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Googleレンズのビジュアル検索は、SEOにおけるalt属性の重要度を上げる

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Googleが開発を進めているGoogleレンズは、カメラに写っているものを認識し、関連情報を検索してくれる機能です。

このような検索方法は「ビジュアル検索」と呼ばれており、今後はテキスト検索や音声検索と並ぶ検索方法になると考えられています。

そこで重要になるのが、ブログやWebサイトの記事に掲載する画像の「alt属性」です。今回は、alt属性を正しく設定することによる画像インデックス最適化の重要性をまとめました。

Googleレンズとは?ビジュアル検索の可能性を伸ばす機能

 

Googleレンズは、カメラに写ったものを認識し、それに関連する情報を表示する機能です。たとえば、上記のGIF画像のようにペットの柴犬をGoogleレンズでビジュアル検索すると、柴犬に関する情報を表示できます。

現在、Googleレンズは、iOS/Androidで使える『Googleフォト』アプリや、AndroidのGoogleアシスタント、Google Pixelなどの一部のスマホのカメラに搭載されており、すでにさまざまなデバイスで利用できます。

また、2018年12月までに、Googleレンズが検索可能な製品数は10億種類以上となっています。このようなビジュアル検索は特にECサイトとシナジーがあるといわれています。

今後はテキスト検索や音声検索だけでなく、Googleレンズで読み取った映像による画像検索も検索方法のひとつとして伸びていくでしょう。

alt属性の正しい設定が、ビジュアル検索での勝利の鍵

alt属性は、その画像が何を表しているのかを示すテキスト情報です。以下のように、img要素のalt属性の値に、画像の代替テキストを記述します。

<img src="images/image-title.jpg" width="600" height="400" alt="画像の代替テキスト">

Googleレンズはカメラに映ったものを認識→画像検索する流れをとっていますが、その際に検索エンジンが参考にしているのがalt属性なのです。

画像にalt属性を適切に記述することで、画像インデックスを最適化できます。

ラブラドール・レトリバー

2017年の時点では、alt設定がSEO対策に貢献することはほとんどないといわれていました。しかし、Googleレンズをはじめとした画像を認識できるデバイスによるビジュアル検索が増えると、その画像が何を表しているのか正確に記述する必要があります。

たとえば、上に示したのような犬の写真を掲載したとします。この時alt属性に、ただ「」と記述するのではなく、「ラブラドール・レトリバー」と記述することで、ビジュアル検索においてより正確な情報を提供できるようになります。

結果的に、「ラブラドール・レトリバー」を検索したユーザーにとって有益な情報を提供できます。

Lazy Load(レイジーロード)はビジュアル検索に不向き

iPadで検索

Lazy Loadは、画像などを遅延させて読み込むようにする技術です。Lazy Loadを導入すると、読者がページをスクロールし、画像が表示される範囲に入った時に画像データを読み込むようになります。

Webページを開いた瞬間には画像データの読み込みがされないため、ページスピードを速められるメリットがあります。

しかし、Webページにアクセスした時に画像が表示されないと、Googlebotが読み込まれていない画像を認識できず、画像が正しくインデックスされない可能性が生じます。そのため、SEOには不向きとされています。

ビジュアル検索によって画像が重要視されるようになることを考えると、Lazy Loadは導入しない方が良いかもしれません。

(追記 2019/06/11:GoogleのクローラーがLazy Loadに対応したとの情報がありました)

まとめ

ビジュアル検索が普及した場合、SEOにおいて画像のalt属性が重要になることは間違いないでしょう。

今のうちからalt属性をしっかり記述し、画像インデックスを最適化しておきましょう。

(執筆:Kishi Kaoru)

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