エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
- ITエンジニア
- 副業
こんにちは、Workship MAGAZINEライターのじきるです!
みなさんはGoogle Data Studio(グーグルデータスタジオ)をご存知でしょうか? Google Data Stuioとは、Googleが提供しているデータ可視化ツールです。
Google AnalyticsやGoogle AdWords、Search Console、YouTube Analyticsなどのデータと連携し、簡単にスマートなチャートやグラフを作成できます。
Google Data Studioを上手に活用することで、これまで煩瑣なタスクであったデータレポート作成の時間を大幅に削減できます!
2018年4月現在ではまだベータ版のみのリリースとなっていますが、現状でもじゅうぶん実用に値するシステムが揃えられています。
今回はそんなGoogle Data Studioでどのようなことができ、どういったレポートを制作できるのかご紹介します。
ここではGoogle Data Studioでできることを5つご紹介します。ここでご紹介する他にも様々な機能があります。
Google Data Studioでは、Google AnalyticsやGoogle AdWords、GoogleスプレッドシートなどのGoogle提供サービスのほか、MySQLなどのデータベースにも接続・連携できます。
元のデータをいじることなく、データを様々な形式に変換できます。日付や通貨変換はもちろんのこと、設定次第で様々な指標に自由にデータを組み替えることが可能です。
Google Data Studioに取り込んだデータを、円グラフ、棒グラフ、表、ヒートマップ、散布図、地図など様々な形式に可視化できます。各チャート/グラフには比較関数が組み込まれており、例えば前年度比の変化を簡単に提示可能です。
Google Data Studioには10種のテンプレートが用意されていますが、それらは自由にカスタマイズできます。フォントやカラーのデザインを自分好みに変更し、扱いやすいフォーマットへカスタマイズしましょう。
もちろん、白紙の状態から制作することも可能です。
制作したデータレポートを、URLを介して複数人で共有できます。編集可能なユーザーや、閲覧のみのユーザーの指定など、細かく権限を振り分けることが可能です。これによりチームでのデータ共有が格段にイージーになります。
では、実際にデータレポートを作る手順をご紹介します。
まずはGoogle Data Studioを起動します。
空白のテンプレートでデータレポートを作る場合は (3) へ。既存のテンプレートで作る場合は (9) へ。
まずは元となるデータソースを作成しましょう。右下の「新しいデータソースを作成」をクリックします。
レポートで利用したいデータソースを選択します。今回はGoogle Search Consoleを使用してみます。
データソースが取り込まれた状態の空白テンプレートです。赤枠で囲まれた部分から任意の方式のグラフを選択し、画面をドラッグすることでデータグラフを作成できます。
まずは折れ線グラフを作成してみました。データソースは自動的に選択されます。
データソースを任意のものに変える場合は、赤枠内の項目を操作しましょう。グラフによっては単一の項目だけでなく、複数のデータを用いることも可能です。
赤枠内のアイコンをクリックすることで、文字や写真・図を挿入できます。
右上の人型アイコンをクリックすることで、他のユーザーとデータレポートを共有するための画面を開けます。
既存のテンプレートを使用する場合は、テンプレート選択後、右上の「テンプレートを使用」をクリックしましょう。
サンプルで用意されているデータソースから、任意のデータソースに変更します。「新しいデータソースを作成する」をクリックします。以後は (4) の手順と同様に、任意のデータソースを選択しましょう。
完成です。場合によっては一部グラフが表示されない場合がありますが、その際は (6) で挙げたようにデータソースを変更すれば正しく表示されます。
ここからはGoogle Data Studioで用意されている10種のテンプレートを見ていきましょう。Google Data Studioでどのようなデータレポートが作れるか、ご参考にしてみてください
Webサイトのアクセス状況を表したデータレポートです。ここではGoogle Analyticsのデータが利用されています。
過去30日のアクセスデータや地域情報、チャンネル情報、年齢層などの情報が提示されています。
折れ線グラフや棒グラフ、地図などが挿入されており、視覚的に分かりやすいデータレポートです。デザインもスマートな印象を受けます。
こちらもWebサイトのアクセスユーザー動向を表したデータレポートです。ただし、ここではGoogle Search Consoleのデータが使用されています。
過去30日のクリック数、CTR、端末情報、クエリ情報などが提示されています。
文字情報と折れ線グラフ、棒グラフのみのシンプルな構成ですが、色味などで統一感があり、スタイリッシュな印象です。
Web広告の運用状況を表したデータレポートです。Google AdWordsのデータが利用されています。
CTRやコンバーション率、CPCなど、広告運用を考える上で重要な情報が提示されています。
重要な情報は大きく、細かな情報は小さくされており、情報の配置デザインが秀逸です。また黒背景でスタイリッシュなカラーが採用されています。
当該のYouTubeチャンネル状況を表したデータレポートです。YouTube Analyticsのデータが用いられています。
動画の視聴回数やそのランキング、平均視聴時間、評価状況などの情報が提示されています。
YouTubeの運用に必要なデータはほぼ取り揃えられています。そのためデータ元のチャンネル設定を変えるだけで、そのまま自チャンネルのデータレポートとして活用できそうです。
世界の人口、および世界のインターネット人口とモバイル端末契約数の推移を表したデータレポートです。Googleスプレッドシートのデータが取り入れられています。
それぞれの推移と、各国のシェア状況などが提示されています。
世界レベルのデータを扱う場合には応用ができそうです。地図のデザインが美しいので、是非とも使ってみたいテンプレートでしょう。
オリンピックの広告がどのように大衆に認知されたかを表したデータレポートです。こちらもGoogleスプレッドシートのデータが取り入れられています。
広告の認知度、認知内容、購買意欲の変化などが提示されています。
3つの見出しで視覚的に非常に見やすくデザインされています。理解しやすくスマートなデータレポートを作る際には参考になるでしょう。もちろん、このテンプレートをそのまま改変してもOKです。汎用性の高いテンプレートです。
Googleのオンラインストアにおける顧客動向についてまとめられたデータレポートです。こちらではGoogle Analyticsのデータが使用されています。
セッション数、流入元、商品がカートに入れられた数、売上情報などが提示されています。
オンラインストア運営を俯瞰する際に必要な情報がシンプルに表されています。データ元の設定をご自身のものに変更することで、そのまま簡単に転用できます。
eコマースの運用状況を表したデータレポートです。こちらではGoogle AnalyticsとGoogle AdWordsの2つのデータが用いられています。
売上総数や流入元、CPCなどの情報が提示されています。
2つのデータ元を用いることで、より高レベルで複雑なデータを可視化することもできます。もちろん構築難易度はやや上がりますが、仮にテンプレートを使う場合はデータ元を変えるだけなので、そこまで難しくはありません。
アプリのイベント情報を表したデータレポートです。こちらではGoogle BigQueryのデータが用いられています。
利用状況やユーザー属性、コンバーション状況などの情報が提示されています。
こちらでは言語別や国別、アプリのバージョン別などでフィルタリングすることができ、情報の検索が容易なUI設計となっています。多様なイベントデータを扱う際には有用なテンプレートです。
アプリのユーザー情報を詳細に表したデータレポートです。こちらもGoogle BigQueryのデータが用いられています。
ユーザーの端末情報、アクセス国、アプリ使用状況などの情報が提示されています。
アプリの使用状況を把握し、今後の展開を策定する際に有用なデータレポートとなるでしょう。また、こちらも各要素でフィルタリングすることができ、情報の検索が容易です。
Firebase User Properties Report
いかがでしたか?
ここで挙げたテンプレートのデータ元を任意のものに変更するだけでも、じゅうぶん実用に値するデータレポートを作れます。まずは上記のテンプレートをカスタマイズして、スマートなデータレポートを制作してみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!