20代(21歳〜25歳)の87%が「採用サイト」を応募前に必ず確認。新卒・第二新卒が求める、“企業のリアルな姿”

株式会社GIG(所在地:東京都中央区、代表取締役:岩上貴洋)は、新卒・第二新卒のキャリア観や採用サイトの活用実態を明らかにするため、2025年10月に四大卒新卒・第二新卒(21〜25歳)の就職活動経験者200名を対象とした「新卒・第二新卒のキャリア観・採用サイトの活用実態調査」を実施しました。

若手優秀層の獲得が難化するなか、今回の調査では20代求職者の87.0%が応募前に採用サイトを確認し、84.0%がその充実度を入社決断の判断材料としていることがわかりました。

 求職者が採用サイトに求めているのは「情報の整理(49.5%)」や「雰囲気のリアルさ(39.5%)」です。具体的には、仕事内容の詳細、数値データ、加工のない日常動画といった「企業のリアルな姿」が重視されています。

本レポートでは、応募から内定承諾に至る過程で求職者がどのような情報を信頼し、何に不足を感じているのか。調査結果から明らかになった、20代に選ばれる採用サイトに欠かせないポイントを整理します。

調査概要

調査名:新卒・第二新卒のキャリア観・採用サイトの活用実態調査(Workship / GIG)
調査期間:2025年10月
調査対象:四年制大学を卒業した、新卒・第二新卒(21〜25歳)
調査方法:インターネットオンライン調査
有効回答数:200名
※本調査について外部でご紹介いただく際は、「新卒・第二新卒のキャリア観・採用サイトの活用実態調査(Workship / GIG)」を明記のうえ、必ず以下ページへのリンクをご掲載ください
https://enterprise.goworkship.com/material/55

調査結果についての詳細は、下記の「PDFデータをダウンロード」からご覧ください。

20代求職者の87.0%が採用サイトを「応募前に必ず確認」

「企業の採用サイトは応募前に必ず確認するか」という問いに対し、87.0%が「はい」と回答しました。

「企業の採用サイトは応募前に必ず確認するか」という問いに対し、87.0%が「はい」と回答しました。この数値から、20代求職者にとって採用サイトは、応募の意思決定を下すための重要なチャネルであることがわかります。

求職者は企業の自社サイトを確認することで、より詳細な情報や社風を把握しています。サイト内のコンテンツが不足していることは、候補者を逃すリスクに繫ると考えられます。

84.0%が情報の充実を入社決断の「安心材料」と回答。内定承諾の後押しとなるコンテンツ力

複数の企業から内定を得た際、採用サイトの情報が充実していることが最終的な入社決断の安心材料になるか尋ねたところ、「非常になる(39.5%)」と「少しはなる(44.5%)」を合わせて84.0%に達しました。

複数の企業から内定を得た際、採用サイトの情報が充実していることが最終的な入社決断の安心材料になるか尋ねたところ、「非常になる(39.5%)」と「少しはなる(44.5%)」を合わせて84.0%に達しました。

この結果は、採用サイトが単なる集客ツールではなく、内定承諾率を左右する「クロージングツール」としての役割を担っていることを示唆しています。

55.0%の求職者が「仕事内容の詳細」に不足を実感。ミスマッチを防ぐには「現場の解像度」を高める情報発信が不可欠

求人票や採用サイトを確認する際、20代求職者が最も「情報が不足している」と感じる項目は、「実際の仕事内容の詳細(55.0%)」であることがわかりました。次いで「配属先や上司の雰囲気」「残業時間」がそれぞれ44.0%と高い数値を示しています。

求人票や採用サイトを確認する際、20代求職者が最も「情報が不足している」と感じる項目は、「実際の仕事内容の詳細(55.0%)」であることがわかりました。次いで「配属先や上司の雰囲気」「残業時間」がそれぞれ44.0%と高い数値を示しています。

多くの企業が採用サイトを設けている一方で、求職者が本当に知りたい「入社後のリアルな日常」や「チームの温度感」を具体的に伝えきれていない実態が浮き彫りとなりました。

印象に残る採用サイトには「情報の整理(49.5%)」と「雰囲気のリアルさ(39.5%)」

20代求職者が「印象に残っている採用サイト」として評価するポイントを調査したところ、最も多かった理由は「情報が整理されていてわかりやすかった(49.5%)」でした。次いで「社員の雰囲気や声がリアルに伝わった(39.5%)」が続いています。

20代求職者が「印象に残っている採用サイト」として評価するポイントを調査したところ、最も多かった理由は「情報が整理されていてわかりやすかった(49.5%)」でした。次いで「社員の雰囲気や声がリアルに伝わった(39.5%)」が続いています。

この結果から、求職者がサイトに求めているのは、単なるデザインの美しさよりも「知りたい情報へストレスなく辿り着ける機能性」と、「働く自分の姿をイメージできるリアリティ」の両立であることがわかります。

52.0%の求職者が「ネガティブ情報の開示」で信頼度アップ。誠実な情報発信が志望度を高めるきっかけに

企業の採用サイトにおいて、仕事の大変な部分や過去の失敗談などの「正直な情報」が公開されている場合、その企業に対する信頼度が「上がる」と回答した20代求職者は52.0%に達しました。一方で「下がる」と回答した人はわずか5.5%に留まっています。

企業の採用サイトにおいて、仕事の大変な部分や過去の失敗談などの「正直な情報」が公開されている場合、その企業に対する信頼度が「上がる」と回答した20代求職者は52.0%に達しました。一方で「下がる」と回答した人はわずか5.5%に留まっています。

仕事の厳しい側面や失敗の経験を隠さずに伝えることは、一見すると採用におけるリスクに思われがちですが、実際には「誠実で信頼できる企業」というポジティブな印象を与えられるでしょう。

「客観的な数値」と「飾らない日常」に、20代求職者は企業のリアルを見出している

企業のカルチャーや社風を最もリアルに感じられるコンテンツは、1位が「具体的な数値データ(45.0%)」、次いで「加工のない日常動画(44.5%)」となりました。

企業のカルチャーや社風を最もリアルに感じられるコンテンツは、1位が「具体的な数値データ(45.0%)」、次いで「加工のない日常動画(44.5%)」となりました。

この結果から、20代求職者は「定量的な事実」や、ありのままの「オフィスの雰囲気」を重視していることがわかります。

採用サイトにおいては、抽象的な言葉で社風を語るだけでなく、エビデンスとなる数字や、現場の温度感が伝わる「生っぽい」映像を織り交ぜることが、求職者の納得感に繋がります。

42.5%が「社員インタビュー」を最も信頼。企業発信の中でも「個人の生の声」が納得感を生む

最も信頼する企業の情報について調査したところ、「社員のインタビュー(42.5%)」が最多となりました。これは「口コミ(30.0%)」や「第三者の記事(18.5%)」を上回る結果です。

最も信頼する企業の情報について調査したところ、「社員のインタビュー(42.5%)」が最多となりました。これは「口コミ(30.0%)」や「第三者の記事(18.5%)」を上回る結果です。

20代求職者は社員インタビューに込められた「個人の思い」や「具体的なエピソード」に信頼を寄せる傾向があります。

実際に現場で働く社員が自らの言葉で語る成功や苦労のプロセスこそが、企業のリアルを推し量るための判断材料になっていると言えるでしょう。

58.5%の求職者が動画で「応募意欲が高まる」と回答

採用活動における動画コンテンツの影響力を調査したところ、20代求職者の58.5%が、動画があることで企業への「応募意欲が高まる」と回答しました。

採用活動における動画コンテンツの影響力を調査したところ、20代求職者の58.5%が、動画があることで企業への「応募意欲が高まる」と回答しました。

一方で意欲が「下がる」と答えた人はわずか6%に留まっており、動画の有無が応募の判断にポジティブな影響を与えることが明らかになっています。

求人票の文字情報だけでは判別しにくい「オフィスの空気感」や「共に働くメンバーの表情」といった情緒的な情報を届ける上で、動画は有効な手段です。

入社先選びの重視ポイントは「給料・待遇」が7割で最多。次いでワークスタイル面を重視

「給与・待遇」が70.0%と最上位で、次いで「働き方の柔軟性」(49.0%)、「勤務地」(48.0%)と続く。 20代求職者が入社先を選ぶ際の最重要ポイントは「給与・待遇」で、その他は、ワークスタイルも重視されている。

Q1「入社先を選ぶ際に重視するポイントは何ですか。」という質問に対し、最も多かったのは「給料・待遇(70.0%)」で、7割の若手求職者が経済的な条件を最も重要視していることがわかります。

また、約半数が挙げた「働き方の柔軟性(49.0%)」や「勤務地(48.0%)」、さらに「ワークライフバランス(39.5%)」が続いており、20代の就職活動経験者において、待遇面の充実に加え、自分らしい働き方やライフスタイルを実現できる環境かどうかが入社決定の大きな判断基準となっています。

20代求職者の約8割が、企業理念・ビジョンへの共感を重視

「やや重視する(46.0%)」、「非常に重視する」(33.5%)を合わせ、20代求職者の約8割(79.5%)が企業理念・ビジョンへの共感を重視する結果となった。

Q2「あなたが就職/転職先を選ぶ際、企業理念やビジョンへの共感はどの程度重視しますか。」という質問に対し、約8割が重視すると回答しました。

最も多かったのは「やや重視する(46.0%)」で、「非常に重視する(33.5%)」を合わせると79.5%にのぼります。一方、「あまり重視しない(16.0%)」や「全く重視しない(4.5%)」と答えた割合は2割程度にとどまりました。20代の就職活動経験者において、待遇や勤務条件だけでなく「企業の目指す方向性や価値観に共感できるか」が、就職・転職先を決める要素となっています。

20代求職者の約8割が、企業理念・ビジョンへの共感を重視

20代求職者の58.0%と過半数が「高まる」と回答しており、企業理念が分かりやすく発信されていることは、求職者の応募意欲をポジティブに変化させる要素であると考えられる。

Q3「企業理念がわかりやすく発信されていると、応募意欲に影響がありますか。」という質問に対し、最も多い「高まる(58.0%)」と、「変わらない(39.0%)」を合わせると97.0%に達します。

多くの求職者が理念の発信によって志望度を引き上げられていることが分かると同時に、関心が薄い層にとっても「マイナスの印象にはつながりにくい」ことが窺えます。

職場環境・企業文化で重視するのは「心理的安全性の高さ」が6割超で最多

20代求職者が重視する職場環境は「心理的安全性」が64.0%で最上位。次いで「上下関係のフラットさ(45.5%)」、「安定性(45.0%)」「挑戦できる風土(42.0%)」と続く。

Q4「職場環境・企業文化で特に重視するものは何ですか。」という質問に対し、最も多かったのは「心理的安全性(64.0%)」で、6割以上の求職者が発言のしやすさや互いを尊重し合える環境を強く求めていることがわかります。

また、「上下関係のフラットさ(45.5%)」や「安定性(45.0%)」、「挑戦できる風土(42.0%)」もそれぞれ4割を超えて選ばれており、安心して働ける人間関係や環境の基盤があるうえで、風通しの良さや挑戦機会が重視されています。

企業に期待する「働きやすさ」は「柔軟な勤務制度」が43.5%で最多

「柔軟な勤務制度」が43.5%で最多となり、「休暇制度の充実(25.0%)」、「残業の少なさ(21.0%)」と続く。 20代求職者は、勤務時間や場所を柔軟に調整できる「制度の柔軟性」を強く期待している。

Q5「『働きやすさ』について、企業に最も期待する点は何ですか。」という質問に対し、最も多かったのは「柔軟な勤務制度(43.5%)」で、4割以上の求職者がフレックスタイム制やリモートワークなど勤務時間・場所を調整できる環境を最も期待していることがわかります。

また、「休暇制度の充実(25.0%)」や「残業の少なさ(21.0%)」が続いており、20代の就職活動経験者においては、単に労働時間を減らすこと以上に、個人のライフスタイルに合わせて柔軟に働ける「制度の柔軟性」を企業に求める傾向があります。

企業の社会的使命(SDGs・CSR等)は7割以上が「選択に影響する」と回答。社会貢献姿勢も重視傾向

「全く影響しない」は7.5%に留まり、「少し影響する(39.0%)」と「大きく影響する(32.5%)」を合わせ、71.5%が選択に影響すると回答。20代求職者にとって企業の社会貢献への姿勢は無視できない要素となっている。

Q6「企業の社会的使命(SDGs・CSR活動・地域貢献など)は、就職/転職先の選択に影響しますか。」という質問に対し、最も多かったのは「少し影響する(39.0%)」で、「大きく影響する(32.5%)」と合わせると71.5%にのぼります。一方で「全く影響しない(7.5%)」は一桁台にとどまりました。

20代の就職活動経験者において、給与や働き方の柔軟性といった条件面だけでなく、事業を通じた社会貢献や社会的責任に対する企業の姿勢も、応募・入社を決める判断要素となっています。

企業の社会的使命(SDGs・CSR等)は7割以上が「選択に影響する」と回答。社会貢献姿勢も重視傾向

「検討したことがない」回答した20代求職者は17.0%に留まり、大多数(83.0%)の求職者が内定辞退を検討した経験がある。理由は、「条件面(38.0%)」、「企業イメージとのギャップ(37.5%)」がほぼ同率で上位を占める。

Q7「内定辞退を検討したことがある場合、その理由は何でしたか。」という質問に対し、「内定辞退を検討したことがない(17.0%)」を除いた83.0%もの求職者が内定辞退を検討した経験があると回答しました。

検討理由で最も多かったのは「条件面(38.0%)」で、ほぼ同率で「企業イメージとのギャップ(37.5%)」が続き、さらに「選考中の対応(33.5%)」が3割を超えて選ばれました。提示される労働条件はもちろんのこと、選考プロセスを通じて抱いた企業イメージとの不一致や面接官・人事の対応が、内定辞退を検討する要因になっています。

7割以上が早期離職を検討・実行を経験。「人間関係」「仕事内容」「企業文化」の不一致が上位

「早期離職を考えたことがない」20代求職者の回答は24.0%に留まる。早期離職の主な要因には「上司・人間関係」(27.5%)、「仕事内容のミスマッチ」(26.5%)、「企業文化や雰囲気が合わない」(24.0%)が上位を占める。

Q8「早期離職を考えた/実際にしたことがある理由は何ですか。」という質問に対し、「早期離職を考えた/実際にしたことはない(24.0%)」を除いた76.0%の求職者が早期離職を意識・実行した経験があると回答しました。

理由として最も多かったのは「上司・人間関係(27.5%)」で、次いで「仕事内容のミスマッチ(26.5%)」や「企業文化や雰囲気が合わない(24.0%)」が上位に並びました。

情報収集の「認知」は採用サイト、「深掘り」は公式サイトと採用サイトを併用する傾向

20代求職者が企業に対する理解を深めるフェーズでは、「公式サイト」と並行して「採用サイト(47.5%)」が活用されている。

Q9「就職/転職活動において、企業情報を調べる際の情報源について詳しく教えてください。」という質問に対し、就活フェーズごとに活用される情報源の違いが明らかになりました。

認知の入口となる「最初に知るきっかけ」では「採用サイト(31.5%)」が最多となりました。一方で、「必ずチェックする情報源」や「より詳しく調べる情報源」では、「企業公式サイト(55.5%/52.0%)」と「採用サイト(45.0%/47.5%)」がともに約半数を占めて上位に並びます。

20代求職者は採用サイトをきっかけに企業を知り、興味を深めるフェーズでは公式サイトと採用サイトを横断・併用しながら企業理解を深めていると推測できます。

67.5%が企業の動画を「見たことがある」と回答。採用広報の有効なチャネルとして機能

20代求職者の67.5%が「見たことがある」と回答し、企業の動画コンテンツは大多数に視聴されている。 動画コンテンツは、採用広報における重要なチャネルとして機能している。

Q10「企業の動画コンテンツ(会社紹介動画、社員インタビュー動画など)を見たことがありますか。」という質問に対し、最も多かったのは「見たことがある(67.5%)」で、20代の就職活動経験者において企業の動画コンテンツ視聴が一般的になっていることがわかります。一方、「見たことはない(23.0%)」は2割強にとどまりました。

テキストや画像だけでなく、動画を通じたリアルな社風や社員の雰囲気を伝える取り組みは、多くの求職者に届く採用広報の手法として機能しています。

求められる発信情報は「働き方」「社風」「社員の声」などのリアルな情報

求職者として「もっと企業から発信してほしい」と思う情報 求職者として「もっと企業から発信してほしい」と思う情報

Q12「求業者として『もっと企業から発信してほしい』と思う情報を教えてください」という自由回答に対し、建前ではない「実際の労働環境や職場のリアル」を求める声が多数寄せられました。

  • 働き方・実態:1日のスケジュール、実際の残業時間、休暇制度の利用率や実態

  • 給与・福利厚生:詳しい給与体系、福利厚生や社会保障の有無

  • 社内の雰囲気・人間関係:動画による職場の雰囲気、飲み会の頻度、企業の悪い点・課題の開示

  • 社員の生の声・キャリア:従業員のリアルな声、実際のキャリアパスやエピソード

  • 業務内容・企業姿勢:具体的な勤務内容、企業が求職者に求めていることの明確化

求職者からは、単なる制度概要にとどまらず「本当の残業時間」や「実際の休暇取得率」、さらには「企業の悪い点も正直に伝えること」といった透明性の高さを求める意見が目立ちました。また、動画を活用した職場の空気感や従業員のリアルな声、1日のスケジュール例など、入社後の具体的な働くイメージを掴むための情報発信が期待されています。

潜在層を含め、79.5%に転職意欲

20代求職者の転職意向は「良い会社があれば情報収集したい」が43.0%で最多に。「半年以内に転職を検討している(22.0%)」「すぐにでも転職したい(14.5%)」と続き、潜在層を含めると20代の79.5%に転職意欲がある。

Q13「現在の転職意向について教えてください。」という質問に対し、最も多かったのは「すぐの転職は考えていないが、良い会社があれば情報収集したい(43.0%)」で、4割以上が潜在的な転職意向層であることがわかります。

これに「半年以内に転職を検討している(22.0%)」と「すぐにでも転職したい(14.5%)」を合わせると、全体の79.5%が転職意欲を持っています。今すぐの転職ではなくとも良い機会や企業情報を探している情報収集層が大きな割合を占めている実態が明らかになりました。

転職の検討きっかけは「給与・待遇への不満」と「キャリアアップ」が二大理由に

20代求職者のうち転職を「検討したことがない」層は15.5%に留まり、84.5%が何らかのきっかけで転職を意識している。きっかけは、「給与・待遇への不満」(43.5%)と「キャリアアップのため」(42.0%)が上位を占める。

Q14「転職を検討するきっかけは何ですか。」という質問に対し、最も多かったのは「給与・待遇への不満(43.5%)」で、ほぼ同率で「キャリアアップのため(42.0%)」が続きます。さらに「働き方の柔軟性を求めて(33.0%)」が3割に達しています。

現状の待遇に対する不満だけでなく、自らのキャリア成長や働きやすさの追求が、転職を踏み出すきっかけとなっています。

就職前に知れて良かった情報はワークライフバランスや職場環境に加え、「離職率・ネガティブ情報」の開示も高評価

就職前に聞いて・知れて良かった会社情報について 就職前に聞いて・知れて良かった会社情報について

Q19-1「就職前に聞いて・知れて良かった会社情報についてお答えください。」という自由回答に対し、実際の働きやすさや職場内の雰囲気だけでなく、離職率などの実情に関する情報が挙げられました。

  • 働き方・勤務条件:有給休暇の取得率・取りやすさ、在宅ワークの実情、子育て両立支援

  • 給与・待遇:年収・評価制度の仕組み、勤務地、福利厚生の金銭的補助

  • 社内の雰囲気・人間関係:社員インタビューに見る関係性、パワハラの有無や飲み会の頻度、同世代の雰囲気

  • 業務内容・教育体制:実際の具体的な業務内容、研修の形態

  • 離職・企業のネガティブ情報:部署ごとの離職率、退職者・現役社員による口コミや就業環境の実情

有給取得率や在宅ワークの実態といった「働き方のリアル」に加え、社員同士の関係性など「人間関係の空気感」を事前に知れたことが良かったという声が集まりました。

具体的な業務内容や研修制度はもちろんのこと、部署ごとの離職率や退職者の口コミといった「企業のネガティブな側面」についても事前に把握できることが、入社前の安心感やミスマッチ防止につながっていると推測できます。

就職前のギャップ・知りたかった情報は「勤務実態」「実際の配置」「人間関係」

就職前に知りたかった会社の情報(ギャップがあったこと)について 就職前に知りたかった会社の情報(ギャップがあったこと)について

Q19-2「就職前に知りたかった会社の情報(ギャップがあったこと)についてお答えください。」という自由回答に対し、勤務条件や職場風土、配置に関するミスマッチが挙げられました。

  • 労働時間・働き方の実態:繁忙期の時期、有給の具体的な申請方法、実際の就業時間・残業時間

  • 組織風土・社内ルール待遇:支店ごとの飲み会や異動時期、社員のリアルな口コミ

  • 人間関係・上司:直属の上司の人物像、Webサイトの印象と実際の社内雰囲気の乖離、社員の年齢分布

  • 給与・待遇の不透明さ:給与や賞与の具体的な詳細、夏休みの規定

  • 業務内容・配属のミスマッチ:希望配置とのズレ、事前説明と実際の業務内容の相違、職種転換時のデメリット

残業時間や繁忙期といった「実際の働き方」や、事前説明と異なる「業務内容・配属」に関する声が目立ちました。また、Webサイト上のイメージと実際の社内雰囲気のギャップや、直属の上司・社員の年齢構成といった「人・風土に関する情報」が入手しにくかった点も挙げられています。一般的な求人情報だけでなく、配属リスクや実際の勤務実態まで含めた透明性の高い情報開示が求められています。

ミスマッチ防止に必要な情報は「嘘偽りのない実態」や「具体的な数値データ」

入社後のミスマッチ(『こんなはずじゃなかった』というギャップ)を防ぐために、 採用サイトに必要だと思う情報 入社後のミスマッチ(『こんなはずじゃなかった』というギャップ)を防ぐために、 採用サイトに必要だと思う情報

Q20「入社後のミスマッチ(『こんなはずじゃなかった』というギャップ)を防ぐために、採用サイトに必要だと思う情報を具体的に教えてください。」という自由回答に対し、透明性の高い情報公開を求める声が寄せられました。

  • 「嘘偽りのない」実態と透明性:マイナス面の表記、社員の口コミ、情報の透明感

  • 労働時間と休暇の「数値データ」:リアルな勤務時間、社内の実際のやりとり、福利厚生の活用実態

  • 業務内容と配属の「解像度」:募集部署ごとの詳細、部署による文化の違い、職種転換、詳細な仕事内容

  • 給与・待遇の「詳細ルール」:給与体系に関する数値データ、系列企業の経営状況の掲示

  • 人間関係と組織の「相性」:社員の性格、オフィスで働いているリアルな動画、社風と部署ごとの文化の差異

求職者からは、企業のマイナス面も含めた「透明感のある情報」や、実際の勤務時間・福利厚生の活用状況といった「客観的な数値データ」の開示が求められています。また、募集部署ごとの詳細な業務内容や部署間の文化の違い、さらには働く社員のリアルな雰囲気を伝える動画など、入社後の働く姿を具体的にイメージできる解像度の高い情報発信がミスマッチ防止の重要な要素と捉えられています。

まとめ:20代求職者が採用サイトに求めるのは「企業のリアル」。志望度を高める採用サイトのあり方

今回の調査を通じて、20代求職者が採用サイトを重視しており、その「情報の質」が応募意欲や最終的な入社決断に影響することが浮き彫りとなりました。

特に注目すべきは、若者層が求めているのは「企業のリアル」であるという点です。

52.0%がネガティブな情報の開示により信頼度を高めており、具体的な数値データや加工のない日常動画といったコンテンツが社風をリアルに感じる材料となっています。

一方で、半数以上の求職者が、採用サイトに関して「仕事内容の詳細」に不足を感じているという課題も明らかになりました。ミスマッチを防ぎ、優秀な若手人材を確実に獲得するためには、以下の2点が今後の採用広報において重要です。

  • 現場の解像度を高める: 社員インタビューや日常動画を通じ、テキストだけでは伝わらない「個人の生の声」や「職場の空気感」を届ける。
  • 情報の探しやすさを追求する:49.5%の求職者が評価するように、知りたい情報へスムーズに辿り着けるようサイト構造を整理する。

調査結果についての詳細は、下記の「PDFデータをダウンロード」からご覧ください。

補足:本調査の回答者プロフィール

職種は、「営業(15.0%)」が最も多く、次いで「事務・総務(14.0%)」、「情報システム(12.0%)」、「人事・労務(7.0%)」が続く結果となりました。

今回の調査回答者の職種は、「営業(15.0%)」が最も多く、次いで「事務・総務(14.0%)」、「情報システム(12.0%)」、「人事・労務(7.0%)」が続く結果となりました。幅広い職種の就職活動経験者から回答を得ています。

業種別では、1位が「製造業(15.0%)」、次いで「情報通信業(14.0%)」、「医療・福祉(10.5%)」と続きます。

業種別では、1位が「製造業(15.0%)」、次いで「情報通信業(14.0%)」、「医療・福祉(10.5%)」と続きます。

今回の調査回答者の最終学歴は、「4年制大学」が92.0%と大半を占めており、次いで「大学院」が8.0%となりました。

今回の調査回答者の最終学歴は、「4年制大学」が92.0%と大半を占めており、次いで「大学院」が8.0%となりました。

調査回答者の出身大学は、明治大学・青山学院大学などが33.5%で最多となりました。次いで、東京大学・京都大学などの国立難関校が25.0%、関西大学・同志社大学などが17.0%となっており、高学歴層を中心とした幅広い層から回答を得ています。

今回の調査回答者の出身大学は、明治大学・青山学院大学などが33.5%で最多となりました。次いで、東京大学・京都大学などの国立難関校が25.0%、関西大学・同志社大学などが17.0%となっており、高学歴層を中心とした幅広い層から回答を得ています。

質問一覧

(執筆:yuko kiuchi 編集:takaaki yasui)

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