経由して広告を掲載し、CV数などに応じて報酬をもらえる
物販アフィリエイト ECサイトの商品など商品を紹介して成果に応じた報酬がもらえる
クリック型報酬アフィリエイト 広告クリックした場合に報酬が発生する
SNSアフィリエイト SNS上で商品などを紹介して成果に応じて報酬を得る

すぐに始めやすいのはSNSアフィリエイトです。ほかのアフィリエイトは利用にあたって審査が必要なサービスもあります。各サービスで設けられた審査基準に満たない場合、アフィリエイトの利用はできません。

YouTuber

YouTuberは制作公開した動画コンテンツが視聴されることで収益を得る仕組みです。一度制作したら視聴されるたびに収益が発生するため、ストック型ビジネスといえます。

YouTubeからの収入源は動画内に表示される広告収入が一般的です。ほかにも月額料金が収益になるチャンネルメンバーシップや、スーパーチャットなどがあります。

ただし、収益化には『YouTubeパートナープログラム(YPP)』へ参加が必要です。参加にはチャンネル登録者数や直近90日間の公開動画本数が3本以上など、資格要件が設けられています。動画を制作するための機材やツールの用意も必要です。

オンデマンド動画配信

本業や元々もっているスキルを活かして、オンライン講師として活躍する方法があります。特定のテーマに関する動画を制作し、プラットフォームで公開。そのテーマについて学びたい人が動画を視聴することで収益につながります。

ただし、プラットフォームを利用すると利用手数料が差し引かれるため、販売価格はよく検討しましょう。撮影機材と動画編集のスキルがないなら、外注も検討してみてください。

電子書籍/メルマガ配信

電子書籍は一度制作すればずっと販売できるデジタルコンテンツです。需要が続けば長期的に収益を得ることができます。

代表的なのがKindleです。個人でも出版しやすいため、始めようと思ったらすぐに制作できるのが大きなメリットです。メルマガ配信は購読者に定期的に情報やコンテンツを配信して収益を得ます。

どちらも購入・購読してくれる人がいなければ収益は得られないため、ニーズにあった質の高いコンテンツを制作しましょう。

電子書籍は出版よりも印税が高く、たくさん売れれば入ってくる印税も大きくなります。顧客を獲得するためにSNSやブログなどで宣伝することも大切です。

コンテンツ販売(音楽・動画・イラスト・写真など)

制作した音楽・動画・イラスト・写真をプラットフォーム上で公開し、購入・ダウンロード数に応じて収益が得られる仕組みです。

収益を上げるには制作数を増やさなければならないため、一定量を掲載できるまではフロー型に近いビジネスといえます。ストック型へ育てるために制作し続けることが大切です。

ただし、需要の変化やプラットフォームの仕様によって収益が大きく落ちるおそれもあります。売れ続ける仕組みをつくるには、コンテンツの競合やトレンドをつねに把握して、ニーズにあったコンテンツを作ることが大切です。

オンラインサロン/ファンクラブ運営

オンラインサロンやファンクラブなど、コミュニティー運営もストック型ビジネスの一つです。会員制にすることで、定期的な収益を得ることができます。

収益化には一定の加入者が必要なため、入会してもらうためにSNSで日々有益な発信をするといった営業活動を行わなければなりません。

また、フォロワーや入会者と積極的にコミュニケーションを図り、信頼関係を構築するとよいでしょう。

ただし、営業活動で知名度が上がっても、実績がなければ離れてしまう可能性もあるため、公開できるスキルと実績がある人におすすめの方法です。

副業でストック型ビジネスに取り組む4つのメリット

ストック型ビジネスの副業をするメリットは以下の4つです。

  1. 不労所得が作れる
  2. 稼働時間が少なくてもOK
  3. 独立開業を目指せる
  4. 努力が反映されやすい

それぞれ簡単に解説します。

1. 不労所得が作れる

ストック型ビジネスの最大の魅力は、一度制作をしたら継続的な収益が得られるところです。たとえばコンテンツ販売などは需要が続けば、自分が動かなくても収益を得ることができます。

ただし、厳密には不労所得となるまで、制作のために働く必要はあります。また営業活動も必要なので、完全に手放しで収益が得られるわけではありません。

2. 稼働時間が少なくてもOK

副業に取り組みたくても、本業が忙しくて時間を作れない人もいると思います。

ストック型ビジネスは、稼働時間が少なくても収益を得られるメリットがあります。しかし、これは完全にストック型になっていればの話です。

ブログなら記事、動画やイラストならコンテンツなど収益につながる制作物が少なければ収益化はできません。稼働時間をできるだけ確保して、ストック型に育てるまで制作することをおすすめします。

3. 独立開業を目指せる

副業におすすめのストック型ビジネスは、ブログ運営や動画配信などのインターネットビジネスがあります。

近年、業務DX化などデジタルに強い人材の育成に注目が集まるなかで、副業に取り組みながらデジタル関連の知識を身につけられるのは大きなメリットといえるでしょう。

将来、インターネットを活用したビジネスでフリーランスを目指しているなら、本業で安定収入を得ながらスキルを身につけていけることも可能です。

4. 努力が反映されやすい

ブログ運営や動画配信などは、コンテンツの質や量が収益を左右します。

質を高めるための勉強や制作時間など、努力した結果が反映されやすい点がメリットです。しかも、成果を自分で確認できるため、自信にもつながります。

「ブログ運営で月5万円稼ぎたい」という目標がある場合、月5万円の収益を得るには長い時間を要します。「1週間で5記事書こう」など大きな目標を達成するための小さな目標を立てておくと、達成感を得やすくなるのでおすすめです。

ストック型ビジネスを副業にするデメリット

ストック型ビジネスを副業にするデメリットは以下の通りです。

  1. 収益化まで時間がかかる
  2. 100%稼げるわけではない
  3. 営業活動が必要になる
  4. コストがかかる

それぞれ簡単に解説します。

1. 収益化まで時間がかかる

ストック型ビジネスは、収益化まで時間がかかります。電子書籍などフロー型に近いビジネスでは、公開後に数百円単位の収益が入ることもありますが、ストック型ビジネスとして仕組み化するには継続的な制作が必要です。

ただし、いくら制作・公開数が多くても、ニーズからズレていると収益にはつながりません。多くの人に知ってもらうために宣伝活動を積極的に行うなど、ブランディングが必要です。

2. 100%稼げるわけではない

時間をかけてフロー型ビジネスを育てても、必ずしも稼げるわけではありません。

ニーズとのズレや集客不足など、外的要因の影響を受けやすいため、やれば必ず稼げるわけではないことも覚えておきましょう。

3. 営業活動が必要になる

フロー型ビジネスの要素が強いストック型ビジネスの場合、顧客が離れないように営業活動が必要です。

SNSで有益な情報を勢力的に発信している人もたくさん見かけます。あのように認知度を高めるための努力がストック型ビジネスには必要です。

4. コストがかかる

未経験で知識もない状態からストック型ビジネスで収益を得るのは難しいでしょう。収益化には、それなりの知識と費用をかけなければなりません。

たとえば、ブログ開設にはレンタルサーバー代やドメイン取得費などで数万円の初期費用がかかります。

収益化にはSEOに関する知識も必要です。ほかにも動画編集には機材の購入や高スペックのパソコンが必要なこともあります。

こうしたあらゆるコストをふまえて、どのビジネスなら始められるか検討することが大切です。

副業でストック型ビジネスを成功させるコツ

副業でストック型ビジネスを成功させるには、計画を立てて進めていくことが大切です。ここでは、副業でストック型ビジネスを成功させるコツを解説します。

副業の目的を明確にする

まずは「毎月〇万円増やしたい」「独立につながるスキルも身につけたい」など目的を明確にすることが大切です。目的が明確になれば、どう行動すれば達成できるのかが見えてきます。

自分のスキルを洗い出す

ストック型ビジネスを始めるときは、自分のもっているスキルや知識を洗い出して、それらを活用できるものを選びましょう。

自分の得意分野や興味をもっているものなら、取り組みやすいのでおすすめです。新たな知識を得るための勉強時間も短くてすみます。

事業計画を立てる

物事を進めるうえで計画はとても大切です。ストック型ビジネスを成功させるには、収益目標やコンテンツ制作・公開のスケジュール、調査・分析などのマーケティング戦略など具体的に立てるとよいでしょう。

ただし、副業に力を入れて本業がおろそかになってしまったら意味がありません。現状の生活のなかで、副業に充てられる時間を把握したうえで計画を立ててください。

初期費用など資金を用意する

副業を始めるにはいくらか費用がかかります。各ストック型ビジネスに必要な初期費用を調査して、資金を用意しなければなりません。

お金がかからないとアピールされているものでも、よくよく調べたら数万円の費用がかかることも少なくないからです。

初期費用などかかる費用の相場を知ることも大切です。相場を知らないと、フロー型の時点で単価を低く設定してしまい、ストック型に育てるまで時間がかかってしまいます。

フロー型を仕組み化する

自分の手を動かさない仕組みを作れば、フロー型ビジネスもストック型ビジネスに育てることができます。たとえばブログ運営の場合、記事作成を外注にまわせば執筆に時間を取られることはありません。

ただし、外注費用もそれなりにかかるうえに依頼するライターを選ぶ手間もかかります。どの工程を外注にまわすのか、よく検討してください。

スキルアップをして上流工程に携わる

ストック型ビジネスでは、よりニーズの高いコンテンツを提供するためにスキルアップが求められます。

スキルアップに力を入れることで、作業フローの効率性も高まり、収益も安定するでしょう。できることが増えれば、より付加価値の高いコンテンツを制作できるようになります。

フリーランスもストック型ビジネスをもつことが大切

副業で安定した収入を得られるようになれば、独立を目指すことも夢ではありません。ストック型ビジネスは、種類が増えれば増えるほど得られる収益は大きくなるからです。

フリーランスの場合、依頼形式では1回限りの業務はフロー型、月ごとの記事執筆やデザイン制作はストック型と考えることができます。

もし将来独立してフリーランスや個人事業主になったとしても、ストック型ビジネスを確保しておくことが大切です。フロー型はやればやるほど収入を増やせますが、収入を安定させるのはむずかしいため、ストック型を増やさなければなりません。

継続依頼を獲得できれば収入も安定し、新しいスキルを身につけるための余力も生まれます。実績も増えることで、さらなる収入アップも目指せるでしょう。

まとめ

ストック型ビジネスは収益化までに時間がかかるものです。また、ある程度の費用や手間がかかるため、収入アップを目指すなら、今あるスキルを活かして稼ぐ方法がおすすめです。

Workship

▲出典:Workship

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(執筆:吉永 ゆくら 編集:少年B)

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