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【有給休暇は繰り越せる?最大日数は?】有給休暇の4つのポイント

有給ポイント!
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BUSINESS
  • 「有給休暇の取得日数は年間最大何日まで?」
  • 「未消化分の有給休暇は消滅してしまうの?」

有給休暇に関わるさまざまな疑問を持っている方へ。この記事では、有給休暇の最大取得日数と繰り越しのルール、そして買取について、有給休暇のポイントをわかりやすくご紹介します。

未消化分の有給休暇が消えてしまうのか、それとも繰り越せるのか知りたい方も、会社として有給休暇の付与について詳しく知りたい方も、ぜひご覧ください。

ポイント1:有給休暇の取得日数

有給休暇は、勤続年数6ヵ月から最低10日間、最大20日間まで誰でも取得できます。

会社は、雇入れの日から6か月間継続的に勤務し、全労働日の8割以上出勤した労働者に対し最低10日の年次有給休暇を与えなければなりません。(労働基準法第39条第1項)

以上の法律で定められているとおり、有給休暇取得の条件は以下2つです。

  1. 雇用開始日から6ヵ月以上経過していること
  2. 勤務日の8割以上出勤していること

ですので、雇用開始日から6ヵ月間フルタイムで働いた場合は、最低でも10日間の有給休暇が付与されます。勤続年数が上がるごとに11日間、12日間、14日間と増えていき、最大で年間20日間の有給休暇を取得できます。

▼一般的な労働者(週5日間フルタイム勤務)の場合

勤続年数 有給休暇の日数
半年(6ヵ月) 10日間
1年半(1年6ヵ月) 11日間
2年半(2年6ヵ月) 12日間
3年半(3年6ヵ月) 14日間
4年半(4年6ヵ月) 16日間
5年半(5年6ヵ月) 18日間
6年半(6年6ヵ月) 20日間

▼パートタイム労働者(週4日以下・30時間未満勤務)の場合

週4日
(169~216日)
週3日
(121~168日)
半年(6ヵ月) 7日間 5日間
1年半(1年6ヵ月) 8日間 6日間
2年半(2年6ヵ月) 9日間 6日間
3年半(3年6ヵ月) 10日間 8日間
4年半(4年6ヵ月) 12日間 9日間
5年半(5年6ヵ月) 13日間 10日間
6年半(6年6ヵ月) 15日間 11日間
 週2日
(73~120日)
週1日
(48~72日)
半年(6ヵ月) 3日間 1日間
1年半(1年6ヵ月) 4日間 2日間
2年半(2年6ヵ月) 4日間 2日間
3年半(3年6ヵ月) 5日間 2日間
4年半(4年6ヵ月) 6日間 3日間
5年半(5年6ヵ月) 6日間 3日間
6年半(6年6ヵ月) 7日間 3日間

6ヶ月間以上働いた労働者には、フルタイム勤務・パートタイム勤務に関わらず有給休暇が付与されます。たとえば週4日間の勤務でも半年間働き続けていれば、7日間の有給休暇が付与されるのです。

ポイント2:有給休暇の繰り越し日数は20日間

付与された有給休暇を1年間で消化しきれなかった場合は、次年度に繰り越せます。例えば、勤続年数6年半で有給休暇を20日間もらっていた場合、1日も使わなければ、20日間まるまる次年度に繰り越せるのです。

前年度から繰り越した20日間+今年度付与された20日間=合計40日間

上記の場合、全体としての有給休暇は、1年間で40日間付与されることになります。

ポイント3:有給休暇の最大日数は40日間

では、40日間の有給休暇を付与された翌年は60日間、翌々年は80日間と増えていくのでしょうか?

いえ、そうではありません。1年間で取得できる有給休暇の最大日数は40日間です。

なぜなら、与えられた日から2年で時効がくるからです。

2019年:有給休暇20日間
2020年:有給休暇20日間+2019年から繰り越した有給休暇20日間=40日間
2021年:有給休暇20日間+2020年から繰り越した有給休暇20日間=40日間
(2019年の有給休暇は与えられて2年が経過したので消滅)

↑ 2019年に与えられた20日間の有給休暇を2021年に繰り越すことはできません。付与されて2年が経過した有給は、自動的に消滅します。よって、1年間で取得できる有給休暇の最大日数は40日間となります。

ポイント4:有給休暇の買取

では、有給休暇を消化しきれなかった場合はどうすればいいのでしょうか?

結論としては、原則として消化しきれなかった有給休暇は消えてしまいます。しかし、一定の条件を満たした場合、未消化分の有給休暇を会社に買い取ってもらえることも。会社の就業規則にどういった規定があるか次第ではありますが、買取可能な条件は以下の通りです。

  1. 有給休暇を消化できず、次年度にも繰り越せない場合
    付与された日から2年が経過すると、有給休暇は次年度に繰り越せず消滅してしまいます。最大で20日間の有給休暇が消滅してしまうことになるので、会社に買い取ってもらいましょう。
  2. 退職時に未消化だった場合
    退職日が決まっていて、さらに転職先の会社への入社日がずらせない場合に、未消化分の有給休暇を会社に買い取ってもらえます。
  3. 有給休暇の付与日数が、法廷日数を超えている場合
    会社から与えられている有給休暇が、法廷日数よりも多いことがあります。未消化分の有給休暇についてどのような対応をするのか、会社に詳しく聞いてみましょう。

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有給休暇は、従業員をリフレッシュさせるために必要な制度です。そのため、基本的にはしっかり休息をとる必要があるでしょう。

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