エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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世界中に約26億2000万のユーザーがいるとされる、SNS。1ドルの支出で2ドルの利益を上げるとされる、PPC(Pay Per Click)。どちらも魅力的な存在ですよね。
今回は、CV向上の強力な味方である「SNS」と「PPC」を、効果的に組み合わせる方法をご紹介します。
いまさら聞けない「PPC広告」。リスティング広告とはどう違う?
Workship MAGAZINE
BuzzSumoの調査によると、SNSにおける広告コンテンツは、数年前と比べて約半分ほどしかエンゲージメントを獲得していないとのこと。「ただ単にSNSでコンテンツを共有すればいい」わけではないことが分かりますね。
多くの人は、家族や友人などと繋がるためにSNSを利用しています(これを「プライベートグラフ」と言います)。
考えてみてください。商品を購入する目的でFacebookを開くことは、まずありませんよね? このことからも分かるように、販売のためにSNS広告を出しても、あまりいい結果が出ないことも多いです。
しかしSNSは、ブランドの認知度をあげたり、コンテンツのプロモーションをするのには最適です。
目指すべきは「プラットフォームをまたいだユーザー体験によるオムニチャネルマーケティング」。複数箇所でユーザーがブランドと関わることで認知と愛着を高め、最終的にCVへと誘導するのです。
そこで役立つのが、Googleのリマーケティングです。たとえばFacebook/Instagram/Twitterなどに投稿されたコンテンツへのエンゲージメントに基づいて、リマーケティングのリストを作成し、別のプラットフォームで再度ユーザーに訴求する方法があります。
ローン会社のLendioが行なったSNSキャンペーンを見てみましょう。
Lendioの最初の課題は、SNSでのエンゲージメントを生み出すことでした。彼らはCEOのストーリーを紹介することで、これを実現しました。
その投稿に反応したユーザーにリマーケティングしたPPC広告を出して、LPに誘導しました。
ここで大切なのは、「投稿の内容」と「誘導先のLP」の方向性が一致していることです。投稿に興味を持ったユーザーは、同じ方向性のLPにもきっと興味を持つことでしょう。
SNSにて、「コンテンツマーケティング」に関するポッドキャストの投稿し、「コンテンツマーケティングのコンサルティングサービス」のCVを狙うと仮定しましょう。
SNSとPPCを組み合わせてCVを獲得する戦略のうち、おすすめしたいのは以下のような流れです。
すでに興味を持っている人をターゲットにすることで、広告がクリックされる確率を上げられます。
具体的にはどのような流れになるのか、見てみましょう。まずは以下のように、SNSで最新のコンテンツを共有します。
リンク先はLPでも、はたまたYouTubeでもOKです。このページの訪問者をもとに、リマーケティングリストを作成します。
次にGoogle広告のアカウントに移動し、リマーケティング-ユーザーリストを選択します。
WebサイトやYouTubeの訪問者に基づいて、リストを作成できます。
ユーザーリストを作成したら、新しい検索ネットワークキャンペーンを作り、リマーケティングリストを選択します。
キャンペーンのターゲットキーワードを選択すると、いよいよコンテンツのプロモーションが開始します。
キーワードをターゲットに設定する際には、SNSのユーザーが興味をもつようなキーワードにするよう気を配りましょう。たとえばSNSで「コンテンツマーケティング」に関するポッドキャストを共有したならば、その分野のキーワードを含めるようにします。
すると、リマーケティングリストの対象者がGoogleで当該キーワードおよび関連キーワードを検索した際に、広告リンクが表示されるようになるはずです。
「Facebook広告を利用しているのに、お金がかかるだけで結果が出ない……」
もしそう感じているなら、ぜひ「趣味・関心」と「除外」を活用して、対象を絞り込んでみましょう。
Facebook広告には、広告を出すターゲットを絞り込むためのフィルター機能が備わっています。
フィルター機能を適切に活用すれば、CVに繋がらないユーザーを除外し、より効果の高いユーザーにフォーカスできます。
マーケティングにFacebookを活用しているなら、リストをダウンロードすることで、それをGoogleのPPC広告に活用できます。
FacebookからWebサイトにトラフィックを誘導する場合、特定のページへのアクセスをリマーケティングしましょう。
オーディエンスをGoogleベースのPPC広告でひきつけて、適切なLPに誘導しましょう。
SNSには多くのマーケティングの可能性がありますが、そこには罠も潜んでいます。
ユーザーが多いからこそ、適切にターゲットを絞り込まないと、そう簡単にはエンゲージメント率はあがりません。
今回ご紹介した例をもとに、ぜひSNSとPPCを組み合わせてターゲットを絞り込んでみてください。膨大な数のユーザーの中から、本当の意味での見込み顧客が、あなたの製品やサービスを見つけてくれるはずです。
執筆:David Zheng
翻訳:Nakajima Asuka
編集:Workship MAGAZINE編集部
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