エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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近年、未経験からWebデザイナーを目指して勉強する人が増えています。
Webデザイナーは、デザインの知識やツールの使いかたを学ぶ必要があり、大きな労力が必要になるにも関わらず、自分のセンスや個性を活かせるといった特徴から人気の高い職業です。
しかし、Webデザイナーに興味がある人はこんな疑問を持っていませんか?
「未経験からフリーランスのWebデザイナーになるって大変?」
「どうすればフリーランスのWebデザイナーとしてやっていける?」
今回は、電子書籍「Webデザイナー女子〜Webデザイナーになる前に知りたい7つのこと〜」から、このような疑問にお答えしていきます。
「とりあえずやってみよっ!」がモットーのノマドワーカー。住む場所にとらわれない働き方をするため美容師からWeb業界へ転職し、現在は電子書籍出版とブログ運営をしています。https://girlsnomadlife.com/
現在、Webデザイナー業界は競争率が高い「レッドオーシャン」状態となっています。
そんななか、フリーランスとしてWebデザイナーの仕事を獲得するには何が必要なのでしょうか?
自分と同じくらいのスキルを持っているWebデザイナーがたくさんいるなかで、クライアントがあなたを選ぶ基準とはなんでしょうか?
それは、「あなたと仕事したいと思えるかどうか」です。
もちろんスキルも大事ですが、どんな仕事においても「気持ちよく取引できた」という経験は、クライアントが次回もお願いしたいかどうかの判断基準になることは間違いありません。
丁寧なやりとりや安心できる取引はその人の人間性が現れる部分です。
オンラインでの打ち合わせや、テキストでのやりとりで不安を与えてしまっては、「問い合わせはくるのに、契約まで進まない……」なんてことにもなりかねませんよね。
このような事態を防ぐために、以下のことに気をつけましょう。
テキストの文面からも気遣いや丁寧さは十分伝わります。
「お忙しいなかありがとうございます」「早急にご対応いただき助かります」など、本文の前後に一言入れるだけで相手に好印象を与えることができます。
返信が早いデザイナーは安心感があり、信頼してもらいやすいです。
回答に時間がかかるときは、「〇〇(日時)までに再度ご連絡いたします」などのメッセージを一通送っておくだけでも、相手の不安を解消できます。
自分のWebサイトなどに細かな料金設定を記載しておくのもオススメです。
問い合わせ対応の手間が省けるとともに、クライアントに安心感を与えられます。
クライアントから質問されることをあらかじめ予測して、サイトなどに「Q&A」の形で記載しておくとよいです。
これまで仕事をしてきたなかで質問されてきたことは、すべて記載しておくと、スムーズにやりとりできるようになります。
ここまで挙げてきたことは、すべて基本的なことに思えますが、これができていないデザイナーもたくさんいるのが事実です。
基本を押さえ、まずはクライアントに「あなたにお願いしたい!」と思ってもらえる存在を目指しましょう!
Webデザイナーには、前職で培ったスキルや、独学で学んだことを武器にしている人が多くいます。
マーケティングスキル、提案力、イラストなど、基本的なスキルに得意なことをプラスして差別化することで、いい条件の案件を獲得できるのです。
また、人に何かを教えることが好きなら「Webデザイナー×セミナー講師」という肩書で活動してもいいですね。
人に教える場所がなくても、現在はネットも広く普及しているので、オンラインで講座をひらいたり、動画やブログで広く届けたりすることも可能です。
このように、基本のスキルに個性を組み合わせると、ほかのWebデザイナーと差別化できるため、クライアントから選んでもらいやすくなります。
ここで大事なのは、自分の分野を明確に定めておくこと。
たとえば、Webデザイナーなら「女性らしいデザインに特化したWebデザインをする」など。「Webデザイナーとして何をする?」「講師として何をする?」と自分に問いかけ、やるべき仕事を具体的に書き出していきましょう。
自分の分野が明確になったら、それをSNSなどで発信していきます。
大事なのはクライアントに自分を見つけてもらうこと。そのための大前提として、自分の分野を明確にし、言語化していくことが必要なのです。
どんなに準備をしても、最終的にクライアントに見つけてもらえなければ意味がありません。
そのために、多くのWebデザイナーが利用しているのがSNSです。
現在はクラウドソーシングサービスも多くあるので、そこで活動するのもいいですし、自分で制作したサイトを主軸にSNSやクラウドソーシングを利用するのもオススメです。
サイトを自分でデザインすれば、サイト自体が自分のデザインの宣伝にもなりますし、日常の仕事のことなどをブログで紹介すれば、より「あなた」というWebデザイナーの存在を身近に感じてもえます。
何を活用するにしても大切なのは、自分の得意分野をアピールし信頼を得ること。そのためのブランディングであることを忘れずに、SNSやサイトを利用しましょう。
ここからは、短い期間で未経験からフリーランスWebデザイナーになった11人の女性たちのリアルな声をご紹介します。
彼女たちがどのような強みを活かして活躍しているのかを知ることで、今後の参考にしてみてくださいね!
前職の商品企画の仕事で身に付けたマーケティング・ブランディング・プロモーション戦略スキルが強みです。市場調査の実施から商品アイディアの立案、企画・販売戦略の構築まで幅広い業務を担当してきたのですが、この経験が「ブランドの世界観を大切に、 売上・集客アップのための効果的で伝わりやすいデザインを提案できる」ことに繋がっていると感じています。また、アウトプットまでのプロセスにご満足の声をいただけることも、このスキルが大きな理由のひとつになっていると思います。
自分の仕事の戦略を立てていくことが得意です。前職の経理の仕事が役に立っていると思うのですが、目標の収入を達成するためにどんなお仕事を行うのか、それは実現可能なのか、などと組み立てていくのが好きです。お金だけでなく、「やりたいお仕事」「安定した収入のために必要なお仕事」などと分けて考えて管理したりもしています。
お客様や制作チームとのやりとりのなかで「気遣いができる」と言っていただけることが多く、強みだと感じています。もともと、自分自身が心配性で周りからの目が気になる繊細気質であり、コンプレックスに感じていたのですが、逆に強みとして活かすようになってから、対人関係がより円滑になったように感じます。
営業の経験があるので、コミュニケーション能力が強みです。どうすれば話を聞いてもらえるのかを追求したため身につきました。また、1日60社飛び込みをしていたので、度胸も培われました(笑)。
私の強みはSNSマーケティングです。メンターから教えていただいたのをきっかけに、SNSを実際に伸ばしている多くの方々から学びました。営業なしでの集客や、HP制作の課題解決に活かしています。
提案力です。実際にフリーランスのWebデザイナーをしている友人から日々学んだり、コンサルを受けたり、いろんな方のインスタ投稿をチェックすることで身に付きました。
デザインツールのなかではPhotoshopが一番得意です。独学でバナートレースを30個行い、様々な技術を学びました。わからないところはひたすら検索して、これを表現するためにはどのツールを使うのか、自分から情報を探しに行く工程を繰り返したことで、受け身ではなく自分から見つけに行く癖をつけられました。
プランナー時代に、とにかくお客様の想いを聞き、汲み取り、カタチにするということをやってきたので、そこは強みだと感じています。デザイン面では配色のバランスや、柔らかくヌケ感のある雰囲気作りが強みです。
イラストが描けることは差別化に繋がっていると感じます。独学で学びました。
昔からアートやファッションに興味があり、いろいろな展覧会や映画を観に行っていた積み重ねによるセンスはあると思います。また、フットワークが軽く、同業以外の人たちと交流を持っていることも強みのひとつです。
コーディングスキルと人当たりのよさは強みだと思います。コーディングは制作会社からの案件で鍛えられ、細かい箇所にも気づけるようになりました。また、今まで接客業一筋で初対面の方でも緊張しないので、打ち合わせなどもありのままでお話しできます。
最後にもう一度、Webデザイナーにいま求められていることをまとめておきます。
Web業界がレッドオーシャンだと言われるなか、前職での経験を存分に活かして活躍されている女性たちが多くいることが分かりましたね。
未経験からスタートすることはハードルが高いように感じてしまいがちですが、今までの経験を活かして強みに変えていけば、彼女たちのように仕事が途切れないフリーランスになれます。
もっと自分らしく働くために。11人のWebデザイナー女子をお手本に、今日から一歩踏み出してみてください。
現役Webデザイナー女子のリアルがもっと知りたいという人は、ぜひ「Webデザイナー女子〜Webデザイナーになる前に知りたい7つのこと〜」を読んでみてくださいね!
(執筆:たいら 編集:ゆぴ 提供元:GIRLS NOMAD LIFE)
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