エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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Web系の仕事をしている人たちの間で、広く普及している『Slack』。社内の標準コミュニケーションツールとして使われているケースも多いのではないでしょうか。
一方でSlackは使っていても「Slackbot」をフル活用できている人は少ないのではないでしょうか? Slackbotは業務効率化に役立つ、Slack上で動作するbotです。
この記事では、業務効率化を目指せる最新Slackbot25選をご紹介します。
目次
「Slackbot(Slackアプリ)」とは、Slack上で使える対話式のチャットボットプログラムです。Slack上での作業をサポートしてくれたり、業務効率化に役立つ機能を提供してくれたりします。
元から標準でSlackに入っているSlackbotもあれば、Webから任意でダウンロードしたり、自作したりもできます。
なお公式botは「アプリ」、自作botは「Hubot」とも呼ばれますが、この記事では便宜上「Slackbot」という名称で統一してご紹介します。
Slackbotの追加は、以下の2通りがあります。
インストールはブラウザであれば、画面左下から「+アプリを追加する」よりアプリを検索し、「Slackに追加」で完了です。簡単な操作なので、すぐに実行できます。
インストールされたものは全てワークスペースの左下部分に表示されるので、一括で管理できます。
基本的にSlackは、ビジネスシーンでの利用が多いアプリです。そのため、業務効率化に役立つbotが多く存在します。
今回はインストール可能なSlackbotを、8つの用途に分けてご紹介します。
一つの会社に所属していても、関わるプロジェクトは多岐にわたるケースが多いでしょう。さらにフリーランスの場合は目が回るほど多くのプロジェクトに参画するはずです。そんなときSlackbotにプロジェクト管理を手伝ってもらうと、ある程度の負担を減らせます。
『Kyber(カイバー)』は、インストールされたワークスペースでコマンドを打ち込むと、自分だけが見れるタスク作成を手伝ってくれます。
たとえば「今日の15時までに請求書を作らなければならないのに忘れそう」という場面。そんなときは「/do 請求書を作る by today at 3:00 PM」とコマンドラインを打ち込むだけでタスク作成ができるのです。
そのほかに「/ask @someone to 何かやってほしいこと」と打ち込むと、誰かにタスクを振れます。
このように、素早くタスク作成ができるのがkyberのおすすめポイントです。
※なお「/ask @好きな人 to デートに行く by 12/24 at 7:00 PM」のようなものも不可能ではありませんが、いろんな意味で動作しない可能性もあります。
海外で人気のプロジェクト管理Slackbotが『Teamline(チームライン)』です。
「/teamline list」とコマンドを打つと、そのチャンネルに保有されているタスクを洗い出せます。さらに本日中に達成しなければならないタスクがあれば、決められた時間に知らせてくれるなど、ちょっとした秘書のような使い方もできるでしょう。
ただし日本語版のリリースはないので、若干とっつきにくい点もあるかもしれません。
『Workcast(ワーキャスト)』もSlack上で動作するおすすめのbotです。
コマンドラインで簡単にToDoを管理できるほか、プルダウンメニューからタスク状態を変えられます。シンプルなつくりなので直感的にプロジェクト管理ができるでしょう。
Webサービスとしてすでに活用されているものを、Slackbotとして動作できるケースがあります。
ここではとくに「個人のタスク管理ができるWebサービス」を厳選しました。
Webサービスやアプリとして有名なかんばんボードツール『Trello(トレロ)』ですが、じつはSlackとも連携できます。
ワークスペースにインストールすることで、Slack上からリストやカードを操作できます。またWebやアプリでToDoを編集した場合、その通知をSlackに届けることも可能です。
ただし通知を設定するときは、注意が必要です。設定によっては、Trelloでカードを移動させるたびにSlackに通知が入ってしまいます。
この場合、複数のカードを一括で処理すると、そのカードの数だけSlackに通知が入ります。仮に1,000枚のカードを一括処理すると、通知も律儀に1,000回入ってしまうのです。「カカカッ、カカカッ、カカカッ……」と、Slackが1時間くらいずっと鳴り止まずチャットのログも遥か彼方へ飛んでしまうケースもありますのでご注意ください。(※筆者はこれでギャフンと言わされた事があります)
『Todoist(トゥードゥーイスト)』は世界中で2,000万人以上が利用するToDo管理アプリです。Todoistはタスクを一覧で表示させるだけでなく、カレンダーにも表示できます。
Slackのコマンドから「新しいタスクを立て、完了させる」「タスクの担当者を決める」といった使い方が可能です。複数のメンバーでプロジェクトをまわすときにおすすめ。
Slackでやりとりできるのは、テキストメッセージや音声通話だけではありません。ファイルが共有できるのも魅力のひとつです。
そしてSlack上でファイル管理を行えるSlackbotも存在します。
オンラインストレージサービスとして有名な『Dropbox(ドロップボックス)』は、Slackbotも提供しています。
Dropboxからワークスペースに、ファイルを直接送信できるようになります。
機密情報などのビジネス色の強いファイルのオンラインストレージサービスとして有名な『Box(ボックス)』も、Slackとの連携に対応しています。
Slackと連携することで、Boxにアップロードしたファイルをチームと手軽に共有できます。
ご存知『Googleドライブ』も、Slackとの連携が可能です。ファイル共有サービスは、会社やプロジェクトによって使用しているものが異なると思いますが、その中でもGoogleドライブはとくに広く使われているでしょう。
Googleドライブのファイルの読み取り権限を開放しておくことで、Slack上にファイル内容をプレビュー表示できます。
Microsoftサービスを利用している人は、ストレージサービスとして『Microsoft OneDrive(ワンドライブ)』を使っているケースが多いでしょう。OneDriveではSlackbotが提供されています。
Dropboxと同様にSlackbotをインストールだけで、OneDriveのファイルがSlack上で共有できます。
Slackでやり取りをしているときに、ちょっとしたアイデアや、スピンアウトするような面白いアイデアなどが出ることがあります。そんなときは『Evernote(エバーノート)』にメモを書いたおくのはどうでしょうか。
EvernoteのSlackbotを導入することで、SlackからEvernoteへメモを記入できたり、Evernote内のノートをSlackから検索できたりします。
ビジネスシーンでのやり取りが全てSlackなどのコミュニケーションツールで完結すればよいのですが、なかなかそうもいきません。ときにはメールを使わなければならないケースもまだまだあります。
忘れがちなメールも、Slackを使えば簡単に管理できます。
仕事でGmailを使っている、あるいはGmailのプラットフォームで独自ドメインでのメールをやりとりしている人は多いでしょう。しかし普段Slackでやり取りをしていると、どうしてもGmailへの対応がおろそかになってしまうことも。相手が取引先の場合、連絡のミスは信用にも関わります。
この問題を解決してくれるSlackbotが、『Slack for Gmail』です。文字通り、GmailとSlackを連携させることで、Gmailに届いたメールをワークスペースで管理できます。ワークスペースから直接返信できるのも魅力的です。
「会議で出た話題やアイデアのまとめ方」「会議の結論がどのようになったか」を管理するのは楽ではありません。
ここでは、Slackを使って会議管理をより円滑に進められるSlackbotをご紹介します。
『Geekbot(ギークボット)』は、日々の進捗報告など定時、定量的に質問をするタイプのミーティングで有効なSlackbotです。決まった時間に決まった相手へ、決まった質問をしてくれます。
さらに質問した相手からの回答を自動でまとめ上げ、指定したチャットでアップしてくれます。人員管理や進捗管理にも便利です。
「チームで会議を行います。日程の希望を出してください」というシーンはよくあるはず。しかしチームの規模が大きければ大きいほど、日程を把握し決めるのは難しくなります。
そんなときは『Doodle Bot(ドゥードゥルボット)』がおすすめです。
自動的に会議日程の決を採るほか、さまざまな調整業務をSlack上で行えます。Doodle botによって、スムーズにスケジュールをすり合わせられるでしょう。
大規模なチームが開く会議になると、会議の日程調整だけでなく、会議での意見をまとめるのも難しくなります。そんな大規模なチームに適しているのが『Standuply(スタンダプリー)』です。
海外のツールではありますが、日程調整や会議のアジェンダを作るためのサポートなど、利便性はバツグン。
またオフショア開発チームなどと会議をするときは、時差も考慮しなければなりませんよね。Standuplyは時差を自動的に計算してくれるので、海外の開発チームと会議をするときに便利です。
忙しいとき、オンラインでのコミュニケーションはとても便利です。
ここではコミュニケーションを円滑にするために使えるSlackbotをご紹介します。
「昼メシ行こうぜ!」を極めてカジュアルに、そして相手の時間を奪うことなく行えるのがこちらの『Lunch Train(ランチトレイン)』です。
「/lunchtrain to ラーメンなどのメニューorお店の名前など at 12:00(任意の時間で、現在時刻から6時間以内)」とタイプし、botの問いかけに「Start Train」と答えるだけで、指定したチャットに「ランチのお誘いトレイン」が送れます。そのお誘いを見た人は、参加したければクリックするだけで参加を表明できます。
指定した時間になればトレインが発車しますので、約束を心配する必要もありません。
Twitterなどでもおなじみの『Giphy(ジフィー)』。GIF動画を選んで送れるサービスといえば、おわかりの方も多いでしょう。
Giphyをインストールすれば、どんなプロジェクトのチャットも楽しいワークスペースに早変わり。
Appディレクトリからインストールし、「/giphy hello」など検索・表示したい単語をタイプします。するとGiphyのライブラリからGIF動画が飛び出します。
「緊急性は低いけど、いますぐ送っておきたいメッセージがあるんだよなあ……でも時間的にちょっとなあ……」という場合は、『Later(レイター)』を使いましょう。
Laterは、Slackにインストールしておくと、メッセージを好きなタイミングで(文字通り「Later/後で」)送付できます。
もちろん、DMでも利用可能。時差がある相手や、連日残業でお疲れの仲間に使うといいでしょう。
海外チームとやり取りをするとき、まず出てくる問題が言葉の壁です。そんなときは翻訳機能を使いましょう。
『Translate(トランスレイト)』はSlackで海外の人とコミュニケーションをとるときに効果を発揮します。
インストール後、「/translate [en, ja などの言語コード] [かきたいこと]」とコマンドを打つことで、翻訳されたメッセージを送信できます。
チームで動くと意思決定の機会が増えますよね。重大な意思決定はミーティングで行いますが、ちょっとした意思決定はパパッと済ませたいもの。そんなときはSlack上で簡単に済ませましょう。
『Simple Poll(シンプルポル)』はちょっとした質問と、その質問の選択肢をメンバーに投げかけてくれます。
「歓迎会はいつがいい?」など、日程調整にも使えるので便利です。
『Polly(ポリー)』はアンケート投票に特化したSlackbotです。
基本的な使い方は「/polly アンケート内容」と入力して送信。その後、選択肢の内容を設定したら回答を待つだけです。
他には、定期的に回答してほしい投票の設定もできます。たとえば「今日のランチの場所」を決めるとき、決まった時間にランチメンバーに送れるのです。仕事が忙しいときでも忘れることなく、スムーズに意志決定を行えるでしょう。
細かい設定では「匿名での投票」や「結果の非表示」なども可能です。このように回答者への配慮もされているのが魅力的ですね。
ビジネスに必要な情報を集めることもSlackbotなら可能です。Slackに情報をまとめることで、毎回アプリやブラウザを一つひとつ開く手間を削減できます。忙しいビジネスマンの助けになるでしょう。
Slackbotには天気予報を簡単に確認できるサービスが複数あります。そのうちの1つが『Forecast(フォーキャスト)』です。
Slack上で「/forecast+地名」とコマンドを打ち込むことで、以下の情報がわかります。
このように、くわしい天気予報を知れます。インストールしておけば、気になったときにサッと調べられるので便利です。
『Twitter(ツイッター)』のSlackbotを入れておくことで、好きなアカウントのツイートを、Slack上で受信できます。取引先やそのサービスに関わるツイートを確認するのもよいでしょう。
行政情報やお気に入りの店、天気予報などの情報収集にもおすすめ。
RSSを日頃から使っている方も多いでしょう。
RSSをSlackでも受信できる『RSS』のSlackbotも用意されています。プライベートで使用するもよし、自社運営メディアの更新をチェックするもよし。幅広く使えるので便利です。
あの日経もSlackbotを提供しています。インストールすると、Slackで以下のような内容を受信できます。
「情報を集約したい人」「日々使うブラウザのタブやアプリを減らしてスマートにしたい人」におすすめです。
Slackbotは、自分で作ることもできます。
実際に多くの現場では、エンジニアがオリジナルのSlackbotを実装しているケースも多く見られます。社内限定のSlackbotを見たことがある人もいるのではないでしょうか。
Slackbotを作るためには基本的に、Webプログラミングの知識などが必要となります。しかし場合によっては、ノンプログラミングでbotを作れるケースも。たとえば各種APIを連携させる『Zapier』や『IFTTT』などを使うことで、簡易的なSlackbotを作れます。
Slackbotを作ってみたい方は、以下のブログを参考にしてみてください。
今回は、業務効率化に役立つさまざまなSlackbotをご紹介しました。
Slackbotは場合によっては自作をして、業務によりマッチするものを運用することも可能です。使い方はほぼ無限と言ってよいでしょう。
ビジネスを効率化できるかはクリエイティビティ次第でもあります。自分に合ったSlackbotを取り入れることで、ビジネスがよりスマートにこなせるはずです。
執筆:特急太郎
編集:Sansui Riho
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