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Amazon Japanのオープニングイベントで語られた”これからのイノベーション”

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9月19日、Amazon 目黒セントラルスクエアで、Amazon Japan新オフィスおよびAWS公式コワーキングスペース『AWS Loft Tokyo』のオープニングイベントがありました!

AmazonCEOジャスパー・チャンの挨拶から始まり、著名なゲストのコメントまで余すことなく盛り込んだレポートをどこよりも早くお届けします!

Amazonのビジョンは、「地球上でもっともお客様を大切にする企業であること」

オープニングイベントは、Amazon Japan CEOのジャスパー・チャンによる挨拶から始まりました。

1994年の創業以来、今日まで変わらず「地球上で最もお客様を大切にする企業であること」をビジョンに掲げているAmazon。プロダクトやサービスを顧客起点とする同社のゴールは、お客様に「品揃え」「低価格」「利便性」をすべて備えた購買体験をしてもらうことです。

新オフィスは、メンバー全員が熱意と創造性をもって働いていけるよう設計しました。具体的には、オフィス設計にあたりメンバーの働き方を事前に分析することにより、多様性に配慮した誰もが働きやすいオフィスを目指しました。

今後、Amazon Japanでは、現在働いている約6000人のメンバーに加え1000人の増員を予定しています。日本オフィスはAmazonグループにとって、引き続き重要な拠点です。

Amazon Japan新オフィスのキーワードは、イノベーションと多様性

続いての登壇者はAWS Japan株式会社CEOの長崎忠雄さん。Amazon Japan新オフィスの独特なレイアウトとその意図を、「イノベーションの創出」と「多様性への配慮」という2つの切り口で語りました。

堅くきっちりした従来のオフィスイメージとは一線を画する、「ゆらぎ」ある空間が特徴です。緑がふんだんに取り入れられており、まるで自宅かカフェにいるかのようなリラックスした状態で働けるオフィスになっています。

Amazon新オフィスはフリーアドレスを導入しており、どの椅子に誰が、どのように座るかは完全に自由です。そこには「イノベーションを生み新たなサービスを作り上げるため、部署を超え、役職を超え、自然発生的にオフィス内のあらゆる場所で会話が生まれるように」という意図があります。

また新オフィスには、オフィスにおける多様性を重んじたスペース、設備を備えています。

例えば、宗教の信仰に配慮して礼拝室が設置されています。またジェンダーへの配慮では、男女別のシャワー室に加えパラレルジェンダーのシャワー室が設置されました。子育て中の女性が赤ちゃんを連れて働けるよう授乳室も用意されています。

働くメンバーの国籍や嗜好、多様な事情を考慮して、さまざまな人が心地よく働けるオフィス環境を目指しています。

新オフィスの詳細については以下の記事からどうぞ。

豪華ゲストによるご挨拶:ITなしには語れない日本の未来

「高齢社会のデジタルデバイドに立ち向かう、デジタルファースト法案を」平井卓也衆議院議員

続いてゲストとして、平井卓也衆議院議員(自民党広報本部長 IT戦略匿名委員長)よりご挨拶をいただきました。

「Amazonの『Alexa』を自宅とオフィスに置いています。何か尋ねると色々なことに答えてくれますが、今日の嫁さんの機嫌までは教えてくれないね(笑)」と冗談を交えながら和やかな雰囲気で始まりました。

もうあと数年後には、日本の人口の約半分が50歳以上になります。そんな世の中で、デジタルにアクセスできる人とできない人の格差がますます大きくなってしまう懸念がされています。さらに、今まで莫大な投資をしてきたウォーターフォール型、オンプレ型のシステムから、クラウドシステムへ移行を進めていかなければならない。これからは生産性の違いだけでなく、変化への対応力も問われます。

このような課題を解決するために、『デジタルファースト法案』を提出する準備を進めています。

この法案は、行政手続きをデジタル化するとかいう話ではないんです。もっと広く、デジタル技術を使って社会を豊かにしようとする狙いがあります。今後システムがクラウドへ全面的に移行した後、特に高齢者にとって優しいデジタル社会を作りたい。

現状、デジタルデバイドは大きな問題です。Amazonが考えているのが顧客志向ならば、我々政府が考えていくのは「citizen(市民)志向」です。これから超高齢社会でも元気な日本を作るために、誰のことも置いていかない、誰もがデジタルにアクセスできる社会を作っていきたいと考えています。

「今となってはAWSなしのサービスは考えられない」株式会社メルカリ/株式会社メルペイ 高橋三徳さま

次のゲストには、創業当時からAWSのユーザーだった株式会社メルカリ/株式会社メルペイから高橋三徳さま(プリンシパルエンジニア・マネージャー)がご登壇しました。

AWSはサービスが発表された2007年当時から使っていて、中でもサービス提供者がコミュニティを開放してくれたためとても助かりました。今となってはAWSなしで新規サービスを作ることは考えられません。

そういえばメルカリがテレビ番組に取り上げられた直後、サーバーが落ちてしまったことがありました。トラブルに対応しているうちに、どうしたら解決するのかというナレッジがAWSのユーザー同士で共有されていたんです。コミュニティの強いAWSならではのエピソードだと思います。

また本日、システム開発者が自由に使えるAWSのコワーキングスペースを見学させてもらいました。創業したての時はスペースを借りるだけでも一苦労ですから、こういった場所を活用して新しいスタートアップがでてくることを楽しみにしています。

「子供のIT格差が、そのまま経済格差になってしまう」NPO法人『KIDS’DOOR』理事長 渡辺由美子さま

3人目のゲストはNPO法人『KIDS’DOOR』理事長の渡辺由美子氏です。『KIDS’DOOR』は2007年に設立された、経済的に困難な児童に学習支援を行うNPO法人です。

現在、日本の子供の7人に1人が相対的貧困に陥っています。そのような貧困層の子供たちは、ITデバイスに触れる機会が少ない傾向にあります。

しかし、2020年からはプログラミング教育の義務化など、今後ますますITスキルの習得とキャリア形成が切っても切り離せない関係になります。子供のIT格差が、そのまま経済格差につながってしまう恐れもあるのです。

Amazonは以前からKIDS’DOORの常設施設に、『Kindle Fire』や『Amazon Echo』などのタブレットやスマートスピーカーの寄付や、社員によるボランティア、教育活動で協力いただいておりました。とても感謝しています。

おわりに

長くなりましたが、Amazon Japan新オフィスおよびAWS公式コワーキングスペース『AWS Loft Tokyo』のオープニングイベントで語られた内容をたっぷりとお届けしました。

Amazonは「巨大帝国」というような表現もされるほどの世界的企業ではありますが、このようなイベントを通じてなんだかとても私たちの生活の近くにある企業だと再認識しました。

また、AWSのアカウントを持っていれば誰でも入れるコワーキングスペース『AWS Loft Tokyo』は2018年10月1日にオープン予定です。アカウントは無料で取得できますので、興味がある方はぜひ『AWS Loft Tokyo』に足を運んでみてくださいね。

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