これからWebデザインを始める初心者が最初に知っておきたい4つのポイント

Advice for Beginners That Are Starting in Web Design
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Webデザイナーのコミュニティでは、さまざまな知識が共有されています。しかし、初心者にとっては正確な情報にリーチするのが難しいかもしれません。多くの情報が溢れすぎているからです。

Webデザインの分野で学べることは多岐にわたりますが、初心者が最初に学んでおくべきことは限られています。今回は、これからWebデザインを始める初心者に向けて、最初におさえておくべき知識を紹介します。

HTMLとCSSの知識をつける

Webデザインをこれから始めるなら、まずはHTMLとCSSの知識をつけましょう。

HTMLとCSSはWebデザインの基礎であり、いまも進化をつづけています。コンピュータに文書や情報の持つ意味を正確に解釈させられるHTML5の構造はSEO等に不可欠です。また、CSS3はWebページの美しさ、軽さ、インタラクティブ性を維持するのに役立ちます。HTMLもCSSも、アクセシビリティにおいて重要な役割を担う存在です。

とくにグリッドレイアウト、メディアクエリ、HTML5の動画の扱いかたなどを理解しておくようにしましょう。

サイドプロジェクトをもつ

メインプロジェクトとは別に、自分のためだけのサイドプロジェクトをもっておくのもおすすめです。

まずは好きなテーマを選んで、プロジェクトの簡単な目標を書き出しましょう。テーマは本、音楽、スポーツなど、どんな内容でも問題ありません。

テーマが決まったら、Webサイトのデザインや、必要な機能などを考えてみましょう。「訪問者になにを伝えたいのか?」「訪問者にどのような行動をとってほしいのか?」などを想定して進めます。

サイドプロジェクトの魅力は、自分のペースで進められることです。まずは簡単なところから始めて、時間をかけて充実させていきましょう。そうすることで、Webサイトを維持するために必要なことがわかってきます。時間をかけるうちに、理想的な構築方法が見えてくるかもしれません。

もちろん失敗したり、壁にぶつかることもありますが、それすらも楽しめるのがサイドプロジェクトの魅力です。クライアントというプレッシャーなしに、純粋に学んだり楽しんだりできるサイドプロジェクトをもっておきましょう。

システム、フレームワーク、アプリを使ってみる

Webデザインの初心者は、話題になっているものに手を出しがちです。人気のCMSやJavaScript、新しいコードエディタなどが気になってしまいますよね。

新しいものに興味をもつこと自体は、悪いことではありません。しかし初心者だからこそ、目新しいツールより先に使ってみるべきものがたくさんあります。特定のツールしか使っていないと、どのような点が優れているのかを比較することもできません。

Webデザインを始めたばかりのときは、まず時間をかけてさまざまなツールを使ってみましょう。ツールを比較することで、自分のなかのニッチな需要に気がつくこともあるはずです。また、さまざまな知識があればあるほど、柔軟に変化に対応できるという利点もあります。

自分を大切にする

Webデザインの世界にも、他の業界と同じように、才能や名声に溢れ、華やかに見える人がいます。業界のオピニオンリーダーとして活躍するような人を見つけると、インスピレーションを得るだけでなく、反対に自信を失ってしまうこともあるはずです。

困難にぶつかったり、他のWebデザイナーと比較して自分が劣っていると感じても、自分を責めないようにしましょう。コードに悩まされても、コンセプトの理解に苦しんでも、粘り強く取り組むことが重要です。いま成功しているWebデザイナーにも、同じようなことで苦しんできた過去があります。

とくにWebデザインの初心者は、まだ業界に足を踏み入れたばかりです。他者と比較せず、自分の価値を信じて取り組みましょう。

おわりに

Webデザイナーとして一歩を踏み出すことは、不安であると同時にワクワクするはずです。なにをするべきかわからず、ただ圧倒されていたとしても、その気持ちごと受け止めましょう。

Webデザイナーとして仕事をしていると、つねに新しいツールやテクニックを追いかけることが必要になります。失敗を恐れずに試行錯誤を繰り返し、経験を積みましょう。その経験自体が、Webデザイナーとしての財産になります。

(執筆:Eric Karkovack 翻訳:Asuka Nakajima 編集:少年B 提供:speckyboy

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