お願いがあります。採用サイトを放置しないでください

穏やかな春の陽光が差し込む、株式会社健王建材。新米人事の人事 ひよ吉(じんじ ひよきち)は、PCの画面を凝視したまま、魂の抜けたような顔で小一時間ほど固まっていた。

「……ニュース:2021.04.01『新しい仲間が加わりました!』。……止まってる。時が、5年前で完全に止まっている……」

彼の指が震える。開いているのは、自社の採用サイトだ。数年前に満を持して制作した、自慢のサイトのはずだった。しかし、そこには「最新情報」の欠片もない。

「これじゃあ、もう倒産してる会社だと思われても仕方ないよ。もしかして、応募が来ないのは景気のせいじゃなくて、僕のせいだったのか……?」

絶望の淵に沈むひよ吉。そこへ、背後から無慈悲な、しかし確信に満ちた声が響く。

「おやおや、ひよ吉さん。また堂々巡りで一日を終わらせようとしているのですか?」

この、心臓を直接掴むような鋭い指摘は! 我らがミスターHRだ!

【話し手】

ミスターHR
ミスターHR

歴20年のベテラン採用コンサルタント。このたび健王建材の人事部に採用コンサルとして参画することになった。

【聞き手】

人事 ひよ吉(じんじ ひよきち)
人事 ひよ吉(じんじ ひよきち)

健王建材の総務兼人事担当。「若くてリテラシーのある人」を採れと社長に言われている。これまでの施策を惰性でなんとなくやっているが、応募数は右肩下がり。うーん、どうしたもんかしら。

「作って終わり」は投資の放棄

迷える人事:
ミスターHR! 助けてください。うちの採用サイト、見返してみたら5年前から更新が止まっていました。これって、やっぱりマズいですよね……。

ミスターHR:
マズい、という次元ではありません。これはもはや採用活動に限らず、「経営そのものを諦めた」と宣言しているようなものです。

迷える人事:
経営を諦めている!? サイトを更新してないだけで、そこまで言われちゃうんですか?

ミスターHR:
考えてもみてください。取引先が御社のサイトを見て、情報が数年前で止まっていたらどう思いますか?

「人を雇う気がない=仕事を受ける余力がない」、すなわち「この会社は成長が止まっている」と判断される。採用サイトの放置は、求職者に対してだけでなく、社会全体への信頼を切り崩していると言っても過言ではないでしょう。

私が前に言ったことを覚えていますか? 採用活動は未来への投資です。採用サイトを更新しないということは、投資の放棄であり、経営の放棄でもあります。

迷える人事:
ううっ、耳が痛い……。

Z世代・30代が喉から手が出るほど欲しいリアリティ

迷える人事:
採用サイトの更新が滞るとマズいのは分かったんですけど、具体的に何を更新すればいいのか分かりません。

ミスターHR:
今の求職者、とくにZ世代や30代が採用サイトに求めているのは、とにかくリアリティです。

迷える人事:
リアリティ、ですか。

ミスターHR:
デジタルネイティブの彼らは、SNSでも物事の裏側を想像するのが当たり前。企業の綺麗すぎる広告文句は、脳が勝手に「これはウソだ」とフィルタリングしてしまいます。

だからこそ、以下のような泥臭いデータが刺さるのです。

  • 一日のスケジュール: 何時に休憩し、どんなランチを食べ、何時に帰るのか。「デスクで独りカップ麺」なのか「チームで賑やかに外食」なのか。その空気感こそが最大の社風紹介になる。
  • キャリアビジョンの可視化: 30代なら、数年後に自分がどのようなポジションになれるのかの提示。マネージャーなのか、スペシャリストなのか。キャリアの足踏みを恐れる世代にとって、数年後の自分を投影できる「具体的すぎる未来」は、何よりの安心材料。
  • 失敗+克服のエピソード: 成功談よりも、壁をどう乗り越えたかという物語を見せる(完璧な英雄伝は「他人事」になってしまうので避ける)。失敗からのリカバリー談は「自分もここで成長できそう」という共感と心理的安全性を引き出すことに繋がる。

迷える人事:
「一日のスケジュール」にランチの情報まで入れるんですか? なんだか、仕事の内容より私生活の切り売りみたいで、ちょっと気が引けるなあ。

ミスターHR:
当然です。ランチの過ごし方ひとつ取っても、そこには会社の人間関係や余裕の有無が如実に表れますからね。そこまで見せるからこそ、求職者は「この会社なら自分もやっていける」という納得感が得られる。

迷える人事:
採用サイトで見せる情報って、単なる条件の提示じゃないんですね。

ミスターHR:
その通り。求人票に載せる給与や勤務地は、ただの事実。サイトで伝えるべきは、その場所で流れる時間という「体験」です。条件で比較されるフェーズを脱し、体験で選ばれる。これが今の時代の採用の鉄則です。

3年前のインタビューは、もはや架空の物語

迷える人事:
そういえば、3年前に若手社員にインタビューしたことがあるな。確か、何かのブログに載せたまま放置してるけど……これを再利用するんじゃダメですかね?

ミスターHR:
ダメです。 3年も経てば、その社員の立場も、会社の状況も変わっている。求職者は鋭いですよ。写真の画質や着ている服、語られている内容の鮮度から、「あ、これ古い記事だな」とすぐに見抜きます。

迷える人事:
ひえぇ……。

ミスターHR:
半年更新がなければ黄色信号、1年止まれば赤信号です。とくにインタビュー記事は、情報のアップデートこそが命。古いコンテンツを新しくするだけでなく、常に今の声を発信していかなければなりません。

ここは伸びる! と直感する採用サイトの共通点

迷える人事:
ダメなやり方は分かりましたけど、じゃあどういうコンテンツを作れば良いのか、あまりピンと来ないな。ミスターHRは数々のサイトを見てきたんですよね?「ここは伸びるな」と直感するサイトって、どんなサイトですか?

ミスターHR:
一言で言えば、人が主役であるサイトです。建物の外観や設備の写真ばかり並べているサイトに魅力はありません。要素を列挙してみると……

伸びるサイトのポイント 具体的な内容
現場の熱量が伝わる
写真・動画
スマホで撮ったような、飾らない日常の写真・動画がある。1枚1枚に凝りすぎるよりも、リアルな雰囲気が伝わる内容を、頻度高く投稿していくことがおすすめ。
ターゲットに刺さる
ペルソナ設計
特定の層に向けた深いメッセージがある。「若者なら誰でもいい!」ではなく、「こういう人に来てほしい」がしっかり伝わるサイトへ。
更新が仕組み化されている 外注の業者任せでは更新が滞りがち。人事担当者が自分で更新できるCMS(LeadGridなど)を活用することで、更新頻度を上げる。

迷える人事:
「自分で更新できる」のも大事なのか。たしかに、いちいち制作会社にお願いして数週間待つ、なんてやってたら、腰が重くなりますもんね。

ミスターHR:
その通り。エンジニアがいなくても、デザイナーがいなくても、思い立った瞬間に「今日、社内イベントがありました!」と発信できる。更新し続けられる状態をキープしていることが、採用に強い組織の証なんです。

採用サイトは、常に動き続ける生き物である

迷える人事:
分かりました。僕、まずは「一日のスケジュール」と「直近の社員インタビュー」から着手します!

ミスターHR:
いい心がけです。ちなみに、自分で採用サイトを更新する場合、ぜひ活用していただきたいのが、株式会社GIGが提供するCMS『LeadGrid』です。

迷える人事:
リードグリッド……?

ミスターHR:
株式会社GIGが提供する、営業・マーケティング成果に特化した、初心者でも使いやすいWebサイト運用ツールのことです。

見たまま編集できる直感的な操作性が特徴で、エンジニアの手を借りずとも、採用サイトの更新が秒速で完了します。サイトを「作って終わり」にせず、自らの手で育て続けるための最強の武器ですよ。

迷える人事:
おお、これなら僕でも生きているサイトを保てそうだ!

ミスターHR:
採用サイトにゴールはありません。仮に1人採用できたからといって、そこで放置してしまえばまた同じ状況に陥ります。真に目指すべきは、採用が絶え間なく続く仕組みを回し続けることです。

迷える人事:
よし、まずは手っ取り早く、このどんよりした曇り空の写真を、社員たちの笑顔の写真に差し替えてきます!

ミスターHR:
フフフ、少しずつ活気あるオフィスへ再生させていきましょう。

(執筆:北村有 取材・編集:夏野かおる)

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※実際のミスターHRは記事のように怒ったり、ヒーロースーツを着てたりはしないので安心してください。

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